MBCニュースデスク
MBCニュースデスク (エムビーシーニュースデスク、朝鮮語: MBC 뉴스데스크) は、韓国の文化放送 (MBC) テレビで毎日、韓国時間の平日は20時55分から、週末は19時55分から放送されるニュース番組。MBCを代表する看板ニュース番組である。
概要
放送開始は1970年10月5日[1]。同時間帯に放送されているKBS第1テレビの「KBSニュース9」(KBS 뉴스9)、20時台に放送されているSBSの「SBS8ニュース」 (SBS 8뉴스) とともに、地上波テレビの主要ニュース番組に位置づけられている。
番組を進行する記者・アナウンサーをアンカーとしてニューススタジオに配し、記者が取材映像に自ら登場してレポートする「アンカーシステム」を韓国で最初に導入した番組とされ[2]、韓国のニュース番組で典型的な男性が左、女性が右というアンカーの座席配置も「ニュースデスク」が始まりといわれる[3][4]。
裏番組の「KBSニュース9」と長年激しい視聴率競争を繰り広げ、1980年代には「ニュースデスク」が30%台から40%台を記録し「ニュース9」を上回っていた。1990年代も双方の平均視聴率はそれぞれ20%前後で推移していたが、1999年をピークに低迷期に入る。現在に至るまで平均15%以上を維持している「ニュース9」に対し、「ニュースデスク」の下落はとりわけ著しく2005年ごろまでに15%を割り込んだ。
2005 年11月に「PD手帳」で黄禹錫疑惑報道が行われてからはMBCへの拒否反応が激化し、視聴率調査では格下と見られてきた「SBS8ニュース」をも下回る事態になった。PD手帳が報じた内容の正当性が確認されてからも視聴率不振はしばらく続き、主要ニュース番組第2位の座を回復するまでには約5か月を要した[5]。
従来はストレートニュースが中心の番組構成であったが、2006年11月からは記者がスタジオでアンカーと対話しながらニュースを解説するコーナー「深層報道」を設けた。スタジオでの記者による解説は、後にライバルの「ニュース9」にも模倣された。また女性アンカーが席を立ってPDP画面上で説明するスタイルを「8ニュース」から取り入れた[6]。こうした試みが功を奏して視聴率はやや回復傾向にあり、2007年に入って後続の高視聴率史劇「朱蒙」が放送される月・火曜日には「ニュース9」を上回る日もみられた[7]。
しかしながらかつての圧倒的な勢いが復活したとはいえず、特に土・日曜日は同時間帯に娯楽番組を編成するKBS第2テレビやドラマを放送するSBSの視聴率が高い[8]ため、週末の主要ニュース番組首位は「8ニュース」に奪われている。MBC社内では一部に20時台への移動案もあったが、報道局の反対によって見送られたとも伝えられた[9]。
MBC報道戦略チームと建国大学校新聞放送学科による2006年末の視聴者評価調査によると、地上波3社の主要ニュース3番組では「ニュース9」が知名度や選好度、信頼性などで首位となった一方、「ニュースデスク」はアンカー・記者の評価や構成の多様さなどでKBSを僅差で上回る結果が出た。この報告書ではMBCニュースの競争力が低下した構造的要因として、KBSニュース9のようなシームレスな編成がCMを放送する都合で難しいことを挙げ、競争力の向上には短期的な対応よりもMBCニュースの長期的なブランド価値向上が重要だと述べている。
番組内容
- ローカル枠は平日は21:30前後、土日は20:20前後から放送されている。
- 放送時間は平日が約45分、土日が約30分だが、旧正月や秋夕(チュソク)は特別編成となり、平日でも土日並みに放送時間が短縮される。
- 旧正月には、アンカーが韓服(伝統服)を着て番組を進行するのが恒例となっている。
