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* [[お母さんの最後の一日]] (2010年) - 有村弘文 役
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* [[警視庁継続捜査班]] (2010年)- 貴志徳治郎 役
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* [[ナサケの女 〜国税局査察官〜]](2010年)- 花形啓介 役
* [[ナサケの女〜国税局査察官〜]](2010年)- 花形啓介 役
* [[忠臣蔵〜その男、大石内蔵助]](2010年) - ナレーション
* [[忠臣蔵〜その男、大石内蔵助]](2010年) - ナレーション
* [[味いちもんめ|新春ドラマSP 味いちもんめ]](2011年) - 平松宗玄 役
* [[味いちもんめ|新春ドラマSP 味いちもんめ]](2011年) - 平松宗玄 役

2019年10月4日 (金) 08:42時点における版

はしづめ いさお
橋爪 功
生年月日 (1941-09-17) 1941年9月17日(83歳)
出生地 日本の旗 日本大阪府大阪市
身長 168 cm
血液型 O型
職業 俳優
活動期間 1962年 -
活動内容 俳優
著名な家族 橋爪遼(息子)
所属劇団 演劇集団 円
事務所 円企画
主な作品
テレビドラマ
弁護士・高林鮎子』シリーズ
青春家族
新・赤かぶ検事奮戦記』シリーズ
京都迷宮案内』シリーズ
旅行作家・茶屋次郎』シリーズ
映画
お日柄もよくご愁傷さま
東京家族
家族はつらいよ』シリーズ
舞台
『スカパンの悪だくみ』
『し』
ハムレットQ1
シラノ・ド・ベルジュラック
レインマン』>
映画 アルキメデスの大戦
受賞
日本アカデミー賞
第13回 優秀助演男優賞
第15回 優秀助演男優賞
第20回 優秀主演男優賞
第37回 優秀主演男優賞
その他の賞
受賞歴参照
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橋爪 功(はしづめ いさお[1][2]1941年9月17日 - )は、日本俳優演劇集団 円代表、円企画所属。身長168cm、体重63kg。O型。

経歴

生い立ち

大阪府大阪市東住吉区に生まれた[3]。路地奥の上下に二間、内風呂と小さな庭のある借家で育つ[3]。父は和歌山県海南出身[3]。母は愛人であり[4]、父には本妻が別にいた[3]。11才上の兄はいったん母親の兄の籍に入った後、父の籍に入ったので、当初は功が母の戸籍上では長男となっていた[3]

学生時代

中学2年で父親を亡くす[5]。父の本妻は病弱だったため、父の死後まもなく亡くなった[5]大阪府立天王寺高等学校1年の2学期、東京に転居して東京都立青山高等学校に転校した[5]

俳優として

1961年文学座附属演劇研究所の1期生に応募し合格。同期には岸田森草野大悟寺田農樹木希林小川眞由美北村総一朗がいた。1963年、文学座を離れ劇団雲に参加する。1974年、尊敬する芥川比呂志演出の舞台『スカパンの悪だくみ』で大阪弁でスカパンを演じ、この仕事が俳優としての転機となり一躍演劇界のスターとなる。

1975年、芥川、仲谷昇岸田今日子有川博らとともに、演劇集団 円の創立に参加。以降も所属する円を中心に、舞台活動を続けている。2006年、前代表の仲谷昇の死後、円の代表となる。野田秀樹との二人芝居『し』や、椎名桔平と共演の『レインマン』など、外部出演も多い。

2010年1月に放送されたFMシアター『かわり目〜父と娘の15年〜』(NHK大阪放送局製作)では、放送文化基金賞演技賞受賞。

2011年、第46回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。

テレビドラマでは、連続・2時間モノ問わずにコンスタントに出演し、しかも主役から脇役まで幅広く演じ分けて個性を発揮(若い頃は脇役専門で、1970年代から1980年代には悪役として活動)。主役を演じるようになったのは50代に入ってからだが、『京都迷宮案内』など当たり役も多い。

