アメリカに赴任が決まったとき、会社(私は帯同なのでパートナーの会社ですが)のおかげで留学できるとウキウキしていました。3年もたてば英語がぺらぺらにしゃべれるようになると思っていました。
そして気がつけば、ロサンゼルス(細かくいうと、駐在の人たちが多く住むトーランス)に暮らし始めて3年が経ちました。あれ?英語ぺらぺらからは程遠いぞ…。そうです、何もしなければ例え暮らしていても英語は上達しないのです。当たり前ですよね。
英語の勉強に関して駐在してからすぐ始めてれば良かったと思うものの一つにESLがあります。ESLの良し悪しは人それぞれだと思いますが、1:1で続けているオンラインのESLが私には1番フィットしており、先生とたまにランチに行くぐらい仲良くなりました♡ESLを続けて1番良かったことです。今回はESLに関しての個人的な思いを書かせてもらいます。
ESLとは
English as Second Language、英語が母国語ではない人たちの第二言語としての英語のこと。(コトバンクより)
ESLは市などの公的機関、教会、大学、団体などにより運営されています。
対面授業、オンライン講座、生徒の人数、教師の人数はそれぞれのESLやクラスによって異なります。
ESLに通うメリット
- 強制的に英語に触れる時間を得られること
- 第一外国語が英語ではない人たちと出会えること
- 英語を勉強している達成感
- ともだちづくり
- 英語のアウトプットの場が設けられること
スーパーでの買い物やお医者さんに行った時の会話など最低限の知識はESLに通わなくても日常生活で 習得することが可能です。ただし、トーランスのように日系スーパー、日本人のお医者さんだと日本語が通じることも多いので、英語のアウトプットの機会は減ってしまいます。そんな中だとしても、英語を話す機会を得ること、日本語以外の言語を話す人たちと出会えることがESLに通うメリットだと思います。
ESLのクラスによっては、宿題が出たりするので、クラスに参加している時だけでなく英語に積極的にふれる時間を持てることもいいことだと思います。
そして何より、知り合いや友だちをつくることが出来ます。なれない外国での生活で、たとえ日本人だとしても同じような駐在妻の人たちと話をすることができることは心の安定、引きこもり対策にもなります。
ESLに通うデメリット-長所と短所は表裏一体-
- 通っただけで(私は)英語がぺらぺらになるわけではない→自分の努力も必要
- 日本人が多いクラスだと、日本人で固まってしまう危険性あり→友だちを得ることは海外では大事
- 時間に拘束される→自分のライフスタイルにあったクラスを選択すればOK
まず、長所と短所は表裏一体。なにごとにもいいこともあれば、悪いこともある。ESLに通うだけでは英語はぺらぺらに話せるようにはならないと思います。クラスのレッスンで自ら積極的に発言したり、たくさん話して英語をアウトプットすることが大切だと思います。ESLにはおしゃべり好きな中国人、ヒスパニック系の人たちも大勢います。シャイな日本人はつい聞き役になってしまいますが、ここは間違っても構わないという強い気持ちを持って、発言する回数を増やさないと、クラス外でも話す度胸がなかなか育ちません。友だちを作ることはもちろん大切ですが、日本人だけで固まって、クラス内も日本語を話していたら勿体無いです。仲間を得ることは心強いですが、英語を話すチャンスは見逃さないことが大切だと思います。
トーランス周辺の無料で受けられるESL
実際に通ってみたトーランス周辺の無料ESLです。
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Torrance Adult School
トーランスのアダルトスクールは3校あり、たくさんの日本人が参加しています。テストを受けた後、レベルに合ったクラスに参加することが出来ます。私が初めて参加したのはコロナ渦だったので、対面授業がそもそもなくオンラインだけでした。週2回、1回あたり1.5時間のオンライン会話クラスを受講しました。ただ、1歳児と共にレッスンを受けるのは容易ではなく、レッスンに参加できても、話の内容に集中出来ず、何の話をしているのかよく分からなくなったり、なかなか発言すらすることが出来ない日々に悶々としていました。子どもが泣き出したり、駄々をこね出したら、英語どころでは無かったので辛かったです。今では対面が再開しています。週4日のコースに通って頑張っている人たちを見ると、いつも尊敬してしまいます。ただし、無断で5回欠席すると自動的にドロップアウトしてしまうのでお気を付けください。私は娘のケア等してたら欠席の連絡をし忘れ、ドロップアウトしてしまいました。対面のクラスに再度挑戦しようかと思いましたが、なんだかんだでトライ出来ていません。
