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波号第二百十八潜水艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
波号第二百十八潜水艦
佐世保港内で着底した波二百一型潜水艦 左から順に波218、波229、波230 (1946年春頃、佐世保港)
佐世保港内で着底した波二百一型潜水艦
左から順に波218、波229波230
(1946年春頃、佐世保港
基本情報
建造所 佐世保海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
艦種 潜水艦
級名 波二百一型潜水艦
艦歴
計画 マル戦計画
起工 1945年6月8日
進水 1945年7月2日
最期 1945年8月17日工程90%で工事中止
その後 戦後遭難着底
1946年12月解体終了
要目(計画時)
基準排水量 325トン
水中排水量 440トン
全長 53.00m
水線長 44.70m
垂線間長 50.00m
3.70m
吃水 平均3.44m
機関 海軍型中速四〇〇馬力内火機械1基
蓄電池 一号三十三型甲120個
主電動機 特E型改一直流電動機 1,250馬力 1基
巡航用電動機 直流電動機 32馬力 1基
推進 1軸
出力 水上 400bhp
水中 1,250shp
速力 水上 10.5ノット
水中 13.0ノット
燃料 重油25.2トン
航続距離 水上 3,000カイリ/10ノット
水中 50カイリ/2ノット
潜航深度 100m
乗員 定員25名
特修兵教員最大21名
兵装 7.7mm機銃 単装1基
九五式潜水艦発射管三型2門(艦首)
九五式二型魚雷4本
レーダー 13号電探1基
ソナー 水中聴音装置1組
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波号第二百十八潜水艦[注釈 1](はごうだいにひゃくじゅうはちせんすいかん)は、日本海軍の未成潜水艦波二百一型潜水艦の18番艦。戦後遭難し、のち解体された。

艦歴

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マル戦計画の潜水艦小、第4911号艦型の18番艦、仮称艦名第4928号艦として計画。1945年6月8日、佐世保海軍工廠で起工。

7月2日進水し、波号第二百十八潜水艦と命名されて波二百一型潜水艦の18番艦に定められ、本籍を佐世保鎮守府に定められる。7日、艤装員事務所を佐世保海軍工廠内に設置し事務を開始。

終戦時未成。8月17日、工事中止が発令され工程90%で工事中止。のち悪天候のため浸水し、佐世保港内で着底した。

1946年10月から12月にかけて、佐世保船舶工業で解体された。

艤装員長

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  1. 細見弘明 大尉:1945年7月8日 - 1945年8月15日

脚注

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注釈
  1. ^ 本来の艦名表記は波號第二百十八潛水艦。
脚注

参考文献

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  • 海軍省
    • 昭和20年3月15日付 内令員第519号。
    • 昭和20年6月20日付 内令員第1218号。
    • 昭和20年7月2日付 達第151号、内令第591号、内令第592号。
    • 昭和20年7月24日付 秘海軍公報 第5078号。
    • 昭和20年7月26日付 秘海軍公報 第5080号。
    • 昭和20年7月16日付 秘海軍辞令公報 甲 第1858号。
    • 昭和20年9月17日付 海軍辞令公報 甲 第1916号。
  • 世界の艦船 No. 469 増刊第37集 『日本潜水艦史』、海人社、1993年。
  • 世界の艦船 No. 791 増刊第114集 『日本潜水艦史』、海人社、2013年。
  • 日本造船工業会 『S-61 波號第二〇一潜水艦型 一般計画要領書』。
  • 福井静夫 『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
  • 福井静夫 『昭和軍艦概史III 終戦と帝国艦艇 -わが海軍の終焉と艦艇の帰趨-』、出版共同社、1961年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 43 日本海軍艦艇シリーズ『日本の潜水艦III』、潮書房、1980年。
  • 丸スペシャル No. 132 日本海軍艦艇発達史『日本の潜水艦I』、潮書房、1988年。
  • 明治百年史叢書 第207巻 『昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)』、原書房、1977年。