海外ドラマの吹き替えや、中学校国語科教科書音声教材CD(光村図書版)での魯迅『故郷』の朗読などもこなしている。

受賞歴

人物・エピソード

  • 青山高校の同級生には仲本工事がいた。
  • 若い頃は、出番の多い役が回ってくることは稀で、裏方の仕事も担当していた。「演技を学ぶどころか、大道具の積み込みとバラシばかりうまくなって(…)そういう恨みつらみがパワーになって、ここまで続けてこれたという面もあるんでしょう」と回想している。[7]
  • 青春家族』のロケで静岡県土肥町を訪れて以来、演劇集団 円のメンバーや地元の住民たちとともに、年に1回は同町で野外演劇「菜の花舞台」を行っている。
  • 舞台では小さな劇場が好みだという。「(小さな劇場では)お客さんとの距離感や独特の緊張感は特別(…)意外かもしれませんが、お客さんの側にいるのが好きなんです」と語る[8]
  • かつて多数演じていた悪役にはこだわりがあり、「“物分かりの良い上司"なんていう役もけっこう来るんだけど、たまには悪役もやりたいんだ(…)悪役に見えて実際は良い人だった、というんじゃなく、圧倒的に悪い、絶対に側にいてほしくないような人物も演じたいんですよ」と話している[9]
  • 映画『善人の条件』、ドラマ『ずっとあなたが好きだった』『スウィート・ホーム『京都迷宮案内』『新・京都迷宮案内』(無印から9シリーズ連続共演)『笑う三人姉妹』、『告発〜国選弁護人』など、頻繁に共演している野際陽子との交流も深い。『夫婦道』(2007年)では、19年ぶりに武田鉄矢と共演した(以前の共演は1988年の『3年B組金八先生(第3シリーズ)』)。
  • 北村総一朗は文学座に在籍した頃から「40年来の友人」で、北村は「仕事のなかった若い時はお互いに悶々としていた」と回想する[10]。北村とは、『新・京都迷宮案内』シリーズでも共演している。
  • 石倉三郎とは親交があり、「(橋爪の)唯一の友達」と本人から言われたほど。
  • 2006年の『輪舞曲』(1月 - 3月)、引き続き同枠の『おいしいプロポーズ』(4月 - 6月)に出演。日曜劇場の連投は、稀なケースである。
  • 福岡ソフトバンクホークスの大ファン(南海ホークス時代からのファン)。
  • 最初の妻と離婚後に、舞台で共演した小川眞由美と婚約した。籍を入れないまま同棲していたが(事実婚)、数年後に婚約を破棄して別れている。
  • NHKドラマ「海も暮れきる」の中で酒乱の尾崎放哉を演じた。原作者の吉村昭は、その迫真の演技に「橋爪は本物の酒乱ではないかと疑い、一緒に酒を飲むときに恐怖を覚えた」という。

家族・親族

橋爪家

和歌山県海南市大阪府大阪市東住吉区東京都世田谷区

父・徳松教育者実業家
父・徳松(明治26年2月生[11])は和歌山県海南出身で、家は極貧だったが頭が良かったので地元の篤志家がを出してくれて、中学を二年飛び級して大学に行った[3]。中学まで二里の道を毎日歩いた[3]。学校までの中間地点にいつも徳松が野糞をするの木があって、地元の人はそこを“徳松の松”と呼んでいた[3]。橋爪が物心ついた頃は徳松は大阪電気商会重役だったが、昔は旧制の天中(天王寺中学)で化学の先生をしていた[3]。そのうち何を思ったか教師をやめて東北大学法科に入り直した[3]。そして満鉄関係の仕事で中国に渡ったりした[3]汚職で一遍刑務所に入ったことがあった[3]。母は「お世話になってた人を庇(かば)って服役した」と述べている[3]。1年半後に出てきて、新しい会社を紹介してもらってそこの重役になった[3]。変わった人だった[3]。橋爪によれば「小柄ですし、男前でもなかったけど、ちょっと色気のある男だった。よく歌舞伎に連れてってくれた。いつも苦虫噛みぶしたような顔していた」という[4]
略歴 - 大正5年東京高等工業[11]。横浜舎密化学研究所に入り朝鮮電気興業に転じ大阪府立天王寺中学大阪今宮工業学校教諭となり昭和2年東北大法文学部卒後大阪織物に入社[11]昭和13年専務[11]昭和16年大阪電気商会大阪暖房商会取締役支配人に就任[11]宗教浄土宗[11]趣味は観劇[11]
母・きぬ
母・きぬは父・徳松より13歳年下で、船場の甘い物屋の娘だったという[4]平成元年[12]
兄、姉
橋爪によれば「兄貴は11上で間に姉がいるんですけど赤ん坊の時に本妻さんにあげちゃったんです。本妻さんには子供がなかったから。うちの姉は呑気な人でね。顔は誰が見たってうちのお袋とそっくりで本妻さんには全然似てないのに結婚するまで本妻さんが本当の母親だと思ってたの(笑)。楽天的なんです、お袋に似て。」という[3]
息子・貴明、橋爪遼
娘・渓(女優、歌手、振付師)

出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ

TBS

フジテレビ

テレビ朝日

テレビ東京

朝日放送

WOWOW

BSスカパー!

