20世紀少年
連続投稿は控えてください |
20世紀少年 | |||
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ジャンル | SFサスペンス、青年漫画 | ||
漫画:本格科学冒険漫画 20世紀少年 | |||
作者 | 浦沢直樹 | ||
出版社 | 小学館 | ||
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掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ | ||
レーベル | ビッグコミックス | ||
発表期間 | 1999年 - 2006年 | ||
巻数 | 22 | ||
話数 | 249 | ||
漫画:本格科学冒険漫画 21世紀少年 | |||
作者 | 浦沢直樹 | ||
出版社 | 小学館 | ||
掲載誌 | ビッグコミックスピリッツ | ||
レーベル | ビッグコミックス | ||
発表期間 | 2007年1月 - 2007年7月 | ||
巻数 | 2 | ||
話数 | 16 | ||
映画:本格科学冒険映画 20世紀少年 | |||
監督 | 堤幸彦 | ||
封切日 | 第1章:2008年8月30日 第2章:2009年1月31日 最終章:2009年8月29日 | ||
上映時間 | 第1章:142分 第2章:139分 | ||
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『20世紀少年』(20せいきしょうねん、20th Century Boys)は、1999年から2006年まで週刊ビッグコミックスピリッツで連載された浦沢直樹の長編漫画。完結編である『21世紀少年』(21せいきしょうねん、21st Century Boys)は、2007年1月から7月まで連載された。単行本は『20世紀少年』が全22巻、『21世紀少年』は上・下巻の2巻が発売された。『21世紀少年』、及びこれら2作を原作とした日本映画についてもここで扱う。
概要
作品名はマーク・ボランが率いたT・レックスの曲「20th Century Boy」に因んでおり、主人公のモデルはミュージシャンの遠藤賢司[1]。単行本19巻の初回限定版には同曲を収録したCDが特典として付属された。
第48回小学館漫画賞をはじめ、第25回講談社漫画賞、第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞、第37回日本漫画家協会賞大賞、第39回星雲賞コミック部門、海外でも2003年にヨーロッパ最大の漫画賞と言われるアングレーム国際漫画祭の最優秀長編賞を受賞する。その他にも多数の賞を受賞している。累計発行部数は2800万部を記録。
主人公の遠藤健児以外にも、小泉響子や常盤貴子など、有名人をもじった名前のキャラクターが登場しており、ジジババ横の壁に貼られた成人映画のスタッフにビッグコミックスピリッツ編集上層部員の名前を使うなど、関係者に絡めた小ネタも登場する。また小泉響子が初登場する回では歴史の自由研究課題として、井上と言う男子生徒が宮本武蔵を、江川と言う男子生徒は日露戦争を、岡野と言う女子生徒は陰陽師を各々のテーマとして発表している。この回が掲載された頃、井上雄彦がモーニングにて宮本武蔵を主人公にしたバガボンドを、江川達也はビッグコミックスピリッツで日露戦争物語を、岡野玲子はコミックバーガーにて(後に月刊メロディに移籍)陰陽師を連載していた。
あらすじ
日本が高度成長期のまっただ中の1970年代。夢と希望に満ちあふれた時代。少年たちが空想した世界。地球滅亡をもくろむ悪の組織、東京を破壊し尽くす巨大ロボット。世界は混沌とし、滅亡に向かっていく。それに立ち向かい地球を救う、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たち。こんな下らないストーリーを“よげんの書”と、少年たちは名付けた。大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。
しかし、1997年、コンビニエンスストアを営む主人公のケンヂは、お得意先一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その記憶を次第に呼び覚まさせていく。そして、世界各地の異変が、昔幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。出来事に必ず絡んでくる謎の男“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。
注意:以降の記述には20世紀少年 / 21世紀少年に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
ケンヂの仲間
- ケンヂ / 遠藤健児(えんどう けんじ)
- 〔悪魔くん、矢吹丈、悪魔のテロリスト、悪の大王〕
- 本作品の主人公。カンナの叔父。ケンヂが小学生時代に遊びで書いた“よげんの書”が、“ともだち”によって実行される事で事件に巻き込まれて行く。この事件により人類の危機にまで陥る事となる。少年時代の友人ドンキーの死の真相と彼の遺言を聞かされた事を切っ掛けに、“ともだち”の計画を阻止すべく、かつての幼なじみ達を結集し行動を起こす。
- 少年時代の夢は地球を守り、悪者に立ち向かうヒーローになることだった。中学時代にロックに目覚める。何かが変わる事を期待し、放送室をジャックし、昼休みの校内放送で「20th Century Boy」を大音量で流す。大学時代にチャーリー(後の春波夫)らと共にバンドを結成するが、成功を納める事なくバンドは解散。西暦が終わり世界存亡の危機となった時、ケンヂの歌が絶望に打ち拉がれた多くの人々の心を捕らえる事になる。
- “ともだち”によりテロリストの汚名を着せられ「血の大みそか」の首謀者に仕立てられる。「世紀の大悪人」として教科書にも載る事となる。「血の大みそか」の大爆発から命からがら逃げ延びる。その後記憶喪失になるものの、西暦の終わりと同時に記憶を取り戻す。その後東京に向かうその途中で蝶野将平とであい行動を共にする。
- 遠藤カンナ(えんどう カンナ)
- 〔運命の子、神の子、最後の希望、氷の女王〕
- 第二の主人公。ケンヂの姉キリコの娘で、ケンヂの姪にあたる。父親はフクベエ(服部)。だが、姓は“遠藤”のままなので非嫡出子で、母親のキリコとフクベエは婚姻関係にないと思われる。秀才で運動能力が高く、ドーナツ好きである。
- 赤ん坊の頃からスプーン曲げやカード当てなどの力を発揮していた。ケンヂを父のように慕っており、彼の遺したカセットをいつも聴いている。人々を惹き付けるカリスマ的な存在でもある。ヨシツネの作ったゲンジ一派との対立から一人でレジスタンスを立ち上げる。そこで氷の女王と呼ばれる。その後8月20日にともだち本部に総攻撃を計画するが、オッチョの説得により中止。しかし基地が地球防衛軍に攻撃をうけ、壊滅そして親友隊にオッチョとともに捕らえられる。そこで万丈目からともだち暗殺の依頼を受ける。
- オッチョ / 落合長治(おちあい ちょうじ)
- 〔ショーグン、3番、グレート・アントニオ猪木、ハルク・ホーガン〕
- ケンヂの幼なじみであり、親友。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。“ともだち”のシンボルマークの考案者。小さい頃はギョロ目で「目玉のオッチョ」と言われていた。
- 小さい頃から優秀で、メンバーの中ではケンヂと並ぶリーダー的な存在であった。中学受験をきっかけにケンヂたちとは小学6年生頃から疎遠になる。その後は順当に大学まで進学し一流企業に就職、やがて結婚をし、高度経済成長期のエリート街道を歩む人生を送る事となる。しかし家庭を顧みないその働きぶりから家族とは疎遠になっていき、息子が事故死した事で絶望し、自暴自棄になり東南アジアへ渡る。タイで車の事故を起こし行方不明となるが、その後インドで謎の修行僧の下で修行を行い悟りを開く。以降はバンコクにて「ショーグン」の名で裏社会での汚れ仕事などをし生活をしていた。
- その後、“ともだち”の存在を知ったことや、助けたホステスが友民党の人間に粛正されたことで、ケンヂの呼びかけと共に帰国、以後行動を共にする。
- 「血のおおみそか」の後、懲役300年の刑で海ほたる刑務所に投獄され、「3番」と呼ばれていたが、2014年に角田とともに脱獄し、彼が常盤荘に戻るまでともに活動を行っていた。
- 修行時代の経験から麻薬などの幻覚作用に耐性を持つ。棒術を得意とし、その戦闘経験の豊富さからケンヂ一派でもその経験が発揮される事となる。
- ユキジ / 瀬戸口ユキジ(せとぐち ゆきじ)
- ケンヂの幼なじみ。小学校の頃から勝ち気な少女で、祖父に柔道を習っていた事もあって「無敵」とまで称された。その後も彼女の「伝説」は絶える事はなく「他校の生徒12人と喧嘩して全員病院送りにした」「暴走族の頭をパンツ一丁にして縛り上げた」などと噂されていた。当初、ユキジはそれらを過去の汚点として恥じていた。ケンヂに密かに好意を寄せていたが、思いを告げられずにいた。
- 成人後は税関職員の職に就いていた事が縁で“ともだち”の計画の一端に関わる事になる。血のおおみそか以降は、東京に出てきたカンナを引き取り面倒を見ていた。ともだち暦3年には、活動を続けながらも閉鎖するまで柔道の道場をひらいていた。
- ヨシツネ / 皆本(みなもと)
