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「カウンターストライク」の版間の差分

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現在では主に[[Valve Software]]からSteamでの販売が行われているほか、一部はリテール版も存在する。バンドルパッケージとして『CS1.6』、『CS:CZ』がセットの『カウンターストライク1アンソロジー』(Counter-Strike 1 Anthology)パックや『CS1.6』、『CS:CZ』、『CS:S』、『CS:GO』がセットの『Counter-Strike Complete』パックがある。
現在では主に[[Valve Software]]からSteamでの販売が行われているほか、一部はリテール版も存在する。バンドルパッケージとして『CS1.6』、『CS:CZ』がセットの『カウンターストライク1アンソロジー』(Counter-Strike 1 Anthology)パックや『CS1.6』、『CS:CZ』、『CS:S』、『CS:GO』がセットの『Counter-Strike Complete』パックがある。


派生版として、[[2003年]]に[[マイクロソフト]]から発売された[[Xbox]]版(日本では[[2004年]]に[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]] 18歳以上対象として発売)や、アーケード版の『'''カウンターストライク ネオ'''』('''Counter-Strike NEO)'''、[[Valve Software]]と[[NEXON]]が共同開発した基本プレイ無料の『'''カウンターストライク オンライン'''』('''Counter-Strike Online'''、略称'''CSO''')などがある。
派生版として、[[2003年]]に[[マイクロソフト]]から発売された[[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]版(日本では[[2004年]]に[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]] 18歳以上対象として発売)や、アーケード版の『'''カウンターストライク ネオ'''』('''Counter-Strike NEO)'''、[[Valve Software]]と[[NEXON]]が共同開発した基本プレイ無料の『'''カウンターストライク オンライン'''』('''Counter-Strike Online'''、略称'''CSO''')などがある。


== 遊び方 ==
== 遊び方 ==

2020年1月1日 (水) 08:06時点における版

カウンターストライク
ジャンル FPS
対応機種 Windows
開発元 Valve Software
運営開始日 2000年11月9日
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI18
コンテンツアイコン 暴力
デバイス キーボードマウス
エンジン GoldSrc
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カウンターストライク』(Counter-Strike, 略称:CS)とは、対テロ特殊部隊テロリストとの戦いをテーマにした対戦FPSである。プレイヤーはマップごとに決められた目的を遂行する。

概要

ハーフライフ』のMOD(アドオンゲーム)として1999年6月にβ1がリリース、2000年に正式版の1.0がリリースされ、スタンドアロン版(単体のパッケージ版)がSierraから(日本ではサイバーフロントから)発売された。現在の最新バージョンは1.6(『CS1.6』)である。Steam経由のアップデートによりマイナーバージョンアップを繰り返しているため、バージョンは同じでも、初期の物と現在の物では相当な違いが存在する。

『CS1.6』は世界でもっとも多く遊ばれているオンラインゲームのひとつである[1]。その人気から、過去のCPLWCGなど世界規模のゲーム大会で競技種目に選ばれてきた。大会で使用されるFPSとしては珍しいチーム戦である。オンラインゲームのサーバーは比較的手軽に設置・運営ができるため、個人やクランによってサーバーが運営されている。

2004年にはグラフィックのリファインや対戦用BOTの組み込み、シングルプレイヤーモードなどを追加した『カウンターストライク コンディションゼロ』(Counter-Strike: Condition Zero、略称CS:CZ)が発売された。

同年末にはSource Engine(ソースエンジン)を用いて『CS1.6』をリメイクした『カウンターストライク ソース』(Counter-Strike: Source、略称CS:S)が発売された。2012年には、再び最新のソースエンジンを用いてリメイクした『カウンターストライク グローバルオフェンシブ』(Counter-Strike: Global Offensive、略称CS:GO)が発売された。よりカジュアルなゲームモードの追加、SteamWorkshopへの対応などさまざまな新機能が盛り込まれた。

現在では主にValve SoftwareからSteamでの販売が行われているほか、一部はリテール版も存在する。バンドルパッケージとして『CS1.6』、『CS:CZ』がセットの『カウンターストライク1アンソロジー』(Counter-Strike 1 Anthology)パックや『CS1.6』、『CS:CZ』、『CS:S』、『CS:GO』がセットの『Counter-Strike Complete』パックがある。

派生版として、2003年マイクロソフトから発売されたXbox版(日本では2004年CERO 18歳以上対象として発売)や、アーケード版の『カウンターストライク ネオ』(Counter-Strike NEO)Valve SoftwareNEXONが共同開発した基本プレイ無料の『カウンターストライク オンライン』(Counter-Strike Online、略称CSO)などがある。

遊び方

プレイヤーはカウンターテロリスト(特殊部隊)かテロリスト、どちらかのチームを選ぶ。サーバー設定によっては自動的にどちらかの陣営に入ることもある。次に好きなスキン(プレイヤーキャラクターの外見)を選択する。ゲームが始まると所持金が与えられ、武器・弾薬・防具を購入できる。マップごとに決められた目的を敵側より先に遂行するか、敵を全員を倒せば勝利になる。

カウンターテロリスト側は、全て実在の特殊部隊(米海軍SEALSイギリス軍SASドイツ連邦警察局GSG-9フランス軍GIGN)がモデルであり、テロリスト側のキャラクターは全て架空のものである。また、後述のCSNEOでは、全て架空の勢力の戦闘服で、両勢力それぞれ男女別のものが用意されている。

前作のCS:S同様、自作のカスタムスキンを導入することもでき、コミュニティーサーバーなどではよく目にすることがある。だが、角が生えている、やたらとピカピカしている(いわゆるスポーツ系FPSで言うブライトスキン)などを導入すると、VAC(Valve Anti-Cheat、不正検出プログラム)によってアカウントを停止させられるので注意が必要である。これは対戦において競技性、公平性を重視しているためである。

主なマップの種類

爆弾解除マップ(de_)

