VesperaⅡの簡易式冷却方法をレポート!-1- -暑さによる撮影の不具合を克服できる。-

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最近、スマート望遠鏡による天体写真のSNSへの投稿が多くなりま

した。

静岡県のアマチュア天文家のJhosua氏には、Vesperaの後継機種

になる最新のVesperaⅡを入手しました。

そのVespera Ⅱを使用していたところ、外気温の暑さの影響により、

不具合が起こる事があるとのことです。

その対策として、jhosua式簡易冷却法を行いました。

今回は、そのレポートの手記が届きましたのでここで、報告します。

VesperaⅡやスマート望遠鏡を使用しているユーザーに参考になる

内容になります。

タイトル画像 M33 VesperaⅡ 撮影者 静岡県 Jhosua氏 

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VESPERAIIの弱点について 

ここより、Jhosua氏の手記を掲載します。 

 M33 VESPERAIIでノーマルモード撮影 撮影者 静岡県 Jhosua氏

 

これは何だと思いますか?さんかく座のM33です。なんだか

よく判りませんよね。

VESPERAIIでノーマルモードで撮影した画像です。

 M33 VESPERAIIでモザイクモード撮影 撮影者 静岡県 Jhosua氏

一方、モザイクモードでは何事も無かったかのように撮影できています。

露出時間がかなり短いのでノイズっぽいですが、M33だというのは判る

と思います。

買った当初は下のM8のように普通にノーマルモードでも撮れていました。

 M8 VESPERAIIノーマルモード撮影 撮影者 静岡県 Jhosua氏

ウチのVESPERAIIは買って1ヶ月も経たずに壊れてしまった?でも考えてみれば、

家に届いたのは7月で、ノイズが出始めたのが8月です。

どうも、気温が上がっているのが悪さをしているみたいです。

最近の夏は暑いどころじゃないですしね。

VESPERA1からVESPERA2になって変わったのは、光学系もそうですが、大きな所

でカメラの画素数やサイズが変わっております。

2Mピクセルから8Mピクセルに増えているんですよね。

単純に4倍です。

画像の転送をさせると、1に比べてものすごく時間がかかります。

恐らく、内部での画像処理もてんてこまいでしょう。

どうやら、VESPERA2は内部で熱を持つようです。それが、8月の熱帯夜では

ノイズの大量発生の原因になっているみたいなんですよ。

Dark引きを行って、自前でコンポジットすれば良いと言えば良いのですが、VESPERA2

の内部コンポジットのほうが結果が優れているんですよね、

これが。それに何故かStella Imageではコンポジットが全くうまくできません。

PixInsightなら普通にできるのですが、やっぱり手間だし、8Mピクセルの全撮影画像を

千枚くらい転送するのは骨が折れます。

VESPERA2内部のストレージ領域も一晩で使い切りますし。

内部コンポジット前提ならファイル転送も数枚だけで軽いですし、ストレージにも余裕が

できます。

しかも内部コンポジットのほうが出来が良いとなれば、極力VESPERA2にまかせたいところ。

熱に弱いVESPERAII

さて、熱に弱いらしいのは何となく判りました。

しかし、どう対処すれば良いでしょう。カメラを冷却カメラに換装なんてできませんし。

買って間もないウン十万の機器をバラして壊したくもありません。

しかし、最近は色々と便利なモノが売っております。それはですね…。

次回に続く

まとめ

今回は、Jhosua氏にょる、熱によるVesperaⅡに起こる不具合について、

報告しました。

Vesperaよりもセンサーサイズが、大きくなった事が、熱の影響を

受けやすい一因のようです。

次回は、その対策を行ったJhosua式の簡易冷却システムについて引き続き

お伝えします。

VesperaⅡやスマート望遠鏡を使用しているユーザーに参考になる

内容になります。

手記をお送ってくれましたJhosua氏に誌面にて感謝します。

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