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三育学院大学

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三育学院大学
正門
大学設置 2009年
創立 1898年
学校種別 私立
設置者 学校法人三育学院
本部所在地 千葉県夷隅郡大多喜町久我原1500
北緯35度14分30秒 東経140度15分48秒 / 北緯35.24167度 東経140.26333度 / 35.24167; 140.26333座標: 北緯35度14分30秒 東経140度15分48秒 / 北緯35.24167度 東経140.26333度 / 35.24167; 140.26333
キャンパス 大多喜 (千葉県夷隅郡大多喜町)
東京 (東京都杉並区天沼)
学部 看護学部
研究科 看護学研究科
ウェブサイト https://www.saniku.ac.jp/
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グレンジャー記念講堂(左)、大河平輝彦記念ホール(右)

三育学院大学(さんいくがくいんだいがく、英語: Saniku Gakuin College)は、千葉県夷隅郡大多喜町に本部を置く私立大学1898年創立、2009年大学設置。

概要

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2008年(平成20年)4月に三育学院短期大学看護学科4年制大学に移行する形で[1]開校した[2]。現学長東出克己

沿革

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(この節の出典[3]

  • 1896年(明治29年)SDA教団(プロテスタントキリスト教)の宣教活動開始。ウィリアム・C・グレンジャー宣教師来日。
  • 1898年(明治31年)東京麻布に「芝和英聖書学校」開校。
  • 1919年(大正 8年)東京杉並村天沼に「天沼学院」開校。小学、中学、高等部を併設。
  • 1926年(大正15年)千葉県袖ヶ浦市に男子部移転。名称を「日本三育学院」とする。天沼学院は「日本三育女学院」と改称。
  • 1928年(昭和 3年)「東京衛生病院看護婦学校」天沼に開校、後「東京衛生病院看護学院」に改称。
  • 1948年(昭和23年)「財団法人日本三育学院」に改組し、「日本三育学院神学校」と称する。
  • 1950年(昭和25年)東京衛生病院看護婦養成所と名称変更。2年後、厚生省の認可を受ける。
  • 1951年(昭和26年)日本三育学院神学校は「学校法人三育学院」に改組。2年後、「日本三育学院カレッジ」と改称。
  • 1971年(昭和46年)「三育学院短期大学英語学科の認可を得る。
  • 1974年(昭和49年)「東京衛生病院看護婦養成所」をカレッジに移管し、「三育学院カレッジ看護学科」と名称変更。
  • 1976年(昭和51年)専修学校発足に伴ない、カレッジを「専門学校三育学院カレッジ」と改称。
  • 1978年(昭和53年)専門学校・短期大学は千葉県袖ケ浦市より夷隅郡大多喜町久我原へ移転。
  • 1987年(昭和62年)カレッジ看護学科を短期大学看護学科へ改組転換。
  • 2004年(平成16年)短期大学に専攻科(地域看護学専攻)を設置。
  • 2007年(平成19年)12月、「三育学院大学 看護学部看護学科」認可。
  • 2008年(平成20年)「三育学院大学」開学、看護学部看護学科を設置。
  • 2018年(平成30年)東京校舎に6号館完成。2年次後期より創立の地、杉並区天沼を舞台とする新しい学びがスタート。
  • 2019年(令和元年)「三育学院⼤学⼤学院看護学研究科看護学専攻」認可。
  • 2020年(令和2年)三育学院⼤学⼤学院開学看護学研究科を設置。

教育方針

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ミッションステートメントとして「本学は、プロテスタントキリスト教の精神、とりわけその潮流のもとにあるセブンスデー・アドベンチスト教団の理念と実践に基づく教育共同体である[広報 1]」と掲げている。

教育方針として、公式サイトには

  1. 神の愛を学ぶことにより、自己と他者の価値と尊厳を認める。
  2. 自己、他者、そして神との対話を通し、自分を見つめ、成長させる。
  3. 人間関係を円滑に保つコミュニケーション能力を身につける。
  4. 物事を論理的に考えるクリティカルな思考力と、問題と主体的に取り組む姿勢を持つ。
  5. 看護専門職者として高い倫理観を備え、適切で安全な看護を実践する基礎的能力を身につける。
  6. 自己の行動に責任を持ち、他職種と連携して働くことができる。
  7. 自己研鑚に努め、看護学の発展に寄与する。
  8. SDAライフスタイルに基づいた健康的な生活の実践と啓蒙に努める。
  9. 国際性を養い、人種・文化・信条を超えた看護を実践できるとともに、国際交流や国際協力に貢献できる基本的姿勢を身につける。
  10. 神に仕えるように人に仕える精神を持ち、喜びと意義ある天職として看護の働きを実践する。

の10が挙げられている[広報 2]

組織構成

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主な設備

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  • キャンパスは大多喜キャンパスと東京校舎の二つに分かれる[広報 3]
  • 大多喜キャンパス内に三つの寮が存在する。一部屋3〜4人のルームシェアの形を取る[広報 4]
    • スミルナ寮: 女子寮。4階建て、120名収容可能。
    • ミルテ寮: 女子寮。3階建て、100名収容可能。
    • カレッジホール: 男子寮。50名収容可能。

なお、東京校舎には「サフラン寮」が存在する。

脚注

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出典

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  1. ^ “三育学院大4月開学 大多喜町 4年制看護学部を設置”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 17. (2008年2月6日) 
  2. ^ “三育学院大学が開校 県南唯一の看護大学 「知」「徳」「体」調和の取れた三育を実践”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 9. (2008年4月9日) 
  3. ^ 沿革”. 三育学院大学. 2024年10月26日閲覧。
  4. ^ 保健師課程”. 三育学院大学. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ 2025 年度 学生募集要項 三育学院大学大学院看護学研究科 看護学専攻(修士)”. 三育学院大学. 2024年10月26日閲覧。

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ 公式サイト http://www.saniku.ac.jp/about/about_01.html
  2. ^ 公式サイト http://www.saniku.ac.jp/domitory/index.html
  3. ^ 公式サイト http://www.saniku.ac.jp/campus/campus_01.html
  4. ^ 公式サイト http://www.saniku.ac.jp/domitory/index.html
  5. ^ 山内太地 「こんな大学で学びたい!」147p。また、公式サイト: 学生生活を支える食事 > 卵乳菜食について、2014年11月15日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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