- 番組は20:55スタートとなっているが、韓国では放送中のコマーシャル挿入は法律により原則禁止されており、まずオープニングタイトル→スタジオ・またはお天気カメラや中継先の映像を映しつつ番組協賛スポンサークレジットを送り、その後時報まで延々とCMを放送し続けるので、実質いわゆるフライングスタートではないが、最近は20:57ごろからヘッドラインを放送。そしてアンカーが登場する前の21時の時報にはサムスン電子の携帯電話機ブランド “AnyCall”(エニーコール)が15秒のCM提供に付いている。時報パターンは頻繁に変わる(年に少なくとも4回ほど)。
- 平日の時報前には為替相場(大韓民国ウォン : アメリカドル)、株価指数(韓国総合指数、コスダック指数)、金利(3年満期国債)の経済指標が大手証券会社、教保証券(現在はイートレード証券)の情報提供でCGで表示される。SBS8ニュースでも2006年3月までは同じく時報前に経済指標を伝えていたが、その後は番組終盤のコーナーである気象情報の直後に移動した。
- 1980年代ごろは、まずオープニング(協賛社スポンサークレジット)を流した後、20:59分50秒までコマーシャルを流し、20:59分50秒から10秒間時報を放送。その後21:00丁度にその日のヘッドライン→スタジオ進行パートという形式を取っていた。
- 重大ニュースの発生時には番組名を「特集 MBCニュースデスク」とし、放送開始が1時間ほど繰り上げられたり、放送時間が延長されたりすることがある。国会議員総選挙や大統領選挙の投票日でも、開票速報番組の中でニュースデスクが放送される。また、サッカー韓国代表の試合やプロ野球韓国シリーズ、オリンピック、FIFAワールドカップの生中継がある場合は前倒し、もしくは遅れて番組が開始されることがある。
- 重大事件や大きなイベントが起こった場合は、現場に仮設のサテライトスタジオを設置し、そこから生放送する場合がある。
- かつてはスポーツニュースのコーナーが番組内にあったが、今は後続番組の「MBCスポーツニュース」として分離されている。また、かつて他番組として分離されていた天気予報のコーナーが今は番組内に組み込まれている。
- 同局で放送事故や不祥事が起きた場合は、番組開始前に社告放送が流される。また、訂正放送が天気予報の後(ニュース本編の最後)に挿入される場合もある。
番組予告
過去には平日18:30のMBCニュースの最後で「ニュースデスク」のヘッドラインを紹介していたこともある。
- 今日のニュースデスク(平日20:15前後、土日19:45前後)
- 1分のミニ番組。当日の主要ニュース項目をアンカー(平日はパク・ヘジン、土日はソン・ジョンウン)が報道局から伝える。
ラジオ
標準FM・AMラジオにも同名の全国ニュース枠「MBCニュースデスク」(平日21:00 - 21:35、週末20:00 - 20:35)があり、最初の25分前後がテレビ音声の同時放送、その後はラジオ独自のニュース短信・気象情報で構成されている。
アンカー・気象キャスター
韓国ではニュースキャスターのことをアメリカ英語の News anchor にならって「アンカー」(앵커) と呼ぶのが一般的である。
平日(月 - 金)
- クォン・ジェホン(권재홍)
- 記者
- ペ・ヒョンジン(베현진)
- アナウンサー
- チョン・ヘギョン(정혜경)
- MBC契約気象キャスター。
週末(土・日)
- チョン・ヨングク(정연국)
- 記者
- ヤン・スンウン(양승은)
- アナウンサー
- イ・ヒョンスン(이현승)
- MBC契約気象キャスター。
過去のアンカー・気象キャスター(一部、順不同)
- シン・ギョンミン(신경민、辛京珉)
