屋根のリフォームで大失敗。

屋根カバー工法なのに、防水シート(ルーフィング)が全く施工されなかった我が家。

 

屋根の紹介業者から紹介された業者Xによる、2010年1月の屋根カバー工法後。

2018年9月に北東の棟板金が飛散し、2020年7月には大量の雨漏りが発覚しました。

屋根カバー工法で防水シート(ルーフィング)が施工されないと、家は雨漏りしてしまいます。

住宅の屋根カバー工法では、必ず防水シート(ルーフィング)を施工してください。

防水シート(ルーフィング)なしの危険性を、自分の実際の体験を通して書いているブログです。

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久しぶりの投稿となってしまいました。メモ

裁判のことを忘れていたわけではなく、むしろずっと、資料をまとめていた1ヵ月でした。

1月に、裁判は無事に結審しまして、3月に判決を待つばかりとなりました。

 

そこで私は、これまでの業者Xの言い分を、準備書面をあらためてすべて読みこんで、まとめました。そして、調停委員2人の提出した意見書に関しても、納得できない点、反論点を書きだしました。

それは資料として、今、私のパソコンに保存してあります。

 

書きながら、あまりにも不可思議な相手方の理論に、???となることもしばしば・・・。

 

私は、自分が裁判しているからといって自分がすべて正しいなどとは、全く思っていません。

相手方から出た主張、証拠を何度も読みこんで、もしそれが納得できるものであれば、もちろん和解もしますし、自分が間違っていることがわかれば、意地で裁判自体を続けるようなことはしません。

 

まずは相手の主張をすべていったん受けとめました。それがどんなに腹の立つことであっても、何度も読んで、本当にそれが正しいことなのか、証拠と合わせて何度も繰り返し考えます。

 

偏った目を持ちたくありません。

自分だけが正しいと、自分側に有利なことだけを取り上げるようなこともしたくありません。

公平な目で、この、屋根カバー工法で、防水シート(ルーフィング)を施工しないというやり方が、雨漏りにつながったのかどうか、業者Xに責任のあることなのかどうか、こちらが出した準備書面、業者Xが出した準備書面、調停委員の意見書、証拠類すべて、何度も見返した私の最終的な感想はこれです。

 

 

業者Xが、屋根カバー工法で防水シート(ルーフィング)を使わなかったことは、明らかな間違いであり、雨漏りの原因である。

 

ちなみに、結審した今。

裁判を振り返ってみて、この屋根カバー工法で業者Xになにか情状酌量できるような理由があったか、また、私になにか悪い点があったか、という点においても、そのような内容の裁判資料は、一切出てこなかったです。(あくまでも私の見解ですが)。

 

まだ判決は出ていませんが、この裁判をやった一番の意義は、業者Xの主張や証拠が明らかになったことです。

 

後から、「そんなことは言ってない」という言い訳はできません。お互いに

私が何を主張して、何を証拠として提出したか。

業者Xが何を主張し、何を証拠として提出したか。

 

今さら、「そんなことは言ってない」とは言えないし、すべて記録として残りました。

 

屋根カバー工法は、決して稀な工法ではありません。だからこそ、この「屋根カバー工法で防水シート(ルーフィング)なしが許されるのか」は、重いテーマであり、今後の建築業界で、語り継がれる裁判になるのではないか、と思っています。

 

スレート屋根の改修方法として、今も全国で多くの屋根カバー工法が行われています。

 

屋根カバー工法はそもそも、屋根材と防水シート(ルーフィング)を両方新設するのが原則ですので、我が家のように、裁判になるケースは滅多にないでしょう。防水シート(ルーフィング)がない工事自体、ありえないからです。

 

まして、そのことで雨漏りして裁判にまでなるということは、本当にレアケースだと思います。

 

我が家で使われた屋根材のメーカーも、施工マニュアルと総合カタログの両方で、はっきりと、「屋根カバー工法時の防水シート(ルーフィング)新設」を明記しています。

 

私は、自分の家がひどい雨漏りになったとき、そして屋根カバー工法で防水シート(ルーフィング)が全く使われなかったと判明した時、同じようなケースがないかインターネット上を広く検索しましたが、一つもそのようなケースはみつかりませんでした。

 

けれど、これは細かいミスでも、小さな瑕疵でもありません。屋根カバー工法で、防水シート(ルーフィング)を使わないとどうなるのか?

マニュアル無視をしても大丈夫だという根拠とは?

 

今後、裁判で出された業者Xの主張を元に、ひとつひとつ、検証していきたいと思います。

 

その検証をブログに書いていくことで、屋根カバー工法で泣く人が一人でも減ればいいなと思っています。私だけの問題ではないと思うからです。屋根カバー工法を行うすべての業者、すべての顧客に、関わってくる話だと思います。

公益性のある議論だと思います。

 

雨漏りが起きて、嬉しい人は誰もいません。

 

金銭的被害は本当に大きい。

 

 

 

業者Xは、防水シート(ルーフィング)なしと、雨漏りの因果関係を現在に至るまで、否定しています

そして、「状況によっては、屋根カバー工法で防水シート(ルーフィング)なしはあり得る」と言っています。

 

これが本当に正しいのかどうか。

 

業者Xは現在も、そして今後も、このやり方(防水シートなし)をやっていくということなのでしょうか?

 

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本日の記事はここまでです。ありがとうございました。

 

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