レポートの概要

Search Console のレポートとツールの概要

以下に、Search Console の現在のレポートと設定、および有用な以前のツールとレポートの概要を示します。

レポートまたはツール

説明

概要ページ

プロパティの状態の概要が表示されます。これには、サイトに適用されている手動による対策やセキュリティの問題、合計クリック数のグラフ、エラーまたは有効な状態にあるインデックス登録されたページ、エラーまたは有効な状態にあるサイト拡張機能の概要(AMP ページや構造化データなどのサイトで確認されたもの)などが含まれます。

推奨される使用方法: 定期的にチェックし、手動による対策やセキュリティ上の問題を確認します。カバレッジや拡張機能のエラーを調べ、この数が急激に増加している場合は、レポートを開いてトラブルシューティングを行います。クリック数を確認し、大幅な減少が見られる場合は、レポートを開いて調査します。

対象ユーザー: すべてのユーザー

パフォーマンス レポート:

Discover またはニュースで、プロパティに十分なトラフィックがある場合にのみ使用できます

Google 検索でサイトを閲覧してクリックしたユーザー数、検索結果にサイトを表示させた検索クエリ、検索結果での平均的な掲載順位を調べます。

サイトに Discover のデータニュースのデータがある場合は、適切なレポートが表示されます。

データには、サイトのクリック数、インプレッション数、クリック率、掲載順位のほか、ユーザーが検索したクエリ文字列などが含まれます。

データは、ページ URL、検索が行われた国、またはデバイスの種類によってグループ化できます。

推奨される使用方法: クリック数やインプレッション数に急激な増加や減少がないかを定期的に確認します。検索結果にサイトを表示させたクエリ文字列を調べて、想定した検索クエリでサイトが表示されるかどうかを確認します。詳しくは、サイトのトラフィック減少に関する記事をご覧ください。

対象ユーザー: SEO 担当者、サイト所有者 [パフォーマンス(検索)ドキュメント] [パフォーマンス(Discover)ドキュメント] [パフォーマンス(Google ニュース)ドキュメント]

URL 検査ツール

サイト上の特定の URL について、Google インデックスが収集した情報を確認したり、ライブページをテストしたりします。表示される情報は広範囲に及び、ページの HTML コードやエラー、AMP、ページを表示する際の JavaScript 処理の出力とエラー、選択されている正規 URL などが含まれます。ツールを使用するには、Search Console の上部にあるバーに URL を入力します。

推奨される使用方法: Google がサイトで検出したクロールエラーのトラブルシューティングに、このレポートを使用します。このツールにアクセスするには、カバレッジ レポートで対象となる URL をクリックします。このレポートは、インデックス登録のためにページを再送信する前に、ページを修正して再テストする際にも使用できます。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー [ドキュメント]

ページのインデックス登録レポート

サイト内のすべてのページについて、インデックス ステータスを示します。ページがインデックスに登録されているかどうか、インデックス登録できるかどうかによってグループ化されます。インデックス化の可否の理由も確認できます。

推奨される使用方法: エラーが急増していないか、またはインデックス登録数が減少していないかを定期的に確認し、サイトのクロールの問題を特定します。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー、サイト管理者 [ドキュメント]

動画ページのインデックス登録レポート

サイト上に十分に視認性の高い動画が十分にある場合は、このレポートが表示されます。このレポートでは、サイト上の動画を含むページの数と、その中で動画をインデックスに登録できるページの数が表示されます。

推奨される使用方法: 重要な動画ページを中心に、動画のほとんどが Google のインデックスに登録されていることを定期的に確認します。インデックスに登録されていない場合は、レポートを使用して原因をトラブルシューティングします。

対象ユーザー: SEO 担当者、サイト所有者 [ドキュメント]

サイトマップ レポート

対象となるサイト用に送信したサイトマップ、サイトマップの統計情報、Google がサイトマップの処理中に検出したエラーが表示されます。

推奨される使用方法: サイトマップが Google によって処理されているかどうかを定期的に確認したり、サイトで新しいページが Google に検出されていないと思われる場合のデバッグに使用したりします。

対象ユーザー: SEO 担当者 [ドキュメント]

削除ツール

サイトの URL が Google 検索に表示されるのを一時的にブロックできます。または、次回のドキュメントのクロールまで検索スニペットを消去できます。また、ブロック リクエストの履歴と、サイトのページをアダルト専用としてマークするユーザー リクエストの履歴も表示されます。

対象ユーザー: サイト所有者 [ドキュメント]

Core Web Vitals レポート

実際の使用状況でのページのパフォーマンスを確認できます。

推奨される使用方法: ユーザーに対するページのパフォーマンスを確認し、パフォーマンスの低いページを修正します。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー [ドキュメント]

AMP レポート

サイトの AMP ページのうち、インデックスに登録できたものと、登録できなかったものを確認します。

推奨される使用方法: サイトのすべての AMP ページに影響する問題がないかを定期的に調べたり、エラーの予期しない急増や、インデックス登録済みの AMP ページの減少を確認したりします。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー [ドキュメント]

リッチリザルトのステータス レポート

Google がクロールできた、またはクロールできなかったリッチリザルトが表示されます。リッチリザルト タイプごとに個別のレポートがあります。すべてのリッチリザルトのタイプには対応していません。対応しているリッチリザルトのタイプについては、ドキュメントをご覧ください。特定のレポートタイプは、対象となるタイプに該当するアイテムがサイトで Google によって検出された場合にのみ表示されます。

推奨される使用方法: エラーがないかを定期的に確認し、問題をデバッグします。また、指定したタイプで Google が処理できるリッチリザルトの数の確認にも使用できます。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー [ドキュメント]

