長井駅
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長井駅 | |
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駅舎(2021年5月) | |
ながい NAGAI | |
◄南長井 (1.0 km) (0.8 km) あやめ公園► | |
所在地 | 山形県長井市栄町 |
所属事業者 | 山形鉄道 |
所属路線 | ■フラワー長井線 |
キロ程 | 18.3 km(赤湯起点) |
電報略号 | ナイ←ナヰ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
268人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)11月15日[1] |
備考 | 直営駅 |
長井駅(ながいえき)は、山形県長井市栄町にある山形鉄道フラワー長井線の駅である。山形鉄道本社のほか、工務区も長井駅構内に置いている。
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)11月15日:長井軽便線梨郷 - 長井間開通と共に開業[1]。
- 1936年(昭和11年)3月29日:駅舎改築、祝賀会挙行[2]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる[1]。
- 1988年(昭和63年)10月25日:山形鉄道へ移管[1]。
- 1989年(平成元年)12月6日:山形鉄道旅行センター開業。
- 1996年(平成8年)1月10日:旅行センターにJR宅配端末を設置(現在はビジネスえきねっとに置き換え)。
- 1998年(平成10年)5月1日:窓口業務を長井市観光協会に委託。
- 2002年(平成14年):東北の駅百選に選定される。
- 2005年(平成17年):窓口業務を再度直営化。
- 2021年(令和3年)5月6日:長井市役所庁舎と一体となった駅舎の供用を開始[3][4]。
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線の地上駅で、駅本屋とは構内踏切で連絡している。
改札口は無く、ホームには自由に入ることができる。両ホームとも赤湯方面、荒砥方面への発車が可能であるが、通常はのりばが固定されている。側線には保線用モーターカーの車庫がある。モーターカーの車庫に隣接して旧貨物ホームが残る。
西側には縮小されながらも防雪林が残っていたが、駅周辺の整備事業のため、2009年9月初めに伐採された。その後、防雪林跡地が公園として整備され、駅舎からホームへの踏切が延長される形で西側の公園と連絡された。公園は駅西側の住宅街につながっており、駅の西側入り口も兼ねている。ただし冬季間は除雪されないため、ホームから公園側の踏切が閉鎖となる。
社員配置駅。旅行センター(営業時間9時00分 - 17時30分、祝日・年末年始休業)、自動券売機、待合所、ギャラリーが駅舎内部におかれている。旅行センターでは硬券乗車券・硬券入場券・回数券・定期券のほか、JR線乗車券・特急券類(ビジネスえきねっと使用、日曜を除く)を取り扱っている。
のりば
1 | ■フラワー長井線 | 今泉・宮内・赤湯方面 |
2 | 荒砥方面 |
利用状況
[編集]1日平均乗車人員は以下の通り。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人員 |
1997 | 861 |
1998 | 844 |
1999 | 732 |
2000 | 646 |
2001 | 607 |
2002 | 547 |
2003 | 515 |
2004 | 518 |
2005 | 485 |
2006 | 404 |
2007 | 370 |
2008 | 361 |
2009 | 335 |
2010 | 342 |
2011 | 340 |
2012 | 326 |
2013 | 297 |
2014 | 284 |
2015 | 275 |
2016 | 271 |
2017 | 268 |
駅周辺
[編集]- 長井市営バス・山交バス、長井市役所・長井駅前停留所(すべての路線が利用可能。ただし長井市営バスは各路線1日数本のため注意が必要)
- タクシーのりば
- 山形県置賜総合支庁西庁舎
- 長井市役所
- 長井郵便局
- 長井中道郵便局
- 長井市立長井小学校
- 小桜館(旧西置賜郡役所・文教の杜ながい内)
- 公立置賜長井病院
- 長井警察署あやめ交番
- 松ヶ池公園(白つつじ公園)南東へ徒歩約15分又はタクシー等利用
- 松ヶ池公園内もしくは隣接 長井市民文化会館・長井市武道館・長井市立図書館・皇大神社
- やませ蔵美術館(松ヶ池公園西方、金・土・日曜日開館、冬期間は閉館)
- TASビル(国道287号を挟んで松ヶ池公園向かい。タスパークホテル・長井市観光協会・長井商工会議所・エフエムい〜じゃん おらんだラジオ等が入居)
- 山形銀行 長井支店
- 荘内銀行 長井支店
- きらやか銀行 長井支店・長井中央支店
- 山形中央信用組合本店
- 米沢信用金庫長井支店
- 東北労働金庫長井支店
- 山形中央信用組合 本店
- うめやサンプラザ店
- ツルハドラッグ 長井中道店
その他
[編集]- 旧駅舎は天井の高い木造駅舎。「開業当時からの面影を残すかわいらしい駅舎」として、東北の駅百選に選定されていた。ただし、実際は開業当時からの駅舎ではなかった[5]。駅舎内は改装され、旧事務室部分は「ギャラリー停車場」となり、市民の憩いの場となっていた。これは、フラワー長井線のCTC化の際、駅の無人駅化が計画されたためで、その後長井市の観光協会が入居し、窓口業務も観光協会に業務委託されたものである。その後、観光協会が移転しギャラリーとなり、駅業務も山形鉄道直営に戻っていた。
- 長井駅売店「ふるさと」
- 街なか図書館 長井駅文庫
- 待合室内に長井市立図書館の長井駅文庫が設けられており、自由に読む事ができる。また、備え付けのファイルに記入すれば借りる事もできる。
- 巨大壁画
- ホームの西側に、巨大な壁画が飾られている。これは長井青年会議所40周年記念事業として2005年8月に完成したもので、長井の名物などいろいろなものが市内の小・中学生によって描かれている。
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長井駅売店「ふるさと」
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長井駅文庫
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長井駅巨大壁画
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、545頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 読売新聞昭和11年3月31日山形読売
- ^ “庁舎一体、山形県の長井駅でオープニングセレモニー”. 朝日新聞. (2021年5月9日). オリジナルの2021年5月24日時点におけるアーカイブ。 2021年5月24日閲覧。
- ^ “山形県長井市/全国初の駅舎一体型庁舎完成/施工は戸田建設JV”. 日刊建設工業新聞. (2021年4月30日). オリジナルの2021年4月30日時点におけるアーカイブ。 2021年4月30日閲覧。
- ^ 1936年改築。“山形鉄道の築80年超木造駅舎が解体に…5月25・26日に長井駅のお別れイベント”. レスポンス(Response.jp). 2023年4月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅別時刻表:長井駅 - 山形鉄道
- 山形鉄道駅舎今昔物語 長井駅 - 山形鉄道
- 動画で見るニッポンみちしる 長井駅 - NHKアーカイブス(旧駅舎の映像)