- MBC報道局専任記者(局長級)。1981年MBC入社。報道局外信部・社会部・経済部・北韓部(北朝鮮担当)・政治部・統一外交チーム記者、社会部次長(1996年)、ワシントン特派員(2000年-2003年)、国際部長(2003年)、報道局副局長(2003年)、解説委員(2005年)などを歴任。2006年8月から現職。週末「ニュースデスク」(1993年4月17日-1994年9月10日)、「ニュースの広場」(標準FM、2007年3月-2008年3月)や2007年大統領選挙開票速報番組「選択2007」(2007年12月19日)のアンカーを経験し、報道局長職に専念するためアンカーを降板したキム・ソンスの後継として2008年3月24日から平日「ニュースデスク」アンカーを務める[10]。
- パク・ヘジン(박혜진)
- MBCアナウンサー。2001年入社。平日夕の情報番組「生放送 話題集中」司会(2004年10月18日 - 2006年3月3日)、週末「ニュースデスク」アンカー(2004年10月9日 - 2006年2月26日)など報道・情報番組を中心に経験を積んだ[11]。2006年3月6日から平日「ニュースデスク」アンカーに起用され、2005年末から2006年初頭にかけて「SBS8ニュース」以下に低迷した視聴率を回復させた要因の一つとも伝えられた。
- キム・セヨン(김세용、金世容)
- MBC報道局政治国際総括デスク。1985年MBC入社。報道局社会部・政治部・報道特集部・国際部記者、政治部次長(2002年)、ニュース編集2部アンカー(次長級、2003年)、ニューヨーク特派員(2004年)、政治2チーム長(2007年)を歴任。この間に「最終ニュース」(2000年10月 - 2002年1月)、週末「ニュースデスク」(2002年1月19日-2003年4月27日)、「MBCニューストゥデイ」(2003年4月-2004年4月)のアンカーを務め[12][13]、2008年3月29日から週末「ニュースデスク」アンカーに再び就任した。
- オム・ギヨン(엄기영、厳基永)
- 1974年MBC入社。報道局社会部・経済部・報道特集部記者、パリ特派員(1985年 - 1988年)を経て1989年10月9日から1996年11月8日まで平日「ニュースデスク」のアンカーを務めた。その後は報道局副局長・政治部長(1996年、兼任)、報道制作局長(1998年)、報道局長(1999年)、報道担当理事[14]・報道本部長(2000年)。2002年1月1日に「ニュースデスク」アンカーとして復帰[15][16]、同2月から報道本部特任理事を兼任。2007年2月に特任理事を退いてからも副社長級の専門契約職として「ニュースデスク」アンカーを続けたが、放送文化振興会(MBCの支配株主)によるMBC次期社長公募に立候補するため2008年2月1日限りで番組を降板した[17][18]。ここまでのアンカー担当期間は13年3か月で韓国の放送史上最長。同2月15日の放送文化振興会理事会で社長就任が内定[19]、2月29日のMBC株主総会で正式に第28代の代表理事社長(任期3年)に選出された。
- チョン・ドンヨン(정동영、鄭東泳)
- 1978年MBC入社。報道局政治部記者、ロサンゼルス特派員などを経て週末「ニュースデスク」アンカー (1994年9月11日 - 1996年1月7日)。1996年にMBCを退社、国会議員選挙に出馬し当選。ヨルリン・ウリ党前議長。
- キム・ソンス(김성수、金聖洙)
- MBC報道局長。1984年MBC入社。報道局政治部記者、東京特派員、政治部長などを経て2007年7月から現職。MBC社長公募に立候補したオム・ギヨンの後継として2008年2月4日から3月21日まで平日「ニュースデスク」アンカーを務めた[20][21]。
- キム・ウネ(김은혜、金恩慧)
