ディスコ (切断装置製造)
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ディスコ本社(東京都大森) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 指名委員会等設置会社[1] |
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒143-8580 東京都大田区大森北2丁目13番11号 北緯35度35分11.6秒 東経139度44分2.4秒 / 北緯35.586556度 東経139.734000度座標: 北緯35度35分11.6秒 東経139度44分2.4秒 / 北緯35.586556度 東経139.734000度 |
設立 | 1940年3月2日 |
業種 | 機械 |
法人番号 | 6010801007501 |
事業内容 | 超砥粒砥石および人造研削砥石の製造ならびに販売 他 |
代表者 |
関家一馬(取締役兼代表執行役社長兼CEO兼COO兼CIO兼技術開発本部長) 吉永晃(取締役兼代表執行役副社長兼営業本部長) |
資本金 |
214億2400万円 (2021年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
3605万9671株 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結: 1828億5700万円 単独: 1532億9000万円 (2021年3月期)[2] |
営業利益 |
連結: 531億0600万円 単独: 392億4300万円 (2021年3月期)[2] |
経常利益 |
連結: 536億2900万円 単独: 437億1700万円 (2021年3月期)[2] |
純利益 |
連結: 391億4700万円 単独: 329億5900万円 (2021年3月期)[2] |
純資産 |
連結: 2523億5200万円 単独: 2188億2400万円 (2021年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結: 3290億2600万円 単独: 2765億5600万円 (2021年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 4,091人 単独: 2,892人 (2021年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[2] |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 8.40% 株式会社日本カストディ銀行(信託口) 7.09% 株式会社ダイイチホールディングス 5.54% 株式会社OctagonLab 5.14% 株式会社ダイイチ企業 5.12% 株式会社日本カストディ銀行(信託口4) 2.57% SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 2.30% 関家一馬 1.94% 株式会社日本カストディ銀行(信託口9) 1.69% 株式会社オレンジコーラル 1.68% (2021年3月31日現在)[2] |
主要子会社 | #主な関連会社参照 |
外部リンク | www.disco.co.jp |
株式会社ディスコ(英: DISCO CORPORATION[3])は、シリコンウェハー加工機器メーカー。半導体製造装置世界最大手である。時価総額6兆1200億円(国内9位)。平均年収は1512万円(2023年)。
概要
1937年5月に工業用砥石メーカーの「第一製砥所」として創業する。1968年12月にダイヤモンドを練り込んだ超極薄切断砥石「ミクロンカット」を発表。当時の切断機器では砥石の破断が相次いだため、自社で切断装置を開発することになる。その経緯は「電子立国日本の自叙伝」で詳しく取り上げられた。ディスコとは、旧社名(Dai-Ichi Seitosho CO, Ltd.)の英文略称が由来[4]。
沿革
- 1937年5月5日 - 広島県呉市阿賀町に工業用砥石(ビトリファイド研削砥石[5])メーカー「第一製砥所」として関家三男が創業[4][6]。
- 1940年 - 有限会社第一製砥所に改組し、本社を東京府神田に移転[注釈 1][5][6]。
- 1941年 - 稲根本製砥所を買収し、本社を五反田に移転[5]。
- 1956年 - 国産初の極薄レジノイド砥石を実用化[6]。
- 1950年 - 本社を東京都港区芝田町に移転[5]。
- 1958年
- 1968年12月 - 超極薄切断砥石「ミクロンカット」発表[6]。
- 1975年4月 - ダイシングソー(半導体切断装置)発表[6]。
- 1977年5月 - 株式会社ディスコに社名変更[6]。
- 1989年10月 - 株式を店頭登録[4]。
- 1999年12月 - 東京証券取引所一部上場[4][6]。
- 2018年 - 長野県茅野市にディスコ長野事業所・茅野工場、営業開始[5]。
- 2020年 - 茅野工場の新棟が竣工、翌年2021年に操業開始。
- 2024年4月1日 - 同日株式取引分から日経平均株価の構成銘柄に採用予定[7]。
主な取り扱い製品
精密加工装置
- ダイシングソー
- 半導体に使用されるシリコンウェーハなどのチップ分割を行う切断装置。
- レーザソー
- 半導体や電子部品製造において従来は砥石を使用したブレードダイシングが主流であったが、近年加工素材の多様化に伴い新たな加工方法としてレーザによるチップ分割を行う装置。
- グラインダー
- シリコンウェーハや化合物半導体などさまざまな素材の薄化研削を行う装置。
- ポリッシャー
- グラインディングにより発生する微細なウェーハ裏面の加工歪みを研磨することで除去し、ウェーハの抗折強度を向上させる装置。
- ドライエッチャ
- ポリッシャと同様の目的で使用される、プラズマを使用したウェーハ研磨装置。
精密加工ツール
- ダイシングブレード
- ダイシングソーに装着し、シリコンウェーハをはじめ、さまざまな被加工物の切断・溝入れなど切断加工を行うツール。
- グラインディングホイール
- グラインダに装着し、シリコンウェーハや化合物半導体ウェーハなどを薄く平坦にする研削加工を行うツール。
- ドライポリッシングホイール
- ポリッシャに装着し、裏面研削後の微細な研削痕を除去する(ストレスリリーフ)、研磨加工を行うツール。
主な関連会社
ギャラリー
テレビ番組
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 "社長が寝ていても勝てる会社を作る!" ~独自の仕組みが社員を成長させ、会社を強くする~(2012年3月1日、テレビ東京)[8]
脚注
注釈
出典
- ^ 組織図 - 株式会社ディスコ
- ^ a b c d e f g h i j k 株式会社ディスコ『第82期(2020年4月1日 - 2021年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2021年6月29日。
- ^ 株式会社ディスコ 定款 第一章第1条
- ^ a b c d e “よくあるご質問 | 株主・投資家情報”. 株式会社ディスコ. 2021年12月14日閲覧。
- ^ a b c d e f “社史 | 会社情報”. 株式会社ディスコ. 2021年2月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “ディスコの歴史”. 株式会社ディスコ. 2021年2月14日閲覧。
- ^ “日経平均、ソシオネクストなど3銘柄採用 定期見直し”. 日本経済新聞 (2024年3月4日). 2024年3月5日閲覧。
- ^ "社長が寝ていても勝てる会社を作る!" ~独自の仕組みが社員を成長させ、会社を強くする~ - テレビ東京 2012年3月1日