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The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店
食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店
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千葉の豊かな食材をふんだんに使ったスローなイタリアン
千葉の豊かな食材をふんだんに使ったスローなイタリアン
1年ぶりにウシマルっ!
千葉の食材にこだわり、千葉の豊かさを教えてくれるレストラン。
本サイトでの評価も非常に高い。
クリスマスランチで訪問。
1時間に一本の総武本線に乗り、松尾の駅からタクシーで10分、1000円少々。
なお、帰りは隣駅の成東までタクシーで行き(3000円弱)、特急で帰りましたが、そっちの方が楽ではあります(自由席特急料金は、都内まで行っても1000円以下)。
クリスマスということで、12000円のコース1本。
ツリーもあったり、クリスマスっぽい小物もあったり、良い雰囲気。
天気がすごく良くて、陽が入りぬくぬく♪
のんびりした感じで良いな。
当日の内容は以下になります。
*チーズ盛り合わせ(サービス)
*シラスウナギとハタケシメジと千葉産フカヒレ、鴨出汁のスープ
*サツマイモ(あやひめ)の芯の部分のロースト その皮のペースト 削り生ハム
*アンコウのグラタン(少しクミンとかのスパイス)
*蒸し渡り蟹
*蛤の蒸したものと茹でたロマネスコ
*スミイカのソーセージ その肝のソース
*キャベツのパスタ イノシシのひき肉 柚子胡椒風味
*平目のカルパッチョ 山わさび添え
*自家農園のサラダ
*網取りコガモ・マガモ・夷隅産ジャージー牛イチボの炭火焼き サルサベルデ ベリーのソース
*自家製唐墨のパスタ
*ミカンとセロリのソルベ
*落花生のパンナコッタ 冬いちご
*自家製ミルクアイス イタリア産白トリュフ
*コーヒー(千葉産のサトウキビから作った黒糖)
今回も、千葉の食材がふんだん。
というか多分、千葉以外の食材は白トリュフとカラスミに使うボラの卵くらいかも。
その素材を生かした、シンプルな料理。
調味も抑えており、相変わらずツボ。
精緻な料理というわけではないのですが、シェフが走り回って集めた食材を頂く、まさにご馳走。
自然の滋味を頂く感じ。
唯一無二で、それを求めてミシュランで星が付いてる予約困難店や話題の新店のシェフたちが、都内から食べにも来てます。
あ、クリスマスランチでしたが、料理自体はデザート含めそれらしい感じは全くなくて、いつもの打矢シェフの料理。そういうところも好感。
ワインは、クリスマス特別仕様??。
新しく入ったサービスの方が、「今日は好きにボトルを開けて良い」と鈴木支配人に言われたとかで、全部の皿にワイン(と一部日本酒)を合わせてきた。
なので、10種類以上(私は途中でギブアップしました)。
しかも、シャサーニュ・モンラッシェやシャンボール ミジュニー含めた良酒揃いで書けないくらいお得なお値段。
やりすぎというか、全く採算度外視・・・(完全に赤字ですな)。
まさに圧巻の体験でした。
ということで、相変わらず素晴らしいお店。
帰りは特急の中で爆睡。
ご馳走様でしたー。
以下、料理の感想を少し書きます。
最初のチーズは、夷隅にあるチーズ工房【千】のもの。賞を取ったとかで、超入手困難なチーズらしいです。
クセはそれ程でもないのですが、風味が濃いというかトロリとした旨みが素晴らしい。
鴨出汁のスープは、その滋味に唸る。
優しい味ながら、すごくコクがある。ハタケシメジの美味しさにも悶絶。
サツマイモの芯の部分を使ったローストは、甘いながらもクドサはなくて、生ハムの塩気が甘みを浮かび上がらせる。