  • テロリスト側は制限時間内に決められたポイントにC4爆弾を設置し、爆破するまでの間守り抜く。カウンターテロリスト側はC4設置の阻止、または起爆装置の解除を行う。
  • テロリストによってC4が設置された場合、カウンターテロリストは制限時間内に起爆装置を解除できなければ負けとなる。
  • カウンターテロリスト側のスタート地点は、どのマップでも必ず2つあるうちの1つの爆弾設置場所の近く(もしくは設置ポイント上)である。
  • 爆弾を設置して爆破が成功した場合、設置したテロリストは3ポイント獲得できる。逆に解除に成功したカウンターテロリストは3ポイント獲得できる。
  • WCGなどの大会ではこのモードが使われる。
  • 最もオンライン上で遊ばれているゲームタイプである。「de_dust2」、「de_inferno」、「de_nuke de_train」等が有名。

人質救出マップ(cs_)

  • カウンターテロリスト側は、制限時間内に生存している人質全員を救出することが目的。テロリスト側はそれを阻止する。
  • カウンターテロリスト、テロリストとも人質を殺せば所持金が減額する。
  • カウンターテロリストは、人質に話しかけた後、自分で人質を殺しても一応勝つことが可能(ただし上記のように大幅に所持金を減額され、サーバーによっては次のラウンドで殺さたりルームから強制退場されたりするのであまりメリットは無い)。テロリスト側が殺してもカウンターテロリスト側が勝つ。
  • 人質はサーバーによって自分で逃げ出したりもする。テロリストが銃口を向ければ、手を上げて元の場所に帰っていく。
  • 人質が壁などに引っ掛かり、連れて来ても途中で逸れたりすることもあるので、救出には十分人質に配慮する必要がある。
  • カスタムマップを除けば、オンラインで遊ばれている物は「cs_italy」、「cs_office」の二種類がほとんどである。

VIP警護マップ(as_)

  • カウンターテロリスト側は、VIPを守りながらレスキューポイントまで連れて行くことが目的。テロリスト側はこれを阻止し、VIPを暗殺する。
  • VIPテロリスト側プレイヤーからランダムで選ばれる。何も買うことができないため初期装備のUSP 12/12しか持てないが、アーマーは通常の倍の2で、AWPを体に食らっても一撃は耐えられる。
  • 『CS:S』ではこのタイプのマップは設定されていない。
  • オフィシャルマップとして、「as_oilrig」が挙げられる。

エリア脱出マップ(es_)(現在廃止モード)

  • テロリスト側は、制限時間内にマップ内の指定された区域に到達する事が目的。チームの半数が脱出に成功するとラウンド勝利となる。カウンターテロリスト側はこれを阻止しなければならない。
  • 『Counter-Strike beta』から実装されているゲームシステムであるが、非常にマイナーなルールである為、現在この種のマップをオンライン上で遊ぶには困難を極める。
  • as_マップと同じく、『CS:S』には実装されていない。
  • オフィシャルマップとして、「es_losangeles」が挙げられる。

その他

カスタムマップとして武器と障害物だけ設置され、自身の反射神経や敵を狙う速度を鍛えることに特化した小規模のAIMマップ(aim_)、チームデスマッチ向けでボム設置ポイントの無い非常に簡素なFYマップ(fy_)。その他サーバープラグインによってリスポーン可能になるデスマッチ専用のデスマッチマップ(dm_)や所謂ゾンビが出現するMOD専用として制作されたゾンビマップ(zm_)、『バトルフィールド』のような陣地取りになるMOD専用のコンクエストマップ(cq_)、滑るように移動して目的地を目指すサーフ(surf_)など、さまざまなゲームモードに特化したマップが有志によって製作されている。

大会での設定

現在WCGで採用されていたルールと、CGSが新たに作り出したルールの2種類で大会は行われている。どちらも5対5で行われる。チーム戦で行われるため、ボイスチャットを駆使した連係プレーも見所の一つとなっている。なおNEOのクラン戦は4対4、スタートマネー$25,000、所持金増加無し(つまり6ラウンドで$25,000を振り分ける)、3ラウンドハーフ、独自のポイントシステムにより延長戦無しと、まったく違ったルールで行われていたが、2008年のアップデートにて16ラウンド制武器持ち越しあり所持金増加ありの、WCGルールへと変更された。

  • 使用マップは大会によって異なるが、必ずde_マップが選択される。定番は「de_nuke」、「de_inferno」(カスタムマップで1.6の「inferno」に似せた「de_inferno_pro」も使われる)、「de_train」、「de_dust2」の4マップ。
  • ラウンドタイムはWCGが1分45秒、CGSが1分20秒。フリーズタイム(ラウンドごとの武器購入時間)はどちらも15秒。
  • ボム爆破時間は両者共に35秒。残り時間35秒以下で設置した場合でも、爆発もしくは解除されるまでラウンドは続く。
  • WCGではスタートマネー$800、ハーフ15ラウンドだがCGSではスタートマネー$16,000、ハーフ9ラウンドである。
  • ハーフターンするとテロリスト側とカウンターテロリスト側が入れ替わり、マネーが初期値に戻される。
  • WCGは16ラウンド、CGSでは10ラウンドを取ったチームが勝利となる。
  • WGCで15-15、CGSで9-9となった場合はWCGで3ラウンド、CGSで1ラウンドの延長戦を行う。

登場する武器

CT=カウンターテロリスト、T=テロリストで表記する。NEOではCT=NEO、T=CSFと読み替える事。なお、ゲーム内での表記は権利関係により実名ではない。

使用弾薬が同じ銃は弾を共用する(GLOCKとMP5など)。ただし、ライフル用5.56mmと、マシンガン用5.56mmの間は弾の共用無し。ライフル(スナイパーライフル含む)およびマシンガンは、デフォルトで壁を貫通する。

弾丸の記載で、使用する弾丸が7.62x51 NATO7.62x39とあるが、ゲーム内では7.62mmという口径でしか判断されていないため、全て「7.62mm」のみの記載の弾丸を使用する。

