シブヤン海
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シブヤン海(Sibuyan Sea)はフィリピン中央部にある小さな海域で、フィリピン北部のルソン島およびその周辺島嶼と、フィリピン中部のヴィサヤ諸島を分けている海である。南はパナイ島、西はミンドロ島、東はマスバテ島、北はルソン島のビコル半島に囲まれている。
シブヤン海中央部にはロンブロン島、タブラス島、シブヤン島などからなるロンブロン諸島が浮かび、ロンブロン州を形成している。
太平洋戦争中の1944年10月24日、フィリピン奪還を目指しレイテ島に迫るアメリカ軍とこれを阻止する日本軍の間で行われた決戦、レイテ沖海戦(比島沖海戦)の緒戦で、ブルネイからレイテに向かう日本艦隊とフィリピン諸島内に展開したアメリカ艦隊が最初にこの海域で衝突した。これをシブヤン海海戦という。戦艦武蔵はこの時シブヤン海に沈没したが、正確な沈没位置などは分かっていない。