- 1993年MBC入社。報道局社会部での三豊百貨店崩壊事故や至尊派事件取材、政治部の政党担当記者として実績を上げたのち、平日「ニュースデスク」アンカー(1999年4月26日 - 2000年10月27日)に起用。現場取材経験を持つ女性記者が夜のメインニュース番組アンカーに初めて登用された事例として話題になった[22]。2001年、米スタンフォード大学留学中にアメリカ同時多発テロ事件が発生し臨時ワシントン特派員[23]。平日深夜の「MBCニュース24」を女性記者として初の単独進行(2003年6月 - 2004年4月)[24]、次いで「MBCニューストゥデイ」アンカー(2004年4月 - 2006年8月)を歴任。2007年に産休から復帰し報道局ニュース編集2部次長待遇、政治1チーム次長・外交通商部担当記者を務めた[25]が、2008年2月に発足する李明博政権で大統領府の副報道担当者(スポークスマン)に就任するためMBCを退社した[26]。
- キム・ジュハ(김주하、金柱夏)
- 1997年にアナウンサーとしてMBCに入社、 2004年6月から報道局記者に転職した[27]。社会部、経済部を経て、産休・育児休暇後の2007年から国際部、文化チームの順に所属[28]。キム・ウネの後継として2002年10月30日から2006年3月3日まで平日「ニュースデスク」アンカー。休暇直後の2007年3月17日から2008年3月23日まで週末「ニュースデスク」アンカーを単独で務めた。2008年3月24日からは「MBC ニュース24」アンカーに就任。部長級記者がアンカーとプロデューサーを兼任してきた同番組で、歴代最年少かつキム・ウネに次ぐ2人目の女性記者による単独進行として注目された[29]。韓国で最も人気のある女性ニュースキャスターとして、テレビ朝日「SmaSTATION-4」で紹介されたことがある[30]。
- ヨン・ボフム (연보흠)
- MBC報道局記者。1996年入社。警察・検察・政治担当を経て、2005年3月19日から2007年3月11日まで週末「ニュースデスク」アンカー。
- ソ・ヒョンジン(서현진、徐弦珍)
- MBCアナウンサー。釜山文化放送アナウンサー(2003年12月 - 2004年9月)を経て2004年12月にMBC入社。2006年3月11日から2007年3月11日まで前任のパク・ヘジンに代わって週末「ニュースデスク」アンカーを担当。2007年からはバラエティ番組への出演が増え、年末の2007MBC放送演芸大賞[31]で新設されたアナウンサー賞を受賞した。主な出演番組は「世の中を開く朝」(FM4U、2005年 - 2007年10月)、「生放送 話題集中」(テレビ、2006年4月 - 11月)、「スポーツマガジン」(テレビ、2007年5月-)、「モーニングFM」(FM4U、2007年10月-)、「神秘なTVサプライズ」(テレビ、2007年10月-)、「知彼知己」(2007年11月-2008年3月)など。梨花女子大学校舞踊科在学中の2001年ミスコリア選抜大会でミスコリア善に選ばれた経歴がある[32][33]。
- チェ・ユニョン(최윤영、崔允瑛)
- MBCアナウンサー。ソウル大学校英語教育学科在学中からテレビ番組のレポーター・司会、CMモデルとして活動[34]、映画「イルマーレ」(2000年)「アフリカ」(2001年)にも出演。2001年にMBC入社。2003年10月11日から週末「ニュースデスク」アンカーを務め、2004年10月3日を最後に週末アンカーの座を同期入社のパク・ヘジンに譲った。主な出演番組は平日朝の情報番組「生放送 とても特別な朝」(2002年4月 - 2006年4月)、同「生放送 今日の朝」(2006年5月 - )、金曜夜の国際時事番組「W〈World Wide Weekly〉」(2005年5月 - )など。
- ペ・スヨン (배수연)
- MBC契約気象キャスター。2005年採用。2006年5月から12月まで平日「ニュースデスク」気象情報コーナーに出演、現在は平日深夜の「MBCニュース24」などで気象情報を担当している。ウェザーニューズによるFimm向け動画気象情報サービス初代キャスターを同期採用のパク・ウンジとともに務めた。
- パク・シニョン (박신영)
- MBC契約気象キャスター。2004年採用。テレビショッピングチャンネル「LGホームショッピング」のショーホスト(案内役)などを経験[35][36]。