- ケンヂの幼なじみ。子供の頃はひ弱だった。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。
- 冴えないサラリーマン生活を送っていた。少年時代には神様のボウリング場建設で秘密基地が潰された後も、一人で再建を試みていた。
- 血の大みそかの際に死亡したとされていた。実際はそれ以後は独自にレジスタンス活動を行っており、自身もともだちランドの清掃係として潜入捜査を行い、密かに“ともだち”の秘密を探っていた。その際に小泉響子と出会い、彼女を助ける事になる。ともだち暦以降は“ゲンジ一派”と呼ばれる組織を率い、不当に逮捕された政治犯などを密かに助け出している。「自分は隊長には向いていない」と口癖のようにぼやくが、部下達からは慕われている。
- マルオ / 丸尾(まるお)
- 〔丸子橋〕
- ケンヂの幼なじみ。食いしん坊で97年当時は文房具屋を経営する妻子持ちの主人だった。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。
- 21世紀以降はテロリストとされ、血の大晦日に死亡したとされていたが、実際は春波夫に匿われ彼のマネージャーとして行動を共にし"ともだち"への復讐を目論んでいた。また「丸子橋」と偽名を名乗っている。
- モンちゃん / 子門真明(しもん まさあき)
- ケンヂの幼なじみ。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。
- 大学時代はラグビーの花形選手として活躍し、社会人ラグビーの強豪の会社に就職するも、母の死を境に上司と共に新しいビジネスを始め、ドイツに渡る。その後不治の病の宣告をされて人生に悩んでいたところに、ケンヂからの誘いがありケンヂの仲間に加わる。2002年、病床へ見舞いに来たユキジに「しんよげんの書」を見つけた事を伝え、自身も“ともだち”の正体の調査に乗り出す。学校の教師となっていたサダキヨの下を尋ね、彼からキリコの行方などの手がかりを聞きだしたが、その日の夜にサダキヨに殺害された。が、メモを書き残しており、このメモは重要な手がかりとしてカンナの手に渡る。
- 神様 / 神永球太郎(かみなが きゅうたろう)
- 予知夢を見るホームレス。その能力のため、ホームレス仲間からは神聖視されている。
- ボウリングをこよなく愛し、ブームの再来を夢見ている。かつてはボウリング場の経営者で、ボウリング場を建てた際にケンヂたちが草原で作った秘密基地を壊した。血まみれの男とケンヂを引き合わせ、ケンヂが行動を起こす直接のきっかけを作った。
- 血の大みそか以降は株で大儲けし、最終的には史上初の民間人宇宙飛行士にまで上り詰める。"ともだち"暦3年時点ではホームレスとしてボウリング場で生活している。
- 小泉響子(こいずみ きょうこ)
- 楽天家で脳天気な女子高生。カンナと同じ高校に通っていた。
- ひょんな事から歴史の自由研究で、「テロリスト・ケンヂ」、並びに「血の大晦日」、など"ともだち"の周辺を調べはじめる。その結果、ともだちランドに送られる事となる。そこでヨシツネに助けられた事で彼と行動を共にすることともなった。またエロイム・エッサイムズというバンドの追っかけをしており、学校をサボってツアーをまわるなどし、メンバーにも顔を覚えられている。
- また天性のボウラーでもあり、後に神様に才能を見出されてボウラーとしてデビューする事になった(ちなみにヴァーチャルアトラクションの中でもボウリング場の経営者だった頃の神様にボウラーの才能を見出されている)。
- 蝶野将平(ちょうの しょうへい)
- 〔チョーチョ〕
- 歌舞伎町警察署の伝説の刑事「チョーさん」こと五十嵐長介の孫(母方)。あだ名は“チョーチョ”。
- 名刑事であった祖父を尊敬してやまず、また目標としている。臆病で頼りない面も多々あるが、祖父譲りの正義感を持つ。そのため、時の権力者から命を狙われることもしばしば。ある事件がきっかけでカンナに協力する事となる。また、成績はギリギリ"可"だがイタリア語を学んでいたことからルチアーノは仁谷とコンタクトをとることが出来た。
- ともだち暦3年年時点では関所の監視役にされ、そこで恐ろしい現実を見ることとなるものの、ケンヂの登場により、彼と行動を共にする。
- 角田(かくた)
- 漫画家を志望する青年。
- インターネットで公表した漫画の内容が偶然“ともだち”の真実に肉薄していたため新青少年保護育成条例違反で逮捕され、懲役80年の刑を宣告されて海ほたる刑務所に収監される。その際同刑務所に収容されていたオッチョに出会い、脱獄に協力。以降、オッチョと行動を共にする。
- 常盤荘の元住人で、カンナの隣人のユニット漫画家ウジコウジオとは同志。ともに「宝塚」という漫画家を師と仰ぐが、共に収監されていた。
- 春波夫(はるなみお)
- 〔チャーリー〕
- 万国博覧会のテーマ曲を唄う国民的な歌謡曲歌手。
- 表向きは“ともだち”の広告塔を装っているが、裏ではレジスタンスに協力しており、“血のおおみそか”以降逃亡犯として逃げていたマルオを匿い自らのマネージャーとして雇っていた。その正体はケンヂのバンド仲間だった「チャーリー」。かつてケンヂのバンドでドラマーをしていたが、ある時別のバンドのドラムを臨時で務めたのが切っ掛けでそのバンドに引き抜かれてしまい、それ以来春はそのことを「ケンヂを裏切った」として後悔していた。
- 誠実且つ堅実な人柄で、守るべき時はしっかり身を守るが、時には大胆に行動する面も。似顔絵の達人でもあり、マルオはそれにより"ともだち"の正体を知った。名前の由来は大阪万博のテーマ曲を歌った三波春夫。
- 仁谷(にたに)
- 新宿歌舞伎町に教会を構える神父。足を洗おうとするチンピラ達に救いの手をさしのべている。
- 元々はヤクザで胴に刺青があるが、血の大みそかの後、逃亡先の中国で当時まだ一介の神父だったローマ法王がワクチンを運ぶ際に協力し、彼の献身的な人柄に心を打たれ信仰に目覚める。そのため彼の信仰は神というよりは法王に向けられている。
- 2015年の世界滅亡以降は、政府の庇護下に置かれていた教会の神父としてオッチョらを支援。
- ルチアーノ
- 神父。元ナポリマフィア構成員のストリートギャング。
- 恩師の事故死に疑問を抱き調査したため狙われ、日本に逃げ込み仁谷らと行動を共にする。肩口から腕にかけて刺青がある。
- ケロヨン
- ケンヂの幼なじみ。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。カエルに似た容貌で仲間からしばしばそれをからかわれ、自身も「ゲロゲロ」という口癖がある。
- 現在は家業の蕎麦屋を継いでいる。彼の打つ蕎麦はアメリカでの修行もあって誰もが舌鼓を打つ味だが、“血の大みそか”当時は製麺所の出来合いの麺を使っており、店を放り出してクラブで遊んでいるダメ親父であった。そのため、1997年に結婚した妻には離婚されてしまった。2000年の血の大みそかの際にケンヂからの誘いを断っており、それ以来罪の意識を背負い続けていた。
- 2015年にはアメリカに進出したが、そこで“血の大みそか”で使われたのと同じウィルスが散布されていること、そのウィルスに対するワクチンを配っている女性の存在を知り、一度は逃げた“ともだち”との戦いに再び身を投じる。
- コンチ / 今野裕一(こんの ゆういち)
- ケンヂの幼なじみ。秘密基地で“よげんの書”を作ったときのメンバー。面長な顔にサングラスといういでたち。
- ケンヂとは小学校までの付き合いで、その後は北海道に転校している。彼もまた“血の大みそか”の起きた年にケンヂからの呼びかけを無視しており、ケロヨン同様それを後悔している。
- ともだち暦3年には北海道のラジオ局でDJとしてケンヂの歌を流し続けていた。ケンヂから正式名称を教えてもらったCCRを愛聴している。
- ドンキー / 木戸三郎(きど さぶろう)
- 後に科学教師になるほど、科学好きだった少年。足がとても速く、いつも鼻水を垂らしていた。幽霊などの非科学的な存在は一切信じない。貧乏な大家庭で育ち、多くの兄弟を持つ。
- 自身の教え子だった田村マサオが“ともだち”の教団に入ったことを知ったのをきっかけに“ともだち”の計画にいち早く気付くもののそのために殺されてしまったが、彼の遺した手紙はその後のケンヂの行動に大きく影響を与える。
- 遠藤チヨ(えんどう ちよ)
- ケンヂとキリコの母親。代々続いてきた酒屋をつぶしてコンビニにしたケンヂのことを「馬鹿息子」と罵っている。2000年に東北へ行くまでケンヂと共に地下に潜伏していた。最終話でキリコと再会を果たす。
- 市原節子(いちはら せつこ)
- ユキジの親友で弁護士。恰幅のよい風貌が特徴。ユキジに協力し“ともだち”の調査を行う。その過程で“ともだち”側から様々な圧力がかけられるが、それに負けないタフさを持つ。夫の稼ぎが良いらしく、事務所が公園に移転した際も最低限の生活には困らないとの事。
- 実写版では空港のシーンでのみ登場。
- チャイポン
- タイマフィアの首領。かつてタイでオッチョと因縁があった。その後来日し、新宿歌舞伎町の支配権を中国マフィアと激しく争うが、カンナの仲介で中国マフィアと和解する。
- この縁からオッチョと似たカンナに惚れ込み協力するが、ともだち暦元年に寿命を迎え逝去。最期を看取るものがほとんどいなかったことから、部下も“ともだち”の本拠地を襲撃し、壊滅したものと推測される。
- 王暁鋒(おうぎょうほう)
- チャイニーズマフィアの首領。チャイポンとは歌舞伎町の支配権を巡り対立していたがカンナにより和解し共に協力する。
