ソニック・ザ・ヘッジホッグ3
ジャンル | アクションゲーム |
---|---|
対応機種 |
メガドライブ[MD] Windows[Win] Wii(バーチャルコンソール) |
開発元 | ソニックチーム/STI |
発売元 | セガ(後のセガゲームス) |
プロデューサー | 中裕司 |
ディレクター | 安原広和 |
デザイナー |
飯塚隆 安原広和 |
プログラマー | 中裕司、二階堂宏、山本正伸 |
音楽 |
ブラッド・バクサー ロバート・グリーン・ブルックス Darryl Ross Geoff Grace Doug Grigsby III Scirocco |
美術 | 湯田高志 (TAKASHI THOMAS YUDA)、青木邦武、横川聡、吉田千恵、青木恒子、岡田茂、大橋修 |
シリーズ | ソニックシリーズ |
人数 | 1〜2人(同時、対戦プレイ可) |
メディア |
[MD]:16Mbitロムカセット [Win]:CD-ROM [Wii・VC]:ダウンロード販売 |
発売日 |
[MD]: 北米 1994年2月2日 韓国 1994年2月7日 欧州 1994年2月24日 日本 1994年5月27日 [Win]:1997年2月14日 [Wii・VC]:2007年8月21日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 OFLC:G GRB:ALL |
売上本数 |
日本 : 20万1,220本[1] 北米 : 102万本 欧州 : 47万本 全世界累計 : 176万本[2] |
その他 | 型式: |
『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』 (SONIC THE HEDGEHOG 3) は、セガ(後のセガゲームス)が1994年5月27日に発売したアクションゲーム[3]。メガドライブでのソニックシリーズの4作目[注 1]。略称はソニック3。この作品でナックルズ・ザ・エキドゥナが初めて登場した(キャラクターに関する詳しい説明は「ソニックシリーズに登場するキャラクターの一覧」を参照)。
他のゲーム機で発売された版については、「#移植版」の節を参照。2007年8月21日からWiiのバーチャルコンソールで配信されている。
ストーリーはこの作品では終わらず、『ソニック&ナックルズ』へ続く。1997年2月14日にWindowsで『ソニック&ナックルズ コレクション』としてソニック&ナックルズとセットで発売された。
システム
操作方法
基本的なシステムは『2』と同じだが、新たに以下のアクションが追加された。
- ダブル回転アタック
- ソニックのみ可能で、ジャンプ中にもう一度ボタンを押すとダブル回転アタックをする。判定は極めて短いが、一瞬だけソニックの周辺に風の渦ができ僅かに攻撃範囲が広がる。
- 普通では倒せないようなダメージ範囲の広い敵や、通常ジャンプでわずかに届かない相手を攻撃する他、弾丸などを弾くことも出来る。
- 空を飛ぶ・水中を泳ぐ
- テイルスのみ可能(テイルス単独での1Pプレイか、ソニック&テイルスでの2P)で、ジャンプ中にボタンを連打すると尻尾を使って空を飛んだり、水中を泳いだりできる。ただし、一定時間が経つと疲れて降下してしまう。地面に付くと疲れが回復する。
- このアクションの利用でソニックでは行けない所へ移動できる。2人同時プレイにおいて、テイルスが飛んでいる時に、ソニックがテイルスに向かってジャンプすると、ソニックがテイルスにつる下がり、一緒に移動できる(水中では不可能)。
アイテムを取得することで可能になるアクション
- フレイムバリア
- このアイテムを取得すると炎攻撃を無効にする事ができる。ただし、水中に入るとバリアが消えてしまう。
- 溶岩や火炎放射だけではなく、エッグマンの作るロボット兵器のブースター部分などのダメージ判定も無効化するため、これを装備した際に難易度が低下するシーンが多い。
- ソニックの場合のみ、ジャンプ中にもう一度ボタンを押すとソニックが火に包まれた状態で空中ダッシュする。
- アクアバリア
- このアイテムを取得すると水中で息継ぎをする必要がなくなる。
- ソニックの場合のみ、ジャンプ中にもう一度ボタンを押すと地面にバウンドし、飛び跳ねる事ができるようになる。この跳びはねは地上では滞空時間が短いが、水中では驚異的な高さまでジャンプする事が可能。
