利用者:Elk0615/sandbox

撮影に使用したシグナス号は2基製作された。企画時はケンタウルス号だったが、ブラックホールが初めて発見されたシグナス(白鳥座)の方が相応しいだろうと変更した。

全長3.6メートル、重量約80キロ、外骨格のほとんどが真鍮製でアクリルチューブなども多用している。船体中央には半透明の樹脂製の箱が並べられ、内部に約150個の車のポジション球を灯してある。10万ドルの予算で、15人ほどのスタッフが約1年をかけて製作した。

他にもクローズアップシーンの撮影用に部分的な巨大な模型もいくつか作った。

作業場から撮影スタジオに運搬する際、普通なら木箱に梱包するのだが、いざ梱包しようとする段階になって従来のやり方では不可能だと判明。あまりに繊細で突起物が多すぎた。

多数のストラップを使用しハンモックのように吊り下げて運んだ。

1基はクライマックスシーンの撮影で完全に破壊された。もう1基はニューヨークの近代美術館にしばらく展示されたあと木箱に入れてディズニーの倉庫に保管された。あるとき倉庫を動かしていたフォークリフトがその木箱に接触し落としてしまい、中のシグナス号はバラバラに壊れてしまった。破片は従業員たちが記念に持ち帰ったという。

USS シグナスの巨大な 12 フィートの模型の上には、上向きに突き出た管制塔と多数の細長い尖塔があり、新しく作られた模型を撮影スタジオに輸送する際に予期せぬ問題が発生しました。通常、模型は木箱に詰めて輸送されますが、土壇場で、標準的な木箱詰めの手法では、模型のこれらの小さくて繊細な部品が損傷する可能性があることに気付きました。製作者たちはこの問題についてブレインストーミングを行い、すぐに、輸送中に模型を支える多数のストラップで構成された吊り下げ式ハンモックを考案しました。この索具は輸送中に模型をうまく保護し、巨大なシグナスの模型は撮影スタジオに無傷で到着しました。

特撮シーンの撮影にスターウォーズで開発されたダイクストラフレックスを借りようとしたがレンタル価格と条件が受け入れられなかったため、ディズニーは独自のバージョンを構築した。その結果、Dykstraflex システムより大幅に優れたディズニーの ACES (Automated Camera Effects System)、マットペインティング上でカメラを動かすことができる Mattescan システム、およびコンピュータ制御のモデリングスタンドが生まれました。

マットペインティングにはピーターエレンショーを呼び寄せた。船長室に飾ってあるシグナス号の絵は、彼が初期に描いたシグナス号のコンセプト画である。150 を超えるマット ペインティングを含む 550 を超える視覚効果ショットが含まれています。