いわさきちひろさんの美術館に行ってきた。
いわさきちひろさんの絵は物心ついた頃から大好きで
そのきっかけは、母がちひろさんの絵が好きで
家に絵が飾ってあったり
をよく読み聞かせをしてもらっていたので
ちひろさんの絵を見ると
懐かしいような優しい気持ちになる。
美術館はアトリエがあった場所を
改築して作られたということ。
こじんまりとして、かわいい美術館
中庭に綺麗な緑があったり
癒される空間。
美術館内の展示作品を見てみる。
ちひろさんの創り出す
水彩絵の具で描く淡い色合いの作品がいっぱい。
線が少なく、
色の移り変わりが曖昧で
どこかミステリアスでもある。
水彩絵の具の
水と絵の具の分量によって創り出される
同じ色合いは二度と表せない表現が大好き。
モチーフとしては
子供、少女などを多く題材にしていた。
子供の絵は
どの絵もとても可愛くて
赤ちゃんのもちもちの体だったり
動き回る子供の様子が
自由に描かれていた。
子供がいる風景の絵は
空が自然の色とは少し離れた色合いで
子供が見る空想の世界を表している
ということだった。
少女のモチーフの絵は
とても繊細な
色合いや線のタッチで
少女の気持ちの移り変わりなどが
伝わって来るようだった。
女の子達が着ている洋服も
模様が丁寧に描かれていたり
形が可愛かったり
見ていてとても楽しかった。
館内を周ると
すてきな展示方法のエリアがいくつかあった。
雨の中、
くもった窓に絵を描いている女の子の絵が展示されている所では
雨の降るポツポツした音が流れていたり
色ごとに絵を並べた
カラフルな展示室では
来館者が踏み入れたらピアノの音が鳴るという仕掛けがあったり。
五感で楽しめるよう工夫されていて
楽しかった。
ちひろさんはいくつか本も出されていて
館内にその言葉も展示されていた。
いちばん心に残った言葉
「大人になること」
https://chihiro.jp/words/becomeanadult/
自分の中にある
何故だろうか昔に戻りたくない気持ち
今でいいんだと思えて
なんだか前向きな気持ちになった。
館内には小さな図書室もあり
ちひろさんの出版した絵本を読むことが出来た。
くまさんとリラックスタイム
写真撮影可能な作品もあり
たくさん撮ったのでお母さんに送ろう。
一通り作品を見終わったら
お菓子を買い、休憩スペースで食べ一休みした。
りんごの天使というかわいいお菓子🍎
ととのえられた綺麗な中庭を眺めながら
のんびりできて幸せだった。
最後にお楽しみのミュージアムショップへ
すてきなグッズがいっぱいで
いつもの美術館巡りより多めに買ってしまった。
お母さんと友達にもお土産も買えて満足。
淡い水彩絵の具の色合いが作り出す
優しくてあたたかい作品がいっぱいの
かわいい美術館だった。
いつかもし機会があれば
長野県の方も行ってみたいなぁ