- サンダーバリア
- このアイテムを取得するとリングを吸い寄せるようになり、電気系の攻撃やギミックを無効にする事ができる。ただし、水中に入るとバリアが消えてしまう。
- ソニックの場合のみ、ジャンプ中にもう一度ボタンを押すと二段ジャンプができる。
セーブ機能
今作はソニックCDに続いてバックアップ機能が搭載され、電源を切っても前回のゾーンの続きをプレイする事が可能になった。
現在のゾーン・カオスエメラルドの所有数・ソニックのストック数が、進行状況としてセーブされる。ゾーンのセーブは、各ゾーンのアクト2をクリアして次のゾーンに進むか、カオスエメラルドを手に入れたタイミングで行われるが、再開は必ずセーブされたゾーンのアクト1からとなり、またデータ内でクリアしたスペシャルステージは再びプレイできなくなる。
セーブデータは6つまで保存可能で、セーブ機能なしでプレイしたい場合は、NO SAVEモードを選択する事ができる。なお、プレイヤーキャラはゲーム開始時にソニック&テイルス(2人プレイ)・ソニック(1人プレイ)・テイルス(1人プレイ)の3つから選択できるが、一度選択するとそのセーブデータ内で途中変更する事はできない。
また、ソニック3の後編に当たるソニック&ナックルズのロックオンシステムを使う事で、両ゲームの全ステージをセーブ機能付きでプレイする事ができ、ナックルズを選択する事も可能になる。
設定
とある島の伝説
遠い昔、その島がまだ大陸の一部だった頃、そこにはある"力の石"のエネルギーによって平和で豊かな社会と文明を築いた人々が暮らしていた。しかしある時、力の石のエネルギーを我が物としようとした長老一派が誤って力の石を暴走させてしまった。文明は一瞬のうちに消滅し、歴史から消えてしまったが、天空から舞い降りた神々によって文明の一部分は島として修復され、力の石と共に大空に放たれたと言われている。
ソニック編プロローグ
『ソニック2』でソニックに破壊されたDr.エッグマンの要塞「デスエッグ」は墜落し、落下軌道上に存在した浮遊島へ衝突した。その衝撃により浮遊島は降下し海面に衝突し、大きな津波を引き起こしたものの、わずかに海上の上空にその姿を留めた。
その数日後、デスエックと浮遊島の衝突現場から遠く離れた島においてソニックの相棒"テイルス"が発明したジュエルレーダーが突然始まった強力なカオスエメラルドの反応を感知した。先日の津波との関連性を感じたテイルスはソニックのいる浜辺へと向かっていった。
その頃浜辺で昼寝をしていたソニックは古代文字らしきものが彫られた小さなリングが砂浜に流れ着いているのを見つけた。それを手に取ったソニックはある島についての古い伝説を思い出した。なぜか無性に懐かしさにかられたソニックは再び冒険に旅立つ決心をした。
墜落したデスエッグから脱出したDr.エッグマンは浮遊島にカオスエメラルドがあることに気が付いた。カオスエメラルドを手に入れ、そのエネルギーでデスエッグを再び宇宙に飛び立たせるため、急速に浮遊島に基地を建設し、さらに島の動物たちを拐いロボットに改造した上で、環境変化マシーンを用いて浮遊島の自然環境を厳しいものに変えてしまった。
ナックル編プロローグ
島の地底に眠るカオスエメラルドの結晶柱"ピラー"(マスターエメラルド[4])の力を制御する[5]7つのカオスエメラルドを守るガーディアン"ナックルズ・ザ・エキドゥナ"。彼は島の仲間たちからは"ナックル"と呼ばれている。
ある日ナックルがカオスエメラルドに異常がないか確かめようとした時、目の前のカオスエメラルドが輝き異常な振動を始めた。今までなかったこの現象に戸惑ううちにカオスエメラルドの振動は激しさを増し、振動が最高潮に達した時、キーンという音と共に閃光が瞬き、ナックルは祭壇の外に投げ出されてしまった。ナックルが意識を取り戻した時には神殿は半壊し、カオスエメラルドは破片すら残さず消え去ってしまっていた。茫然としたナックルが遠くに視線を向けると、湖のあたりに巨大な丸いタマゴのような物体があるのを見つけた。そのタマゴを"カオスエメラルドの祭壇に描かれた伝説に登場する島に災いをもたらすドラゴンのタマゴ"だと考えたナックルは消えたカオスエメラルドを捜して島のあちこちを調べ回っているうちに"Dr.エッグマン"と名乗る見慣れない男と遭遇した。Dr.エッグマンはナックルがカオスエメラルドのガーディアンだと知ると、自身が巨大タマゴの調査に来た科学者であり、自らの研究の邪魔をする"ソニック"という悪のハリネズミがカオスエメラルドを狙っているという嘘の話を聞かせた。
