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日本食品検査

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一般財団法人日本食品検査(にほんしょくひんけんさ、Japan Foods Inspection Corporation、英文略称JFIC)は、食品・農水産物の検査・分析を行う検査機関。法令により義務づけられた検査の他、商社や食品メーカーなどからの依頼による自主的な検査・分析にも応じている。輸入食品等の命令検査・自主検査の試験体制と能力を基盤として、食品製造・加工施設等の衛生調査・監査、これらの業務に付随する試験及び食品事業者が必要とする試験、HACCP認証等のためのコンサルティング、食品事業者を対象とする各種セミナー・教育訓練等を、食品事業者に提供している。2017年(平成29年)5月1日に日本冷凍食品検査協会から名称変更するとともに、本部を東京都大田区平和島へ移転した。

主な業務

食品施設の衛生・品質調査
食品流通業・外食産業より依頼を受け、店舗・取引工場において、品質管理に関する監査などを行う。HACCPに関連する事業や商品検査、店舗衛生調査、工場調査・工場監査、冷凍食品検査事業(日本冷凍食品協会)などを行う。
食品安全コンサルティング・食品表示
表示チェックや表示作成、工場診断や品質・衛生に関する改善支援、食品安全や品質システムの整備、対米HACCP・EUHACCPの認証取得支援など、食品安全のトータルサポートを行う。
輸出・輸入食品検査
諸外国に輸出をする際、または諸外国から輸入をする際に必要とされる検査・試験の実施及び証明書の発行を行う。輸出水産食品(ロシア、ブラジル、オーストラリア、ナイジェリア、ウクライナ、インドネシア向 など)の検査や、食品衛生法に基づく輸入命令検査・輸入自主検査を行う。
試験と分析
あらゆる食品についてを試験・分析を行う。 実施項目; 微生物試験、栄養成分、機能性成分、食品添加物、天然有毒物質(カビ毒、貝毒)、食品汚染物質(重金属、PCBなど)、残留農薬・動物用医薬品、各種成分規格(清涼飲料水・乳等省令・冷凍食品・食肉製品など)、異物・異臭、放射性物質、アレルギー物質、遺伝子組換食品、種判別、ペットフード・飼料、器具・容器包装・おもちゃの規格、食品添加物の成分規格 など。
各種セミナーの開催
食品表示や品質管理、微生物検査技術、フードディフェンスなど、食品安全に関連する各種オープンセミナーを行う。
技能評価試験
細菌技能評価試験、放射能技能試験、中国国内における技能評価試験(細菌検査、残留農薬検査)などを行う。

省庁・公的機関からの認定

検査所

沿革

  • 1949年 - 財団法人輸出冷凍水産物検査協会として設立
  • 1952年 - 財団法人日本輸出冷凍水産物検査協会に名称変更
  • 1959年 - 財団法人日本冷凍食品検査協会に名称変更
  • 2014年 - 一般財団法人に移行
  • 2017年 - 一般財団法人日本食品検査に名称変更

外部リンク