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松浦健郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シナリオ作家協会『シナリオ』第15巻第10号(1959)より

松浦 健郎(まつうら たけお/けんろう、1920年9月29日 - 1987年5月7日)は、日本脚本家小説家

埼玉県秩父郡大滝村大血川(現・秩父市)出身。1942年日本大学専門部国文科中退、満州映画協会に入社。1944年東宝に移籍し、黒澤明山本薩夫らの助監督を務める。1948年脚本家に転向、代表作に「風速40米」(1958年)、「電光石火の男」(1960年)、「青年の椅子」(1962年)など。弟子に雪室俊一曽田博久がいる。1966年からは小説も書いた[1]

生涯に映画脚本を約170本、テレビなどの脚本を含めると約340本を手掛けた敏腕だったが、その作業は弟子との共同作業が多く、作成の多くが弟子たちに口述筆記、清書させるものであった。写真の姿は雑誌撮影用に取ったものである[2]

参加した映画

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出典:[3][4][5]

  • エノケン・笠置の極楽夫婦(1949年)
  • 魔の黄金(1950年)
  • 殺人者の顔(1950年)
  • 私は狙われている(1950年)
  • 佐々木小次郎(1950年)
  • 二十歳前後(1950年)
  • 素晴らしき求婚(1950年)
  • 夜来香(1951年)
  • 続佐々木小次郎(1951年)
  • メスを持つ処女(1951年)
  • 目下恋愛中(1951年)
  • 完結 佐々木小次郎(1951年)
  • 極楽六花撰(1951年)
  • 浮雲日記(1952年)
  • 夢よいづこ(1952年)
  • やぐら太鼓(1952年)
  • 霧の夜の兇弾(1952年)
  • 喧嘩安兵衞(1952年)
  • 続三等重役(1952年)
  • 弥太郎笠(1952年)
  • 次郎長三國志 次郎長賣出す(1952年)
  • 一等社員 三等重役兄弟篇(1953年)
  • ハワイの夜(1953年)
  • 次郎長三国志 次郎長初旅(1953年)
  • 親分の青春(1953年)
  • 親馬鹿花合戦(1953年)
  • 恋人のいる街(1953年)
  • 逃亡地帶(1953年)
  • 次郎長三国志 第三部 次郎長と石松(1953年)
  • 次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港(1953年)
  • 次郎長一家罷り通る(1953年)
  • 夕立勘五郎(1953年)
  • 浮気天国(1953年)
  • 次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路(1953年)
  • 一等女房と三等亭主(1953年)
  • 次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家(1953年)
  • 次郎長三国志 第七部 初祝い清水港(1954年)
  • 若夫婦は朝寝坊(1954年)
  • 今宵誓いぬ(1954年)
  • 春色お伝の方 江戸城炎上(1954年)
  • 一等マダムと三等旦那(1954年)
  • やくざ囃子(1954年)
  • 鞍馬天狗 疾風八百八町(1954年)
  • 恋愛特急(1954年)
  • 新鞍馬天狗 第一話 天狗出現(1954年)
  • 和蘭囃子(1954年)
  • 仇討珍剣法(1954年)
  • 新鞍馬天狗 第二話 東寺の決闘(1954年)
  • 照る日くもる日 前篇(1954年)
  • 照る日くもる日 後篇(1954年)
  • やんちゃ娘行状記(1955年)
  • 花嫁立候補(1955年)
  • 隠密若衆(1955年)
  • 俺も男さ(1955年)
  • 長脇差大名(1955年)
  • 新鞍馬天狗 夕立の武士(1955年)
  • 講道館四天王(1955年)
  • 身代り紋三 地獄屋敷(1955年)
  • 名月佐太郎笠(1955年)
  • 弾痕街(1955年)
  • 黒帯三国志(1956年)
  • 黒帯有情 花と嵐(1956年)
  • 大学の石松(1956年)
  • 疾風!鞍馬天狗(1956年)
  • 甲武信嶽伝奇 黄金地獄 人肌地獄(1956年)
  • 大学の石松 ぐれん隊征伐(1956年)
  • 甲武信嶽伝奇 決闘地獄(1956年)
  • 大学の石松 太陽族に挑戦す(1956年)
  • 妻恋峠(1956年)
  • 神変美女桜(1956年)
  • 大江戸喧嘩纏(1957年)
  • 嵐の中の男(1957年)
  • 残月講道館(1957年)
  • 大学の石松 女群突破(1957年)
  • チンドンやの娘(1957年)
  • へそくり親爺(1957年)
  • 恐怖の弾痕(1957年)
  • 麻薬3号(1958年)
  • 春泥尼(1958年)
  • 明日は明日の風が吹く(1958年、企画)
  • 血の岸壁(1958年)
  • 伊那の勘太郎(1958年)
  • 運河(1958年)
  • 嵐の講道館(1958年)
  • 空中サーカス 嵐を呼ぶ猛獣(1958年)
  • 風速40米(1958年)
  • 酔いどれ幽霊(1958年、原案)
  • 未練の波止場(1958年、原案)
  • 嵐の中を突っ走れ](1958年)
  • 哀愁の高速道路(1958年、原作)
  • らぶれたあ(1959年)
  • 無法街の野郎ども(1959年)
  • 日本仁侠伝 血祭り喧嘩状 (1959年)
  • 仮面の女(1959年)
  • だから云ったじゃないの(1959年)
  • 東京の孤独(1959年)
  • 地獄の底までつき合うぜ(1959年)
  • 暴風圏(1959年)
  • 浮気の季節(1959年)
  • 青春蛮歌(1959年)
  • 波止場の無法者(1959年)
  • 夜霧の決闘(1959年)
  • 「黒い落葉」より 青春を吹き鳴らせ(1959年、原作)
  • 口笛が流れる港町(1960年)
  • 二発目は地獄行きだぜ(1960年)
  • ずべ公天使(1960年)
  • 素っ飛び小僧(1960年、原作)
  • 殺られてたまるか(1960年)
  • 拳銃無頼帖 電光石火の男(1960年)
  • 続ずべ公天使 七色の花嫁(1960年)
  • 俺は流れ星(1960年、原作)
  • 東から来た流れ者(1960年)
  • 天下を取る(1960年)
  • 喧嘩太郎(1960年)
  • 東京の暴れん坊(1960年、原作)
  • 疾風小僧(1960年、原作)
  • 借りは返すぜ(1960年、原作)
  • ある恋の物語(1960年、原作)
  • よせよ恋なんて(1960年、原作)
  • 竜巻小僧(1960年、原作)
  • 鎮花祭(1960年)
  • 黄金の掟(1960年)
  • 拳銃無頼帖 明日なき男(1960年)
  • 小次郎燕返し(1961年)
  • 俺が地獄の手品師だ(1961年)
  • 薔薇と竜(1961年)
  • 紅の拳銃(1961年)
  • 恋しぐれ 秩父の夜祭り(1961年、原作)
  • でかんしょ風来坊(1961年、原作・脚本)
  • 無鉄砲大将(1961年)
  • さいころ奉行(1961年)
  • アマゾン無宿 世紀の大魔王
  • 用心棒稼業(1961年、原作)
  • 北上川悲歌(1961年、原作)
  • 散弾銃の男(1961年)
  • 金も命もいらないぜ(1961年、原作・脚本)
  • 高原児(1961年、原作・脚本)
  • ヒマラヤ無宿 心臓破りの野郎ども(1961年、原作・脚本)
  • 復讐は俺らの歌(1961年、原作)
  • 嵐を突っ切るジェット機(1961年、原作)
  • 強くなる男(1961年)
  • 地獄の底をぶち破れ(1961年)
  • 夢がいっぱい暴れん坊(1962年、原作)
  • 青年の椅子(1962年)
  • 熱砂の月(1962年)
  • 地獄の裁きは俺がする(1962年、原作・脚本)
  • 拳銃は淋しい男の歌さ(1962年)
  • 風神雷神(1962年)
  • 裏切者は地獄だぜ(1962年、原作・脚本)
  • やくざの勲章(1962年)
  • 柔道一代(1963年)
  • 銀座の次郎長(1963年、原作・脚本)
  • 浅草の侠客(1963年、原作・脚本)
  • 男の嵐(1963年、原作・脚本)
  • 銀座の次郎長 天下の一大事(1963年、原作)
  • ギャング忠臣蔵(1963年、原作・脚本)
  • 暗黒街NO.1(1963年)
  • 地獄命令(1964年、原作・脚本)
  • 黒の挑戦者(1964年)
  • 若い港(1964年、原作)
  • 間諜中野学校 国籍のない男たち(1964年、構成)
  • 俺たちの血が許さない(1964年、原作)
  • 拳銃無頼帖 流れ者の群れ(1965年、原作・脚本)
  • 我が青春(1965年、原作・脚本)
  • 悪魔のようなすてきな奴(1965年、原作・脚本)
  • 雲を呼ぶ講道館(1965年)
  • 星と俺とできめたんだ(1965年、原作・脚本)
  • 任侠男一匹(1965年)
  • 赤い鷹(1965年)
  • 復讐の切り札(1966年、原作・脚本)
  • 日本仁侠伝 血祭り喧嘩状(1966年、原作・脚本)
  • 残侠あばれ肌(1967年、原作)
  • 佐々木小次郎(1967年)
  • 女賭博師(1967年、原作・脚本)
  • 新選組(1969年)
  • 若き日の講道館(1971年、原作・脚本)
  • 鏡の中の野心(1972年)
  • 着流し百人(1972年)
  • 毘沙門天慕情(1973年)

