策する

日本語

動詞

策する (さくする)

1. (他動詞, 文章語) 計略や計画を練る。
   • 1941年、石原莞爾「戦争史大観」

     そこで大王は一七四二年四月ベーメンに退却し、後図を策する考えであった。

   • 1941年、吉川英治「梅里先生行状記」

     また、紋太夫が自藩の内部にたいして、何を策しているか、はっきり知ることができた。

   • 1953年、坂口安吾「決戦川中島　上杉謙信の巻」

     余の領内に内乱を策し、余を釘づけにしてそのヒマに西下をはかり天下を掌握しうるものと考えている。

活用

策-する 動詞活用表（日本語の活用）

サ行変格活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	仮定形	命令形
策	し せ さ	し	する	する	すれ	せよ しろ

各活用形の基礎的な結合例

意味	語形	結合
否定	策しない	未然形 + ない
否定	策せず	未然形 + ず
自発・受身 可能・尊敬	策される	未然形 + れる
丁寧	策します	連用形 + ます
過去・完了・状態	策した	連用形 + た
言い切り	策する	終止形のみ
名詞化	策すること	連体形 + こと
仮定条件	策すれば	仮定形 + ば
命令	策せよ 策しろ	命令形のみ