- チャイポンが死ぬ数日前、カンナにワクチンを打たせるために一芝居打ち、自らは部下達を率いて“ともだち”との最後の闘いに挑んだ。明確には描写されていないが「大きなニュース」にはならなかったことから鎮圧され、王もその際に死亡したものと推測される。
- 渡世人
- カジノでカンナに出会い「ラビット・ナボコフ」のルールを教える。本名、生い立ち等は謎に包まれているが、博徒として各地の賭場に出入りしていたものと推測される。「超能力」ではなく、カンナのカリスマに惹かれ以後付き従う。
- 但し実写版ではカジノのシーン自体無いため未登場。
- 珍
- カンナがアルバイトしている中華料理店「珍宝楼」の主人。
- 「世の中金」がモットーであり、料理を注文した後に殺された客の財布の中から代金を抜き取ったり、ガラスの修理代を蝶野に請求する際「慰謝料込みで100万円」などと吹っかけるなど、かなりの守銭奴(実写版では青椒肉絲が1200円となっている)。また、肝が据わっており、「銃声や脅しを怖がってちゃ商売出来ない」と言っていた。
- マライア
- 珍宝楼に出入りしている売れないニューハーフ。金を持っていないにも関わらず料理を注文するため、代金はカンナが立て替えている(そのため3ヶ月タダ働き同然)だが、本人はおごってもらっていると思っている(実写版ではこっそり青椒肉絲を持ち逃げしている)。そのためか、カンナを非常に可愛がっている。
- ブリトニー
- マライアの同僚のダンサーで、血のおおみそかの際に父親を失っている(その為形見のカミソリを大事にしていた)。山崎の刺客がローマ法王暗殺計画を知っていた中国人の男を射殺した瞬間を目撃してしまい、警察に追われて身を隠していた。後に蝶野が山崎にかけあったことで保護されることになるが、その山崎が蝶野のお守りに発信機をつけていたため、隠れていた場所を突き止められて山崎の刺客であるホクロの警官に射殺されてしまう。
- なお、ブリトニーが聞き取っていた中国人の男の最期の言葉(法王暗殺計画)の情報はカンナが受け取ることになる。
- 実写版ではマライアから「元男」と言われていた(恐らく冗談だが、胸にふくらみがあった)。
- ウジコウジオ
- 面長で痩せ気味の金子と、メガネをかけた氏木のラブコメ専門の漫画家コンビ。角田同様常盤荘に住んでいる。
- カンナのかける音楽に最初は迷惑しており険悪な仲だったが、次第に打ち解けていき、最後はケロヨンらと共に国民にワクチンを配ったり、被災者の救出などの活動をしていた。
“ともだち”の仲間
- ともだち
- 〔世界大統領、20世紀少年〕
- 秘密基地を作った時のケンヂの同級生。陰で世界を操るカリスマ。忍者ハットリくんのお面を愛用している。“よげんの書”“しんよげんの書”の記述通りに、2000年・2015年の世界滅亡を企てる。組織の勢力を拡大していくと共に、政治にも介入して行く。
- ヤマネに一度殺されたように見えたが、万博会場で劇的な演出で生き返った。生き返ると共に凶弾からローマ法王を守るという自作自演により、世界的なカリスマとなり、ローマ教会をも手中に収める事となる。その後は世界大統領となり、年号を「ともだち暦」に変え、実質的な世界の支配者に君臨する。
- 正体はフクベエであったが、フクベエの死後も何者かが“ともだち”として活動を続ける。血のおおみそか以降は、自らが考案したと称するシンボルマークが描かれたマスクを着用している。
- フクベエ / 服部(はっとり)
- “ともだち”。サダキヨにとっての初めての友達。幼い頃は「フクベエ」と呼ばれていたが、本人はそれを強く毛嫌いしていた(ハットリくんのお面を愛用しているのはそのため)。聡明ではあるが、虚栄心が強く負けず嫌い。排他的で臆病、そして執念深い。
- クラスで人気者であったケンヂを羨望に似た気持ちで憎んでいた。万博に行きクラスの注目を集められると考えていたが、ある事情で万博へ行けなくなった。その為夏休み中、家に引きこもり万博旅行を装っていた。かつて万丈目によって番組に超能力少年として取り上げられる予定だったが、イカサマがばれて放送されず、同級生に馬鹿にされいじめられ、それを根に持ち復讐を誓う。
- 1997年、同窓会でケンヂ達と再会。ケンヂたちと合流し仲間を装う。「血の大みそか」の際にはビルから転落死したと見せかけ、姿を消した。
- 2015年に、小学校の理科室においてヤマネによって銃撃される。その際にオッチョが死亡とその正体を確認する。
- 万丈目胤舟(まんじょうめ いんしゅう)
- 本名は万丈目淳一朗。“ともだち”の側近であり、組織の幹部。友民党党首。
- 以前は、チャック万丈目としてローラーゲームなどの団体を設立したりプロダクションの経営をしていた(政治家としての表向きの経歴はハーバード大学卒の経営コンサルタントと偽っていた)。フクベエとは1972年にテレビ番組で超能力少年として取り上げようとしてからの付き合い。1980年、フクベエからの誘いがきっかけで“ともだち”の組織を作り上げる。
- 「ともだち暦」の世界で“ともだち”がフクベエではないと気づき暗殺を企むが、高須に裏切られ、ヴァーチャルアトラクションに接続中に暗殺される。接続中に殺されたため、思念がヴァーチャルアトラクションに残り、後にヴァーチャルアトラクションに接続してきたケンヂと出会い行動を共にする。最後は人類を救うためのある行動を起こした事で、成仏するかのように消滅した。フクベエと同じくスプーン曲げも行えた。
- 本名・万丈目淳一朗は、ウルトラQのキャラクター万城目淳に因むものと思われる。
- サダキヨ / 佐田清志(さだ きよし)
- 小学5年生の頃の1学期の間だけ、ケンヂと同級生だった。常にナショナルキッドのお面をかぶり、いつも屋上で宇宙人と交信しようとしていたいじめられっ子。フクベエと友達になろうとするが、実際には一方的な支配関係にあった。ともだち博物館における「母親」との会話から、かなり厳しく育てられた萎縮した子供であったと推測される。
- 2014年に英語教師となってカンナと響子の通う高校に赴任し、そこで響子と出会う。裏の顔はともだち博物館の館長であり、“ともだち”の秘密を知る重要な人物。かつてモンちゃんを殺害した張本人であるが、彼はモンちゃんを殺したことを深く後悔しており、モンちゃんを殺したことで「悪者」になってしまったことに苦悩し、密かに“ともだち”への反逆を企てる。
- 後にともだち博物館へ響子を連れて行き、そこで自身の正体を明かした。その後は元担任がいる老人ホームへ向かったが、そこで高須達に自身の裏切りを知られて“絶交”されそうになるも間一髪で駆けつけたヨシツネとカンナに助けられる。だが脱出を拒み、響子に「モンちゃんメモ」を渡して彼女をヨシツネに託し、自身は老人ホームを正面突破で脱出するも愛車のトヨタ・2000GTに乗ったまま炎上死したと思われた。しかし実際は生き延びており、西暦が終わった後は壁の外で「お面大王」と名乗ってウィルスで親を失った孤児達を保護していた。その後、“ともだち”をとめようとするが、彼と共に13番の撃墜させた空飛ぶ円盤の下敷きとなり、最後は搬送先の病院で死亡した。
- ヤマネ
- 細菌学者。小学生時代から、フクベエと友達の仲であった。小学生時代にはフクベエ、サダキヨと行動することが多かった。
- ウィルスによる世界滅亡計画を考えた張本人であり、それをオッチョに助言する(その後オッチョはこの事をあたかも自分が考えたかのようにケンヂ達に話し、後にこの「世界滅亡計画」はよげんの書に書き込まれた)。
- 2000年、2015年の世界を滅亡させた細菌を開発するも、キリコの忠告によって自らの行いに初めて気付き、恐怖を覚えてその後の細菌兵器の研究開発を止めてしまう。その後、かつての母校の理科室で“ともだち”であるフクベエを殺害した後、自分も“ともだち”の部下に射殺される事となる。
- キリコ / 遠藤貴理子(えんどう きりこ)
- 〔“聖母”〕
- ケンヂの姉で、カンナの母親。いつもケンヂのことを陰で支えていた母親的な存在。ここでは“ともだち”の仲間に区分されているが騙されて結果的に協力しただけで、“ともだち”の存在を知ってからはその陰謀に対抗している。“しんよげんの書”に書かれている“せいぼ(聖母)”である。"ともだち"組織のヤマネが開発した生物兵器(細菌とウィルスが混乱)のワクチンの研究をしていた微生物学者だが高卒のキリコが微生物学者になった経緯は不明である。ヤマネと共同研究をしたことで最終的に「血の大みそか」で使用されたウィルス開発に加担することになってしまった。
- 国立大学医学部受験に失敗し、私立大学医学部に合格するも、経済的理由から断念した。後にアフリカで医者の資格も取得していた(ただし、高校卒のキリコが、最終学歴から20年近くの間を置いて、如何に極短期間で留学、および医師資格を取得できたか、またその資金源も不明である)。
- 恋人の死後にフクベエと恋仲になり(実際には恋人の死もフクベエとの出会いも全て"ともだち"組織の仕掛け)、ワクチン完成直後に娘カンナを授かったが、カンナの姓が“遠藤”のままなのでキリコとフクベエは婚姻関係に無く、カンナも非嫡出子といえよう。フクベエの度重なる外出に疑問を持ち、後をつけて"ともだち"の集会を目撃して"夫"の正体を知って恐怖を覚える。カンナをケンヂの下に預けて、警察に告発するも警察内部の“ともだち”シンパに握りつぶされ、そのまま姿を消す。
- 二年後、かつて自分が勤めていた病院(実際は“ともだち”の細菌研究所)がある鳴浜を訪れた際に町おこしの映画祭に参加する事になり、その際フィルムに「“ともだち”を止めなければ西暦は2015年で終わってしまう」というメッセージを残す。その際カンナへ「幸せになって」というメッセージも残した。