T、CTのみ購入可能というのはあるが、相手を殺した時に武器を落とすため、それを拾う事により逆側の陣営でも使用可能。

装弾数の表記は「1マガジン弾数/所持可能弾数」である。

ハンドガン

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
K&M .45 Tactical H&K USP タクティカル 45ACP $500/$500 .45ACP 12/100 CT初期装備
サプレッサー装着可
9×19mm Sidearm グロック17C(CSCZではグロック18C、CSSではグロック19) $400/$400 9mmパラベラム 20/120 T初期装備
3連バースト可
228Compact SIG SAUER P228 $600/$450 .357SIG 13/52 特に無し
NightHawk .50C IMI デザートイーグル 50AE MARK XIX $650/$750 .50AE 7/35 壁貫通可
ES Five-Seven FN Five-SeveN Tactical $750/$650 5.7mm 20/100 CTのみ購入可能
.40 Dual Elites ベレッタ エリート(CSCZ、CSSではベレッタ エリート II) $800/$600 9mmパラベラム 30/120 Tのみ購入可能
二丁拳銃

ショットガン

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
Leone 12 Gauge Super ベネリM3 $1,700/$1,700 12Gauge Shot 8/32 ポンプアクション
Leone YG1264 Auto Shotgun ベネリ M4 スーペル90 $3,000/$2,500 12Gauge Shot 7/32 オートマチック式

サブマシンガン

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
Schmidt Machine Pistol ステアー TMP $1,250/$1,200 9mmパラベラム 30/120 CTのみ購入可能
サプレッサー標準装備
Ingram MAC-10 イングラムM10 $1,400/$1,350 .45ACP 30/100 Tのみ購入可能
K&M Sub-Machine Gun H&K MP5A5(CSSではMP5N) $1,500/$1,500 9mmパラベラム 30/120 特に無し
K&M UMP45 H&K UMP 45ACP $1,700/$1,400 .45ACP 25/100 特に無し
ES C90 FN P90 $2,350/$1,900 5.7mm 50/100 特に無し

アサルトライフル

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
IDF Defender IMI ガリル ARM $2,000/$2,100 5.56×45 NATO 35/90 Tのみ購入可能
Clarion 5.56 GIAT FA-MAS F1 $2,250/$2,150 5.56×45 NATO 25/90 CTのみ購入可能
3連バースト可
CV-47 AK-47 $2,500/$2,650 7.62×39 30/90 Tのみ購入可能
Maverick M4A1 Carbine コルト M4A1 $3,100/$3,000 5.56×45 NATO 30/90 CTのみ購入可能
サプレッサー装着可
Bullpup ステアー AUG A1 (BKカラー) $3,500/$3,400 5.56×45 NATO 30/90 CTのみ購入可能
2倍ズーム可能
CS:Sのみ使用弾薬が7.62×51となっているが、威力は5.56×45と共通
Krieg 552 Commando SIG SG552 $3,500/$3,100 5.56×45 NATO 30/90 Tのみ購入可能
2倍ズーム可能

スナイパーライフル

全ての銃が4倍/8倍ズーム可能

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
Schmidt Scout ステアー・スカウト $2,750/$2,650 7.62×51 NATO 10/90 ボルトアクション式
Krieg 550 Commando SIG SG550 $4,200/$4,000 5.56×45 NATO 30/90 CTのみ購入可能
セミオートマチック式
D3/AU-1 Semi-Auto Sniper Rifle H&K G3SG/1 $5,000/$4,600 7.62×51 NATO 20/90 Tのみ購入可能
セミオートマチック式
Magnum Sniper Rifle AI Arctic Warfare $4,750/$4,700 .338 Lapua Magnum 10/30 ボルトアクション式

マシンガン

ゲーム内名称 実銃名称 価格(『CS1.6』&『CS:S』/『CSNEO』) 使用実包 装弾数 備考
ES M249 Para M249(CSSではM249-E2 SAW) $5,750/$4,000 5.56×45 NATO 100/200 特に無し

手榴弾

名称 実物名称 価格 備考
HE Grenade MK3手榴弾 $300 爆発時に四散する破片で重傷を負わせる
Flashbang M26手榴弾 $200 爆発の瞬間を直視した者は、敵味方問わず、閃光により数秒間視力を失う
2個まで所持可能
Smoke Grenade M18発煙手榴弾 $300 煙幕を焚く

その他

名称 価格(『NEO』) 備考
Knife 初期装備 近接戦(白兵戦)用のナイフ
HelmetおよびVest非装備の敵なら頭1発、腹2発で倒せる
Vest $650($600) 防弾服
これを装備していても、NightHawk .50Cやライフルには効果が薄く、AI Arctic Warfareだとほとんど意味がなくなる
Helmet $350($400) 防弾鉄帽
なお、Vestの残り耐久力が100の状態ではない場合、両方購入で$1,000
Ballistic Shield $2,200 防弾シールド
.40 Dual Elites以外の拳銃との併用が可能
CS:S・NEO・CSOでは登場しない
C4 T初期装備 C4爆弾
爆弾解除マップにて、T側のプレイヤーのうちの(無作為に)誰か1人に渡される。マップにある特定の場所に設置し、約40秒後程度に爆発する(サーバー設定によって異なる、WCG2006では35秒)。解除されずに爆発させれば、T側の勝利となる
Defuse Kit $200 CTのみ購入可能
C4爆弾解除キット
爆弾解除マップにて、これを装備していると、C4爆弾を解除する時間が短くなる(約半分)。C4爆弾を解除するとCT側の勝利となる
Flashlight 初期装備 懐中電灯
NEOでは登場しない
Night Vision Goggle $1,250 暗視装置
NEOでは登場しない

弾薬

名称 価格 購入弾数
9mmパラベラム $20 30発
.45ACP $25 12発
.357SIG $50 13発
.50AE $40 7発
5.7mm $50 50発
5.56×45 .NATO $60 30発
7.62×39 $80 30発
.338 Lapua Magnum $125 10発
.50BMG $100 5発
5.45x39mm弾 $19 30発