- チェ・イルグッ(최일구)
- 副報道局長。
- パク・ウンジ (박은지)
- MBC契約気象キャスター。2005年採用。2006年12月から平日「ニュースデスク」気象情報コーナーを担当。MBC採用前の2005年2月から8か月間、千葉市のウェザーニューズに駐在し、KTFの第三世代携帯電話“Fimm”向け動画気象情報サービスに初代キャスターとして出演した[37][38][39]。
日本での放送
2006年2月27日からスカパー!のKNTVで同時放送が開始され、同年10月1日からは日本語字幕付き放送が始まった。なお、ニュースデスク内の天気予報、並びにスポーツニュースでは字幕は挿入されない。
歴代オープニング
この節の加筆が望まれています。 |
- 放送開始~1977年
- BGMとともにタイプライターで用紙に文字を入力。画面下部には「mbc 뉴우스」(実際の表記は「뉴스」だが当時は長音の「우」も表記していた)が延々と右から左へ流れる。その後、報道フロアが映され、タイトルコール(男性アナウンサー。エコーがかかった状態で「MBCニュースデスク!!」とコールする)とともにタイトル表示。この頃まで、平日と土日ともに22:00~22:30の放送だった。
- 1977~1981年
- 司会者席のバックにあるクロマキーから報道フロア(生放送のものかは不明)を映しながらタイトルが現れる。この頃のタイトルは「mbc ニュースの現場」(左記の期間だけ)だった。この頃のテーマソングは重厚なオーケストラ演奏。
- 1981年~1986年
- その日のトップ項目の映像が司会者席のクロマキーに映され、白線上に球が現れバウンドし、白線が文字となって「mbc 뉴스데스크」と表示。フジテレビの「FNNニュースレポート」のBGM(1978年10月 - 1984年3月に使われたもの)をアレンジしたものを使用していた。
- 1986~1987年
- 局名ロゴ変更に伴い、地球をバックに「MBC 뉴스데스크」のタイトルが現れる。「MBC」は黄色。BGMは先代と同じ。その後司会者からスタジオをズームダウンしながら協賛社表記。
- 1988年
- BGMが変更され、回転する地球が表示され、その後コンポレート・アイデンティティーが重なり、タイトルが表示される。
- 1989年~1991年
- コンポレート・アイデンティティーが現れ、そこに数多くの円盤が画面四方から登場した後、集まって地球の形になり、タイトルが表示。
- 1991年-1993年
- 生放送のスタジオ、本番前の司会者2名(男女1名ずつ)の様子を映す
- 1993年
- 人工衛星。太陽電池の箇所にニュース映像が映っており、その後人工衛星を背に向けた状態で地球を映し出しタイトル→協賛社クレジットは生放送のスタジオをバック(以下協賛クレジットは同じ この頃から協賛社の表記が縦書きから横書きになった)
- 1994年
- 世界地図→地球のグラフィック→方位磁石→「MBC 뉴스데스크」字幕ロール→世界地図→再び「MBC 뉴스데스크」のタイトル
- 1995年
- 太陽から幾重にも出てくる円→そこから地球とビデオカメラ・「MBC NEWS DESK」の英文ロゴ→その後「MBC 뉴스데스크」のタイトル
- 1996年-1997年
- 北極圏を中心とした世界地図の上を地球が回転する。
- 1998年
- テーマソング変更。地球が回転する様子を描きつつ「MBC 뉴스데스크 NEWS DESK」のロゴ。協賛字幕はお天気カメラを使用
- 2000年
- 再びテーマソング変更。ANNスーパーJチャンネル(番組開始~1998年4月)と同一の曲を使用(フリー音源と思われる)。地球が回転する様子を描き、MBCのロゴ→「뉴스데스크 (右上に小さく)NEWS DESK」→生放送のスタジオをバックに左下に地球のグラフィックとタイトルロゴ
- 2002年
