コンテンツにスキップ

ナシクニン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Rita~jawiki (会話 | 投稿記録) による 2009年6月6日 (土) 01:23個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ナシクニン

ナシクニン(nasi kuning)はインドネシアのお祝い事で出されるウコンココナッツミルクで炊いたご飯の事。香りづけにこぶみかんの葉とレモングラスを加える。ナシクニンとは色いご飯の意味。ナシクニンと一緒に食べるおかずは地方によって異なる。ジャワ島では、一般的に金糸卵、スルンデン(乾煎りココナッツフレーク)、サンバルゴレン(サンバルで炒めたテンペジャガイモ)、フライドチキン、プルクデル(ジャガイモ揚げ物)、フライドオニオンなどと一緒に食べる。スラウェシ島のマナドではカツオフレークをトッピングして食べる。

トゥンペン

ナシクニンを円錐形に盛り、回りをおかずで囲むトゥンペン(tumpeng)という盛り付け方がある。トゥンペンはインドネシアの独立記念日誕生日パーティ、出産祝い、開店記念、結婚式などのお祝い事で出される料理。インドネシア文化ではナシクニンは繁栄を象徴する。

バリヒンドゥー教には四つの神聖な方角があり、それぞれで表した。昔、神様はバリ人に四色のおを与えようとしたが、その米を運んだが黄色の米を食べてしまった。僅かに残った米を鳥のの近くに植えると、そこからウコンが生えてきた。バリ島ではもともと黄色の米が取れないが、白いごはんにウコンを混ぜて、ナシクニンを作る。バリヒンドゥー教の祭日の一つ、クニンガンではナシクニンをお供えする。[1]

出典・脚注

  1. ^ Balinese Rice” (英語). 6月3日閲覧。accessdateの記入に不備があります。

外部リンク