アンコウのグラタンは、クミンの香りが少ししてスパイシー。チーズの優しい味がそれを包む。
美味しい。
渡り蟹は、身をむしって甲羅に盛り付け。シンプルに蟹の美味しさが前面。渡り蟹特有の甘みと香りが出ていて、とても美味しい。
渡り蟹って、かなり美味しい蟹だと思うのですが、身を取るのが大変なんですよね。それを丁寧にやってくれてるのが嬉しい。
蛤だけは、毎回思うのですが貝臭さが出ていて、もうひとつ・・。そういう仕様なのかな。
スミイカのソーセージは、品の良い甘みとコクがたまらない。肝のソースもすごく美味しい。
イノシシを射込んだキャベツのパスタは、可愛い形。コクのある焼売っぽい味(喩えが変で申し訳ない・・)。
平目のカルパッチョは、肉厚でその旨味に悶絶。とても美味しかった。
自家農園のサラダは、野菜の味が濃くていつもながら美味しい。優しい大豆のソースもいいな。
メインのお肉は、炭火で焼き上げ。
銚子(だったかな)の塩、ベリーのソース、サルサベルデをお好みで付けて頂きます。
小鴨・真鴨、網取りの鴨2種に悶絶。特に小鴨が美味しかった。
旨みがたっぷり。鉄分を湛えた香りも良い。
ここの網取り鴨は、本当に美味しい。
2か月熟成させたジャージー牛含めるとかなりのポーションで、苦しい・・。
牛は、あっさりした風味です。
千葉の小麦粉を使ったパスタは、素朴な味。自家製の唐墨(ボラの卵自体は千葉産ではないみたい)がたっぷりで、その塩気で頂くシンプルに美味しいパスタ。こういう素朴さも魅力。
落花生のパンナコッタは、まさに落花生の風味がたっぷり。
ミルク(牛乳)までも自家製のアイスは、白トリュフはそれ程香らなかったものの、その優しい甘みが素晴らしい。必食の逸品。
千葉県産のサトウキビから作る黒糖の柔らかな甘さに癒されながら、〆。
幸せ♪
以上です。
千葉の豊かな食材をふんだんに使ったスローなイタリアン
【2016年11月訪問】
超久しぶりに訪問。
食べ友さんと電車で行きました。
千葉駅から1時間、東京からだと2時間ほどの総武本線 松尾駅から、タクシーで7~8分(タクシー料金1000円ちょっと)の場所にあります。
なので、すごく遠くはないのですが、電車が1時間に1本しかないのが難点。
到着すると、久しぶりの鈴木マネージャーの笑顔。
ランチのお任せコース(8500円)をお願いし、以下の料理が出ました。
*ダイヤモンドポーク・ジャージー牛の生ハム サツマイモ
*平目ほほ肉・バカマツタケ・栗のカルトッチョ
*カエルのブルゴーニュ風 千葉産トリュフ(イボセイヨウショウロ)の香り 紫しめじ添え
*九十九里産天然うなぎのグリエ 山わさび
*早松茸(大もみだけ)と牛たん
*フォカッチャ
*イカ墨のソーセージ 肝のソース むかごとイカの口添え
*ハマグリの蒸し焼き ロマネスコのソース
*平目のカルパッチョ エンガワ 水芥子
*そばがき なんちゃらやま茸(汗)
*地野菜のサラダ 大豆のソース
*千葉産網取り真鴨 ジャージー牛 のグリエ
*ハーブのソルベ
*地粉のパスタ ジャージー牛のコンソメ
*千葉産チーズ(青かびチーズ・白かびチーズ他)
*ミルクアイス
*香茸のムース ガトーショコラ
相変わらず、千葉産の食材にこだわる千産千消。
そして、この値段でこの品数。
お腹いっぱい(笑)
網取りの鴨は火入れも良くて美味しい。
千葉で採れたトリュフまで頂けるし、松茸より美味しいという希少なバカマツタケまで。
実際、バカマツタケは松茸よりも味が濃くて香りもあり、感動。
鰻のグリエは、皮がやや焼きすぎなものの、香りが良くて美味しい。
平目のカルパッチョは、旨みがたまらん。
地粉のパスタは、合わせるコンソメスープが品良くてとても美味しかった。
ハマグリだけが、やや貝臭さが出ていてイマイチでしたかね。
いずれにせよ、大満足。
また、こちらはワインが素晴らしい。
