映画一言感想文

あくまでも個人的な個人的すぎる感想文(感想文ですので若干ネタバレもあります)

『マダム・ウェブ』(2024)

2003年、ニューヨーク。

科学者だった母を誕生と同時に亡くしたキャシーは、救急救命士としてひとりでも多くの命を救うため奔走していた。

ある時、救命活動の中で水中に転落した彼女は、臨死状態に陥るも回復し、デジャブのように未来の様子を垣間見る能力に目覚める。

そんな中、地下鉄で3人の少女たちが黒いコスチュームの男に殺されるビジョンを見たキャシーは、とっさに彼女たちを助けるべく行動を開始するのだが…

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「ヴェノム」シリーズなどと同じく、ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)の一つとして製作された4作目。

いや、なんでもユニバースにするやん。今作はスパイダーマンの系統。

結果から言うと面白くない。大コケしたと言われるのも納得。

キャストの1人もはっきり言ってるけど、どうも偉い大人達が横ヤリを入れて製作陣の意図するものとは違う出来栄えになったっぽい。

そうは言っても、細かい描写が雑で(例えば、溺れたあとの描写とか些細な事だけど…)そういうとこも気になる。

3人の女の子はまだ未開花の普通の人間、主演も能力手探りで肉体強化もなしのほぼ普通の人間、そりゃヒーローもんとしては地味だわ。

ヴィランも弱い。鉄筋数本乗っかって動けなくなる程度の肉体強化。やっぱコレも地味。

怖いもの見たさで吹き替えもちょっとかじったけど、またミスマッチだよ。主演大島優子…下手じゃないのに声が合わないのね。

生まれた赤子はピーター・パーカーだったの!?度39

『千夜、一夜』(2022)

北の離島の美しい港町。

登美子(田中裕子)の夫は30年前に突然姿を消した。彼がいなくなった理由は分からず、生きているかも定かではない。

一方、漁師の春男(ダンカン)は登美子に好意を持ち続けているが、彼女が応えることはない。

ある日、登美子のもとに2年前に失踪した夫・洋司(安藤政信)を捜しているという奈美(尾野真千子)が現われる。

彼女は自分の中で折り合いをつけ前に進むために、夫がいなくなった理由を探していた…

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日本では毎年数万人規模で届け出がされる行方不明者を題材にしたドラマ。

とにかく暗い、テーマも重い。

“面白い”と言える作品では無い。しんどい。

いろんな社会問題を盛り込んでるけど、そこまで掘り下げないので結局は30年待ち続け時間が止まった女と、前に進むため時間を進めようとする女のストーリー。

前に進まない事がテーマなのでとにかくストーリーが進まない。それは仕方ないんだけど、演技の良さで時間がもってるだけでやっぱしんどい。

ストーリーが動かないわりに、展開がある時はかなり唐突(実際の人生って案外そうかもやけど…)、映画としては唐突すぎて納得いかん。

2年行方不明だった人と広い町中で突然出会う?一瞬で現実味が無くなったシーン。

重いの好きにはオススメ度49

『レナードの朝』(1990)

1969年、ニューヨークのブロンクスにある神経症病院に赴任してきた青年医師セイヤーは、重度の症状を示す患者たちの脳が眠りのような状態にあると確信し、周囲の反対を押し切ってある新薬の投与を開始する。

やがて30年間微動だにしなかった男性レナードが起き上がったのに続き、他の患者たちも投薬を開始。

生きる喜びを満喫するレナードを見て安心するセイヤーだったが、やがて目覚めた患者たちに予想外の変化が起き…

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ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロの盟友対決。

まぁ、演技の素晴らしいこと。細かいことはわからんけど、観ててここまで入り込めるのは演技の良さのなせる技かと。

そしてこれが実話だと言うからなお凄い話。たまにホントにびっくり映画あるけど、これもそのひとつ。

なんだろね、これはあれこれ偉そうに感想語る気がしない。

事実は小説よりも奇なり度120

『名探偵コナン 緋色の弾丸 』(2021)

4年に1度開催されるスポーツの祭典、WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)の東京大会の開会式に併せて、最高時速1,000キロメートルという世界初の真空超電導リニアが開通することが発表される。

世界から注目される中、WSGの大会スポンサーが集うパーティー会場から大企業のトップたちが誘拐されてしまう。

コナンが解決に向けて動き出し、やがてアメリカのボストンで15年前に起きたWSG連続拉致事件との関連性を見いだす…

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劇場版シリーズ第24弾。

いや、もうめちゃくちゃやな。

とりあえず、キーパーソン使いたいから色々やってもらいました的な。

なんとかしてFBIと関連持たせて、赤井秀一を一家総出させる。

沖矢昴、身をひそめる身分の割りに乗ってる車派手すぎるやろ。

ママも出したいから(ってか“領域外の妹”ってなんやねん、ネーミングセンスよ)イギリスの要人も呼んじゃってさ。

太閤名人の推理?予想?いらなくね?現実味無さすぎる推理はただのまぐれ。

今回は図々しいちびっ子探偵団があまり絡んでこなかったのと、でしゃばり蘭ちゃんの出番が少なかったのは良かった。

あ、あといつもの素人ちびっこ声優体験の子、なかなか上手かった!

