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建設大臣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本の旗 日本
建設大臣
Minister of Construction
地位建設省の長
種類国務大臣
所属機関内閣
担当機関建設省
任命内閣総理大臣
根拠法令建設省設置法
前身建設院総裁
創設1948年昭和23年)7月10日
初代一松定吉
最後林寛子
廃止2001年平成13年)1月6日
継承国土交通大臣
略称建設相
職務代行者建設政務次官

建設大臣(けんせつだいじん、: Minister of Construction)は、かつて日本建設省の長および主任の大臣であった国務大臣である。日本語略称は建設相(けんせつしょう)。

膨大な公共事業を取り仕切ることから利権ポストの代表格ともいわれた[1]

前身は建設院総裁で、同様に国務大臣をもって充てられていた。1948年7月に建設省昇格に伴い設置され、2001年1月中央省庁再編に伴う、国土交通省への統合により、廃止された。後身は国土交通大臣。中村喜四郎が第50回衆議院議員総選挙に出馬せず引退したため現職議員で建設大臣経験者はいなくなった。

歴代の建設大臣

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氏名 内閣 在任期間 兼務等
建設大臣
1 一松定吉 芦田内閣 1948年07月10日 -
1948年10月15日
- 吉田茂 第2次吉田内閣 1948年10月15日 -
1948年10月19日
内閣総理大臣による臨時代理
2 益谷秀次 1948年10月19日 -
1949年02月16日
3 第3次吉田内閣 1949年02月16日 -
1950年05月06日
4 増田甲子七 1950年5月6日 - 1950年6月28日 北海道開発庁長官(1950年6月1日以降)
第3次吉田第1次改造内閣 1950年06月028日 -
1951年06月07日
北海道開発庁長官