- 1988年-1997年に使われたテーマソングをアレンジしたもので復活。「NEWS DESK」のロゴ→地球をイメージしたグラフィック→「뉴스데스크 (右上に小さく)NEWS DESK」→生放送のスタジオをバックに左下に地球のグラフィックとタイトルロゴ
- 2005年前期
- CI変更に伴いタイトルロゴ変更。カーテンをイメージしたものからMBCの新ロゴ→地球をイメージしたグラフィック→その後「MBC 뉴스데스크 NEWS DESK」のロゴ(地球は左上)
- 同年後期
- 地球が回転した後、生放送のスタジオが現れ、地球が左に回りながら「MBC 뉴스데스크 NEWS DESK」のロゴ
出来事
- 1988年8月4日、同番組の放送中に突如不審者がスタジオに乱入して「視聴者の皆さん、私の耳に盗聴器が」と2回叫び、その模様が警備員に摘み出されるまでの数秒間オンエアされる放送事故(도청장치 방송사고:盗聴装置放送事故)が起こった[40]。その後その不審者は精神病との理由で解放された。この放送事故は、2005年に同局の音楽番組の生放送で出演したバンドが下半身を露出する事件が起こるまでは、韓国放送史上、最も大きな放送事故であった。数年後には不審者の発言を模したロックバンドが結成され話題を呼んだ[41]。
- 2005年8月15日(光復節)に行った放送で日本軍731部隊を特集放送したが、香港映画『黒太陽731』の生体実験を演出した場面を白黒処理した映像で差し込み(MBCはロシアから入手した映像と説明)過度な反日的な報道で印象操作を行ったと、韓国国内で批判を浴びた。
備考
- 2006年7月に公開された韓国映画『グエムル-漢江の怪物-』中に、同番組で使われる同局のニューススタジオがワンシーンとして登場している。
- 1987年2月3日から放送された同番組のバックナンバーを同局のニュースサイトで見ることができる。
- 1980年代、オープニングテーマ曲として、冨田勲作曲のFNNニュース3代目テーマ曲と組曲「惑星」の木星が組み合わせた上で使用された。
脚注
- ^ 放送資料館:韓国放送略史 1970年 韓国放送映像産業振興院
- ^ なぜ女性アンカーたちは“おかっぱ髪”一色なのか マイデイリー 2005年1月21日
- ^ 男女アンカーの座席配置は性差別? マイデイリー 2005年1月21日
- ^ 例外として、KBS第2テレビ「朝のニュースタイム」(平日08:00)は男性が右、女性が左の座席配置となっている。
- ^ 聯合ニュース “MBCニュースデスク”視聴率上昇…パク・ヘジン効果? 東亜日報 2006年4月4日
- ^ “良い点はお互いに模範としますよ” メディア今日 2007年1月19日
- ^ MBCニュースデスク、6年ぶりに視聴率1位“宿願果たした” ゴーニュース 2007年1月31日
- ^ 週末には“ニュースよりコメディーやドラマ!”9時台プログラムの人気 マイデイリー 2006年5月22日
- ^ MBC、“8時のニュースデスク”に時間変更(?) ノーカットニュース 2006年5月23日、基督教放送 (CBS)
- ^ ニュースデスク新アンカー選任 MBC 2008年3月17日
- ^ ニュースデスクの新しいアンカー バク・ヘジンのオープニングコメント 女性中央 2006年4月号、中央日報社
- ^ ニュース進行者交替「MBCニュースデスク」「最終ニュース」「統一展望台」 MBC 2002年1月14日
- ^ 「MBCニューストゥデイ」4月28日改編迎え新チーム長キム・セヨンアンカー投入、一部コーナー新設 MBC 2003年4月24日
- ^ 韓国企業の理事は、日本企業の取締役に相当する 役職である。
- ^ 厳基永氏、MBC「ニュースデスク」に復帰 朝鮮日報 日本語版 2001年12月31日
- ^ MBCニュースデスクオム・ギヨン、パク・ヘジンアンカーインタビュー MBC 2007年1月9日
- ^ オム・ギヨン アンカー辞退 MBC 2008年1月23日
