弘前在来トウガラシ
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弘前在来トウガラシ(ひろさきざいらいとうがらし)は、青森県弘前市で栽培されてきた在来種のトウガラシである。
概要
糖度は完熟の場合、通常の鷹の爪の約2倍と国内随一である。形状は大振り曲状で肩が大きく張り出した独特なものである。
近年安価な輸入トウガラシの影響のため生産量が激減したが、2004年から他品種との交雑を避けるため、地元生産者・JA・加工業者・行政(青森県や弘前市)・弘前大学農学生命科学部など産学官連携により、在来津軽清水森ナンバブランド確立研究会(事務局:青森県特産品センター)が発足。種子や苗を含めた栽培管理が厳格に実施されている。また、栽培地域は限定している。生産量は増加している。
現在では「清水森ナンバ」(しみずもりなんば)の統一された商品名で、一味唐辛子や醤油漬け・醤油煮、ソフトクリームなどの様々な加工品が販売されている。2020年12月23日に地理的表示保護制度に登録された[1]。
歴史
弘前藩初代藩主、津軽為信(1550年 - 1607年)が京都伏見稲荷から持ち帰った後、津軽地方で広まり独特の在来種になったと伝えられている。1980年に国の野菜試験場育種部において野菜の地方品種で確認された。
加工品販売所
脚注
- ^ “登録の公示(登録番号第105号)”. www.maff.go.jp. 農林水産省 (2020年12月23日). 2023年1月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 青森県庁 あおもり産品情報サイト青森のうまいものたち 産地レポート
- トウガラシ博士 前田智雄
- 青森県特産品センター
- 清水森ナンバ(登録番号第105号):登録の公示・登録産品紹介 - 農林水産省地理的表示(GI)保護制度登録産品