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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、以前に、
「不安」
という感情について記事にしました。
その中で、不安という感情は、
「より多く自分のことを考えることが必要だと感じる人、つまり、他の人のことを考える余裕がない人たち」
が感じるものであり、
「こういう人たちが、一度、人生の諸困難から逃げ出すような観点を身につけてしまうと、この観点は、不安の増大によって非常に深められ不動のものになってしまう」
と書きました。
即ち、不安という感情は、自分のことばかりを考える人が、自らの失敗を恐れるあまり、ものごとから逃げるために感じる感情だというわけです。
とは言え、人が不安を感じるのは、紛れもない事実です。
例えば、日曜日になると、明日からの一週間が心配になり、眠ることができなくなる方もいらっしゃるかもしれません。
そのような人たちは、
「仕事でミスをしてしまうのではないか」
と、まだ起こってもいないことをあれこれと想像しては不安になるかもしれません。
では、そのようなときにはどうすればいいのか。
そもそも不安というものは、正体が見えないから不安に感じるのです。
つまり、脳科学者の茂木健一郎氏によると、不安は、脳科学的に言えば、不確実なものから来ている、というわけです。
先の例で言えば、「仕事でミスをしたらどうしよう」という不確実で、正体の見えないものを想像して不安に陥っているのです。
そこで、その正体をはっきりと見えるようにすればいい、と茂木氏は述べています。
即ち、具体的に考えてみるのです。
例えば、ミスをして取引先やお客様に迷惑を掛けたのなら、謝罪してそのリカバリーの仕方を考えます。
ミスをして上司に怒られたのなら、一旦席を外して、落ち着いたタイミングで同僚に相談してみる、など。
具体的なアクションを考えてみると、ミスをしても対処できるように思えるものです。
このように、何か不安に感じることがある場合には、その正体を突き止め、具体的に対処する仕方を考えるのも、不安を解消するための一つの方法だと言えるわけです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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