スペシャルステージ
各ステージのどこかに隠されているスペシャルリングを取得するとスペシャルステージにワープする。
このステージは方向の変更とジャンプのみで操作する3Dの強制スクロールで、マップ上にある全てのブルーボールに触れてレッドボールまたはリングに変えることが目的。 ただしステージ上にある星型の模様のあるバンパーボールに触れると弾かれて後ろ向きに走らされてしまい、レッドボールは触れたその場でスペシャルステージ終了となるので注意。
ブルーボールの外側を囲うように全てレッドボールに変えることで、その囲んだボール・囲まれたボールが全てリングになる。内側にブルーボールを残す必要があるので、縦横のどちらかが2個だと変化しない。 リングは50個以上集めるとコンティニューが1回分増える他、変化できるものを含めた最大数のリングをすべて集めきることでパーフェクトスコアボーナスが入る。
マップ上のブルーボールが他のオブジェクトに変化することで全てなくなると、カオスエメラルドを手に入れることができる。 これを7個全て獲得すると、以降はソニックがスーパーソニックに変身することが出来る様になる。 リングを50枚以上取り、さらにジャンプ中に再度ジャンプボタンを押すことで変身し、転落以外に無敵になり、スピードも速くなる(ソニック2と同様)。 ただし、時間が経つたびにリングが1個ずつ減っていき、リングが無くなると元の姿に戻ってしまう。
すでにカオスエメラルドが7個ある場合、スペシャルリングを取得してもスペシャルステージに行くことはなくなり、代わりにボーナスとしてリングを50個獲得できる。なお、一度取得されたスペシャルリングは消滅して2度と取ることができないが、いったんゲームをクリアしたセーブデータでプレイした場合、スペシャルリングはアクト毎に復活し何度でも取れるようになる。
ステージ
各6ゾーンはそれぞれ2アクト存在し、計12ステージ。 なお今作ではアクト1でもボスが出現する他、アクトごとにBGMのアレンジが異なる。 またアクト間は画面切り替えなしでシームレスに進むようになり、ゾーン間でも演出が入る。 今作では、水中がメインとなるハイドロシティゾーン以外にも、水中を進むゾーンが多いのが特徴。
- ZONE1 ANGEL ISLAND ZONE(エンジェルアイランドゾーン)
- 島の森林地帯を進む。動物が多く棲息する緑豊かな森だったが、アクト1の中盤でエッグマンのロボットが一帯に火を放ってしまい、雰囲気が一変する。
- 前作までと比べ上下が広くなっており、中盤からは下側のルートが水中を、上のルートでロープや足場を使って進んでいくアスレチック構成になっている。
- ZONE2 HYDROCITY ZONE(ハイドロシティゾーン)
- 水没した都市に落下させられる。スライダーやループ・加速装置などが多く、爽快なアクションを楽しめる構造となっている。
- 反面、水没した部分が多く息継ぎをしないといけないので、アクト毎の前半の水中では慎重に進む必要がある。息継ぎの必要がないアクアバリアがとても役立つ。
- ZONE3 MARBLE GARDEN ZONE(マーブルガーデンゾーン)
- 噴水により古代遺跡に飛ばされ、その中を進む。ゴツゴツした岩場のアスレチック面で、スピンダッシュで動かす仕掛けが存在する。
- アクト1では青い円盤の上に乗って、床や壁を破壊しながら進む場面が主だが、アクト2ではエッグマンの起こした地震によって、地形が歪に変化していく中を進むことになる。全ゾーン中、唯一水中を進むルートが存在しない。
- 『ソニック&ナックルズ』にロックオンしてプレイした場合、ナックルズでは地震や地盤崩落が起きるルートを回避して進むため、ボスの戦闘が変化する。
- ZONE4 CARNIVAL NIGHT ZONE(カーニバルナイトゾーン)
- 前作のCASINO NIGHT ZONE以上にトリッキーになった、カーニバルのようなアスレチック面に降り立つ。非常にフィールドが広いのでタイムアップの危険性が高い。また水中を進む場面もあり、ステージギミックである風船を壊す事で息継ぎが可能。
- このステージの各所にある回転しているドラム缶は、上下の動きに合わせて方向キーの上下を押すことで振れ幅を大きくすることができる。アクト2終盤ではこのドラム缶が通路を塞いでおり、この方法を使わなければ先へ進めない。