トーランスアダルトスクールはESLだけでなく、ウクレレやマミー&ミーなどのクラスもあるので、興味のある方はぜひチェックしてくださいね。
https://www.tusd.org/tas/programs/esl/esl-classes
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Rolling Hills Covenant Church
とても綺麗な教会で、駐車場も広いです。なんといっても、子どもを預けることが出来るので、小さいお子さんがいても英語を学びに行くことができます。
開講日 : 木曜 09:30-11:30
はじめの30分くらいは全クラス合同で歌を歌ったり、先生のお話があります。その後、各レベルに分かれて授業が始まります。ハイキングやトレッキングが開催されることもあります。
クラス分けの時にテストはなく、自己申告でレベルを選ぶことが出来ました。クラスの人数は時期により変わりますが、私が通っているクラスは先生3人に対して生徒が毎回前後しますが15人くらいだと思います。出欠も厳しくありません。生徒さんはほぼ日本人と韓国人なので、気楽に参加することが出来ると思います。
https://rollinghillscovenant.com/adults
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South Bay Literacy Council
個人的にはここでチューターになってもらえた先生が神過ぎて、このESLをお勧めします♡私はコロナ渦で初めて申し込み、子どもが小さいのでチャイルドケアがあるところかオンラインを希望した結果、1:1でのオンラインレッスンを受けることができました。今も同じ先生とレッスンを続けています。基本的には週1回1時間で、先生と予定を調整しながらスケジュールを組んでいます。コロナ後は対面が復活しており、YMCAなどの教室で授業が開催されています。こちらも簡単なテストをWebで受けた後、チューターさんの紹介を受けました。チューターさんが決まるまではDuolingoで英語を勉強してみてね、などのコメントをくれたりしました。
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El Camino College
受講したことはありませんが、コミュニティカレッジであるエルカミノでもESLは無料で受けられるそうです。
https://www.elcamino.edu/academics/divisions/humanities/esl/
ESL以外にも英語を学ぶ場はたくさんあります。スクールに通わなくてもしっかり話せるようになる人も大勢いらっしゃいます。自分に合った英語の学習方法をセレクトできるのが1番ですね。
英語を話せるようになるには
英語を話すためにはインプットとアウトプットどちらも必要と言われますが、本当だと思います。私はシャイなのでなかなかアウトプットが難しい。なのでESL等で話さなければならない状況を作るのは良いと信じて通っています。
ですが、ESLに通うだけでは上達しないというのも本当です。自分で何らかの目的意識を持って、少しずつでも継続的に勉強していくことが何より大事だなとつくづく感じます。なかなか出来ないのですが…
海外で暮らせば現地の友達もできると思っていましたが、実際にはなかなか難しい。言葉の壁、文化の壁は大きいです。
私が英語を話したい理由
私が英語を話したい理由は大きく3つあります。
- アメリカ人と話したいから
これが1番です。子どものスクールの先生や親、スーパーで合った人、たまたま隣にいた人たちとちょっとした会話や世間話がしたいです。
- 言いたいことが言えなくて悔しいから
請求額が間違っていてクレームしたい時など、日本語だったら伝えられるのに英語だからうまく言えず、伝わらず悔しい思いをたくさんしました。
- アメリカで生活し続ける自信が欲しいから
住み慣れた日本とは違うところばかりのアメリカ。自分から主張しなければ問題なしと見做されるアメリカ。必要なことはしっかり伝えてアメリカ生活を楽しみたいです。
さて2024年の抱負、New Year's Resolutionは減量と英語力(特にスピーキング)アップです。毎日ウォーキング、英語のニュースなどの動画をみる、Duolingoをすることを目標に頑張ります!
お読みいただき、ありがとうございました。