- 2015年には世界各地を回ってウィルスのワクチンを配っており、アメリカの製薬工場に勤めてワクチンを大量生産しようとしていた。しかしその事が“ともだち”に知られており工場は放火され、自身は駆けつけたケロヨンに救出されるも一時的にケロヨンと共に“ともだち”に拉致された。
- ともだち暦以降は、ケロヨンが東村山に作った“ケロヨンの共同体”に匿われ、その中で“ともだち”が使用するであろう“最終ウイルス”のワクチンを完成させ、自らの体を用いて人体実験を行った。
- 名前の由来は『ブラック・ジャック』のドクター・キリコ。
- 13番 / 田村マサオ(たむら まさお)
- “ともだち”を狂信的に信仰する男。元お茶の水工科大敷島ゼミの優秀な学生。高校時代はドンキーの教え子だった。
- 1997年のある日“ともだち”の発言に従い、とある宗教団体の教祖・ピエール一文字を“絶交”する。“血のおおみそか”以降は、囚人番号の「13番」と呼ばれ、海ほたる刑務所への服役を装いつつ暗殺者として活動。
- 2015年には“ともだち”の葬儀の場でローマ法王の暗殺を実行しようとしたが、蘇った“ともだち”に阻まれ失敗した(“ともだち”と謀った芝居ともとれる)。
- ともだち暦以降、現在の“ともだち”が以前の“ともだち”とは違うことに気づき逃亡、その後北海道の菓子工場でコンチと出会い、ケンヂたちに協力する。最終的に空飛ぶ円盤にヘリコプターで特攻をかけ、「これが宇宙との一体だ!」と言い残し爆発、死亡した。
- ヤン坊・マー坊
- ケンヂ達から「史上最悪の双子」と恐れられていた少年。ケンヂ達の同級生でいじめっ子であった。
- その後、兄弟で会社を興して成功を収める。“血のおおみそか”の際、ヨシツネから呼びかけを受けたが、実は万丈目と内通していた。
- 2001年以降、ヤン坊が会社に残り、マー坊は科学技術省長官に就任するが、2015年のウィルスで長年共に働いた部下が死亡したことと、元々万丈目派であった事からケンヂたちに協力する(その甲斐あってか、最終的に国連からメダルを授かった)。2000年当時は痩せていたが、その後リバウンドで再度太ってしまったらしく、少年時代とほぼ同じ体型に戻っている。
- 名前の由来はヤン坊マー坊天気予報のヤン坊・マー坊。
- 高須光代(たかす みつよ)
- “ともだちランド”のドリームナビゲーター。“ともだち”に疑問をもつ者たちの洗脳を行う。ドリームナビゲーターになる以前は小学校教師をしていた。
- 体を鍛えているらしく、医師から「完璧な体」と絶賛される。武道の心得もあるようで、柔道師範であるユキジの搦め手を抜け出し、牽制出来る事から、少なくともユキジと同等かそれ以上の使い手とみられる。
- “ともだち”の高位幹部にもかかわらず、「絶交」や「ともだちランド」で洗脳の不完全な者の探索を直接指揮していた。“ともだち”の精子を体外受精させ、自らが聖母として“ともだち”の子を産もうとする計画を立てていた。
- 実写版ではキャラが異なる。名前の由来は高須クリニック。
- 敷島教授
- お茶の水工科大学教授でロボット工学の権威。
- 娘を人質に取られた事で巨大ロボットを開発するなど“ともだち”一味に強制的に加担させられる。娘が最早取り戻せない事を悟ったのか、血の大みそかの後に離反。その罪の重さ、また無様な「ロボットとも呼べないようなもの」を作ってしまった科学者としての失望感から、密かに新たなロボットの図面を書きつつも修理工を営んでいた。後にヤン坊・マー坊の提案で再び巨大ロボットを開発し、ケンヂたちに協力する。
- 娘の自宅にあった本の著者名から、本名は「敷島義彦」であると思われるが、実写版では金田正太郎の部屋にあった資料に「敷島鉄雄」と書かれている。尚、後者は現時点で顔は登場していない。
- 「金田正太郎」と実写版の「敷島鉄雄」の名前の由来は『鉄人28号』の同名の登場人物から。また、「敷島教授」や「敷島博士」というロボット工学者は、『鉄人28号』の派生作品以外にも、『ゲッターロボ』の派生作品や『合身戦隊メカンダーロボ』などにも登場。
- 敷島教授の娘 / レナ
- 敷島教授に対する人質として組織に勧誘されたが、いつの間にか友民党の主要メンバーになる。
- ファッションヘルス(風俗店)でヘルス嬢として働いていた。「関東軍総統」にナンパされたことがきっかけで入信したが、2015年には公的な場でも皮肉を言い合うほど険悪な仲になっていた。総裁候補と結婚したようだが、それが誰かは明らかになっていない。関東軍総統に導かれて入信したが、メンバーの中で最後まで“ともだち”を信仰していた。
- 原作では「レナ」を名乗り風俗店で働いていたが本名かどうかは不明。実写版では下の名前が「ミカ」と設定されているが、風俗雑誌には「レナ」と書かれている(恐らく後者は源氏名と思われる)。
- 関東軍総統(殺し屋)
- 敷島教授の娘の元彼氏で、自称「最悪」の人物。
- 大学2年の時に入信し、その後キリコの恋人を駅のホームから突き落として殺害した。以前より悪人に憧れていたようで、1989年には万引き、放火を行っていた(その際にケンヂと出会っている)。
- ともだち暦になる頃には、その罪の意識に苛まれ苦しんでいた。“ともだち”にキリコ攻略のためのナンパマニュアルを贈呈しており、入信前から、そのマスクもあってかなりもてたと推測される。後に関東軍の基地でケンヂと対峙する、そして拳銃で自殺しようとするがケンヂに止められる。
- 実写版では現時点で未登場。
- 三ツ木康隆
- ユキジの税関職員時代の上司。国際伝染病救済基金の名誉会長。元厚生労働大臣。
- “ともだち”亡き後、初孫の誕生をきっかけに考えを変え平和路線を推し進めようとしたが、その矢先に落下したトレーラーの下敷きになり死亡。彼の死後、家族は行方不明となり、彼の死を切っ掛けに“ともだち”の関係者が次々に不審な事故死を遂げる事となる。
- 実写版では未登場で、不審死も起きていない。
- 山さん / 山崎
- 元警察庁長官。
- かつては蝶野将平の祖父である伝説の刑事“チョーさん”の相棒だったが、“ともだち”の謎に近付きすぎたチョーさんを「絶交」し殺害した。2014年には、ノンキャリアからの初の警察庁長官となっていた。優秀な警察官であったチョーさんに対して羨望と激しい嫉妬の念を抱いており、自らの能力の限界を嘆いていたところ、“ともだち”からの救いの一言がきっかけで以後信奉者となる。
- 蝶野を絶交しようとしたこともあるが、ともだち暦以降は蝶野を殺さず国境送りにするにとどまっている。ともだち暦3年の混乱時に、粛清されかけたところを蝶野にチョーさんの殺害容疑で逮捕・保護される。
- ホクロの警官
- 山崎の部下であり、警官を装って要人の暗殺を行っている暗殺者。ショットガンを武器とする。
- ローマ法王暗殺計画を知ってしまったブリトニーを射殺し、蝶野も殺そうとするが、カンナに阻止され、その後教会でカンナを狙うもオッチョに阻まれ失敗、13番に射殺される。
- 甘粕谷
- 海ほたる刑務所の所長であり、田村マサオの部下。冷酷かつ残忍な性格。
- ぬかるみ兄弟
- 「ともだちコンサート」に出演し、1997年に大阪に細菌を散布したお笑いコンビ。「よきにはからえ~」がお決まりギャグ。
- 細菌散布後も芸人を続けている。芸の腕は当初は“ともだち”に洗脳された者たちにしかウケない程度だったが、2014年時点では普通の女子高生である小泉響子にも大笑いされるレベルになっている。
その他
- 諸星
- キリコの恋人。関東軍総統によって駅のホームから突き落とされ殺害される。彼の死は"ともだち"によって仕組まれていた。実写版では彼の母も登場。
- エリカ
- ケンヂのコンビニのアルバイト。コンビニ炎上後は行方不明。
- 大竹
- ケンヂのコンビニの教育係。原作ではカンナのことを「それ」呼ばわりしていた。
- ピエール一文字
- "ピエールこころの会"という"ともだち"組織の敵対宗教団体の教祖で、指パッチンが趣味。東京ドームの入り口で13番に刺殺された。
- 血まみれの男
- ドンキーを突き落とした真犯人。彼を突き落とした際に"ともだち"への疑念を募らせ、血まみれになりながらもホームレスのテントに辿り着き、そこでケンヂに危険を知らせ息絶える。死体はホームレスらの手で川に流された。
- グッチィ
- 少年時代にサッカーをやっており、サダキヨに興味を抱かせていたケンヂのクラスの学級委員長。後に銀行員となる。
- ノブオ
- 医者の息子で、少年時代サダキヨをいじめていたケンヂの同級生。後に「予定通り」医者となる。
- コイズミ
- ケンヂの同級生。いつも腹をこわしていたらしい。
- 山口
- ケンヂの中学校時代の同級生。陸上部に所属していた。ケンヂのギターへの関心に興味があった。現在は結婚して苗字が三浦となり、3児の母。
- 実写版では未登場。
- 関口圭介
- ケンヂ達の小学校の先生。キリコの担任でもあった。同窓会があった1997年当時は息子夫婦と同居していたようだが、2014年当時は老人ホームに入っていた。小学校5年生の遠足の際にサダキヨを大写しで写真に撮っており、後にその写真を老人ホームにやってきたサダキヨに渡し、自分の存在は希薄だと思っていた彼を感動させる。
- かつてケンヂ達のクラスで起こった「スプーン曲げ事件」の犯人を知っていたが、本人はその事実を墓の中まで持っていくと決めていた。しかし後にヨシツネから「スプーン曲げ事件」について尋ねられた際、彼が過去のいたずらを告白したのを受けて事件の犯人が誰だったかを明かした。
- 実写版では同窓会のシーンでのみ登場している。
- チョーさん / 五十嵐長介(いがらし ちょうすけ)
- 蝶野の祖父であり、「伝説の刑事」、「捜査の神」などの様々な異名を持っていた。ヤマさんの相棒でもある。
