今回のジャムス訪問の目的は、
ここから北へ60キロほどの所にある鶴崗市の
精米工場で行っている、面白い「エコ」の試みを
見学させていただくためでした。
広大な田園風景が広がるこの一帯では、
おコメが大量に生産されているのですが、
このおコメについている「あるもの」を使って、
「あること」をしているのです。
こちらは精米工場。
「もみ殻」がついたおコメを取り、精米してパック詰め。
この工程までは、普通の精米工場を変わりません。
一日に精米されるおコメの量は、約400~500トン。
25キロのコメ袋だと、実に16000~20000袋!?
中国らしく、これだけの量は貨車に載せて
中国全土に運ぶため、専用の線路が工場内に
そんな、精米工場の線路の向こうを見ると、
煙がもくもく上がっている工場が…
「あれは、発電所です」
精米工場に隣接された発電所?
「精米工場で取り除かれた”もみ殻”を発電所に運びます。
これを燃やして、発電するのです」
なんと!
これにより、これまで石炭などの原料を燃やして
発電していた火力発電所も、”もみ殻”という
いらなくなった物質を再利用することでカバー。
もみ殻も、堆肥程度にしか利用できなかったため、
余剰分を持て余していたとのころで、再利用先に覿面。
石炭燃焼によって発生する煙が大気を汚すこともなく、
町の人たちの生活面の向上にも貢献するという、
一石3鳥のプロジェクトなのです。
しかも、ここで石炭を燃やすことで発生していたのは
二酸化炭素などの地球温室効果ガス。削減できる分は
国連に認証され次第、排出権としても販売できるので…。
一石4鳥!?
な、プロジェクトなのですね。
中国大陸の北の果てで、こうした画期的なプロジェクトを
見ることができるとは、驚きなのでした。
~そして~
中国の人とは、「お酒」の席を設けます。
昼間ですが…ハルビンビールがご登場。
そして・・・酢!?
この酢を飲むと、酔い防止に効くのだとか。
~さらに夕飯~
今度は、山奥にある、民家レストラン。
この建物以外、360度森林が広がっています。
自分では帰れない場所で隔離ですか…(汗)
出てきたのは、地元の料理と地酒。
とはいえ、山だから…
「熊肉」「鹿肉」「イノシシ肉」と・・・
「鶏肉」
日中友好のために、ありがとう…鳥さん。
~翌朝~
飛行場まで送りに来てくれた運転手さんの
「おコメ」 1人8キロ × 4人分。
あの~…私たち、これから飛行機に乗って
吉林省へ行くんですけど…
とはいえ、大事なお土産を無下にできません。
小袋に分けて、鞄の隙間に詰めさせていただきました。
この小袋の封が、あまりちゃんと閉まっていなくて、
乱暴に扱われて鞄の中にコメが散乱したことなど、
到着まで気付かなかったのでした・・・。
登場口から飛行機までは歩いて数100メートル。
でも、雨が降っていたので、この距離でも丁寧に
バスで運んでくれましたとさ。
(夏の気温15度紀行・完)
やっぱり北京は暑いです…
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中国北京で映像撮影"EmmyBBC-本日の北京"
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