賠償庁長官

5 周東英雄 1951年06月07日 -
1951年07月04日
北海道開発庁長官

賠償庁長官

6 野田卯一 第3次吉田第2次改造内閣 1951年07月04日 -
1951年12月26日
北海道開発庁長官、首都建設委員会委員長
第3次吉田第3次改造内閣 1951年12月26日 -
1952年10月30日
行政管理庁長官、北海道開発庁長官、首都建設委員会委員長
7 佐藤栄作 第4次吉田内閣 1952年10月30日 -
1953年02月10日
北海道開発庁長官
8 戸塚九一郎 1953年02月10日 -
1953年05月21日
労働大臣、北海道開発庁長官
9 第5次吉田内閣 1953年05月21日 -
1954年06月16日
北海道開発庁長官(1954年1月14日まで)
10 小澤佐重喜 1954年06月16日 -
1954年12月10日
11 竹山祐太郎 第1次鳩山一郎内閣 1954年12月10日 -
1955年03月19日
12 第2次鳩山一郎内閣 1955年03月19日 -
1955年11月22日
13 馬場元治 第3次鳩山一郎内閣 1955年11月22日 -
1956年12月23日
首都圏整備委員会委員長(1956年6月9日以降)
- 石橋湛山 石橋内閣 1956年12月23日 内閣総理大臣による臨時代理
14 南條徳男 1956年12月23日 -
1957年02月25日
首都圏整備委員会委員長
15 第1次岸内閣 1957年02月25日 -
1957年07月10日
首都圏整備委員会委員長
16 根本龍太郎 第1次岸改造内閣 1957年07月10日 -
1958年06月12日
首都圏整備委員会委員長
17 遠藤三郎 第2次岸内閣 1958年06月12日 -
1959年06月18日
首都圏整備委員会委員長
18 村上勇 第2次岸改造内閣 1959年06月18日 -
1960年07月19日
首都圏整備委員会委員長
19 橋本登美三郎 第1次池田内閣 1960年07月19日 -
1960年12月08日
首都圏整備委員会委員長
20 中村梅吉 第2次池田内閣 1960年12月08日 -
1961年07月18日
首都圏整備委員会委員長
第2次池田第1次改造内閣 1961年07月18日 -
1962年07月18日
21 河野一郎 第2次池田第2次改造内閣 1962年07月18日 -
1963年07月18日
首都圏整備委員会委員長(1962年11月2日以降)
近畿圏整備長官(1963年7月10日以降)
第2次池田第3次改造内閣 1963年07月18日 -
1963年12月09日
近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長
22 第3次池田内閣 1963年12月09日 -
1964年07月18日
近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長
23 小山長規 第3次池田改造内閣 1964年07月18日 -
1964年11月09日
近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長
24 第1次佐藤内閣 1964年11月09日 -
1965年06月03日
近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長
25 瀬戸山三男 第1次佐藤第1次改造内閣 1965年06月03日 -
1966年08月01日
近畿圏整備長官、首都圏整備委員会委員長
中部圏開発整備長官(1966年7月1日以降)
26 橋本登美三郎 第1次佐藤第2次改造内閣 1966年08月01日 -
1966年12月03日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
27 西村英一 第1次佐藤第3次改造内閣 1966年12月03日 -
1967年02月17日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
28 第2次佐藤内閣 1967年02月17日 -
1967年11月25日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
29 保利茂 第2次佐藤第1次改造内閣 1967年11月25日 -
1968年11月30日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
30 坪川信三 第2次佐藤第2次改造内閣 1968年11月30日 -
1970年01月14日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
31 根本龍太郎 第3次佐藤内閣 1970年01月14日 -
1971年07月05日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
32 西村英一 第3次佐藤改造内閣 1971年07月05日 -
1972年07月07日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
33 木村武雄 第1次田中角栄内閣 1972年07月07日 -
1972年12月22日
国家公安委員会委員長、近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
34 金丸信 第2次田中角栄内閣 1972年12月22日 -
1973年11月25日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長
35 亀岡高夫 第2次田中角栄第1次改造内閣 1973年11月25日 -
1974年11月11日
近畿圏整備長官、中部圏開発整備長官、首都圏整備委員会委員長(1974年6月26日まで)
36 小澤辰男 第2次田中角栄第2次改造内閣 1974年11月11日 -
1974年12月09日
37 仮谷忠男 三木内閣 1974年12月09日 -
1976年01月15日
- 三木武夫 1976年01月15日 -
1976年01月19日
内閣総理大臣による臨時代理
38 竹下登 1976年01月19日 -
1976年09月15日
39 中馬辰猪 三木改造内閣 1976年09月15日 -
1976年12月24日
40 長谷川四郎 福田赳夫内閣 1976年12月24日 -
1977年11月28日
41 櫻内義雄 福田赳夫改造内閣 1977年11月28日 -
1978年12月07日
国土庁長官
42 渡海元三郎 第1次大平内閣 1978年12月07日 -
1979年11月09日
43 渡辺栄一 第2次大平内閣 1979年11月09日 -
1980年07月17日
44 斉藤滋与史 鈴木善幸内閣 1980年07月17日 -
1981年11月30日
45 始関伊平 鈴木善幸改造内閣 1981年11月30日 -
1982年11月27日
46 内海英男 第1次中曽根内閣 1982年11月27日 -
1983年12月27日
47 水野清 第2次中曽根内閣 1983年12月27日 -
1984年11月01日
48 木部佳昭 第2次中曽根第1次改造内閣 1984年11月01日 -
1985年12月28日
49 江藤隆美 第2次中曽根第2次改造内閣 1985年12月28日 - 
1986年07月22日
50 天野光晴 第3次中曽根内閣 1986年07月22日 -
1987年11月06日
51 越智伊平 竹下内閣 1987年11月06日 -
1988年12月27日
52 小此木彦三郎 竹下改造内閣 1988年12月27日 -
1989年06月02日
- 竹下登 1989年06月02日 -
1989年06月03日
内閣総理大臣による臨時代理
53 野田毅 宇野内閣 1989年06月03日 -
1989年08月10日
54 原田昇左右 第1次海部内閣 1989年08月10日 -
1990年02月28日
55 綿貫民輔 第2次海部内閣 1990年02月28日 -
1990年12月29日
56 大塚雄司 第2次海部改造内閣 1990年12月29日 -
1991年11月05日
57 山崎拓 宮澤内閣 1991年11月05日 -
1992年12月12日
58 中村喜四郎 宮澤改造内閣 1992年12月12日 -
1993年08月09日
59 五十嵐広三 細川内閣 1993年08月09日 -
1994年04月28日
- 羽田孜 羽田内閣 1994年04月28日 内閣総理大臣による臨時代理
60 森本晃司 1994年04月28日 -
1994年06月30日
61 野坂浩賢 村山内閣 1994年06月30日 -
1995年08月08日
62 森喜朗 村山改造内閣 1995年08月08日 -
1996年01月11日
63 中尾栄一 第1次橋本内閣 1996年01月11日 -
1996年11月07日
64 亀井静香 第2次橋本内閣 1996年11月07日 -
1997年09月11日
65 瓦力 第2次橋本改造内閣 1997年09月11日 -
1998年07月30日
66 関谷勝嗣 小渕内閣 1998年07月30日 -
1999年01月14日
小渕第1次改造内閣 1999年01月14日 -
1999年10月05日
67 中山正暉 小渕第2次改造内閣 1999年10月05日 -
2000年04月05日
国土庁長官
68 第1次森内閣 2000年04月05日 -
2000年07月04日
国土庁長官
69 林寛子
扇千景
第2次森内閣 2000年07月04日 -
2000年12月05日
国土庁長官
第2次森改造内閣 2000年12月05日 -
2001年01月06日
運輸大臣、北海道開発庁長官、国土庁長官
  • 辞令のある再任は代として数え、辞令のない留任は数えない。
  • 臨時代理は空位の場合のみ記載し、海外出張等の一時不在代理は記載しない。
  • 太字は後に内閣総理大臣となった人物。

脚注

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  1. ^ 『潮 第175〜177号』潮出版社、1974年発行、118頁

関連項目

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