注釈

実銃の機能が全てゲーム内で現実的に再現されている訳ではない。

  • グロック17Cのフルオートモードの代わりにバーストモードが搭載された。しかし、実銃にはバースト仕様は存在しない。
  • ハンドガンチャンバー内の+1が対策されているものとされていないものがある。グロック(19連マガジンと想定)とP228は対策済み。H&K USP タクティカルIMI デザートイーグルFN Five-seveNベレッタ エリートは未対策で1発少ない。
  • コルト M4A1を取り出す際、コッキングレバーは引かずに、本来押し込むべきものであるボルトフォワードアシストを引っ張る。これは続編であるCSCZで正しくチャージングハンドルを引っ張るモーションに変更されたが、その続編であるCSSでは再びボルトフォワードアシストを引っ張るモーションに戻ってしまった
  • コルト M4A1をリロードする際はマガジンキャッチを押さずに直接マガジンを引き抜き、更に給弾するためにボルトフォワードアシストを引っ張る。これもCSCZで正しいモーションに修正されたが、CSSで元に戻ってしまった
  • Magnum Sniper Rifleは良くAWPと呼ばれるが、実銃のAWPは7.62x51mm NATO弾モデル。.338 Lapua Magnum仕様はAW338か、AWSMという表記になる。装弾数もAWPであれば5発/10発だが、AWSMでは5発のみ。
  • FN P90およびFN Five-seveNは実銃通りに防弾チョッキおよびヘルメットに対しある程度貫通効果がつく。しかし、一発一発の威力が低いので、あまり目立たない。
  • ベネリM3のセミオートモードが省かれポンプアクションオンリーに。
  • 使用弾薬が現実とは異なるものがいくつも存在する(例:現実のP228は357SIG弾は使用できないなど)
  • 現実世界のステアーAUGA1は1.5倍スコープ標準装備で5.56mm×45口径である
  • SIG SG550のバースト/フルオート、H&K G3SG/1のフルオートが省かれセミオートオンリー(こちらはH&K MSG90との混同も考えられる)に。また、両銃ともにアイアンサイトは存在するためHUDのクロスヘアが出なければおかしいのだが、ステアー AUG A1BKカラーSIG SG552との差別化のためか、クロスヘアが出ない。
  • CS1.6において、H&K G3SG/1をリロードすると、銃から抜いたマガジンが画面から消えきっていないのに差し戻している。一見すると、マガジンを抜き差ししているだけのように見える(MOD元の『ハーフライフ』のクロスボウがほぼ同じ挙動を取っている)。
  • 銃器は左利き設定時に正しく表示され、右利き設定だと左右が反転している。たとえば、コルト M4A1は左側排莢、ステアー・スカウト/AWPは左サイドにボルトハンドルがある、ステアー AUG A1のスコープが右サイドにあるなど(しかし、H&K USP タクティカルのスライドリリースやH&K MP5A5のコッキングハンドルなど、右利き設定時に正しく表示される部分もある)。
  • IMI デザートイーグルが壁抜き可能となっているが、打撃力重視であるハンドガンの威力から考えると、抜ける可能性はほとんどない。
  • タクティカルリロードしなくともMAXまで弾が入る。
  • CS1.6においてプレイヤー視点でのグロックはグロック17Cをモデリングしたものであるのにもかかわらず、フィールドに落ちているグロックはグロック18Cをモデリングしている
  • なぜかナイフをもって走るよりもステアーScoutを持って走ったほうが移動速度が速い
  • CSSにおいてファイブセブンを取り出す際とリロードする際、なぜかスライドの前半分が動かない
  • ゲーム中でM4A1にサイレンサーを装着する際フラッシュハイダーの上から直接つけるが、現実世界ではフラッシュハイダーを外さなければサイレンサーを装着できない
  • その他諸々

ゲーム内用語

  • ピストルラウンド
普通のクラン戦で使われるWCGルールでは、1ラウンド目とサイドチェンジ後の1ラウンド目(15ラウンドでサイドチェンジなので16ラウンド目)の所持金が$800とされており、双方ピストルで戦う事になる。決められたサイドアーム(デフォルト銃 or Desert Eagleが一般的)+防弾ベストor手榴弾のみで戦う事になるため、作戦と腕の差がはっきりと出るラウンドになる。このラウンドを取る事が出来れば、相手に2ラウンドエコ(後述)をほぼ強要させられるため、有利な展開に持ち込める。
  • エコラウンド
連続でラウンドを落とし続けると入手できる金額が上がっていくのを利用し「わざとラウンドを落とすことにより貯金し、後のラウンドで良い武器を買う」ため、武器を買わない、もしくはDesart Eagleなどの安い武器をチーム全員で使うラウンドの事。
最初の1ラウンド目、サイドチェンジ後の1ラウンド目を落としたチームが後でアサルトライフルを買うため、その後の2ラウンドを連続でエコするのは定石とされている。
T側ではC4を設置するだけでボーナス金額が入るため、ラッシュ(後述)を仕掛ける場合も多い。成功すればそのラウンドを取る事が出来るかもしれないし、CTが使っていた武器を入手出来ればさらに貯金額が(相対的に)増える。失敗しても元々落とすラウンドなため、リスクは皆無である。
エコ無しでの全力戦が展開されると予想されていたCGSルールでも、3ラウンドほど連続で落としてしまい、エコラウンドを強制させられるクランも存在した。
  • ラッシュ
C4を設置するため、CT側の防御体制が整う前にボムサイトへ全員全速力で突入する戦術。読まれた場合文字通り皆殺しにされる諸刃の剣。どのタイミングでラッシュするのか、何人かを陽動に回してラッシュしないのかなどの読み合いは醍醐味の一つでもある。クラン戦でないパブリックサーバーでは、ダウン者の待ち時間をなるべく減らすために、この戦術が推奨されている。
ほぼパブリックサーバーのみの戦術だが、CT側が待ち構えずに突っ込んで殺しに行く「CTラッシュ」「逆ラッシュ」を仕掛ける事もある。敵が来なかったルートにラッシュした人は相手の後ろを取りに行くのがマナー。
  • ストッピング
大部分の武器では動きながら射撃した時の命中精度が著しく悪くなる。それを補正するため、走っている方向と逆の方向に一瞬だけ動き、静止状態にしつつ発砲するテクニック。ゲームルール、リコイルコントロールの次に覚える必要のある技術。
  • ヘッドショット
ダメージ計算はリアル系同様に手足<胴体<頭部となっている為、頭を狙う事により相手に(手足・胴体比で3-4倍程度の)大ダメージを与える事が出来る。距離やヘルメットの有無にもよるが、ほとんどの武器で一撃死になる。ヘッドショットで決めた場合には、右上に表示されるフラグリストにもヘッドショット専用のアイコンが表示される。
胴体に当てるだけで一撃ダウンを奪えるAWPでヘッドショットを決める猛者も存在する。別にヘッドショットしたからとボーナスがあるわけではないので、大道芸の1つではある。
  • キャンプ
スナイプするためにじっとしている行為のこと。CS1.6では壁抜きが容易なため、同じところにキャンプし続けると壁抜きで倒されたりする。1対1で無い限り、CT側のキャンプは問題ないが、T側のキャンプはゲーム展開が遅くなるため、パブリックサーバーでは苦情の対象になりやすい。NEOではもっと徹底していて、NEO側でもキャンプし続けると、相手のレーダーに位置が表示されるというペナルティがある。

