出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
だます【騙す】
- 他人に自分の思い通りの行動をさせるために、本性を隠したり、うそをつくなどして誤認させる。
- あいつは、私を信じすぎていたのだ。私も悪い。女房を、だましすぎていた。だますより他はなかったのだ。家庭の幸福なんて、お互い嘘の上ででも無けれあ成り立たない。いままで私は、それを信じていた。女房なんて、謂(い)わば、家の道具だと信じていた。いちいち真実を吐露(とろ)し合っていたんじゃ、やり切れない。私は、いつもだましていた。それだから女房は、いつも私を好いてくれた。(太宰治・『女の決闘』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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否定 |
だまさない |
未然形 + ない
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意志・勧誘 |
だまそう |
未然形音便 + う
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丁寧 |
だまします |
連用形 + ます
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過去・完了・状態 |
だました |
連用形音便 + た
|
言い切り |
だます |
終止形のみ
|
名詞化 |
だますこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
だませば |
仮定形 + ば
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命令 |
だませ |
命令形のみ
|
だます
- (方言、東北・北関東・静岡等)子供をあやす。
- 灰汁を抜く。