岡本倫
岡本 倫 | |
---|---|
生誕 |
????年1月6日 日本・和歌山県 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2000年 - |
ジャンル | 青年漫画 |
代表作 |
『エルフェンリート』 『ノノノノ』 『極黒のブリュンヒルデ』 『パラレルパラダイス』 |
公式サイト | FOR-NEXT - 岡本倫ホームページ |
岡本 倫(おかもと りん、1月6日 - )は、日本の漫画家。ローマ字表記はLynn Okamoto。男性。和歌山県出身[1]。
来歴・人物
[編集]和歌山県に生まれる。神奈川大学在学中には漫画研究会に所属していたが、イラストを描く程度で、本格的に漫画を描くことはなかった[2]。卒業後はバンダイに就職し、玩具の企画やPCゲームソフトの『時の国のエルフェンリート』の製作に携わっていた[3]。社員時代に商品紹介のため、おはスタに出演した経験がある[4]。28歳の時、漫画家を目指すためにバンダイを退社する[2][5]。
2000年1月、『ヤングジャンプ増刊 漫革』(集英社)に読切版『エルフェンリート』が掲載され、漫画家としてデビュー[3]。2002年6月から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて、『エルフェンリート』の連載を開始した。2004年には『エルフェンリート』がアニメ化され、特に海外で人気を博した[6]。
2007年10月から『週刊ヤングジャンプ』にて、スキージャンプを題材としたスポーツ漫画『ノノノノ』の連載を開始するが、2010年12月に連載終了[7]。この連載終了について、自らの本意ではなかったことを示唆している[8]。
2012年からは『週刊ヤングジャンプ』にて『極黒のブリュンヒルデ』の連載を開始[9]。同年、読み切りとして発表した『君は淫らな僕の女王』(作画:横槍メンゴ)が好評であったことから続編が制作され、2013年2月には単行本第一巻が発売された[10]。その後、『週刊ヤングジャンプ』にて不定期での連載が開始された[11]。2014年には『極黒のブリュンヒルデ』がアニメ化された[12]。
2017年からは『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて『パラレルパラダイス』の連載を開始[13]。
学生時代にアークシステムワークスでアルバイトをしており[3]、ゲーム『美少女戦士セーラームーン』(スーパーファミコン版)の製作に関わっていた[14]。趣味はガンプラ。
どちらかと言えば「可愛らしい」と言える絵柄に反してハードな描写が多くグロテスク好きと認識されていたが、2018年に否定している[15]。本人の弁によると、ハードな描写はヤングジャンプの当時の担当がGANTZの担当でもあり、ネームに首を飛ばす描写があるとOKが出たからとのこと[16]。『極黒のブリュンヒルデ』の溶解死は溶けて死ぬまでの痛みが読者には想像ができないから採用し、その後の『パラレルパラダイス』では溶解も気持ち悪いので光の粒になって消滅することになった[17]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- エルフェンリート[18] (『週刊ヤングジャンプ』 2002年27号 - 2005年39号、全12巻)
- ノノノノ (『週刊ヤングジャンプ』 2007年47号 - 2011年2号、全13巻)
- 極黒のブリュンヒルデ[19](『週刊ヤングジャンプ』 2012年9号 - 2016年18号、全18巻)
- 君は淫らな僕の女王(作画︰横槍メンゴ、『ミラクルジャンプ』2012年No.10 - No.12、『週刊ヤングジャンプ』2012年8号、30号、2013年11号、36・37号、38号、50号、『ヤングジャンプGOLD』2017年 6/30号、『週刊ヤングジャンプ』2017年40号、全2巻)
- パラレルパラダイス(『週刊ヤングマガジン』 2017年16号 - 連載中、既刊26巻)
短編集
[編集]読み切り・短編
[編集]タイトル | 掲載誌 | 収録 |
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Flip Flap | 未掲載 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 |
Lime Yellow | 未掲載 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 |
エルフェンリート | 『ヤングジャンプ増刊 漫革』2000年2月20日号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 『エルフェンリート』第5巻 |