手動による対策レポート

サイトに行った手動による対策を示します。

推奨される使用方法: 概要ページに手動による対策が表示されている場合は、レポートを開いて、レポートの詳細や問題の修正方法を調べます。問題を修正したら再審査リクエストを提出します。

対象ユーザー: すべてのユーザー [ドキュメント]

セキュリティの問題レポート

Google がサイト上で検出した、セキュリティの問題がすべて表示されます。

推奨される使用方法: 概要ページにセキュリティの問題が表示された場合、またはサイトに危険なコンテンツやハッキングされたコンテンツを警告するブラウザのアラートが表示される場合は、レポートを開いて詳細や問題の解決方法を確認し、問題を修正したら再審査リクエストを提出します。

対象ユーザー: すべてのユーザー [ドキュメント]

リンクレポート

自分のサイトにリンクしているサイトや、リンクテキスト、サイト内のリンク ターゲットを確認できます。

推奨される使用方法: 自分のサイトにリンクされているサイトが、スパムサイトか有益なサイトかどうかを判断するために使用できます。

対象ユーザー: SEO 担当者 [ドキュメント]

AMP テストツール

AMP ページとして有効かどうかをテストします。この機能は URL 検査レポートで使用できますが、AMP テストツールは所有するプロパティ外のページで動作するため、URL 検査レポートよりも含まれる情報が少なくなります。

対象ユーザー: デベロッパー、テクニカル SEO 担当者 [ドキュメント]

リッチリザルト テストツール

ページのリッチリザルトについてテストします。この機能は URL 検査レポートで使用できますが、リッチリザルト テストツールは所有するプロパティ外のページで動作するため、URL 検査レポートよりも含まれる情報が少なくなります。

対象ユーザー: デベロッパー、テクニカル SEO 担当者 [ドキュメント]

ビジネス ユーザー データへのアクセスのリクエスト: ここに記載されているレポートではまだ提供されていないビジネスデータをリクエストするには、ビジネス ユーザー データの提供状況とアクセスのリクエスト フォームからご連絡ください。

設定

これらのツールとレポートは、Search Console の [設定] で確認できます。

レポートまたはツール

説明

所有権の確認

特定のウェブサイトを所有していることを Search Console で証明します。

推奨される使用方法: 所有権を確認して、サイトの Search Console を有効にし、Google 検索データにアクセスします。

対象ユーザー: サイト所有者 [ドキュメント]

ユーザーと権限

Search Console プロパティのユーザーと権限を管理します。

対象ユーザー: サイト所有者 [ドキュメント]

関連付け

プロパティの関連付けを管理することで、お客様のプロパティと Google アナリティクス、YouTube チャンネル、Android アプリなどの Google サービス間で、データ共有などが可能になります。

対象ユーザー: サイト所有者 [ドキュメント]

アドレス変更

サイトを別のドメインに移行する場合は、そのことを Google に通知します。

対象ユーザー: サイト所有者、サイトのデベロッパー [ドキュメントとツールのリンク]

一括データ エクスポート

Search Console のパフォーマンス データを Google BigQuery にエクスポートします。これにより、データをより効果的に保存、分析できるようになります。

推奨される使用方法: 高度なデータ分析。

対象ユーザー: SEO 担当者、サイト所有者 [ドキュメント]

配送と返品の設定

オンライン販売者は、Search Console を使用して、送料と返品に関するポリシーを追加、表示、管理できます。

ヒント Search Console プロパティの所有者またはフルユーザーのみが利用できます。Merchant Center アカウントをお持ちの場合は、Search Console プロパティに関連付ける必要があります。

推奨される使用方法: サイトのポリシーを追加し、Google がステータスを確認できたかどうかを定期的に確認します。ウェブサイト上の情報と一致しないポリシーを編集します。

対象ユーザー: 配送 / 返品に関するポリシーを設定していない販売者。[ドキュメント]

robots.txt レポート

Google が robots.txt ファイルを処理できるかどうかを確認します。

推奨される使用方法: サイトでブロックしているリソースやページのデバッグ、修正に適しています。

対象ユーザー: SEO 担当者、デベロッパー [ドキュメント]

クロールの統計情報

Google がサイトをクロールする頻度と、サイトに送信しているクロール リクエスト数を示します。

推奨される使用方法: Google のクロール リクエストによってサイトが過負荷になっている場合、ここで問題をトラッキングできます。

ヒント このレポートはドメインレベルのプロパティ(example.com、m.example.com、http://example.com)でのみご利用いただけます。URL プレフィックス プロパティ(example.com/somepath/)ではご利用いただけません。

対象ユーザー: 上級 SEO 担当者、ウェブサイト管理者 [ドキュメント]

以前のツールとレポート

次のツールやレポートは、まだ新しい Search Console に実装されていませんが、下記のリンクからアクセスできます。Search Console チームは、このようなアイテムの置き換え計画に取り組んでいます。

レポートまたはツール 説明
データ ハイライター ツール

サイト上のテンプレート ページから Google がデータを抽出するために役立つシンプルなツールです。

推奨される使用方法: テンプレートに基づくデータ(バスの路線やイベント スケジュールなど)を含むページがサイトに多数あり、なんらかの理由で構造化データを使用できない場合に、このツールを使用します。このツールは、同じようにコード化されたページから、類似したデータを Google が抽出できるようにします。ページのデザインを変更するたびに、Google に伝達する必要があります。

対象ユーザー: 基本的なサイト ホスティング サービスのサイト所有者 [ドキュメント]

Web Tools ご利用のサイトに役立つさまざまなツールがあります。

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