ヤマイバラ
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ヤマイバラ(学名:Rosa sambucina Koidz.)は、バラ科バラ属の半蔓性の落葉低木で、日本固有種とされている。
全体に毛はなく、他の木に寄りかかって伸び、大きいものでは長さ5~10メートルになることがある。
茎は大きく分枝し、枝には強い下向きの鉤形の刺が目立つ。
葉は長さ11~15センチメートルで、光沢または半光沢があり、表面は濃緑色、裏面は明緑色または淡緑色で白みを帯びる。
5~6月には、頂の平たい花序をつくり、10~20個の白い花を開く[1]。花冠は白色で径3~5センチメートル、
花弁は5枚、倒卵形で長さ1.5~2センチメートル、先はへこむ[2]。
果実は扁球形で径1センチメートル、上に五角形の花盤があり、萼片は着存することが多い。
愛知県以西の本州に分布し、四国、九州にはまれに生育する[3][4]。台湾にもみられる。
ヤマイバラは比較的稀な種とされ、花をつけるまで成熟した個体は少ないといわれている。
しかし、その美しい白い花と独特の形状から、自然愛好家には非常に人気がある。[5][6]
脚注
- ^ 華のいわや (2023年3月20日). “「ヤマイバラ(山茨)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説”. 華のいわや. 2024年2月9日閲覧。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及. “ヤマイバラ(やまいばら)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年2月9日閲覧。
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ),世界大百科事典内言及. “ヤマイバラ(やまいばら)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年2月9日閲覧。
- ^ 華のいわや (2023年3月20日). “「ヤマイバラ(山茨)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説”. 華のいわや. 2024年2月9日閲覧。
- ^ “ヤマイバラ-関西の花・初夏の花・西宮-”. plants.minibird.jp. 2024年2月9日閲覧。
- ^ 華のいわや (2023年3月20日). “「ヤマイバラ(山茨)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説”. 華のいわや. 2024年2月9日閲覧。