  • 藤沢周平新ドラマシリーズ「橋ものがたり-吹く風は秋-」(2017年) - 主演・弥平 役

映画

舞台

  • 劇団雲公演
  • 演劇集団 円公演
  • 花の会公演 『ドリスとジョージ』(1983年、小川真由美との二人芝居)
  • PARCOプロデュース 『野田版・国性爺合戦』(1989年)
  • NODA・MAP公演
    • 野田地図番外公演 『し』(1995年、野田秀樹との二人芝居)
    • 『パイパー』(2009年)
    • 『エッグ』(2012年)
  • TBS・グローブ座公演 『レインマン』(2006年)
  • 新国立劇場 『ゴドーを待ちながら』(2011年) ウラディミール役
  • シス・カンパニー公演『ドレッサー』(2013年)
  • 謎の変奏曲(2017年)[25]

劇場アニメ

テレビアニメ

  • ムーミン(1969年 フジテレビ) - 初期のエピソードにゲスト出演。

吹き替え

主役のキャノンの声は瑳川哲朗。声のゲストはほかに和崎俊哉等。

ラジオ

教養番組

CM

その他

脚注

  1. ^ プロフィール - 円企画
  2. ^ 俳優の中には「はしづめ こう」と呼ぶ者もある。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』140頁
  4. ^ a b c 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』142頁
  5. ^ a b c 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』143頁
  6. ^ 第37回日本アカデミー賞優秀作品発表!”. 日本アカデミー賞公式サイト. 2014年1月18日閲覧。
  7. ^ [1]
  8. ^ [2]
  9. ^ 『刑事マガジン』Vol.8(2009年、辰巳出版)
  10. ^ [3]
  11. ^ a b c d e f g 第十九版 大衆人事録 西日本編』は六三七頁
  12. ^ 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇』148頁
  13. ^ “連続テレビ小説「まんぷく」あらたな出演者発表!”. NHKドラマトピックス (日本放送協会). (2018年6月4日). http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/1000/298749.html 2018年6月4日閲覧。 
  14. ^ “役作りで髪を脱色!富司純子主演人情ドラマが今春放送”. ウォーカープラス. (2015年1月15日). http://news.walkerplus.com/article/54257/ 2015年1月15日閲覧。 
  15. ^ 加藤清史郎、寺田心ら子役スターが芦田愛菜と“きょうだい”に”. ORICON STYLE (2016年3月11日). 2016年3月18日閲覧。
  16. ^ “ファイナルを彩る豪華ゲスト陣が決定!”. とれたてフジテレビ. (2016年9月2日). http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/160902-i230.html?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+torefuji+(%E3%81%A8%E3%82%8C%E3%83%95%E3%82%B8%E6%96%B0%E7%9D%80%E6%83%85%E5%A0%B1) 2016年9月2日閲覧。 
  17. ^ 真野恵里菜、刑事役に初挑戦「全身筋肉痛になった」”. ORICON STYLE (2016年3月5日). 2016年3月5日閲覧。
  18. ^ 橋爪功&満島真之介&清水富美加ら豪華キャスト集結!中谷美紀主演ドラマ「模倣犯」”. シネマカフェ (2016年7月22日). 2016年7月29日閲覧。
  19. ^ “リーガル・ハート:反町隆史主演ドラマに小池栄子、堀井新太、橋爪功 石黒賢ら第1話ゲストも”. MANTANWEB. (2019年5月27日). https://mantan-web.jp/article/20190527dog00m200026000c.html 2019年5月27日閲覧。 
  20. ^ “WOWOW『沈まぬ太陽』第2部 長塚京三、陣内孝則ら豪華俳優陣が出演”. ORICON STYLE. (2016年5月8日). http://www.oricon.co.jp/news/2071301/full/ 2016年5月8日閲覧。 
  21. ^ 阿部寛、今度は夢追う“ダメ中年”!? 樹木希林と親子役…是枝監督最新作『海よりもまだ深く』”. シネマカフェ (2015年12月25日). 2015年12月25日閲覧。
  22. ^ “広瀬すず、是枝裕和監督と再タッグ!「三度目の殺人」で福山雅治&役所広司と対峙”. 映画.com. (2017年2月21日). http://eiga.com/news/20170221/1/ 2017年2月21日閲覧。 
  23. ^ “戸田恵梨香×大原櫻子「あの日のオルガン」初共演の感想到着、追加キャストも”. 映画ナタリー. (2018年4月16日). https://natalie.mu/eiga/news/278146 2018年4月16日閲覧。 
  24. ^ “映画「アルキメデスの大戦」追加キャストに舘ひろし、浜辺美波、柄本佑ら”. コミックナタリー. (2018年9月25日). https://natalie.mu/comic/news/300988 2018年9月25日閲覧。 
  25. ^ “橋爪功×井上芳雄、森新太郎演出の二人芝居「謎の変奏曲」で初共演”. ステージナタリー. (2016年12月7日). http://natalie.mu/stage/news/212300 2016年12月8日閲覧。 

参考文献

  • 斎藤明美『家の履歴書 男優・女優篇キネマ旬報社、2011年、p139 - 148

外部リンク