- 『ソニック&ナックルズ』にロックオンしてナックルズでプレイした場合、なぜかボスが出現せずにそのまま次のゾーンに進行してしまう。
- ZONE5 ICE CAP ZONE(アイスキャップゾーン)
- 氷山を駆け回るゾーン。アクト1はキャラクターごとに始まり方が異なり、ソニックはスノーボードで氷山を滑走した後、テイルスは壁に激突した後、ナックルズは氷の壁内の隠し道から、トラップの多い洞窟を慎重に進んでいく。アクト2は氷上と湖の洞窟を行ったり来たりする上下構成の面。水中を進む箇所もあるが大抵はごく短く、反面で底へ落下するとミスに繋がる危険箇所でもある。
- いずれも氷の上はスリップするので慎重な操作が求められる。
- ZONE6 LAUNCH BASE ZONE(ランチベースゾーン)
- 湖に不時着したデスエッグの再建・発射基地。敵の攻撃が激しい上、マップは非常に広いが、所々にトリッキーかつスピードを楽しめる区間が存在する。
- 水中を進む箇所もあるが、息継ぎをできる泡が発生する場所がないために難易度は高い。
- アクト2のボスは3種類存在するが、『ソニック&ナックルズ』にロックオンしてプレイした場合、ソニックでプレイすると3体目のボスが省略され、ナックルズでプレイすると1体目のボスが登場しない。
- また、ナックルズが進むルートはソニックのルートと大きく異なっている。
- BONUS STAGE(ガムボールマシーン)
- リングを一定数集めた状態でチェックポイントマーカーを通過すると、光の輪が現れる。
- 今作ではその輪に触れることでボーナスステージへと突入し、アイテムを手に入れるチャンスが与えられる。
アイテム
通常・対戦モードのみのアイテム
- ビッグ10リング
- リングが10枚手に入る。
- ハイスピード
- しばらくの間、移動速度が速くなる。対戦モードでも登場。
- 1UP
- 残り人数が1人増える。
- 無敵
- しばらくの間無敵になる。
- フレイムバリア
- 敵の攻撃を1回だけ防ぐ他、敵弾の一部および炎によるダメージを無効化するが、攻撃に当たるか水に入ると消えてしまう。ソニックのみ特殊アクション「火の玉ダッシュ」が使用可能になる。
- アクアバリア
- 敵の攻撃を1回だけ防ぎ、それまでは敵弾の一部によるダメージを無効化。また水中に入っても消えず、息継ぎも不要になる。ソニックのみ特殊アクション「連続バウンド」が使用可能になる。
- サンダーバリア
- 敵の攻撃を1回だけ防ぐ他、敵弾の一部および電撃によるダメージを無効化する。周囲のリングを引き寄せるが、攻撃に当たるか水に入ると消えてしまう。ソニックのみ特殊アクション「二段ジャンプ」が使用可能になる。
- エッグマン
- 取るとダメージを受けてしまう。
対戦モードのみのアイテム
- ヘビーシューズ
- しばらくの間、移動速度が遅くなる。
- リング
- 一回だけ、相手のアイテムなどによるダメージを防ぐ。
- バナナ
- 触れると転ばせ、タイムロスさせる。
- バンパー
- 触れると飛ばされる。
- テレポーテーション
- 収録すると、1Pと2Pの位置が入れ替えられる。
登場キャラクター
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ
- 世界最速のハリネズミ。今回の冒険では伝説の"浮遊島"で大活躍。詳細は「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を参照。
- マイルス "テイルス" パウアー
- ソニックの相棒で、2本の尻尾を持つキツネ。空を飛んで、ソニックの冒険を手伝う。詳細は「マイルス "テイルス" パウアー」を参照。
- ナックルズ・ザ・エキドゥナ
- 浮遊島のカオスエメラルドを守るハリモグラ。島の仲間たちからは"ナックル"と呼ばれている。ある日突然のカオスエメラルドの現象に見舞われ、湖のあたりに巨大なタマゴのような物体(デスエッグ)を発見する。その後、島にある7つのカオスエメラルドが跡形もなく消えていた。森のなかでドクター・エッグマンと名乗る見慣れない男と出会い、「ソニックという悪いハリネズミがカオスエメラルドを狙っている」という話を聞き、ソニックへの挑戦が始まった。詳細は「ナックルズ・ザ・エキドゥナ」を参照。