お任せで頂いたのですが、各料理に合わせて1杯出してくれる。
なので、お酒が飲める食べ友さんは、10杯以上飲んでました。
ワイン自体もとても美味しいし、日本酒も出たりと趣向が楽しい。
10杯以上飲んで、料理とお酒を合わせて13000円ほどの会計(下戸の私は、量少な目で7杯で12000円。)。
顔を覚えて貰っているというのもあるかもですが、素晴らしいCPです。
オーナーの鈴木さんのサービスも変わらず楽しい。
ほんと満足。
ご馳走様でしたー。
【2013年4月ディナー訪問】
お気に入りのお店。
3月のオフ会に続き、4月は連れとディナーで訪問です。(ちょっと古いレビューでスイマセン)
お任せコース7000円。
*落花生のスープ
*イカスミのソーセージ 甲イカのカルパッチョ 細かく包丁を入れた甲イカが柔らかくて美味♪
*コハダのカルパッチョ 肝乗せ コハダの肝って美味しいんだ!と感心。
*メガイアワビとトコブシのタリアータ
あわびはシンプルにカルパッチョ。
とこぶしは身をすりつぶして、塩水・オリーブオイルを混ぜたソースを掛けてあります。
下には肝のソースも。
とこぶしの方が、香りが高くて野趣溢れる旨さ。
アワビはおっとりとした旨さ。
楽しい食べ比べ。
*春子鯛の鱗焼き 筍
筍は、盛りのせいか前回よりも旨味が濃厚。
1週間ほど前に、湯島の超人気店で頂いた筍より美味い。
うろこ焼きもパリパリで楽し♪
*ホッキ貝のカヴァデリ カヴァデリという、ねじねじ君なショートパスタをホッキ貝に合わせてます。
海の香りが漂ってくる品。
*地場野菜のサラダ
*朝取りフルーツトマトの冷製カッペリーニ
フルーツトマトが素晴らしく甘い♪
感動モノの甘さ。
*本日のお肉
いすみ産ジャージー牛のロース
三元豚仔豚
濃厚なミルクを採るジャージー牛の肉は、赤身の味が濃くて美味しい。
肉の旨味が存分に味わえ、霜降りより好きかも。
脂も適度に付いてます♪
仔豚は皮の風味が良くって、火入れも豚・猪関係をこちらで何度か頂いた中では一番良かった。
ジューシー♪
*セロリのグラニテ
*めかぶのスパゲッティ とろとろが面白いめかぶのパスタ♪
*ウチの牛乳で作ったアイスとヨーグルト 定番。さっぱりとして、最高。
1ヶ月前の訪問とは違った食材が出る一方、同じ食材でもより旬の旨さを感じられるものがあったり、自然の恵みと季節の移ろいを存分に感じる事が出来ました♪
ほんとシェフの努力に感謝です。
一方、今回のワインのテーマは、同じ葡萄品種の産地違いの飲み比べ。
白のソーヴィニヨンブランは、日本(山梨)とフランス(ロワール)。
日本の方が、香りが抑えめで、貝類には合う。
フランスは、青草の香りがするソーヴィニヨンブランらしい味わいで、その香りが野菜に合います。
日本の方も野菜(地場野菜のサラダ)に意外や合うと思ったら、ドレッシングに味噌を使っているから合うのだとか。
なる程!
赤はメルロー。
フランス(ボルド-)とアメリカ(カルフォルニア)。
やはりカルフォルニアの方が、果実味が強い。
一方、ボルドーはグレートビンテージの2005年ということもあってか、オーメドックとはいえしっかりしていて、とても美味しい。
もう2005年も飲み頃に入って来ているのですね。
ここのワイン飲み比べはほんと楽しい。
近年無いくらい飲んだかも(まー、グラス4杯くらいですが・・)
ということで、今回も大満足♪
とっても幸せな時間を過ごしました。
なお今回、Ushimaruで予約を取ってくれる提携ホテルに泊まりましたが、ビジネスホテルなのに広くて寝るには十分な宿でした。
一泊一人5000円。
Ushimaruでのウエルカムドリンク(泡)付きだし、お腹いっぱい♪幸せ気分いっぱい♪のまま即寝られるし、このパターン良かったです。
今度は夏かな。
ご馳走さまでしたー。
【2013年3月ランチ訪問】
食べログ事務局主催のオフ会に行って参りましたーー!!