いい所がどんどん減ってく度31

『マイ・ガール2』(1994)

ちょっと大人びたベーダは13歳。

新しいママに赤ちゃんが生まれ、親友にBFができ、自分だけなんだか取り残された感じ。

そんな春休み、“会ったことのない興味ある人物”についてのレポートの課題が出る。

彼女にとってそれは、自分を生んですぐに死んだ幻のママ。

女優だったママは夏季公演で訪れた、このペンシルヴァニアで葬儀屋のパパと出会い、電撃結婚したのだ。

彼女の面影を求めてその出生地ロスへ、パパの反対を押し切って出かけるベーダ…

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やはり初作は超えれん。

思春期のベーダ、ママの面影を追って自身も成長してく5日間のストーリー。

悪くないんだけど、やっぱ初作を見てるからなぁ〜

ベーダは美人さんで、年相応の見た目(前作は役柄11歳にしてはちょっと幼すぎた感じで…)に成長してて、その辺は良かったし前回は“恋”とは遠い感じだったけど、ニックとの甘酸っぱい関係も良き。

フィルおじさんのヘアスタイルも自然になってたし、みんな幸せそうだった。

そう、別に悪くないのよ。だけど、ただそれだけって感じで。ママの面影探すロードムービーと言うにはエピソード薄い感じやし、最後の元カレだけで十分って感じ。

そして何度も言うけど初作は超えれん度64

『マイ・ガール』(1991)

11歳の多感な少女ヴェーダは、葬儀業者である男やもめの父親ハリーが、新任の遺体化粧の担当、シェリーと仲良くなっていくのに不安を感じる。

そんな彼女の話し相手は同い年で幼なじみのトーマス。

彼はヴェーダの悩みを聞くだけでなく、彼女がひそかに恋心を抱くビクスラー先生に会いに行く時も付き合ってくれるなど、彼女の心の支えとなっていた…

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懐かしの作品を再視聴。何度観たかわからんけど、ストーリーは忘れてないのでどうなるか知ってるし、まぁ見て泣く程じゃないやろ〜と思ってたのにやられたわ。

これ、ストーリーに泣くんじゃないんだ。ベーダの演技に泣かされるんだわ。やられたな

まぁ、とにかくみんな演技が最高だわ。

ベーダだけじゃなくて、パパのダン・エイクロイド、パパの彼女に白髪のショートヘアじゃないジェイミー・リー・カーティス、もちろん親友のマコーレー・カルキン。天才子役と言われるわけだわ。

あの感じで小学5年生ってのがちょっと幼すぎるかなぁとも思うけど、そこは許せる程度。トータル、ベーダの成長ストーリーって感じかな。

油断すると泣くぞ度80

『狎鴎亭(アックジョン)スターダム』(2022)

韓国・ソウルの狎鴎亭の情報に精通し、幅広い人脈を持つ狎鴎亭の“ぬし”こと、テグク。

あるとき、テグクは弟分の実業家テチョンが、天才美容整形外科医ジウを勧誘して美容整形ビジネスを始めようとしていることを知る。

ジウが何者かにだまされて医師免許を剥奪され、借金も抱えていることを知ったテグクは、テチョンを出し抜いてジウを口説き、かつてない手術システムを備えた美容整形センターを立ち上げようとする…

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マブリーことマ・ドンソク主演。

今までマブリー作品、ガチめなサスペンスとかヤクザ系映画が多くて見たこと無かったんだけどあらすじからコメディタッチな印象だったんで初マブリー。

結果、うーん。演技のテンポは早いのにストーリーのテンポが悪くて2時間がめちゃ長く感じたわ。思ってるより時間が進んでないの。

見た目ゴツイけど、人懐こいマブリー悪くなかったけどいかんせん脚本かな?悪かった。

騙されて人を信じないドクターのチョン・ギョンホも、甘いマスクで騙され体質な感じも悪くない。終盤の中指立てシーンはフフっと小笑い。

ただ、後半流れが変わってきたあたりからストーリーが読めてきたのであまり驚きはなし。

エンディングも嫌な終わりではなかったからまぁ良しという感じかな。

とにかくストーリーのテンポだわ度57