今作では操作キャラクターとして使用する事はできないが、次回作の『ソニック&ナックルズ』では操作キャラクターとして登場し、今作でもロックオンシステムを使う事で使用可能になる。
敵キャラクター
- ドクター・エッグマン
- 前々作と前作に引き続き登場する悪の天才科学者。詳細は「ドクター・エッグマン」を参照。
- エッグマンモービル
-
- エッグマンモービルは、様々なアタッチメントを装着することにより多彩な攻撃ができる。ドクター・エッグマンは、各ゾーンごとに毎回異なるアタッチメントを装着して勝負を挑んでくる。正式名称はないが、ここでは攻略本に記載されていた名称を準用する。
- フレイムモービル
- ゾーン1のボス。炎で攻撃してくる。地面を這ってくる炎だけ注意していれば、それほどの難敵でもないが、無理に攻撃するとやられる事もままあるので、敵が停止してすぐに攻撃できない体勢なら、慌てて攻撃しない方がいい。
- スクリューモービル
- ゾーン2のボス。爆弾投下と水流攻撃の繰り返し。基本は下がってくる時に上部に攻撃だが、爆弾の水柱と、水流の残りカスを使えば、上にいる時にも攻撃可能。
- ドリルモービル
- ゾーン3のボス。ドリルとジェット噴射に当たらないようにアタック。下に落ちてもテイルスが引き上げてくれるので大丈夫。
- グラビトンモービル
- ゾーン4のボス。鉄球と、電磁波で攻撃。電磁波が止まって鉄球を回収してくる時が攻撃のチャンス。
- フリーザーモービル
- ゾーン5のボス。冷凍ガスを噴射していない時に下のパーツを足場にして攻撃。6回攻撃を当てるとパーツが外れるので、後は本体を集中攻撃。
- ボールシューター
- ゾーン6の第1ボス。エッグマンの乗る指令台の下部の壁の上下から、様々な軌道の鉄球を発射する。発射時にせり上がるパーツを足場に指令台を攻撃。
- ビームロケット
- ゾーン6の第2ボス。コクピット兼ビーム発射部分とジェット噴射部分を備えた3段構成で、ダメージを与えると一段ずつ破壊される。また、コクピット周辺には小さな鉄球が周回している。
- ビッグアーム
- ゾーン6、ラスボス。巨大な二本の腕を使った掴み攻撃がメイン。本体であるコクピット上部にはトゲ付きパーツ、後方にはジェット噴射があるため、攻撃には腕に当たらないよう正面から行わなければならない。
敵ロボット
- サルダー[6]
- ゾーン1に出現。サル型ロボット。木にしがみつき、ヤシの実を投げてくる。
- サイクロン[7]
- ゾーン1に出現。サイ型ロボット。ソニックを見つけると突進してくる。
- チューリッポン
- ゾーン1に出現。チューリップ型ロボット。近づくと弾を発射して攻撃してくる。
- メラモーラ
- ゾーン1に出現。イモムシ型ロボット。空中や水中で浮遊している。頭にしか攻撃が効かない。
- パフ[8]
- ゾーン2に出現。フグ型ロボット。移動しながらトゲを出したり引っ込めたりしている。
- カプカプ
- ゾーン2に出現。ピラニア型ロボット。噛まれると、リングが減っていく。
- ポンター
- ゾーン2に出現。近づくと弾を斜めに3発発射してくる。
- ヤドリンジェット
- ゾーン2に出現。ヤドカリ型ロボット。殻のロケットを発射した後、すぐに逃げる。
- ブンブーン
- ゾーン2に出現。ハエ型ロボット。大小二匹セットで出てくる。大きい方にのみ攻撃が効く。
- ジョーズン[9]
- ゾーン2に出現。サメ型ロボット。横に真っ直ぐ飛んでくる。群れで出ることが多い。
- ハリセンボ[10]
- ゾーン3に出現。ハリセンボン型ロボット。空中を浮遊している。トゲのある間は無敵。
- トゲマネ
- ゾーン3に出現。トゲに擬態した敵。横に弾を発射する。上に乗ってもダメージを受けずに跳ねる。
- ホッパー[11]
- ゾーン3に出現。バッタ型ロボット。その場でピョンピョン跳ねる。草の中に隠れている場合もある。
- シェルスター[12]
- ゾーン4に出現。ハマグリ型ロボット。横に弾を発射してくる。上からの攻撃は効かない。
- ハロゲン[13]
- ゾーン4に出現。コウモリ型ロボット。ソニックを見つけると、しつこく追いかけてくる。
- スパークル
- ゾーン4に出現。上下に瞬間移動し、その際に火花が飛び散る。攻撃した時にも火花が出る。
- アイスダス
- ゾーン5に出現。氷のトゲをゆっくり飛ばす。サンダーバリアだと氷のトゲを消せる。
- ペンペン[14]