- 1997年、捜査の果てに“ともだち”の真実の全てを知るが、ヤマさんに「絶交」されてしまう。
- 麻薬工場の工場長
- ケンヂのコンビニを燃やした張本人。カンナの誘拐に失敗した責任から逃れるため仲間を焼き殺したが、その事から罪の意識に苛まれていた。そしてタイの麻薬工場から逃げ出し、潰れた寺院で麻薬に溺れていたがオッチョにより前向きに生きていくことを誓う。しかし麻薬工場を粉塵爆発で爆破した際、立てこもった仲間を助けるといって中に入り焼死した。
- 但し実写版では工場長に上り詰めたかどうかは描写されてない。
- メイ
- バンコクへ出稼ぎに行ったホステス。タイのマフィアに捕まっていたのをオッチョにより助けられるが、麻薬取引の現場を見ていたためオッチョの別れた後友民党の手により刺されてしまい、フジヤマトラベルへ命からがら向かいそこでオッチョに危険を知らせるがそこで息絶えてしまった。遺体はオッチョの手により家族の元に届けられた。
- 実写版では未登場。
- イソノ
- フジヤマトラベルの支配人で、オッチョに偽造パスポートを作っていた。周辺でオッチョの正体を知っているのは彼だけらしい。
- 実写版では声のみ登場。
- スクーターの若い男
- ケンヂの歌の良き理解者でよく彼の歌を聞いていた。またケンヂにちょっとしたリスペクトを抱いていたが2000年の血のおおみそかに細菌により死亡。また正式に登場している人物の中で最初の血のおおみそかの犠牲者でもある。
- 実写版ではその後死体はロボットに潰されている。また、原作では浴びてから巨大ロボの存在に気づくが、実写版では逆順である。
- 常盤貴子
- カンナや漫画家集団が住むアパート「常盤荘」の大家。若い頃はディスコでならしたらしく、大音量の音楽には耐性があるが、カンナのテープの音楽には好意を持っていない。暇さえあればタコを叩いている。
- 実写版では「常盤タカコ」となっており、顔は登場しない。
- 囚人番号1343番
- 角田と海ほたる刑務所での相部屋の相手。角田に似顔絵を描いてもらった。本名は不明。
- ポストさん(囚人番号931番)
- 海ほたる刑務所の囚人で、どこからか様々な情報を仕入れてくる情報通。温和な性格と思われる。レアなテレフォンカードと引き換えに角田に囚人番号13番に関する情報を教えた。
- 実写版では未登場。
- カツマタ
- ケンヂらとは違うクラスの同級生。理科の実験が大好きでフナの解剖の前日に死亡し以降理科室に幽霊となって現れ、ヤマネと実験を繰り返していたと噂が立っていた。
- 宝塚
- 角田の漫画の師で、新青少年保護育成条例で現在収監中。名前の由来は手塚治虫。
- トモコ
- 小泉の友人で、カンナのことを「爆弾娘」と称していた。飲んだくれの三流大学生と付き合っていたがその大学生は同じアパートの住民の散布した細菌の犠牲となり、その住民に襲われそうになるがヨシツネの部下により救出された模様。
- ダミアン吉田
- エロイムエッサイムズのギター担当。ケンヂとの出会いによってギターをギャンギャンならすようになり、一度クビとなった。その後、ともだち暦3年には路上ライブしているところを小泉のおかげで春波夫に見いだされ、最終的に再加入出来た。
- 実写版では、現時点ではエロイムエッサイム自体登場しないため未登場。
- 仲畑
- 北海道の医者。細菌にかかった患者らに対して何も出来なかったために自信を失っていたが、このときマルオからケンヂのバンド経験のことを聞いている。また、マルオに悪魔のセールスマンの噂を伝えていた。
- ともだち暦3年も同様だったが、キリコから「誰かを救いたかったらまずあなたが生きなさい」と諭されていた。
- ダニー
- ケロヨンがアメリカで遭遇した少年で、父親にたかられていた過去を持つ。またロックに興味があり、キリコとあった際はほうきで「20th Century Boy」の弾き真似をしていた。ケロヨンにキリコの行方を教えており、当人もキリコにワクチンを投与され難を逃れたが、自分は父親に「お前は悪魔に魂を売り渡した」と言っていたことを根に持っていたようだ。
- 実写版では未登場。
- カツオ
- オッチョを物置に匿っていた少年で、「雷神山(ライジングサン、力道山が名の由来)」というレスラーのファン。
- サナエ
- カツオの姉で、途中からカツオとともにオッチョを匿う。バイト先のコンビニの先輩が蒸発したことから、“ともだち”の牛耳る世界を胡散臭く感じていた。文学少女で、本の読み過ぎによる視力低下で眼鏡をかけるようになった。
- スペードの市
- 矢吹丈(ケンヂ)とともに関所を突破した謎の人物。病気の妹がおり、彼女の薬代を稼ぐために一時は蝶野を関東軍に引き渡してしまうが、偽造手形を使って関東に入った際に関東軍の基地を襲撃し、蝶野を助け出した。その後は蝶野や仲間達と共に関東軍総統の下へ乗り込み、そこで矢吹丈の正体を知る事になる。ナイフ投げが得意。名前の由来は「スペードのエース(1)」。
- 星
- 蝶野の後輩で、2015年の血のおおみそかの際に親を失ったらしい。宇宙人を本気で信じており、門の向こうから現れたケンヂに対し「宇宙人か?」と言っていた。
- 芹沢
- 蝶野の上司で、手にかけることを厭う蝶野や撃つ勇気のない星とは違い法を犯した者や部下は躊躇無く手にかける人間。
- チョージャさま
- 年貢米の納税先で、脱走しようとした人間を手にかけた芹沢に褒美を与えていた。
- テレビ局のアシスタントプロデューサー
- テレビ番組の企画を練っている最中に万丈目胤舟の正体を知ることになる、また幼少のともだちのことも深く知ってしまうそのことを春波夫とマルオに話した為救い出された模様、またケンヂの歌の発信先を調べる等もしている。
- ビリー
- 焼き鳥屋。ケンヂが大学時代に春波夫と共に組んでいたバンドのベーシスト。
用語
- ウイルス
- 世界を二度にわたって滅亡の危機に追い込んだ殺人ウイルス。“血の大みそか”以前のものは潜伏期間が無いに等しく、発症後はすぐさま体中至る所から激しく出血、感染者を即座に失血死させる。2015年に使われたものは風邪によく似た初期症状がまず現れ、その後数日の間に前述のような大量出血を引き起こす。これらにより世界人口の半数以上の人々が感染し死亡する事となり、人類が存亡の危機に立たされる事となった。
- 絶交
- “ともだち”側の人間が敵対する者や邪魔者を殺すことを指す。
- 首つり坂の事件
- 1970年、ケンヂたちが首つり坂の屋敷で幽霊を見に行った出来事。首を吊って自殺を遂げた女性の幽霊が出ると噂されていた。バーチャルアトラクションでは1971年の出来事になっており、このことは1970年の嘘と大きく関わっている。
- 友民党(友達民主党)
- “ともだち”組織たちで構成される政治政党。党首は万丈目胤舟。徐々に市民の支持を得て、連立内閣に組み入り、結果“ともだち”は政治的権力をも持つことになった。
- 地球防衛軍
- ウイルスをばらまいた宇宙人の侵略から地球を守るために作られた部隊。特撮のような制服とヘルメットを身につけており、レーザー銃(但し玩具のように極端に出来が悪い武器とも言えない武器)で武装している。一応拳銃などの現実的な武器も所持している。
- 親友隊
- “ともだち”の親衛隊。任務内容は地球防衛軍とほぼ共通している。指揮権は当初万丈目が持っていたが、彼の死後は新幹事長となった高須が掌握する。
- ともだちランド
- 遊園地のような施設。”ともだち”に関わる事柄について調べている青少年が主にその対象となるため、“ともだち”に対する強い信仰を持った人物か、逆に“ともだち”に対する不信感を持った人物が主なターゲットとなっている。さまざまなアトラクションがあり、その中の一つにケンヂや“ともだち”の子供時代を再現した仮想空間もある。ここで成績が悪かったり、従順化せず研修を終えた者は、再教育のためともだちワールドという場所へ送られる。事実上の洗脳施設となっている。
- ドリームナビゲーター
- ともだちランドのスタッフ。"ともだち"に従順な信者によって構成され、マニュアルに機械のように従う人間がそろえられている。またドリームクリーナーと呼ばれる清掃員などもいる。
- エロイムエッサイムズ
- 小泉響子が追っかけをしていたバンド。メンバーはルシフェル斉藤、メデューサ井上、ダミアン吉田(脱退)、穣二・A・ロメロ(新加入)・不明の4人で成り立つ。ダミアンは西日暮里の交差点で「悪魔くん」ことケンヂに出会い、彼の作った曲と破天荒なギター技術を教わった。
- 2000年血の大みそか
- 世界各地で突如ウイルスが撒き散らされた事件。2000年12月31日に起きた事件であるためこのように名付けられた。この事件の自作自演によって、“ともだち”と彼の率いる友民党は、世界の救世主たる地位を確立する。また首謀者はテロリストとして指名手配されていたケンヂ一派とされ、後の教科書にも正史として記録された。
- 超能力
- 劇中で何度も登場する謎の力。主にスプーン曲げに代表されるが、カンナと神様には予知能力らしきものがある。フクベエ、万丈目、カンナの三人に関わる出来事ではスプーン曲げの場面がいくつか描かれている。が、一方で単なるイカサマであるというシーンも描かれており、ほとんどの場面では超能力が曖昧な存在として描かれている。
- 1970年の嘘
- フクベエが万博に行けなかったことを隠すためについていた嘘。“ともだち”の少年時代を再現しているヴァーチャルアトラクション内では、“ともだち”の少年時代として当初はその嘘がそのまま再現、設定されていた。少年時代、フクベエは万博に行けなかったことを隠すため外出を控え、ケンヂ達に嘘がバレぬよう必死で身を潜めていた。
- 友路
- ともだち暦3年(西暦2017年)の時点で日本で使われている通貨。読み方はゆうろ(ユーロを捩ったものだろう)。
