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佐藤東洋士

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐藤 東洋士(さとう とよし、1944年8月13日[1][2] - 2020年10月18日[3])は、日本の教育者。学校法人桜美林学園の学園長・理事長を務めた。

経歴

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中国北京生まれ[1][2]。母は北京にあった桜美林学園の前身校で教師を務めており、戦後すぐに帰国した。

慶應義塾大学経済学部で1年学んだ後、桜美林大学文学部に入学。在学中にカリフォルニア大学バークレー校への10ヶ月の留学を経験。1970年桜美林大学文学部英語英米文学科卒業後[3]、1973年日本大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了[3]。文学修士。

日本大学大学院在学中の1972年、母校・桜美林大学文学部の助手に採用[1]。1976年、文学部専任講師[1]。1984年、文学部助教授[1]。1989年、国際学部教授[1]。教員として教鞭を執る傍ら、国際部長、企画室長も歴任。

1993年桜美林大学副学長[1][3]。1996年4月、桜美林大学学長( - 2012年3月)[3]。2003年、桜美林学園理事長[3]。2012年、桜美林学園学園長(桜美林大学総長)[3]

学外では、大学基準協会日本私立大学協会[3]学位授与機構財団法人東京キリスト教青年会キリスト教学校教育同盟財団法人大学セミナーハウス[3]文部科学省大学設置・学校法人審議会[2][3]日本高等教育評価機構[2]などの委員や役職を歴任した。また、2001年、韓国韓瑞大学より名誉文学博士[3]、2005年明知大学より名誉行政学博士[3]米国オハイオ・ドミニカン大学英語版より名誉教育学博士[3]をそれぞれ授与されている。

2017年4月、旭日重光章を受章[3]

2020年6月には日本私立大学協会会長に就任したが、同年10月18日、多臓器不全のため死去[4]。76歳没。死没日をもって正四位に叙される[5]

共編

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  • 李恩民共編『東アジア共同体の可能性 日中関係の再検討』御茶の水書房、2006年

出典・脚注

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  1. ^ a b c d e f g 桜美林大学 学長 佐藤東洋士”. 週刊BCN. BCN (2002年9月30日). 2014年2月1日閲覧。
  2. ^ a b c d 学校法人桜美林学園理事長・桜美林大学学長 佐藤東洋士氏”. リクルート進学総研. リクルート (2008年7月22日). 2014年2月1日閲覧。[リンク切れ]
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 【訃報】学校法人桜美林学園 学園長・理事長 佐藤東洋士 逝去のお報せ”. 桜美林学園. 2023年1月1日閲覧。
  4. ^ “佐藤東洋士さん死去”. 朝日新聞社. (2020年10月22日). https://www.asahi.com/articles/DA3S14666934.html 2020年10月30日閲覧。 
  5. ^ 『官報』第379号12頁、令和2年11月24日