- ゾーン5に出現。ペンギン型ロボット。しばらく歩いた後、滑ってくる。
- メーベ[15]
- ゾーン6に出現。カモメ型ロボット。ソニックを見つけると、しつこく追い回し急降下攻撃してくる。
- ポーラ
- ゾーン6に出現。トゲ鉄球を回転させながら、こちらに向かってくる。
- ケロッポ
- ゾーン6に出現。カエル型ロボット。その場で鉄の拳を使い攻撃してくる。攻撃パターンは2種類ある。
- デンデン[16]
- ゾーン6出現。カタツムリ型ロボット。近づくと背中から弾を発射する。背中が開いている時しか攻撃が効かない。
- レーザー
- ゾーン6に出現。レールに沿って移動し、レーザーを発射する。
中ボス
- ファイヤーブレス
- ゾーン1の中ボス。正面から火炎放射で攻撃する以外、下部のジェット噴射部分にも攻撃判定がある。フレイムバリアを持っていない場合は、上から攻撃するのがまあ無難。
- ビッグシェイカー
- ゾーン2の中ボス。横からの体当たり攻撃だけ交わして、後は水流を起こすために柱に静止した際にひたすらW回転アタックしてれば倒せる。
- ガキーン
- ゾーン3の中ボス。天井からの落下物(ダメージ食らうのは尖がっているのだけ)に注意しつつ、降りてきたらドリル以外の場所にアタック。
- ボウリングスピン
- ゾーン4の中ボス。ソニックの攻撃は受け付けないので、コマを誘導して本体に当てる。
- ビッグアイスダス
- ゾーン5の中ボス。氷を飛ばして攻撃してくるが、本体の真下は安全地帯。氷を飛ばした数秒間が攻撃チャンス。
- ツインハンマー
- ゾーン6の中ボス。ハンマーを避けて本体を攻撃。確実にいくなら、ハンマーを収納した時に攻撃した方がいい。
移植版
- 全てセガ(セガゲームス)発売。
- 特記の無い場合はメガドライブ版の移植(エミュレーション作品も含む)。
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ソニック ジャム | 1997年6月20日 1997年8月22日 1997年8月28日 | セガサターン | ソニックチーム | セガ | CD-ROM | - | |
2 | ソニックジャム サタコレ | セガサターン | ソニックチーム | セガ | CD-ROM | GS-9200 | ||
廉価版 | ||||||||
3 | ソニック メガコレクション | ニンテンドーゲームキューブ | ソニックチーム | セガ | 光ディスク | DOL-P-GSOJ | - | |
4 | ソニック メガコレクション プラス | PlayStation 2 Xbox | ソニックチーム | セガ | DVD-ROM | PS2:SLPM-65758 XB:ZD6-00003 PS2:SLUS-20917 XB:SKU-64057 PS2:SLES-52998 | - | |
5 | ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 | Wii (バーチャルコンソール) | ソニックチーム セガテクニカルインスティチュート | セガ | ダウンロード | - | - | |
6 | ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 |
| Xbox 360 (Xbox Live Arcade) | ソニックチーム セガテクニカルインスティチュート | セガ | ダウンロード | - | - |
7 | Sonic's Ultimate Genesis Collection | PLAYSTATION 3 Xbox 360 | Backbone Entertainment | セガ | Blu-ray Disc DVD-ROM | - | - | |
- wii(バーチャルコンソール)版
- バーチャルコンソールで配信開始。
- Xbox 360版
- Xbox Live Arcadeで配信開始。
- PlayStation 3版
- PlayStation Storeで配信開始。
COMPETITIONモード