- ^ 「緊張の連続…幸せだった13年」…厳基永キャスターが最後の放送 中央日報 日本語版 2008年2月2日
- ^ 嚴基永元キャスター、MBC社長に内定 中央日報 日本語版 2008年2月15日
- ^ 「ニュースデスク」新アンカー キム・ソンス局長 MBC 2008年1月28日
- ^ "完成度を高めたニュースを作ることに集中する" MBCキム・ソンス報道局長インタビュー メディアース 2008年3月21日
- ^ 女性としてでなく、アンカーとして見てください ハンギョレ21 255号、1999年4月29日 ハンギョレ新聞社
- ^ “最初”という修飾を付けて“ミルアル(種)”の役目を自任するMBCアンカーキム・ウネ レディー京郷 2006年1月号、京郷新聞社
- ^ MBC“ニュース24”単独進行 キム・ウネアンカー ウーマンタイムス 2003年6月18日
- ^ MBCキム・ウネ記者プロフィール MBC 2008年2月12日
- ^ MBCキム・ウネ氏、大統領府の副スポークスマンに Chosun Online 2008年2月13日
- ^ 記者に転身した「ニュースデスク」アンカーキム・ジュハ ハンギョレ 2004年6月24日
- ^ デスクの記者観察 キム・ジュハ記者 iMnews.com 2007年12月24日
- ^ キム・ジュハ、限りない挑戦…「ニュース24」最年少アンカーに抜てき hankyung.com 2008年3月11日
- ^ SmaSTATION-4 トクベツキカク「ニュースキャスター・イン・ザ・ワールド!」 テレビ朝日 2005年4月16日
- ^ ここでいう「演芸」 (연예) は「芸能」の意。
- ^ 21世紀最初の韓国最高美人を選抜 韓国日報50年史、韓国日報社
- ^ スポーツトゥデー ミスコリア ソ・ヒョンジン MBCアナウンサーに合格 スポーツ韓国 2004年10月12日
- ^ チェ・ユニョン、カン・スジョン、オ・サンジン…アナウンサー合格秘話 スターニュース 2007年1月23日
- ^ MBC新入気象キャスター、本格的な放送開始 MBC 2004年8月31日
- ^ “アナウンサー志願計画です? 私は気象キャスターです” 永遠の放送人を夢見るMBCパク・シニョン気象キャスター OhmyNews 2007年6月4日
- ^ 携帯向け天気専門動画チャンネルを韓国通信大手へ提供 ウェザーニューズ プレスリリース 2005年2月10日
- ^ 美形ニューフェース気象キャスター4人、1月9日に初放送 MBC 2006年1月6日
- ^ 初放送の前にファンカフェーが作られた“美女”新人気象キャスターパク・ウンジ レディー京郷 2006年2月号、京郷新聞社
- ^ 耳の中に盗聴装置…! iMnews.com 20年ニュースDB 2003年11月2日(問題の映像が参照できる)
- ^ インディーズ・バンド探訪ネクィエトチョンチャンチ(アタシの耳に盗聴装置)
参考文献
- 20年ニュースDB iMnews.com
- KBS・MBCの9時ニュース視聴率下落、なぜ 中央日報 2006年4月21日
- 新聞と電子版に押された地上波テレビ局のニュース 中央日報 日本語版 2006年4月21日(上記記事の日本語訳だがグラフは割愛)
- 9時ニュースが話題になった時代は去った 週刊朝鮮 2006年5月23日、朝鮮日報社
- KBS9時ニュース、信頼性・選好度・親密さですべて1位 ノーカットニュース 2007年1月24日、CBS
- AGBニールセンメディアリサーチ 視聴率調査 AGBニールセンメディアリサーチ
- TNSメディアコリア 視聴率調査 TNSメディアコリア
関連項目
- KBSニュース9(同じ時間帯に放送されているニュース番組)
外部リンク
- MBCニュースデスク iMnews.com(MBCのニュースサイト)
- KNTV MBCニュースデスクの紹介