よげんの書
ケンヂ達が小学校の頃に秘密基地のメンバーで考えた『将来やってくるだろう悪の組織の地球征服』の方法を書いたもの。しかし、それとは別にフクベエ達がしんよげんの書を作っていた。
よげんの書(旧来)
- サンフランシスコで細菌兵器が散布される。
- ロンドンで細菌兵器が散布される。
- 大阪で細菌兵器が散布される。
- 羽田空港が爆破される。
- のろしが上がる(国会議事堂が爆破される)。
- 2000年12月31日、東京に巨大ロボットが襲来。世界各地で細菌兵器が散布される。
- 9人の戦士(書かれた時点ではケンヂ、オッチョ、ユキジ、ヨシツネ、マルオ、モンちゃん、ケロヨン、コンチ、ドンキーのはずであった)が立ち上がる。
しんよげんの書(新来)
- 新宿の教会で救世主が暗殺される。
- 万博が開かれる。
- リリリンと電話が鳴り、人類滅亡の準備が整う。
- スーツケースを持ったセールスマンが世界中でウイルスを散布し始める。
- 聖母(キリコ)が天国か地獄をたずさえて降臨する。
- 2015年で西暦が終わる。
- 世界大統領が誕生する。
- 世界大統領が火星移住計画を発表する。
- 巨大ロボットに秘密基地が踏み潰されたとき隠された反陽子爆弾のスイッチが押され世界が滅びる。(さいごのぺーじ)
- 2017年(ともだち歴3年)の8月20日、謎の宇宙人が地球を襲い、世界が滅びる。
時系列
1950年代~1960年代 | |
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1959年 | |
1967年 (ケンヂ小学2年生) |
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1968年 (ケンヂ小学3年生) |
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1969年 (ケンヂ小学4年生) |
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1970年代 | |
1970年 (ケンヂ小学5年生) |
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1971年 (ケンヂ小学6年生) |
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1972年 (ケンヂ中学1年生) |
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1973年 (ケンヂ中学2年生) |
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1979年 (ケンヂ大学2年生) |
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1980年代 | |
1980年 (ケンヂ20歳) |
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1982年 (ケンヂ23歳) |
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1988年 (ケンヂ29歳) |
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1989年 (ケンヂ30歳) |
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1990年代 | |
1994年 (ケンヂ35歳) |
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1995年 (ケンヂ36歳) |
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1997年 (ケンヂ38歳) |
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1998年 (ケンヂ39歳) |
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2000年代 | |
2000年 (ケンヂ41歳) |
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2001年 | |
2002年 |
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2003年 |
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2010年代 | |
2014年 |
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2015年 |
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ともだち暦 | |
ともだち暦元年 (2015年) |
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ともだち暦3年 (2017年) |
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以上で20世紀少年 / 21世紀少年に関する核心部分の記述は終わりです。
番外編
映画版の公開に伴いスピリッツに掲載。内容と設定は下記の映画版を基盤にしている。
- 20世紀少年 予告(血の大晦日のロボットに向かい歩むケンヂたちのエピソード、「20世紀探偵団」にも収録)
- 20世紀少年 第2章 最後の希望 予告(VA内に入ったカンナが幼年ケンヂと別れた後のエピソード)
- あおぞらChu-意報 作・画/ウジコウジオ(劇中漫画家ウジコウジオがユキジに見せた劇中漫画)
映画版
20世紀少年 | |
---|---|
監督 | 堤幸彦 |
脚本 |
福田靖(第1章) 長崎尚志(第1章、第2章、最終章) 浦沢直樹(第1章、最終章) 渡辺雄介(第1章、第2章) |
製作 | 映画「20世紀少年」製作委員会 |
製作総指揮 |
小杉善信 奥田誠治 |
出演者 |
唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 平愛梨 香川照之 石塚英彦 宇梶剛士 宮迫博之 生瀬勝久 小日向文世 佐々木蔵之介 佐野史郎 ユースケ・サンタマリア 山寺宏一 石橋蓮司 中村嘉葎雄 黒木瞳 |
音楽 |
白井良明 長谷部徹 Audio Highs 浦沢直樹 |
主題歌 | T・レックス「20th Century Boy」 |
撮影 | 唐沢悟 |
配給 | 東宝 |
公開 |
第1章:2008年8月30日 第2章:2009年1月31日 最終章:2009年8月29日 第1章:2008年10月17日 第2章:2009年5月22日 最終章:未定 |
上映時間 |
第1章:142分 第2章:139分 最終章:未定 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 60億円(全章総計) |
2008年から3部作で公開予定。2008年の1月から6月まで第1章と第2章の一部が撮影され、8月から第2章の一部と第3章(以下、最終章と記す)が撮影された。第1章(DVD・BD化の際に「終わりの始まり」というサブタイトルがつけられた。公開時のタイトルは「20世紀少年」のみ)は2008年8月30日、第2章「最後の希望」は2009年1月31日に公開された。最終章「ぼくらの旗」は2009年8月29日公開予定。製作は日本テレビ放送網を筆頭に16社。制作プロダクションはシネバザール、オフィスクレッシェンド。配給は東宝。
それぞれ主に、第1章は20世紀(西暦1997、2000年)、第2章は21世紀(西暦2015年)、最終章はともだち暦3年(西暦2017年)を舞台にしている。
キャスト
第1章
- ケンヂ(遠藤健児):唐沢寿明、田辺修斗(中学生時代)、西山潤(幼少)
- オッチョ(落合長治):豊川悦司、澤畠流星(幼少)
- ユキジ(瀬戸口雪路):常盤貴子、松元環季(幼少)
- ヨシツネ(皆本剛):香川照之、小倉史也(幼少)
- マルオ(丸尾道浩):石塚英彦(ホンジャマカ)、安岡壱哉(幼少)
- モンちゃん(子門真明):宇梶剛士、矢野太一(幼少)
- ケロヨン(福田啓太郎):宮迫博之(雨上がり決死隊)、森山拓哉(幼少)
- ドンキー(木戸三郎):生瀬勝久、吉井克斗(幼少)
- ヤマネ(山根昭夫):小日向文世、安彦統賀(幼少)
- フクベエ(服部哲也):佐々木蔵之介、上原陸(幼少)
- コンチ(今野裕一)(幼少):清水歩輝
- 万丈目胤舟:石橋蓮司
- 神様:中村嘉葎雄
- キリコ(遠藤貴理子):黒木瞳
- 遠藤カンナ:平愛梨、畠山彩奈(幼少)
- 友民党CMのタレント:藤井隆、山田花子
- 田村マサオ:ARATA
- 敷島ミカ:片瀬那奈
- アルバイト店員のエリカ:池脇千鶴
- 敷島ゼミの学生:三浦敏和・鈴木崇大(タカアンドトシ)
- スクーターの若い男:中田敦彦・藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
- 池上正人:藤井フミヤ
- ノブオ:布川敏和
- ケンヂの同級生:石橋保、入江雅人
- ロックバンドのボーカル:及川光博
- ロックバンド:ナイトメア
- ピエール一文字:竹中直人