デジトポリス | 『別冊ヤングジャンプ』2000年5月5日号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 『エルフェンリート』第2巻 |
MOL | 『別冊ヤングジャンプ』2000年12月31日号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 『エルフェンリート』第1巻 |
メモリア | 『週刊ヤングジャンプ』2002年19号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 『エルフェンリート』第3巻 |
カリエラ | 『ヤングジャンプ増刊 シゴト魂』2005年11月5日号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 |
レジストラ | 『ヤングジャンプ増刊 漫太郎』2006年5月20日号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 |
アルマージュ | 『週刊ヤングジャンプ』2006年32号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 |
EXEXE | 未掲載(ネーム原稿) | 『岡本倫短編集 Flip Flap』 |
きみとこうかん | 『週刊ヤングジャンプ』2011年8号 | 『岡本倫短編集 Flip Flap 新装版』 |
エルフェンリート特別編 | 未掲載 | エルフェンリート Blu-ray BOX |
極黒のブリュンヒルデ 特別編 | 『ミラクルジャンプ』2014年6月30日号 | 未収録 |
寄稿
[編集]- イジらないで、長瀞さん(5巻特装版)
- ヤニねこ(2巻)
そのほかの活動
[編集]- 南鎌倉高校女子自転車部(テレビアニメ第2話エンドカード)
師匠
[編集]アシスタント経験者
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 岡本倫 ツイート - Twitter 2012-02-29
- ^ a b c 『Febri Vol.36』、一迅社、2016年、153頁。
- ^ a b c FOR NEXT -profile-
- ^ okamotolynnのツイート(713360776749142023)
- ^ okamotolynnのツイート(654961035934208000)
- ^ “海外ファンも熱狂した伝説のアニメ「エルフェンリート」 ニコ生で一挙放送”. ねとらぼ. (2014年6月20日)
- ^ “ヤンジャンにあわ箱読み切り掲載、「ノノノノ」最終回”. コミックナタリー. (2010年12月9日)
- ^ okamotolynnのツイート(10247802386915328)
- ^ “岡本倫、満を持してのYJ新連載は純愛ダークファンタジー”. コミックナタリー. (2012年1月26日)
- ^ “横槍メンゴ×岡本倫の2社合同フェア開催!横槍初サイン会も”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年2月14日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “17万部突破の「君は淫らな僕の女王」、不定期連載で再登場”. コミックナタリー. ナターシャ (2013年11月14日). 2016年6月15日閲覧。
- ^ “「極黒のブリュンヒルデ」TVアニメ化!来年4月放送開始”. コミックナタリー. (2013年12月5日)
- ^ “岡本倫が描く美少女だらけの異界セクシーファンタジー、ヤンマガで開幕”. コミックナタリー. (2017年3月19日)
- ^ okamotolynnのツイート(177052669918195713)
- ^ okamotolynnのツイート(974645000809062400)
- ^ okamotolynnのツイート(974644818100895745)
- ^ okamotolynnのツイート(974645645293232128)
- ^ “エルフェンリート :作品情報”. アニメハック. 2020年6月4日閲覧。
- ^ “極黒のブリュンヒルデ : 作品情報”. アニメハック. 2020年4月30日閲覧。
- ^ okamotolynnのツイート(210356974406209536)
- ^ 週刊ヤングジャンプ2012年4・5合併号440頁
関連項目
[編集]- ボルケーノ太田 - バンダイ時代の同期
- 鈴井匡伸 - バンダイ時代の後輩
- 小木君人 - ライトノベル作家。大学時代の漫研の後輩
- 人名に因む名を持つ小惑星の一覧
外部リンク
[編集]- FOR-NEXT - 岡本倫ホームページ
- 岡本倫 (@okamotolynn) - X(旧Twitter)