1月に怪我をしてからは初のオフ会。
場所は大好きなUshimaru♪
まだ怪我が治ったとはとても言えない状態だったのですが、なんとか大丈夫だろうと。
食い意地が、痛みや不自由さに勝りました♪( ♪ じゃないですよね・・)
直前まで返事を待って頂いた幹事の方に感謝です。
当日は、6000円のお任せコース。
内容は以下になります。
*タイラ貝、ホッキ貝ヒモと芝山産朝取りセリ・クレソンのサラダ
貝からスタートというのが春ですなぁ。
串焼きにした貝も添えられて、ホッキのさくさくの食感と上品な旨味がタマラナイです。
セリ・クレソン、さらにはつくしなどもあって、苦みが春を感じさせてくれます。
春の海と野の出会い。
*モクズガニのプリン
*モクズガニの冷製タリオーニ
モクズガニは味噌が旨いんですよね。
その味噌を使ったプリンとパスタ。
旬では無いため濃厚さがやや足りないですが、それでもコクがあるっす♪
*ハマグリと銚子産無農薬キャベツのヴァポーレ
ヴォポーレは蒸し煮っすな。
大きな地ハマグリ。よく見掛ける輸入ものとは味が全然違います。
ジューシーで香りが素晴らしい。
春キャベツの甘みとハマグリの出汁、そこへニンニクが香るスープがとてもとても美味しい。
*いすみ産孟宗竹オーブン焼き
またまた春を代表する食材。
千葉は筍の名産地。
やや青さが香る中に甘みが広がる筍。
もう少し甘みが欲しいかな?とも思いましたが、十分美味しい。
*天然ヒラ茸と椎茸
椎茸がとっても旨い。旨味がハンパないのです。
あまりに旨いので、どこ産の椎茸ですか?と聞いたら、天然ものだとか。(後で手元のメニューを見たらそう書いてあった・・。恥)
椎茸って、天然ものがあるんですね!
そして、前述のように普通口にしている栽培ものより断然旨い。
自然の力の素晴らしさを見せつけられた思いです。
そして、それを採ってきてくれるシェフにも脱帽。
まさに馳せて走って食材を集めたご馳走を提供してくれるこの店の真骨頂。
*地場野菜のサラダ
良い箸休め。
蕗など春の野菜やカステルフランコなど珍しい野菜が入ったこれまた食の好奇心を満たしてくれる食材で構成。
素晴らしい。
*セロリのグラニテ
*本日の肉の盛り合わせ
網取り真鴨・ホルスタイン牛タン・山羊ロース・仔猪モモ
もう3月なのに、網取り真鴨がっ!
香りとコクがあって、すっげー旨い。
この5倍くらい食べたかった・・。(貴重なので無理ですが)。
それと牛タンがとても柔らかくて旨かった!
