日頃より大変お世話になっております。470級3年の森千覚です。
9月20日から9月23日に葉山港で行われました全日本学生女子ヨット選手権大会の大会報告をさせていただきます。
以下配艇と結果になります。
470級
4704 (森/溝口・梨本) 26-27-40(RET)-19 112pt 29位
スナイプ級
30216 (安田/細谷・田中) 16-23-36(RET)-24 99pt 22位
まず初めにこの大会の参加に伴い監督、OB OGの皆様に多くのご支援を賜りました。
石川監督、上村さん、城井さん、鈴木さん、高田さん、中山さん、濱口さん、岩瀬さん
葉山港という遠いところまで足を運びご支援してくださり、本当にありがとうございました。
また、この度は愛知学院大学さんと合同で遠征を行いました。この遠征にあたり、トラックでヨットの運搬を引き受けてくださった愛知学院大学OBの水野産業様に心よりお礼申し上げます。
今大会は女子選手のみが集まる全国大会ということで全国のレベルの高い女子選手と共に戦うことができ、他の選手をみて学べるよい機会となりました。また、私自身遠征経験が少なく、いつもとは違う海面でのレースもとても為になるものでした。
初日の1レース目から15knot以上の風が吹いており波も2〜3mと高く私には経験したことの無い海面でした。
クローズでは波に当たって止まってしまうということがまず課題となりました。いつものようにテルテールを見ながら角度を合わせて走っているだけでは波によって止まってしまうことが多く、前後移動が大事であると実感しました。また、波の上に位置しているときは風が強く、波の谷にいるときは相対的に風が弱くなり細かくメイントリムをしなければならない風であったことも難しい要素の一つでした。
ただ最終日には、走らせ方が少しずつ分かるようになり、上位艇と変わらないスピードで帆走することができ、順位も10位ほど上げることができました。
リーチング・ランニングでは、強風のなか沈している船も多くスピンをあげるのかどうかリスクヘッジを行う必要がありました。ただ強風に怯えすぎてしまい、スピンをあげられる風なのにあげなかったレグもあり、客観的に落ち着いて判断することの必要性を感じました。
また、初日の最終レースでは1上マーク付近で沈してしまい、復帰に時間がかかってしまい結果的にリタイアをすることになりました。しかしながら上位の大学は沈してからでも復帰が早く、すぐには諦めない姿勢は学ばなければならないと思いました。
総じて新しい海面での走り方を少しですが習得することができ、また、強風や高い波にも怖がらずに立ち向かえる強い心を持つことができました。私自身、強風コンディションに苦手意識があったのですが、このレガッタを走り切ったことが自信に繋がり、強風でも走れる!という気持ちを持つことが出来るようになったという心境の変化があります。まだまだ未熟ですが、この大会での経験を糧にこれからも練習に励んでまいります。
改めて監督、コーチ、OB OGの皆様今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。