2人で対戦できるモード。モードの種類は以下の通り。操作キャラはソニックとテイルスに加え、ナックルズもこのモードのみ操作することができる。ナックルズはソニックと同じ設定だが、スピードはソニックより若干少し遅いがテイルスより速い。同じ画面上半分が1P、下半分が2Pとなる。早く5周できたプレイヤーが勝利となる。残機数は無限だが、ミスするとペナルティとして1週引かれてしまう。スタートする前にスピンダッシュのスタンバイ可能だが、ラインに出るとファールになり、ペナルティは無いがスタートのやり直しになってしまうので注意。
- GRAND PRIX
- 5回対戦する。1人の場合は練習になる。ゲーム開始前にアイテムをありかなしを選べる。
- MATCH RACE
- 1回のみ対戦する。1人の場合は練習になる。ゲーム開始前にアイテムをありかなしを選べる。
- TIME ATTACK
- 1人でタイムアタックを行う。操作は1Pだけで対戦の練習としても最適。アイテムは一切登場しない。
ステージ
- AZURE LAKE(アジュールレイク)
- 湖を疾走するステージで、後半に川があり、上の足場に相手を妨害するバネが出現するスイッチがある。
- BALLOON PARK(バルーンパーク)
- カーニバルナイトゾーンのようなステージで、後半は風船を上手く利用しないと先に進めない。
- CHROME GADGET(クロームガジェット)
- エレベーターやスプリング、バンパーの壁など仕掛けが多い難しいステージ。
- DESERT PALACE(デザートパレス)
- 砂漠のステージで、手前と奥の二重構造になっている。流砂に引っ掛かると大幅なタイムロスになる。
- ENDLESS MINE(エンドレスマイン)
- 鉱山のステージで、手前と奥の二重構造になっている。特に難しい仕掛けは無いが、途中にある3つの岩を壊さないと先に進めない。
音楽
『ソニック1』、『ソニック2』のBGMはDREAMS COME TRUEの中村正人、『ソニックCD』のBGMは日本・欧州版が尾形雅史と幡谷尚史、北米版ではSpencer Nilsenによる作曲であったが、今作のBGMは社内のみでの制作となっている。
しかし、初期の企画では作曲をマイケル・ジャクソンに委託する予定だったという説がある。1993年に起きた騒動の最中、セガはこれを取り消し社内での作曲に変更した。しかし、すでにこの時点でマイケル・ジャクソンは曲をほとんどすべて完成させていたので、これらの曲は作曲スタッフによって編曲されてゲームに収録されたといわれる。スタッフロールに彼と関係の深い数名がクレジットされていることや、後に発表された彼の曲に類似した曲が存在することなどから推測が飛び交ったが、中裕司をはじめ開発者はこの説を否定している。
2009年12月、同ゲームの音楽に関わっていたブラッド・バクサーがフランスの雑誌『Black&White』のインタビューで、マイケル・ジャクソンと共に作曲をしていたことを明かした。また、エンディングのクレジットで流れるテーマ曲と『ストレンジャー・イン・モスクワ』の類似性は偶然ではないと語っている[17]。
また、この影響からか1997年2月14日に発売されたWindows版『ソニック&ナックルズ コレクション』ではZONE4、5、6、エンディングテーマなどの音楽が全く別のものに変更されている。
スタッフ
この節の加筆が望まれています。 |
評価
この節の加筆が望まれています。 |
ソニック&ナックルズとの関連性
初期の企画では、ソニック&ナックルズとソニック3は一本のゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』として発売される予定だった。
開発当初は3Dポリゴン演算処理用の特殊チップである「SVP(セガバーチャプロセッサ)チップ」を組み込む予定であったが、SVPチップの開発が遅れ、その影響で『ソニック3』の開発も停滞気味となっていた。しかし、北米市場では既に全米のマクドナルドで子供向けのファミリー層を購買対象にしたハッピーミール・キャンペーンとのタイアップにより『ソニック3』の発売日は1994年2月2日と確定していたため、開発リーダーの中裕司はそれまで1年かけて開発していた当初の『ソニック3』を断念して殆どゼロからの状態で新たに作り直す必要に迫られ、「製作期間の兼ね合いから、予定していたボリュームの半分を削らなくてはならなかった…」と語っている[18]。