山羊ロースはちょっとクセがあるので、好みが分かれるかも。
仔猪は塊で来て、取り分けてくれます。
この塊での焼きは、前回の豚さんもそうだったけど、ちょっと火を入れすぎ・・。
ああ、それにしても鴨と牛タンの素晴らしさよ・・。
皆意見が一致してました。
*ウチの牛乳で作ったアイス ヨーグルト掛け
こちらの定番。こちらで飼っている牛から採った新鮮なミルクで作るアイスとヨーグルト。
そりゃー、旨いです♪
*苺のオーブン焼き
この辺りは苺の名産地でもあります。
焼いて旨味を増した苺♪
ということで、今回も大満足。
春の食材に冬の名残の食材なども織り交ぜ、素材そのものの美味しさを素直に味合わせてくれる。
天然の椎茸には特に感動しました。
お酒も、ムルソーの垂直飲み(2004年2003年。暑かった2003年の方が甘みが強くてまろやかなコクがある)や同じ畑で作り手違いの
モレ・サンドニなど、とても楽しい企画があり、至福。
ということで、今回も大満足。
やっぱこの店いいなー。
オフ会自体も、色々な要望などを事務局の方に伝えたり、久し振りにあったレビュアーの方々と笑いあったりして、復帰オフ会はとても思い出深いものになりました。
感謝です。
余談
怪我をして、まだ腕の動きに不自由な面があってリハビリ中ですが、この会の翌日に結構な改善が見られました。
それまでは、本当にわずかづつの改善だったのですが。
笑ったりして、筋肉の緊張がやや解けたのかも。
食べログのリハビリ効果にびっくり?です(笑)
本当に感謝っすーー(涙)
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九十九里浜近くの千産千消を掲げるイタリアンレストラン。
前から気になっていたのですが、9月にオフ会でお呼び頂きランチで訪問。
あまりに気に入ったので、11月にディナーで再訪しました。
その2回分まとめてのレビューです。
【2012年9月ランチ訪問】
前述のようにオフ会(うめばら会)で訪問。
お任せコース6000円です。
当日の料理は以下。
*自家菜園 かぼちゃのアイス
*横芝産 山羊チーズと茹で落花生
*作田産 岩ガキと地粉のパイ包み アカヤマドリダケとヤマドリダケモドキのフリット添え
*銚子産 トマトと自家菜園シークワァーサーの冷製カッペリーニ
*いすみ産 房総地鶏のわら焼き
*山武産 黒胡麻のニョッキ
*九十九里産 海取り天然うなぎの炭火焼き
*地場野菜のサラダ
*お肉 3種の盛り合わせ いすみ産ジャージー仔牛もも 富里産三元豚仔豚もも 千葉県産鹿ロース・フィレ
*フロマージュKOMAGATAのチーズ盛り合わせ
*山椒のグラニテ
*うちの牛乳 アイス ヨーグルト
*コーヒー・紅茶・ハーブティー
という皿数豊富な充実内容。
特に房総地鶏のわら焼きが、ふわふわの白子とかがとても美味しく、肉もコクがあって美味かった。
海取り鰻は力強くてこれも美味し。
鹿も美味かったですが、もうちょっと優しい火入れでも良いかな。
仔牛はその仔牛のお母さんから作ったバターを添えていたり(香りが似ているので味が馴染む?)、すごいコダワリです。
そんなこんなで、千葉の食材にこだわって作った、シンプルだけど素材が生きている料理に感激。
電車の関係もあり、4時間たっぷり楽しみました。
過ごした時間も楽しく、予約を取ってくれた葡萄党幹事長さんや幹事のうめばらももさん、楽しい時間をご一緒して頂いた方々に感謝しつつ、再訪を誓って店を後にしたのでした。
【2012年11月ディナー訪問】
ということで、11月の下旬に連れと訪問。
場所的に夜は空いているかと思いきや7割くらい埋まってました。
ディナーのお任せコースは7000円。
アラカルトや4000円のコースもあるようなのですが、やっぱりここまで来るなら思いっきりお任せするのが良いかと思いますデス。
当日の料理は以下。
(なお、照明の関係で我がヘボカメラではちゃんと写っておらず、見苦しくてスイマセン。)
*ダイアモンドポークの自家製ハム 鹿肉のサラミ
鹿肉のサラミは深い味。香りがとても良い。
*サマツ茸とあおりいかのスライス 肝のソース
シコシコのあおりいかとキノコの食感が絶妙。上品に仕上げたイカの肝のソースが絡んで美味い。
*ホシザメのフカヒレとハナビラニカワ茸入り 鴨のスープ
優しくも滋味深い味の鴨のスープに、シェフが採ってきた天然の茸と地元のフカヒレ。
心と体に沁みます。
*ヒラタケと新そばのフリット そばがきのソース 蕎麦粉を使ってヒラタケをフリットに
新蕎麦は香りが高し。ヒラタケも天然。大地の香りの競演。
*車海老の冷製カッペリーニ
車海老やサルエビの味噌を絡めてあるカッペリーニ。
添えてある頭はサクサクで味噌が美味 身はレアレア♪
*アカシタビラメと地粉パイのオーブン焼き
アンチョビで味付け。ふわふわ♪
美味いよー。
*墨イカのソーセージ トマトジャム添え
イカ墨とイカの身などを詰めたソーセージ 小さいながら旨味がとてもあります。
イカの身の歯応えも良い♪
*フォワグラのポワレ イチジク添え
普通に旨し。
*地場野菜のサラダ
ピーナッツソースだったかな。ほっとする一皿。
*朝取りのキジと網取り真鴨の炭火焼き ササミ・ハツ・レバー・砂肝の串焼き
キジはコクのある身が締まった地鶏みたいな味で、結構旨い。
しかし何と言っても絶品だったのが、地元山武で獲れた鴨。
網取りのために血が流れておらず、レバーのように濃い味。
しかもふるふると柔らかい。
もー気絶するくらい美味かったです。
内臓の串もかなり美味い。
この鴨はちょっと忘れられない美味。
*夏みかん・柚子など柑橘のシャーベット
さっぱりと♪
*自家製下仁田葱とハマグリのスパゲッティ
量は聞いてくれます。
地蛤ですかね。大きい。
蛤の旨味がパスタに絡んでたまらない♪