リメイク続編版・続編版・アーケード版、および派生作品

リメイク続編版

Counter-Strike: Condition Zero

カウンターストライク コンディションゼロ』(Counter-Strike: Condition Zero、略称CS:CZ)は度重なる発売延期や3度の開発元変更を乗り越えて2004年3月に発売された『カウンターストライク1.6」のアップデートリメイク版。開発元はTurtle Rock Studios。日本ではカプコンから発売された。

『CS:CZ』では、「Tour of Duty」という決められた武器で相手を倒すというミッションが用意されたキャンペーンモードの追加と、モデリングの一新、ボット機能の追加などがされている。CS1.6より画質がきれいになり、各部がCS1.6より自然なモーションとなった

また、「Deleted Scenes」というオリジナルのシングルプレイゲームが追加されている。これは3度目の開発元変更に伴ってお蔵入りになる予定であった。開発元はRitual Entertainment。

現在『CS:CZ』単体での購入は不可能で、リテール版、Steam版の両方で『CS』または『CS1.6』とのセットで販売されている。

Botの難易度
  • Easy
Botは単発撃ちやバースト射撃などを行い、比較的正確に照準を合わせてくるが、撃つ時立った状態で照準を定めてそのまま撃ち始めるため、初弾は正確なものの弾がリコイルで外れやすくなっている。初心者にはインターネットでの試合よりは難易度が低く、LANの状態で戦えるので戦いやすい。また立ち止まるため、ヘッドショットの練習にも適している。
  • Normal
Easyよりも動きはするものの、左右を歩く速度でステップする程度。Easyよりもリコイルコントロールは上手くなっている。Easyで慣れたプレイヤーに適している。また多少動き回るので、リコイルコントロールの練習も行うことが出来る。
  • Hard
Normalとは違い、近・中・遠距離での射撃の正確さが格段に上昇している。また左右ステップも速く、しゃがんでの照準補正・リコイル軽減を行って単発撃ちもしくはバースト射撃を行ってきたり、横方向にジャンプしながら正確に照準を合わせてバースト射撃やフルオート射撃を行ってくる。この難易度で練習し、ある程度敵を倒せるようになれば、非クランサーバである程度戦える。
  • Expert
更に狙いの正確さが上昇し、マップによってはほぼ遠距離戦を強いられることもしばしば。遠距離戦でも敵がアサルトライフルでヘッドショットなどを狙ってくるので、いかに先に倒すかの技量が求められてくる。スナイパーライフルの命中率も高い。またショットガンまでも中~遠距離で使用してくることもあり、散弾にも関わらず一撃で仕留めてくることも。ただし戦局によって大きく強さが変わり、こちら側が勝っている場合敵の銃の正確さが極端に落ち、また何もしないでその場で隠れていることが度々ある。またHEで味方や自分を殺してしまうこともある。逆にこちら側が負けている場合、敵は出会い頭にヘッドショットを単発で狙ってきたり、遠くからアサルトライフルでヘッドショットを狙ってきたりする。味方にBotがいる場合、変な方向にHEを投げて味方を攻撃してくることもある。クランを組むのであれば、このレベルで日々練習することが望ましい。

Counter-Strike: Source

カウンターストライク:ソース
ジャンル FPS
対応機種 Windows
開発元 Valve Software
対象年齢 ESRBM(17歳以上)
デバイス キーボードマウス
エンジン Source Engine
テンプレートを表示

カウンターストライク ソース』(Counter-Strike: Source、略称CS:S)はCS:CZの次に発売された『ハーフライフ2』のゲームエンジン「Source」に『Counter-Strike』を移植リメイクした作品。『ハーフライフ2』に同梱されている。

グラフィックが一新され、MAPのリメイクや公式の追加MAPが行われた「Source」版の『Counter-Strike』となっている。モデルは『CS1.6』と同様にカウンターテロリストとテロリストそれぞれ4種類。ゲームシステムはほぼ同一だがエンジンが違うため、武器やプレイヤーの挙動は旧来のバージョンとは異なる。特に「壁抜きに大幅な制限、しゃがみ連打によるハーフバニング廃止、バニーホップ廃止」の3つが大きな変更点。そのため、『CS』から『CS:S』へプレイヤーが完全移行したわけではなく、『CS』のプレイヤーと『CS:S』のプレイヤーは必ずしも同一ではない。2006年度のアップデートでDynamic Weapon Pricing(通称:DWP)と呼ばれる価格変動システムが追加されたが、日本国内のサーバーでDWPをONにしているサーバーはほとんど存在しない。海外ではDWPが使われているサーバーが存在するが、これによってGlockの値段がマイナスになったり、Desert Eagleの値段が$60,000近くになってしまったりした。これを受けてUSP、GlockとDesert Eagle以外のハンドガンの威力を25%アップすると同時に、値段が一度リセットされた。

2007年度に多くの大会が『CS1.6』から『CS:S』へと移行しており、多くのプロクランもこれに追随。

2012年にはバージョンアップ版ともいえる『CS:GO』が出てしまった為、以降はプレイヤー人口がそちらへ移動してしまっている。

リテール版では『カウンターストライク:ソース』(他に『Half Life2 Deathmach』と『Day of Defeat:Source』がプレイ可能)、『Half Life2 Game Of The Year Edition』(『Half Life2』、『Half Life2 Deathmach』、『Half Life:Source』もプレイ可能)の2パッケージに入っており、ダウンロード版は単体、『Source Maltiplayer Pack』(リテール版『CS:S』と同内容)、『Source Premier Pack』(『Half Life2』関連商品が全てプレー可能)、『Holiday 2006 Collection』(『Source Premier Pack』から『Day of Defeat:Source』を除いた物)、『Valve Complete Pack』(『Half Life』系全ゲームがプレー可能)という様々なバージョンから選ぶ事が出来る。

