性欲の話(2) | 未知なる心へ

未知なる心へ

統一教会入信から脱会までの日々と、脱会後の魂の彷徨。

わたしがスルピリドをやめようと思った理由はいくつかあって、まずは、体重の増加。スルピリドはもともと胃腸薬で、食欲を増すから体重が増えると言われている。わたしもここ二年程で体重が10kg以上増えていて、スルピリドをやめることで体重増を食い止めたい、という思いがあった。

 

 

あとは「射精回数が少ないと、前立腺がんのリスクが高まる」という情報。「中年の時に月7回以下と21回以上の射精回数の男性では、その後の前立腺癌の発症リスクが後者で半分になるという研究結果が2004年に論文発表されていた」というのだ。

 

 

わたしの父も前立腺がんにかかり、手術もした。誰だって、避けれるものなら避けたい。しかし、月に21回の射精というと、結構な頻度である。オナ禁したりして射精回数を減らしていたわたしにとっては、青天の霹靂だ。しかし、人体の機能は使わなければ衰えるのが基本だから、この理論にも一定の説得力を感じた。

 

 

現状、メンタルに大きな問題があるわけでもない。ならば、スルピリドを断薬して、射精の回数を増やすのもありだと思ったのだ。

 

 

断薬して数日は、軽い離脱症状があったが、問題なく断薬できた。そして、その効果はてきめんに現れた。それが前回の記事に書いたオナニーの回数である。

 

 

しかし、問題はここからだった。性欲を開放しオナニーライフを満喫していると、本物の女性に触れたくなってくるのだ。それも、カミさんではだめである。「カミさん以外の女性を抱きたい」という欲望が、強烈に湧き上がってきたのだ。

 

 

よく東京で素人の売春が問題になっているが、もし、わたしが東京に住んでいて、そういった女性たちと簡単にコンタクトが取れる状態だったら、もしかしたら、どこかでアクションを起こしていたかもしれない。

 

 

よく、学校の先生とかが未成年との性行為で逮捕されて「若い子に興味があった」なんてニュースが流れる。わたしは少し前までは「いい歳してバカなことやってんな」と思っていたのだが、今では、その気持ちが良く分かる。もし自分でも、そういうことができる環境にあったら、やってしまうのではないかと思うのだ。性犯罪が、もはや他人事ではなくなってきてしまった。

 

 

やるかやらないかの差は結局、紙一重なのではないかと思えてきたのだ。

 

 

(つづく)