*うちのミルクアイス ヨーグルト ミルク
こちらのお店で飼っている牛のミルクを使ったデザートの直球勝負。
前回と一緒ですが、やはり究極の自家製デザートです♪
コクがあってとっても美味い。ママの味♪
*コーヒー・紅茶・ハーブティー
ということで、ディナーは料理13皿。
すごい品数です。
しかも昼よりさらに内容・量ともに充実。
とっても満足・満腹。
で、こちらの店についてまとめると以下になります。
味付けは素材の味をそのまま生かした優しいもの。
海老のミソやイカスミ、鴨の出汁などでコクを出して、塩は控え目。
一方濃い方が好みの方用に、塩(九十九里産)が添えてあったりもします。
また、他にも色々なソースで楽しませる工夫も。
千葉の自然の恵みを、自ら栽培したり山に分け入って採ったり、あるいは現地に赴いて地元の方から調達。
奇をてらうことなくそのまま生かし、素直に素材の持つ滋味を味わわせてくれるお店。
しかも、持ってくる千葉の食材はハンパない種類。
頭が下がる想いです。
前述のように、各料理は素材をそのまま生かしたものです。凝ったものではありません。
火入れにしても完璧とは言えないものもあります。
また、無理に千葉の食材を使わなくても・・というのもほんの一部ですがありました(山葵とか)。
しかしそういった事を超越して、地場の素材の味を心ゆくまで楽しむ食の悦楽という意味で最高のお店かと思ってます。
またワインやサービスも素晴らしい。
グラスワインでお願いしたのですが、それが融通無碍。
時には同じ作り手の違うキュベ(グレード)の比較をさせてくれたり、あまり飲めないと言うと料理によって少しだけ合うワインをサービスしてくれたり、一杯1000円を5杯分でかなりの種類(8~9種?)飲んでました。
しかもシャサーニュモンラッシェなどのグランヴァンも含んでです。
とってもとっても楽しかった。
ワインも自ら買い付けに行ったりしてるようで、お酒まで自分たちで走り回って確認し集める姿勢に感服。
また月2回地元の方によるマジックショーもあって、たまたまその日に当たっていたのですが、これも大変楽しかった。
各お客さんごとにテーブルマジックを披露してくれて、かなり見応えがあり。
食以外でも客を楽しませようとするその姿勢も素敵。
走り回って食材を集めるから、ご馳走。
ご馳走という言葉の由来をこれ程見事に体現しているお店は、他に知りません。
スローフードという意味でも見事。
こういうお店が千葉にあったとは、千葉レビュアーとして誇り以外の何物でもない。
そういうコンセプトを別にしても、食べていて素直に楽しく今自分が千葉で一番好きなお店です。
ということで、こちらを300件の区切りレビューにさせて頂きました。
いつも拙レビューを読んでくれている方々に感謝致します。
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きゅいそん
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きゅいそんさんの他のお店の口コミ
店名 |
ウシマル(Ushimaru)
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受賞・選出歴 |
2024年Silver受賞店
The Tabelog Award 2024 Silver 受賞店
2023年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2023 Bronze 受賞店
2022年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2022 Bronze 受賞店
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン EAST 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン EAST 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
0479-86-1222 |
予約可否 |
予約可 満席時にご案内出来ない場合がございます。 |
住所 | |
交通手段 |
<お車> 松尾駅から2,478m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥20,000~¥29,999
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
20席 (個室4名様から最大8名様までご利用可能) |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可) |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙
テラス席なら喫煙頂けます。 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、オープンテラスあり、無料Wi-Fiあり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可、ソムリエがいる、ペット可 |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、お子様メニューあり、ベビーカー入店可 10歳からは大人と同等の対応となります。 |
ホームページ | |
備考 |
ペットはテラス席のみ可 |
初投稿者 |
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久し振りにウシマル!