- 漫画家・角田:森山未來
- 諸星:津田寛治
- コンビニの本部教育員:徳井優
- 市原節子:竹内都子(ピンクの電話)
- 木戸美津子:洞口依子
- 血まみれの男:遠藤憲一
- ヤマさん:光石研
- ヤン坊・マー坊:佐野史郎、山田清貴(幼少)
- オリコー商会社長:ベンガル
- 遠藤チヨ:石井トミコ
- ジジババのババ:研ナオコ
- チョーさん:竜雷太
- 諸星の母:吉行和子
- チュウさん:田村泰二郎
- 浜さん:横山あきお
- へーちゃん:不破万作
- 自衛隊隊長:小西康久
- SAT隊長:岩尾万太郎
- 通販番組タレントの片方:ダンディ坂野
- コメンテーター:デーブ・スペクター、宮崎哲弥、木元教子
- ジジババのジジ(遺影):田中健
- フジヤマトラベル(声):中村正
- 渋谷のギャルの1人:木下優樹菜
- 滝口順平、阿藤快
第2章
- オッチョ(落合長治):豊川悦司、澤畠流星(幼少)
- ユキジ(瀬戸口雪路):常盤貴子、松元環季(幼少)
- 遠藤カンナ:平愛梨
- ヨシツネ(皆本剛):香川照之、小倉史也(幼少)
- サダキヨ(佐田清志):ユースケ・サンタマリア、藤原薫(幼少)
- 蝶野将平:藤木直人
- マルオ(丸尾道浩):石塚英彦(ホンジャマカ)、安岡壱哉(幼少)
- モンちゃん(子門真明):宇梶剛士、矢野太一(幼少)
- ヤマネ(山根昭夫):小日向文世、安彦統賀(幼少)
- フクベエ(服部哲也):佐々木蔵之介、上原陸(幼少)
- 漫画家・角田:森山未來
- 春波夫:古田新太
- 高須:小池栄子
- 小泉響子:木南晴夏
- 13番(田村マサオ):ARATA
- マライア:前田健
- ブリトニー:荒木宏文
- 仁谷神父:六平直政
- ホクロの巡査:佐藤二朗
- 敷島ミカ:片瀬那奈
- ヤマさん:光石研
- 七龍の店主:西村雅彦
- 斉木刑事:西村和彦
- 漫画家・金子:手塚とおる
- 漫画家・氏木:田鍋謙一郎
- カンナの担任教師:甲本雅裕
- 東野刑事:田中要次
- スクリーン映像の男:はなわ
- 円卓会議のメンバー:設楽統・日村勇紀(バナナマン)
- ブラハルツ国連事務総長:Fred McQueen
- タイマフィア・チャイポン:Samat Sangsangium
- 中国マフィア・王:陳昭榮
- 式典の司会:徳光和夫
- 歌舞伎町警察署長:石丸謙二郎
- 山根邸の隣人:佐々木すみ江
- オデオン座の老人:梅津栄
- ジジババのババ:研ナオコ
- 珍宝楼の店主・珍:小松政夫
- 万丈目胤舟:石橋蓮司
- 神様:中村嘉葎雄
- キリコ(遠藤貴理子):黒木瞳
- ケンヂ(遠藤健児):唐沢寿明、西山潤(幼少)
- アナウンサー:羽鳥慎一(日本テレビアナウンサー)
- リポーター:小倉淳
- ともだちパレードの見物客:池谷のぶえ
- オッチョの妻:吉田羊
- 山倉のおばちゃん:山梨ハナ
- 井川智:平山祐介
- ともだちランドの研修生:遠藤要
- 春波夫のPVの中の力士:高山謙二
- 医師:山崎樹範
- チョーさん:竜雷太
- コンチ(今野裕一):山寺宏一、清水歩輝(幼少)
最終章
- 謎の男・矢吹丈、ケンヂ(遠藤健児):唐沢寿明
- オッチョ(落合長治):豊川悦司
- ユキジ(瀬戸口雪路):常盤貴子
- 遠藤カンナ:平愛梨
- ヨシツネ(皆本剛):香川照之
- マルオ(丸尾道浩):石塚英彦(ホンジャマカ)
- ケロヨン(福田啓太郎):宮迫博之(雨上がり決死隊)
- フクベエ(服部哲也):佐々木蔵之介
- コンチ(今野裕一):山寺宏一
- 神様:中村嘉葎雄
- 蝶野将平:藤木直人
- 春波夫:古田新太
- 万丈目嵐舟:石橋蓮司
- 漫画家・角田:森山未來
- 小泉響子:木南晴夏
- 高須:小池栄子
- 敷島ミカ:片瀬那奈
- 13番(田村マサオ):ARATA
- 仁谷神父:六平直政
- キリコ(遠藤貴理子):黒木瞳
- ビリー:高橋幸宏 (YMO)[2]
- 大垣師範代:武蔵[3]
- 敷島教授:北村総一郎
- 諸星:津田寛治
- ケンヂの同級生:石橋保
- 市原節子:竹内都子
- ジジババ:研ナオコ
- 漫画家・金子:手塚とおる
- 漫画家・氏木:田鍋謙一郎
- タイマフィア・チャイポン:Samat Sangsangium
- 中国マフィア・王:陳昭榮
- サナエ:福田麻由子
- ヤマさん:光石研
- 猟師:遠藤賢司
- 地球防衛軍:高嶋政伸、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
- 集会場の裏方:岡田義徳
- エロイムエッサイムズのギタリスト:武内享
- ライブ客:ダイアモンド✡ユカイ、MCU、吉田照美、原口あきまさ、斉藤工、左右田一平
スタッフ
- 原作:浦沢直樹
- 監督:堤幸彦
- 脚本:福田靖(第1章)、長崎尚志(第1章、第2章、最終章)、浦沢直樹(第1章、最終章)、渡辺雄介(第1章、第2章)
- 脚本監修:浦沢直樹(第2章)
- 音楽監督:白井良明
- 音楽:白井良明、長谷部徹、Audio Highs、浦沢直樹
- 製作指揮:小杉善信
- エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
- 企画:長崎尚志(スタジオビー)
- プロデューサー:飯沼伸之、甘木モリオ、市山竜次
- Coプロデューサー:大平太、大村信
- セカンドユニット監督:木村ひさし
- 撮影:唐沢悟
- アクションコーディネーター:諸鍛冶裕太、村上潤
- 美術:相馬直樹
- 照明:木村明生
- 録音:鴇田満男
- 編集:伊藤伸行
- VFXスーパーバイザー:野崎宏二
- VFXディレクター:阪上和也
- 助監督:白石達也
- 製作担当:吉崎秀一
- ラインプロデューサー:井上潔
- 製作委員会:日本テレビ放送網、小学館、東宝、バップ、讀賣テレビ放送、電通、読売新聞、シネバザール、オフィスクレッシェンド、ディーライツ、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、中京テレビ放送、広島テレビ放送、福岡放送
- 制作プロダクション:シネバザール、オフィスクレッシェンド
- 配給:東宝
楽曲
- 主題歌:T・レックス「20th Century Boy」(EMIミュージック・ジャパン/インペリアル・レコード)
- 挿入歌(第1章)
- Kenji「Bob Lennon」
- 「愛・ROCK・友」
- Otoho in Shibuya「Brothers」
- PAUL MAURIAT GRAND ORCHESTRA「"PENELOPE"/エーゲ海の真珠」
- ボブ・ディラン「ライク・ア・ローリング・ストーン」
- 「恋の季節」
- 挿入歌(第2章)
- Kenji「Bob Lennon」
- ハロハロ音頭
- 燃え落ちた家
- Suspense
- 世界の国からこんにちは
- 帰ってきたヨッパライ
- The Thunderer
- 24 Preludes Op.28 No.3 G-dur: Vivace
原作との相違点
- 第1章
- オッチョが海ほたる刑務所で角田に20世紀中に起きた出来事を話して聞かせるという形で物語が進行する。
- ユキジの初登場が空港のターミナルビルに省略されている。
- キングマート本部教育員が1回しか登場していない。
- ケロヨンの結婚式が全てカットされている(ケンヂは出席していないことになっている)。
- フクベエとサダキヨに関するエピソードがカットされている。
- ヤマネが同窓会に出席している。
- チョーさんがともだちの正体を知った経緯が詳しく説明されていない。
- ドンキーを落とす際、血まみれの男に台詞がある。
- 関東軍の総統(自称“最悪の男”)が登場しない。
- ケンヂがギターをかき鳴らして奮起するシーン、ともだちのコンサートのシーンがコンビニ炎上の後になっている。
- ともだちコンサートでのお笑い・漫才で客が爆笑しているシーンが無い。
- ケンヂのギターは映画版ではマルオにあげたことになっている。
- オッチョのバンコク時代のエピソードがほとんどカットされている。
- 小6の夏休み最後の夜、学校に行った人物にマルオが追加されている。
- 中村の兄ちゃんが出てこない。
- ヨシツネが辞表を出すシーンやマルオの閉店セールのシーン、万丈目とヤン坊・マー坊の接待のシーンがカットされており、かわりにヤン坊・マー坊が万丈目に密告することを示唆するシーンが追加されている。
- 敷島教授がフルネームでしか登場しておらず、姿は無い。また、娘の名が「ミカ」となっており、髪型も異なる。
- 原作に登場しない諸星の母が登場する。
- ケロヨンが仲間入りしなかった理由が自身の蕎麦屋の繁盛となっている。
- 巨大ロボット製作のいきさつがカットされている(原子力で動いているかは不明)。
- 地下鉄の後の秘密基地の場所が地上となっている。
- ケンヂの罪に羽田空港爆破が加わっている
- マルオ、ヨシツネ、フクベエの結婚描写がない
- メンバーが後ろから写真を撮られる瞬間のシーンが追加されている。
- 血のおおみそかの時、フクベエと行動していたのがケンヂでなくオッチョになっており、ケンヂとマルオは初めからトラックに乗っていて、オッチョが乗っていない。
- 血のおおみそかの時に友民党本部で映像を見ているシーンがカットされている。
- 2015年に於けるカンナの初登場の仕方が異なる。
- 2014年の出来事が2015年に変更になっている。
キャッチコピー
- 第1章
- 待望の実写映画化! 全3部作の第1章、降臨。
- 「終わり」が始まる。
- 世界が終わろうとしています。僕らの“ともだち”によって―。
- すべてはここにある。
- キミはともだち?
