ニューカレドニアから、こんばんは。
朝起きた時には怪しい天気だったので、期待していませんでしたが。
10時ごろからすっかり綺麗な青空になりました。
青空を見上げていると、ここで暴動があったことも、まだそれが燻っていることも、、
信じられないです。
暴動が始まってから、4ヶ月。
すっかり生活も変わりました。
物価もさらに上がって。
収入は下がって。
その収入でさえも不安定。
地価は悲惨です。
ここでの将来も見えず。
ニューカレドニアを去る人たちが増えています。
フランスやタヒチ、ワリスフツナとか。
一部の独立賛成派が色々とことを起こしたおかげです。
彼らは、フランスに頼らずにこのニューカレドニアの未来を作っていきたいのです。
統治をフランスから取り戻したいのです。
その気持ちはわからないでもありません。
でも、現実はどうでしょう。
その一部の独立賛成派にもフランスに住んでいる家族がいます。
フランス人と結婚している人たちもいます。
多くの医者や薬剤師がフランスに帰国してしまったがために、営業ができない病院や薬局もあります。
ここでの医者や学校の先生、弁護士も、フランス人の比率がとても高いのです。
エアカランが日本便の運休を決めたのも、フランスに行く場合の経由地として、日本よりシンガポール、バンコクの方が近いからです。
何もかもフランスが中心です。
独立だ!と大声で捲し立てている人たちに限って、フランスと密接な生活をしているはずです。
今回の暴動の尻拭いもフランスの税金が使われています。
もう少し冷静になって欲しい。
いかに馬鹿げたことをしているのか、とてつもないことなのか、客観的に見て欲しいのです。
フランスとの今の関係を断ち切ろうとするのは、無理なのですから。
月が南洋杉と重なって幻想的です。