千葉の食材にこだわり、打矢シェフが自ら野山で摘んだり、地元の生産者から直接仕入れる地産地消(千葉なので千産千消)のイタリアン。
千葉では数少ない、遠方(都内とか)からそのお店のために来る価値があるレストラン。
九十九里浜に近い場所で、都内からだと2時間以上掛かる。
我が家からもかなり遠いのですが、好きなので7〜8回行ってます。
コースは昼・夜共に6000円か10000円(税サ別)。
10000円のコースにし、この日の内容は以下。
*夷隅産タケノコ シラスウナギ風味のバーニャカウダ
*モクズガニ サツマイモ(あやひめ) 唐墨
*鴨川産 タカアシガニのボイル 蟹味噌をつけて
*オレンジ白菜 イノシシのモルタデッラ
*天然スッポン(冬眠中) 天然椎茸 炭火焼き
*春子と青海苔のパイ包み焼き
*小鴨のポルペッティ スッポンのスープ 芽キャベツ
*コハダのカルパッチョ 水芥子
*北寄貝とロマネスコ つぼみ菜 プンタレッラ
*スミイカ タルティーボ 烏賊の肝ソース
*平目 エンガワ 平目の肝 オリーブオイルと平目出汁とふきのとうのソース 柚子胡椒
*自家菜園のサラダ 大豆のソース
*田鴫(タシギ) 小綬鶏(コジュケイ) 山鳥 炭火焼き トリュフ
*セロリのシャーベット
*穴熊のアマトリチャーナ
*ミルクとヨーグルトのジェラート
*小菓子 カフェ
いやー、すごかった。
千葉の豊かさを改めて感じさせてくれる。
どれも素材を生かした素直な調理で、味付けは強くなく素材の持つ力強さが存分に味わえる。
その素材は、シラスウナギやタカアシガニ(西伊豆のイメージですが千葉でも獲れるんですね)、天然の椎茸、モクズガニ、穴熊や珍しい各種野鳥など、なかなか頂けないようなものも多数。
野菜もふんだんに使われ、その多くが自家菜園で採れたものであり、味が濃いのにも驚かされる。
天然の椎茸の滋味深さやスッポンのスープの旨み、タカアシガニのコク、タコノコの甘みなど、その美味しさにしみじみとするし、食べていて楽しい。
メインの炭火焼きの火入れだけは、もう少しライブ感ある仕上がりでも良いと思うのだけれど、コジュケイとか山鳥とかさらには田鴫とか、山の恵みを出してくれるのがとても嬉しい。コジュケイは意外に美味しかった。その頭も、ベキャスみたいで美味しい。
飲み物も豊富で、アルコールのペアリングはフル8800円で上記の皿数分を出してくれ、一杯の量もあり、まさに飲み放題な感。ハーフのお値段は知りませんが、それでも十分過ぎるくらいかと。
他にはノンアルのペアリング(5杯 3800円)もあって、ロイヤルブルーティーの茶葉を使ったお茶など美味しくて、これまた楽しめる。
もちろん、一杯単位でも各種揃ってます。
ドリンクに関しては、かなり最強レベルかも。
サービスも感じが良いので、心から楽しい時間を過ごせるお店。
しかも益々パワーアップしてる感があるし。
そして、これだけ色々頂けて10000円という内容にも毎回驚かされる。
遠いけどまた通おうかと思う。
千葉サイコー。
ご馳走様でした!