シリーズ続編

Counter-Strike: Global Offensive

カウンターストライク グローバル・オフェンシブ』(Counter-Strike: Global Offensive、略称CS:GO)シリーズ最新作。2012年8月21日にリリースされた[1]。 エンジンは最新のSource Engineが使用されており、既に公開済みのSource Engineを使用した『Counter-Strike: Source』との違いとしてグラフィックの強化、モデルの一新、新武器追加といった点が上げられる。CSSまでのCSシリーズとは大きく異なる点が多い新規続編版である

リリース以降は『CS:S』からのプレイヤー移行や大会での採用などで、『CS:S』とのプレイヤー人口も逆転しており、PC版でのメインストリームとなっている。

2018年12月6日(北米時間)、CS:GOは基本プレイ無料に移行された[2]。同日のアップデートでバトルロイヤルモード Danger Zone も実装されている[3]

アーケード版

Counter-Strike NEO

カウンターストライク ネオ』(Counter-Strike NEO、略称CSNEO)はナムコの実験店舗LEDZONEで初期稼働していた『カウンターストライク』のアーケード版。

武器以外はすべてオリジナルのものであり、スキンの種類もオリジナルのものより豊富である。基本ルールはほとんどが爆弾解除マップルール。

2003年2005年まで稼動していたVer.1はWindows 2000ベースのシステムで稼動していたが、2005年8月Linuxをベースにしたゲーム基板ナムコ・N2システムを採用したVer.2がナムコ直営店で順次展開開始。10月にはそれ以外の店舗でも稼動開始。以後追加マップやバグフィックスなどの配信も随時行なわれていた。2010年2月1日午前1時59分をもってネットワーク接続のサービスを終了し、以降は店内対戦のみがプレイ可能となっている。

Ver.1ではミッションモードが導入されていたが、Ver.2では削除され、純粋なカウンターストライクに近いゲームになっている。

武器バランスは『CS1.6』に近いものになっているが、いわゆるネタ武器を強化するなどしてバランスを整えている。特に公式HPにて初心者向け武器としてM3でなくM1014、MP5だけでなくP90を推薦していることからもそれが伺える。値段もほとんどの武器が引き下げられている。詳しくは上記武器表を参考。

流石に「一般向け」ということで、流血表現は無くなっている。そしてカウンターテロリスト/テロリストという表現を改め、NEO/CSFという陣営になっている。『CS』、『CS:S』では、カウンターテロリスト(防御側)/テロリスト(攻撃側)であったが、『CSNEO』では、超巨大企業「NEO」(防御側)/それに抵抗する特別部隊「CSF」(攻撃側)と入れ替わっており、世界観も大きくアレンジされている。

販促に際しては、その他のカウンターストライクシリーズとは違った世界観を知ることも出来る、後述の『Counter-Strike NEO -WHITE MEMORIES-』というビジュアルノベルも制作された。

派生版

Counter-Strike: Online

カウンターストライク オンライン』(Counter-Strike: Online、略称CSO)は韓国のゲーム会社「ネクソン」が『カウンターストライク1.6』と『カウンターストライク コンディションゼロ』を元に開発した基本無料、アイテム課金システムのオンラインFPSゲームである。韓国、中国、タイなどアジアの一部の国ごとに違うパブリッシャーが公開しているが、日本バージョンは2019年3月6日の11時を以てサービス終了した。

オンラインならではのコミュニティ機能追加の他、新武器・新マップ・新ゲームモードが追加されている。

ゲームモードに関しては、『CS1.6』で存在した爆破・人質救出の他、サーバー側にプラグインを導入する事でプレイ可能であったデスマッチ・チームデスマッチ・ゾンビモードや、新たにネクソンがオリジナルに作った、ゾンビサバイバル(CO-OP)・ヒューマンシナリオ・ゾンビ連合モード・ファンを標準で実装している。

サーバーは6種に分類されており、誰でも入場可能な「ノーマルサーバー」、動きながら射撃した場合の命中率が高く、弾の当たり判定も若干大きめに設定されている「カジュアルサーバー」、カジュアルサーバーにレベル制限を設けた「ビギナーサーバー」、クラン戦の為に用意された「クラン戦サーバー」、公式大会と同じルールでプレイ可能な「大会サーバー」、チャレンジモード専用の「チャレンジサーバー」が存在する。

また、一つのルームに対し最大32人(カウンターテロリストチーム16人、テロリストチーム16人)というでのプレイが可能で、他のオンラインFPSゲーム(『サドンアタック』、『ペーパーマン』、『クロスファイア』など)と比べると、圧倒的に人数が多い。

ネクソンによる大々的なプロモーションと、ローカライズによってCS1.6では不可能だった日本語チャットやシステムメッセージの日本語化が実現した。

ゲーム内容

デスマッチ

  • その名の通りチームの協力はなしで一人のみでルームメンバーと闘う。倒されるとランダムに選ばれたリスポーンから復帰し、違う武器や弾薬の購入等できるメニューが表示される。

2010年12月に新システムが実装され、デスマッチのマップが一部削除となり、使用できる武器もあらかじめ3つセットしないと途中で変えることができない(現在変更は可能)等、多くのユーザーから不評を買っている[要出典]。また、一部の武器のフォームチェンジができなくなっている。

