「中国は台湾の祖国になり得ない」、記念日行事で頼総統

台湾総統が演説、「中国に台湾を代表する権利ない」
 10月10日、台湾の頼清徳総統(写真)は、建国記念日に相当する双十節の演説で、中国には台湾を代表する権利はないと表明した。写真は台湾の高雄で6月撮影(2024 ロイター/Ann Wang)
[台北 5日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は5日、中華人民共和国よりも台湾の方が歴史が長いため、中華人民共和国は台湾の人々の祖国にはなり得ないと述べた。
10月10日の台湾の建国記念日に相当する「双十節」を前に行われた関連行事で頼氏はあいさつし、中華人民共和国が10月1日に建国75周年を迎え、数日後には中華民国(台湾)が建国113周年を迎えることに言及した。
「年数という観点で言えば、中華人民共和国が中華民国の人々の『祖国』になることは絶対に不可能だ」とした上で、「中華人民共和国の75歳以上の人々にとっては、むしろ中華民国が祖国になるかもしれない」と述べた。

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