以下、料理の感想を少し。
*夷隅産タケノコ シラスウナギ風味のバーニャカウダ
タケノコはエグミがなくて、ホクホクで甘い。
都内では一流料理店でもなかなか頂けないレベルの美味しさ。
シラスウナギは鰻の稚魚らしくいわゆるシラスとは違った甘みとコクがあって、筍の甘さに深みを与える。
*モクズガニ サツマイモ(あやひめ) 自家製唐墨
サツマイモが甘くて美味しい。
モクズガニのほっくりとした甘みある蟹身や卵のコク、カラスミの塩気とコクがサツマイモの甘みと良い相性。
*鴨川産 タカアシガニのボイル 蟹味噌をつけて
鴨川で獲れたというタカアシガニは、ボイルしてその足の身に蟹味噌を塗ってる。
美味しくないわけがないという・・・。
タカアシガニ、美味しいものなのですね。
*オレンジ白菜 イノシシのモルタデッラ
自家製の白菜の甘みに驚く。
イノシシのソーセージはまずまずの美味しさ。
*天然スッポン(冬眠中) 天然椎茸 炭火焼き
冬眠中のところを捕まえたというスッポンは、あっさりした味付けながら滋味深い。
そして天然の椎茸の旨みの素晴らしさ。感動級。
天然の椎茸なんて、まずないですし。
つか、他では食べたことない。
*春子と青海苔のパイ包み焼き
これもとても美味しかった。
春子のあっさりとした旨みに青のりの磯の風味が加わり、パイのバターの風味がコクを与える。
上品ながら旨みに深みが感じられ、とても良い。
*小鴨のポルペッティ スッポンのスープ 芽キャベツ
これも素晴らしかった。
スッポンのスープは、小鴨のコクと相まってとても滋味深い。
半端ない旨みというか。
塩加減も適切で、芽キャベツの甘みとともにこれまた感動級。
*コハダのカルパッチョ 水芥子
これのみ少し塩が強かったけど、小肌は臭みもなくてとても美味しい。
*北寄貝とロマネスコ つぼみ菜 プンタレッラ
軽く火を通した北寄貝は甘い。
ロマネスコやつぼみ菜の野菜と北寄貝の異なる甘みは良いグラデーションだし、プンタレッラの軽い苦みは良いアクセントになってる。
*スミイカ タルティーボ 烏賊の肝ソース
タルティーボ(根菜)はやや苦みがあって、薄く切ったとても甘みのあるスミイカの身と良い対比。
烏賊の肝のソースは上品に仕上がっており、イカの身の甘みにコクを。
*平目 エンガワ 平目の肝 オリーブオイルと平目出汁とふきのとうのソース 柚子胡椒
とても大きな平目。
中をレアで火入れしており、その旨みとふきのとうの軽い苦みとのハーモニーが心地よい。
*自家菜園のサラダ 大豆のソース
温かいサラダ。
これまた野菜に力があり、美味しい。
*田鴫(タシギ) 小綬鶏(コジュケイ) 山鳥 炭火焼き トリュフ
コジュケイが意外に美味しかった。
コクがある。
山鳥はキジのようなあっさりとした風味。
田鴫は、シギらしいアンチョビのような風味がたっぷり。
この値段の中で、こういうジビエを出してくれるのが嬉しいですな。
また、後からコジュケイの頭を出してくれ、前述のように美味しかった。
*セロリのシャーベット
さっぱりと。
あまりセロリ臭さみたいなのは無いです。
*穴熊のアマトリチャーナ
穴熊の脂の甘みにトマトの酸味が加わり、これまた美味しい。
*ミルクとヨーグルトのジェラート
定番。
ミルクの甘みとヨーグルトの酸味でさっぱりと美味しい。
さらに隠れデザートも。
*小菓子 カフェ
以上です。