チームデスマッチ

  • 上記デスマッチの協力系試合である。 デスマッチとは異なり倒された場合チーム専用のリスポーンから復帰する。

オリジナル

  • 『CS1.6』と同様、先に目的を達成したチームが勝利となる。爆弾解除(de_)、人質救出(cs_)、殲滅、VIP警護(as_)の4モードがある。

ゾンビ

  • このモードが他のFPSゲームと異なる最大の特徴である。ニコニコ動画内での広告に本モードが起用され、話題を呼んだ[要出典]。ゲームルールはゲーム開始直後、武器を選択、購入し、試合が開始されて20秒後にチームメンバーの数名ランダムに選ばれたチームメンバーの数名(ただし、ルーム参加者の人数によってマザーゾンビに選ばれるプレーヤー人数は左右される)マザーゾンビとなり、ゾンビとなった者はすべての人間を攻撃しゾンビにするのが目的で、人間はすべてのゾンビを支給された銃火器等でゾンビを倒すか、制限時間内まで生き残ることが目的である。ゾンビの所持武器は爪だけなので、ハンデがあり人間と比べ機動力と体力(体力もルームメンバーの人数で左右される)が高い。また暗視スコープが使えるので、暗い場所を移動するには都合が良い。また、課金によりゾンビと同じ機動力が得られる等のゾンビモード専用のアイテムも存在する。ゾンビは人間に攻撃されるとノックバックする。

他にも、プレイヤー同士で協力してボスゾンビ「フォボス」(通常のフォボスとは生体が異なる「プロトタイプフォボス」も存在する)「オベロン」「ディオーネ」を倒す「ゾンビサバイバルモード」や、通常のデスマッチの要領でゾンビと人間が協力して戦う「ゾンビ連合モード」、他にもAIが操作する敵兵士と戦う「ヒューマンシナリオモード」などが追加されている。

BOT 『CS:CZ』のBOTモードとほぼ同様。簡単、少し簡単、普通、少し難しい、難しい、非常に難しい、専門家、エリートがある。

Counter-Strike NEO -WHITE MEMORIES-

前述の『カウンターストライクNEO』の世界観で繰り広げられる物語で、FLASH形式のビジュアルノベルである。

概要

ナムコが、『カウンターストライクNEO』の販促に際して制作したビジュアルノベルで、戦場を駆ける青年の視点で描かれた、記憶を全て失った女性との、悲しい恋物語である(Counter Strike NEO -WHITE MEMORIES-)。
また、ストーリーには、業務用のFPSに準じた操作感覚で遊べるミニゲームもいくらか存在しており、失敗しても、ストーリーの進行に影響はなく、成功するまで、何度でもやり直すことになる。

ストーリー

世界各国の貧困街治安状況の悪い都市等を支配下に置いた超巨大企業:『NEO社』は、そこに存在する諸問題を解決したうえで、その都市を発展させていき、多くの人々はNEOのもたらす繁栄を謳歌し、またはそのもとで生きることを夢見ていた。

あるとき、NEOが人間の感情を統御する生体機械を運用していたことが明るみに出た。これを機に、各国政府は、NEOに干渉せんとするも、NEOは、私設軍を動員し、自分の支配下の都市を閉鎖した結果、各国は(NEOに依存していたツケが回り)国家機能半麻痺状態に陥ってしまう。これに対抗すべく、全世界の軍事機関等から引き抜いた特別部隊:『CSF(Cosmopolitanism Special Forces)』国連決議によって創設され、遂には、CSFと、NEOとの戦争が勃発。開戦当初、NEOの軍事力に圧倒されていたCSFだったが、(生体機械の弊害により)正気を失ったNEOの兵士達が暴走し、その隙に、NEOは、CSFの反撃を許してしまう。NEO側が有利であるとはいえ、戦局は、膠着状態に陥っていた。

NEOの施設で捕虜奪還作戦にあたっていたCSFの兵士の青年:ショウは、多くのCSF兵士の遺骸が累々と横たわっているなか、ひとり生き残っていた女性を発見する。『マキ』と名乗った彼女は、一切の記憶を失っていた……。

登場人物

ショウ(声優:なし)

男性 / 年齢:20歳

本作の主人公で、物語は、全て、彼の視点で語られる。かなり無愛想な青年で、CSFの新米兵士。少年時代、過去の記憶の一切を失っていて、自分に自信を持てないでいる。その為、他人の領域に踏み込まず、自分の領域に干渉させないことで、自分を守ってきたが、同時に、自分の心に壁を築き上げてしまった。だからといって、完全に心を閉ざしているというわけではなく、ウマルといった親友等に対しては、表情を緩めたりする。感情に振り回されることに苛立ちを感じており、そんなことになるくらいなら、いっそのこと、NEOの生体機械に感情を統御して貰いたいと密かに思っていたが、マキとの出会いで、ショウのそんな態度に変化が現れ始める。

捕虜奪還作戦の折、NEOの施設でマキを保護し、駐屯地に戻ったあと、レオノフから「この部隊の男のなかで、最も無害だから」、との理由で、マキの世話役になるよう命じられ、彼女と行動を共にすることになった。最初の方こそ、マキとの付き合い方が分からず、苦労していたが、いつの間にか、彼女を愛するようになり、(彼女がNEOの人間だと分かっていても)マキを護ると誓う。しかし、レオノフに疑いの目を向けられたマキの潔白を証明出来ず、自分が作ってしまった心の壁の所為で、CSFの兵士にマキが連行されていく際、彼女を奪還することが出来ず、それどころか、マキから目を背けてしまった。その後、自責の念に苛まれ、CSFへの叛逆覚悟で、マキを救出せんと、ウマルとともに、CSFの研究施設に向かう。

マキ(声優:能登麻美子

女性 / 年齢:20歳

本作のヒロイン。NEOの施設のなかで、CSFの兵士達の死体の山の上で、一人呆然としているところをショウに発見、CSFに保護された民間人の女性。好きなものは、蒸かし芋。自分の名前以外、全ての記憶を失っており、感情表現が下手で、すぐに独りになりたがっていたが、ショウがマキとの出会いで変わっていくのと同じように、彼女もまた、ショウの出会いで変わっていくことになり、ショウを想いを寄せることとなる。

突然に涙を流したり、記憶障害を起こしたり、自分でも自分のことが分からなくなることに苦しんでおり、教会で錯乱していたとき、ショウにそれを吐露、その後、ショウと「もし、自分が見付からなかったら、自分もそこに行くから、教会へ行け」との約束を交わす。あるとき、CSFの作戦が数回連続でNEOの待ち伏せに遭い、失敗するという事態が発生、レオノフから、スパイ嫌疑を掛けられてしまう。確かに、射撃訓練を見学していて、ウマルに狙撃銃を撃たせて貰ったとき、ウマルの真似をして完璧な姿勢で狙撃銃を構えたりする等、ただの民間人とは思えぬ行動を多々見せていた。保護した当初、NEOの生体機械の反応こそなかったが、結局、マキをスパイと確信したレオノフの命で、CSFの兵士達により、研究施設に連れ去られてしまう。ショウに助けを懇願するも、彼は、こともあろうに、マキから目を逸らしてしまっていた。

