石井優
いしい まさる 石井 優 | |
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生誕 |
1956年7月3日(68歳) 日本 東京都渋谷区 |
活動期間 | 1983年 - |
時代 | 昭和時代後期 - |
団体 | 近未來通信 |
肩書き | 近未來通信創業者兼社長 |
罪名 | 詐欺罪 |
犯罪者現況 | 2007年(平成19年)4月に国際手配、2024年(令和6年)現在も逃亡中。 |
石井 優(いしい まさる、1956年〈昭和31年〉7月3日 - )は、日本の実業家。東京都渋谷区出身。破綻した近未來通信創業者兼社長。現在、詐欺容疑で国際手配されている。
経歴
中央大学商学部を1980年(昭和55年)3月に卒業した後、国内中堅製薬会社に入社し、営業職に従事。1983年(昭和58年)に独立。その後、「トップコーポレーション」を設立して貿易やコンサルティング業等を手掛けたとされる。1997年(平成9年)、近未來通信の前身であるエクセル・ジャパン設立。当初の主な事業は、ホテルの宴会場などでの宝石や毛皮販売であった[1]。エクセル・ジャパンは1999年(平成11年)に近未來通信に商号変更。石井は引き続き代表取締役に就任する。石井は近未來通信以外にも浄水器などの健康器具販売や、インターネットカフェ事業、バーやキャバレーの経営にも手を出していたとされる。2006年(平成18年)8月、近未來通信のずさんな経営実態が報道される。2006年(平成18年)11月には、複数のマスコミによる電話取材で近未來通信の疑惑を否定し、また詐病発言をしている。報道で詐欺の疑いが明らかになると、捜査の手が入る直前に石井は会社の財産の多く(少なくとも2億円以上)を持って韓国へ出国した。
2006年(平成18年)12月4日、警視庁刑事部捜査第二課より詐欺容疑で近未來通信本社や、石井の自宅の家宅捜索が行われた。2007年(平成19年)4月20日、石井の逮捕状が取られた[2]。帰国の見通しが立たないことから、国際刑事警察機構(ICPO)を通じ、2007年(平成19年)4月に国際手配された。
2009年(平成21年)11月27日には、彼が会社から少なくとも5億円の報酬を受け取っていたことが明らかになった[3]。
2010年(平成22年)7月24日、被害対策弁護団(紀藤正樹団長)が石井が中国に潜伏している可能性があるとして、10万元(日本円で約200万円)の懸賞金を出すことを発表した[4]。
2024年(令和6年)現在も逃亡中で、後に、近未來通信の海外中継拠点として通信用サーバーが設置されている中国に入国したことが明らかとなった[5]。
脚注
- ^ “近未来通信の「詐欺」 総務省のチェックの甘さ批判の的に”. J CASTニュース (2006年12月15日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ “近未来通信社長に逮捕状 虚偽の説明で投資集める”. 共同通信 (2007年4月20日). 2020年10月5日閲覧。 [リンク切れ]
- ^ “近未来通信元社長に報酬5億円 IP電話詐欺事件”. 共同通信 (2009年11月27日). 2010年10月5日閲覧。 [リンク切れ]
- ^ “近未来通信事件、元社長の情報に弁護団が懸賞金”. 日本経済新聞 (2010年7月24日). 2020年10月5日閲覧。
- ^ 山岡俊介 (2007年4月5日). “「近未来通信」社長を取材中の中国人出版社社長、銃撃され重傷”. アクセスジャーナル. 2020年10月5日閲覧。 [リンク切れ]