- 第2章
- 新たな「終わり」。
- さぁ、みんな“つづき”を始めよう―。
- 最終章
- そうだよ、ぼくだよ。ぼくが“ともだち”だよ
- もうひとつの結末、もうひとりのともだち
その他
- 第1章は4000万円をかけた巨大ロボットの前で完成披露会見を行った。また、パリのルーブル美術館で世界初となるモナリザの前でワールドプレミア記者会見を行った。
- 第2章は太陽の塔を国内最大のイベント費用8000万円で、一日だけ「ともだちの塔」に変え、その前で完成披露会見を行った。
- 最終章は東京国際フォーラムにて豪華な完成披露会見を行った。
- ケイ・オプティコム『eo光』(唐沢が出演)とのタイアップしたCMが第1章の公開前後に放送された[4]。
- 日本テレビ「スッキリ!!」(8月4日 - 29日の放送)では、「20世紀の少年たち」と題した、出演者の少年時代の話の再現ドラマを放送した(映画の子役たちが各キャストに併せて演じた)。また第2章では「20世紀少年からの贈り物」と題し、プレゼント企画を行った。
- 8月7日に東京・六本木で行われた完成披露イベントにて、劇中に登場する巨大ロボットのミニチュア(幅9m×高さ9m×奥行9m)が登場し、2008年8月23日から31日に開催された「わくわく宝島」に巨大ロボットとともだちの塔が展示された。
- 2008年8月22日午後5時5分ごろ、撮影中に撮影用クレーンが横転し、クレーン下部の台車を動かしていた男性スタッフ3人が頭を打つなどのけがをした。[5]。
- 2008年11月24日放送の「ヤッターマン限定1時間SP」では同作品の実写版の三悪キャストの舞台挨拶が行われた映画館にポスターが貼られ[6]、ドクロベエがともだちのシンボルマークの上に現れていた。そして「ドロンジョくん、あそびましょ」と言っていた。[7]
- 2009年1月26日 - 29日、日本テレビで21時台の番組の放送直前に放送されるミニ番組に"ともだち"が登場した。また、25:44 - 25:54にはカウントダウン番組が行われ、1月30日には見所紹介番組が放送されていた。
- 最終章では映画オリジナルの結末が描かれているため、完成披露試写会では情報漏れを防ぐため、ラスト10分のシーンは公開されなかった。製作スタッフの中でも結末を知っているのは監督含めわずか数名に留まるとされている。
- 最終章本編冒頭には第1章&第2章のダイジェストが付いている。
TVスペシャル
- 『本格科学冒険映画 20世紀少年 〜もう一つの第1章〜』
- 第2章公開直前の2009年1月30日21:00 - 22:54、金曜ロードショー枠で放映。本編に未公開シーンと新たに撮影されたシーンを加え、第1章を新たな角度から描くディレクターズカットに相当する作品。劇場版第1章でカットされたシーンなどが原作に忠実となるよう構成が編集されている。関東地方における視聴率は18.6%。主な変更は以下の通り。
- カンナの回想や語りによって物語が進行する。このため海ほたる刑務所のシーンが無い。
- 幼少時、ユキジやドンキーがケンヂたちの仲間になったときのエピソードが追加されている。
- キリコのエピソードが短縮されており、諸星が登場しない。
- ヨシツネが辞表を出すシーンが挿入されている。
- ピエール一文字が登場しない。
- 空港のシーンとともだちコンサートのシーンが、原作同様、コンビニ炎上前に戻された。
- 風俗店で働く敷島ミカのシーンがカットされている。
- 血のおおみそかの戦いの前、ヨシツネがヤン坊・マー坊を仲間に誘うシーンがカットされている。
- 血のおおみそかの戦いのシーンが大幅に短縮されており、フクベエがお面の男と共にビルから転落するシーンが無い。
- ケンヂたちが中学時代のシーンがカットされている。
- ケンヂが2階でギターを弾くシーンがカットされている。
- ケンヂがともだちコンサートから追い出される際、写真を撮られるシーンが追加されている。
- ケンヂたちが地下に集うシーンが短縮されている。
- 『本格科学冒険映画 20世紀少年 〜もう一つの第2章〜』
- 第3章公開直前の2009年8月28日21:00 - 23:09、金曜ロードショー枠で放映。本編に未公開シーンと新たに撮影されたシーンを加え、第2章を新たな角度から描くディレクターズカットに相当する作品。前週の8月21日に同じく金曜ロードショー拡大枠(20:00 - 22:54)で放送される『本格科学冒険映画 20世紀少年 第1章 終わりの始まり』と2週連続で放送される。
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関連商品
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単行本
- 20世紀少年
- ともだち(ISBN 4091855318)
- 予言者(ISBN 4091855326)
- ギターを持った英雄(ISBN 4091855334)
- 愛と平和(ISBN 4091855342)
- さいかい(ISBN 4091855350)
- 最後の希望(ISBN 4091855369)
- 真実(ISBN 4091855377)
- ケンヂの歌(ISBN 4091855385)
- ラビットナボコフ(ISBN 4091855393)
- 顔のない少年(ISBN 4091855407)
- 成分表示(ISBN 409186631X)
- ともだちの顔(ISBN 4091866328)
- 終わりの始まり(ISBN 4091866336)
- 少年と夢(ISBN 4091866344)
- ばんぱくばんざい(ISBN 4091866352)
- 鏡のむこう(ISBN 4091866360)
- クロスカウンター(ISBN 4091866379)
- みんなの歌(ISBN 4091866387)
- 帰ってきた男(ISBN 4091866395)
- 人類の勝負(ISBN 4091866409)
- 宇宙人現る(ISBN 4091801595)
- 正義の始まり(ISBN 4091808050)
- 21世紀少年
- 上.“ともだち”の死(ISBN 9784091812162)
- 下.20世紀少年(ISBN 9784091814951)
脚注
- ^ 雑誌『AERA臨時増刊号 AERA in FOLK 〜あれはロックな春だった!』2006年3月18日発売(朝日新聞社)
- ^ ナタリー - 映画「20世紀少年」で高橋幸宏がケンヂとバンド結成
- ^ MUSASHI-STYLE.COM —武蔵流—
- ^ 「よげんの書」を捩った「せつやくの書」「おトクの書」が登場
- ^ 『毎日新聞』2008年8月23日東京朝刊
- ^ 但し題名は「22世紀少年」
- ^ ちなみに本作でドンキーを演じた生瀬勝久は「ヤッターマン」でボヤッキー役、コンチを演じた山寺宏一はヤッターメカの声及び遊園地職員役で出演している。
外部リンク
小学館漫画賞一般向け部門 | ||
---|---|---|
第47回 平成13年度
|
第48回 平成14年度 『20世紀少年』
浦沢直樹 |
第49回 平成15年度
|
講談社漫画賞一般部門 | ||
---|---|---|
第24回 平成12年度
|
第25回 平成13年度 『20世紀少年』
浦沢直樹 |
第26回 平成14年度
|
星雲賞コミック部門 | ||
---|---|---|
第38回 2007年度
|
第39回 2008年度 『20世紀少年』『21世紀少年』
浦沢直樹 |
第40回 2009年度 -
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