著書

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  • 『地獄の底までつき合うぜ』小説刊行社 1959
  • 『無法街の野郎ども』小説刊行社 1959
  • 悪魔のようなすてきな奴』恒文社 1966
  • 嵐の中でさようなら』恒文社 1966
  • 『銀座女景 紋蝶四郎欲望帖』恒文社 1967
  • 『殺すより手はない』桃源社 ポピュラー・ブックス 1967
  • 『おんな95・63・97』双葉新書 1968
  • 『銀座ドまんなか』双葉新書 1968
  • 『紋蝶四郎欲望帖 六本木ろまん』桃源社 ポピュラー・ブックス 1968
  • 『男よどこへゆく 英雄編』恒文社 1970
  • 『幕末機動隊=新選組』恒文社 1970
  • 『連日連夜祭 紋蝶四郎さすらい帖』恒文社 1974
  • 『悪役専科』桃源社 1979
  • 『熱い風のなかの女』桃源社 1980
  • 『美女図鑑』桃源社 1980

脚注

[編集]
  1. ^ 20世紀日本人名事典
  2. ^ シナリオ作家協会『シナリオ』第15巻第10号(1959)
  3. ^ 松浦健郎 - 日本映画データベース
  4. ^ 松浦健郎 - 文化庁日本映画情報システム
  5. ^ 松浦健郎 - allcinema

関連項目

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外部リンク

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