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ペナント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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東ドイツの政府用船舶旗。
長旗の掲揚(マストのいちばん上)。
海上自衛隊の長旗。
イギリス海軍の長旗。

ペナント(pennant) は、細長いの一種。

細長い二等辺三角形をした「長三角旗」が多いが、長方形台形燕尾型(先が二又に分かれた形)などもある。いずれの場合も細長い形をしており、非常に細長いものではアスペクト比は10:1以上にもなる。普通の旗のように掲げるほか、垂らしたり、非常に細長いものは普通の旗と組み合わせて使うこともある。

ペナントはペノン (penon) とペンダント (pendant) の合成語である。ペノンは下級ナイト (knight bachelor) がにつけた長三角旗、ペンダントは軍艦が掲げる長三角旗の一種である(いずれも、三角形以外のものもある)。現在ではこれらの用語ははっきりと区別されないこともある。歴史的には、ペノンやペンダントはかなり長い旗であり、それほど長くない旗はペノンセル (pennoncel) と呼ばれたが、現在のペナントにはペノンセルくらいの長さのものもある。

船舶のペナント

船舶は、所属やメッセージなどを表すため、さまざまなペナントを使う。

ペノンストリーマー (pennon streamer)、または単にストリーマー (streamer) は、軍艦国籍を示すために掲げる非常に長大なペナントである。「長旗」と訳すこともある。必ずしも三角形とは限らず、たとえば海上自衛隊の長旗は長方形である。

国際通信書 (International Code of Signals; INTERCO) では、数十種類のペナントやバナー(正方形ないし長方形の旗)を使い、船舶が簡単なメッセージを伝える方法を定めている。

その他のペナント

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