リトル・ホンダ
「リトル・ホンダ」 | ||||||||||
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ザ・ビーチ・ボーイズ の シングル | ||||||||||
初出アルバム『オール・サマー・ロング』 | ||||||||||
リリース | ||||||||||
録音 |
Western Studios 1964年4月2日 1964年4月10日 | |||||||||
ジャンル | ホットロッド、ポップ・ロック[1] | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | キャピトル | |||||||||
作詞・作曲 |
ブライアン・ウィルソン マイク・ラヴ | |||||||||
プロデュース | ブライアン・ウィルソン | |||||||||
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「リトル・ホンダ」 (Little Honda) は、ブライアン・ウィルソンとマイク・ラヴが共作した、アメリカ合衆国のロック・バンド、ザ・ビーチ・ボーイズの楽曲。
概要
[編集]1964年のアルバム『オール・サマー・ロング』に収録され、EP『Four by The Beach Boys』にも入れられた。また、同年にシングル・カットもされた。
「ホンダ」とは本田技研工業の小型オートバイに対する英語圏の俗称である[2]。同名のモペッド「ホンダ・リトルホンダ」はこの曲のヒットを受け、1966年にリブランドされて販売開始されたものである。
歌詞は、カップルが「ホンダ・ショップ」へ行って「ホンダ」に試乗し、乗ることの楽しさや性能の素晴らしさを歌いあげ、大型バイクとの違いを強調する、という内容である。
「ホンダ」の語はアルバムの表題曲「オール・サマー・ロング」の歌詞にも登場する。いずれの曲も本田技研とのタイアップやコマーシャルソングとして作られたものではなかったが、本曲は2020年11月に同社の軽乗用車「N-ONE」のCMソングとして使用された。
シングル盤はBillboard Hot 100の最高65位にとどまったが、他の国々では人気が出て、1965年はじめには、スウェーデンでチャートの首位、ノルウェーで8位まで上昇したと当時の『ビルボード』誌に報じられ、カナダでは『RPM』のチャートで15位、ドイツでは44位となった。
北米の地域的なチャートでは、特にロサンゼルス、ワシントンD.C.、ミネアポリス(以上の都市では最高2位)、バンクーバー(3位)、リッチモンド(4位)、モントリオール(6位)、サンノゼ (8位)で人気を集め、さらにマイアミ、シンシナティ、ウィニペグや、ニューイングランド地方のスプリングフィールド、マンチェスターなどでも、トップ10に近いところまで浮上した。
カバー
[編集]- ホンデルズ - シングル、1964年
- Billboard Hot 100で最高9位まで上昇
- ジャン&ディーン
- ジャニーズ - ソノシート、1964年。安井かずみによる日本語詞で歌唱
- Mi-Ke - アルバム『太陽の下のサーフィン・JAPAN』1992年
- ザ・クイアーズ - EP『Bubblegum Dreams』1996年、ルックアウト・レコード(Lookout!)
- ヨ・ラ・テンゴ - アルバム『I Can Hear the Heart Beating as One』1997年
出典・脚注
[編集]- ^ Little Honda - オールミュージック
- ^ 当時北米に輸出されていたホンダ車はホンダ・スーパーカブが大半であり、ホンダ=スーパーカブという認識であった。