また、バックアップ機能の搭載によって、当時としてはゲームに必要とするROMの容量が大きくなり、ROM製作に費用が掛かることになってしまったため、前編を『ソニック3』、後編を『ソニック&ナックルズ』へと内容を分け、後にROMカセット同士をドッキングで接続させるロックオンシステムを採用する事で、コストの低下も図っている。これらの理由により、2つのソフトを組み合わせた時に完全版として遊べるため、ソニック3単体でプレイした場合は遊べるステージ数が少ないが、中祐司はユーザーに対して謝罪の意味も込めて『ソニック&ナックルズ』にはどんなROMを挿しても遊べるように膨大なパズル面を用意しており、そのうち『ソニック1』を挿した場合、収録されている2億面全てを遊び切ることができるようになっている。
前後編への分断前の名残として、ソニック3の裏技のステージセレクト画面には『CARNIVAL NIGHT ZONE』と『ICE CAP ZONE』の間の5面の位置に『FLYING BATTERY ZONE』の名前があり、『LAUNCH BASE ZONE』の後に『MUSHROOM VALLEY ZONE』(『MUSHROOM HILL ZONE』の初期の名前と思われる)と『SANDOPOLIS ZONE』の名前が残っている。
またソニック&ナックルズにおいてプレイすることができるナックルズ専用のステージのルートは、ソニック3単体の時点ですでに準備されており、裏技を使うことで入り込むことができる。そしてソニック3単体のミュージックセレクトでもソニック&ナックルズの通常ステージ、ボス、ボーナスステージの音楽を聞くことができる。
関連項目
- ソニック ジャム - 本ソフトが収録されているセガサターン用オムニバスソフト。
- ソニック メガコレクション - 本ソフトが収録されているニンテンドーゲームキューブ用オムニバスソフト。PlayStation 2、Xboxでは収録ソフトが追加された「ソニック メガコレクション プラス」も発売。
- ソニック&ナックルズ - 本作の後編。本来は本作と1本のゲームにまとめられる予定だった。
脚注
注釈
- ^ 厳密でいえば本作はシリーズ第3作目だが、1993年に『2』と本作の合間に『ソニック・ザ・ヘッジホッグCD』が発売されているため、実質的にはシリーズ第4作目である。
出典
- ^ “Sonic the Hedgehog 3(Japan)”. 2014年8月22日閲覧。
- ^ “Sonic the Hedgehog 3(Genesis)”. 2014年8月22日閲覧。
- ^ “[セガハード大百科 メガドライブ対応ソフトウェア(セガ発売)]”. セガ. 2012年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月31日閲覧。
- ^ 『ソニック&ナックルズ』での名称。
- ^ 『ソニックアドベンチャー』以降の作品ではマスターエメラルドがカオスエメラルドを制御する設定となっている。
- ^ 取扱説明書ではモンキー・デュードで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではリノボットで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではポイントデクスターで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではジョーズで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではスパイカーで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではマンティスで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではクラマーで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではバットボットで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではペンギネーターで呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではフライボット767で呼ばれていた。
- ^ 取扱説明書ではスネイル・ブラスターで呼ばれていた。
- ^ マイケルが人気ゲームのエンディング曲に関わっていた!?(BARKS)
- ^ 太田出版 CONTINUE 『 メガドライブ大全 』 p285参照