ウマル(声優:千葉進歩

男性 / 年齢:20歳

CSFの新米兵士で、狙撃の名人。訓練兵時代からの付き合いの長いショウの親友で、眼鏡を掛けた青年。ショウとは逆に、気さくな性格で、部隊内でのムードメーカーのような存在。それ故、平時は、おどけていて、どこかふざけた一面も持ち合わせている。ショウも彼にだけは、(それなりに)心を開いているものの、ショウ曰く「俺で遊んでいる」とのこと。しかし、ときには真面目に正論を言うこともあり、マキが疑われていることに苛立つショウに、「今、戦争をしている。疑わしきを疑わなかったら、全員死ぬ」と諭すべきことを、毅然として諭している。ショウとの付き合いの長さ故、ショウのことを理解していて、マキのために声を荒らげるショウに驚いたような反応を見せており、また、親友として彼を支えている。任務においても、得意な狙撃で、ショウを援護する役回りを務めている。CSFに研究施設に連れ去られたマキを取り戻す為、叛逆を承知で行動を起こそうとしているショウに協力したりもしていた。

レオノフ(声優:中田譲治

男性 / 年齢:35歳

経験豊富なCSFのベテラン兵士で、ショウ、ウマルの上官でもあり、先輩でもあり、師でもある。CSFの大部隊がNEOに殲滅させられた『驟雨の惨劇』の唯一の生き残り。基本的に厳しい性格で、完璧主義者であるが、戦場を離れれば、へらへら笑っていたり、温和な一面を覗かせたりすることもある。マキを発見した当初、第一発見者たるショウに世話役を任命したのは、彼である。CSFの作戦の情報が漏洩し、立て続けに失敗した事態を受けて、マキにスパイ容疑を掛ける。彼女の身の潔白を証明する為、レオノフ、ショウ、ウマルの3人だけを動員するという、秘密作戦を立案する。結果、マキをNEOの関係者と見做したレオノフは、彼女を研究施設に連行するよう、部下に命じた。

用語

NEO

軍需産業医療を中心とした企業群が、次々と他の企業を併呑した、世界規模の超巨大企業。全世界の貧困街等を買収し、これを統治して、人々の羨望を集めていた。だが、自社製の生体機械の存在が発覚、それによる世界各国の介入から逃れるべく、自分の勢力下の都市を閉鎖する。そのことから、NEOが全世界の貧困街等を買収したのは、現在よりも格差が広がっている社会のなかでの『弱者救済』としての一面もあったが、それ以上に、生体機械の実験も兼ねていたものと思われる。軍需産業でもある為、開戦当初、圧倒的な技術力、軍事力でCSFを圧倒していたときもあった。

CSF

正式名称:『Cosmopolitanism Special Forces』

自分の管轄下にある都市を閉鎖したNEOに対する調査、及び、軍事活動を行うべく、国連決議によって創設された特別部隊。現在は、NEOとの全面戦争を繰り広げている。全世界の軍隊からの引き抜きで構成されており、(創設経緯を聞く限りでは)一種の多国籍軍国連軍といえるものの、各国軍の指揮系統の違いからか、マトモな指揮系統が確立されておらず、ほとんどが「独立部隊」として機能しているに過ぎない有様。また、人手不足で、様々な出自の者も雑じるにつれ、軍隊に必要不可欠な規律が緩かったり、本来は銃殺刑になる筈の者を(止むなく)徴用したり、管理、防諜も杜撰であったりする。ショウ、ウマル、レオノフがその一部隊に所属している。

生体機械(せいたいきかい)

元々が軍需産業、医療部門の企業であったNEOによって開発されたもので、所謂、一種のナノマシン。人間の体内を流れる血液に注入され、感情をコントロールするが、それによる倫理的な問題から、NEOは、各国政府による干渉を受けそうになり、最終的には、CSFとの戦争が勃発することとなった。生産時期を大きく分けて、以下の二種類が存在する。

  • 第一世代
前期に開発されたもので、CSFが判明出来ている。
不安、悲しみといった『-』の感情を統御し、失敗に対する罰として、苦しみの感情を植え付けるようにしていた。
しかし、それによって鬱積していたストレスを爆発させたNEOの兵士達が各地で暴動を起こした。
  • 第二世代
第一世代の反省をもとに、NEOが開発することとなったもの。
CSFは、その存在を未だ知らず、それ故、CSFの生体機械の判定に引っ掛からない。
成功に対する喜び、幸福といった『+』の感情を植え付けることにより、「常に、恐怖を覚えることなく、慢心でない自信を持てる兵士」を作り上げることに成功し、戦場でもいい働きをしている。
驟雨の惨劇(しゅううのさんげき)

物語開始時点の半年前に起こった事件。

CSFが各地から精鋭を集め、NEOの都市を陥落させる作戦を始めようとしていたが、NEOにその情報が漏れており、作戦開始直前、CSFの部隊は、NEOにより、全滅の憂き目を見た。レオノフは、その唯一の生還者である。

その他

ドイツでは2002年に発生した少年による銃乱射事件の原因がこのゲームにあると非難を浴び、翌2003年に公的倫理審査団体Unterhaltungssoftware Selbstkontrolle(USK)が設置される原因となった(当該記事参照)。そしてブラジルではネットゲームカフェでのインストールが禁止された。[4]

脚注

  1. ^ http://store.steampowered.com/app/730/
  2. ^ Welcome to the Danger Zone / CS:GO is now FREE TO PLAY”. Valve Corporation. 2019年1月6日閲覧。
  3. ^ 「Counter-Strike: Global Offensive」,基本プレイ料金無料に移行。バトルロイヤルモード「Danger Zone」も実装”. 4gamer.net. 2019年1月6日閲覧。
  4. ^ http://www1.folha.uol.com.br/folha/informatica/ult124u364924.shtml

関連項目

外部リンク