エクセル(Excel)などアンドロイド(Android)のOfficeが無料なのはなぜ?

エクセル(Excel)などアンドロイド(Android)のOfficeが無料なのはなぜ?

インストールは無料

アンドロイド(Android)で使えるエクセル(Excel)、ワード(Word)、パワーポイント(PowerPoint)はMicrosoft 365(Office)アプリに統合されており、無料Google Playストアからインストールできます。

Microsoft 365(Office)アプリにOutlookは含まれていませんが、必要であれば同様にGoogle Playストアから無料Outlookアプリをインストールできます。

FireタブレットはAmazonアプリストアからインストール

FireタブレットとはAmazonのAndroidタブレットです。

Fireタブレットは標準ではGoogle Playストアを使えませんが、AmazonアプリストアからMicrosoft 365(Office)アプリとOutlookアプリを無料でインストールできます。

アカウントと画面サイズの関係

Microsoft 365(Office)アプリにはMicrosoftアカウントか職場または学校アカウントでサインインします。

職場、学校、または個人のMicrosoftアカウントを入力して下さい。

そしてサインインするアカウントにMicrosft 365のライセンス(詳細は後述)が紐付いているか否かとアンドロイドの画面サイズによって機能制限があります。

Microsoft 365ライセンス
なしあり
10.1インチ 以下商用利用不可 高度な編集不可制限なし
10.1インチ 超え商用利用不可 編集不可(閲覧のみ)制限なし

無料のMicrosoftアカウントにMicrosoft 365ライセンスを紐付けていなくても(購入していなくても)10.1インチ以下のアンドロイドならOfficeファイルを編集可能です(高度な編集のみ不可)。

10.1インチ以下ですからアンドロイドスマホなら全機種で編集可能です。 10.1インチを超えるアンドロイドタブレットは閲覧のみで編集不可ですから無料では事実上、使いものになりません

また、Microsoft 365ライセンスがないと商用利用できません。

商用利用とは仕事に使うことで、例えばMicrosoft 365ライセンスがないと会社のOfficeファイルは扱えません。

つまり、アンドロイドのOfficeは無料というわけではありません

Microsoft 365ライセンスでフル機能を使う

アンドロイドのOffice(Microsoft 365アプリ)のフル機能が使える選択肢は以下です。

  • 職場または学校アカウントを使う
  • MicrosoftアカウントにMicrosoft 365ライセンスを紐付ける

職場または学校アカウントを使う

職場または学校アカウントとは法人向けのMicrosoft 365を契約している会社や学校などのシステム管理者が発行するアカウントです。

マイクロソフトOfficeを採用している会社の社員ならアカウントを持っているのではないでしょうか。

既に持っていればそのアカウントでMicrosoft 365アプリにサインインすればフル機能を使えます。

ただし、個人のアンドロイド端末の場合、アカウント発行元(会社など)の許可は必要だと思いますが。

MicrosoftアカウントにMicrosoft 365ライセンスを紐付ける

職場または学校アカウントを持っていない、またはアカウント発行元からアンドロイドでの使用許可が出ない場合、Microsoftアカウントにサインインした状態でMicrosoft 365 PersonalMicrosoft 365 Familyを購入します。

ChromebookでMicrosoft 365(Office)アプリは使えない

アンドロイドのOfficeはソフトウエアキーボードでも使えますが、ソフトウエアキーボードは画面の半分近くを専有するうえ入力効率も悪いため、Bluetoothキーボードを併用する人も多いかもしれません。

ただそうなると、

 
アンドロイドタブレットとキーボードを常に持ち歩くならアンドロイドアプリも使えるChromebookタブレットでもいいのでは?

と考えるのは当然です。

たしかにChromebook(Chrome OS)はアンドロイドアプリ対応ですが、Microsoft 365(Office)アプリは使えません