味八 田川店 : 味八 田川店

この日は、地図で見つけていたクネクネの山道に行って見ようと、田川郡の福智町方面に向かっていたのだけど、途中で腹減って来たので何処かで食べようかと地図を見てみたら、うどんのお店を2軒確認。
存在は知っていたけど、まだ食べた事が無かったので丁度いい機会と向かったら、昼時だった為か2軒共駐車場は満車。(^^;
仕方がないので更に地図で探したら、「もち吉直方本店」の中に食堂がある事を発見。(^^;
おっ？これはネタ的に美味しそう。(^^
場所も直ぐ近くだったので、これは良いお店を見つけたなぁ、と喜んで行ったら・・・営業休止の張り紙が・・・。
えぇ・・そんなぁ・・。
これもコロナの影響かと思ったけど、もうそろそろ再開しても良いのじゃ・・。

さて、困ったなぁ・・どうしようか？
近辺を再度検索しても、これと言ったお店も見当たらないしなぁ・・。
と、思いを巡らしていたら、とあるお店の事が思い浮かぶ。

以前レビューした「たんぽぽ亭」に行った時、その隣の隣にラーメンの文字を見つけていたお店。
すっかり忘れていたけど、思い出したらなんとなく食べ残していた気分になったし、他に良さげなお店も思いつかなかったので、そこに決定。(^^
レビューをチラッと見てみると、定食にボリュームがある事を言及されている。
腹を空かした今の私には丁度いいや。(^^

場所は、県道22号線「田川直方バイパス」の途中に在る、「福岡県魚市場(株)筑豊魚市場」の敷地内で、魚市場向かいの道路側に何軒か並ぶお店の中の1軒。


入って正面奥が厨房(中の様子は見えない)で、左に板張りの座敷に4席、右に炉端の様な口の字のカウンター、右奥に2人掛けテーブルが１つ。
40〜50代くらいの女性2人で応対。
メニューは卓上に。
お冷やを持って来てもらったお店の人にラーメン定食を注文したけど、既に売り切れたらしい。(^^;ｱﾘｬｧ
今出来る定食の説明が有ったけど、その中には麺類が無かったので、仕方なくラーメン単品650円を注文。

店内は、外観から想像していた様な、割りと古いラーメンやうどん、定食のお店の雰囲気だけど、思っていた程雑多な感じは無く、平成初期から中期ぐらいの空気感で、気兼ね無く落ち着ける雰囲気。
先客さんや後客さんは常連さんが多いかな。

待っている間に、同じカウンターの端に座っていた先客さんの所にチャンポンが届いたので、何気なく見たら・・・でかっ！
どんぶりも大きいし盛りも大きい。(^^
ラーメンとは150円しか違わないので、こりゃぁラーメン単品もデカ盛りで出てくるのかな？と期待。(^^

ふと見ると、カウンター前の衝立にセットメニューが貼られている事に気づく。
ラーメンと半焼き飯がセットされたAセットが900円となっている。
朝は蕎麦一杯しか食べていなかったので、250円追加で半焼き飯なら悪くないかな？と。
どうせ量的には大した事はないだろうから、デカ盛りラーメンにセットするには丁度良いだろう。(^^;

6分程でラーメンの到着。
さて、さぞかしのデカ盛りラーメンが来たかと思ったら・・・・あれっ？
・・・ごく普通のラーメンだった。(^^;
どんぶりの大きさもスープの量も普通。(^^;
ま、勝手にデカ盛りを想像した私が悪いのだけど、拍子抜けした。(^^;
う〜ん、これならチャンポンの方が良かったかなぁ・・。
なので、その場でセットに変更をお願いしたら、はい良いですよ〜。

で、そのラーメンだけど。
どんぶりは、一般的なラーメンどんぶり。
具は、チャーシャー・キクラゲ・もやし・ねぎ・茹で卵1/2で、ごまが少々掛けられている。
スープは、薄めな茶色で、中小の油が疎らに浮いている。
一口啜ってみると、豚骨風味はやや低めで、鶏ガラ等も入っているのかも知れないけど、それも余り感じられない。
元ダレの存在も控え目で、豚骨・元ダレ共にちょっと退がって安定している感じだが、塩気は適度で旨味を少し押し上げている。
麺は、細麺のストレート。
口当たりは"つ"ぐらいで、表面の緩い圧が中心に向けて少し上がり、最後はヌッと切れる。
麺量は思っていたよりも多かった。
チャーシューは、大きさ普通、厚さはちょい厚。
肉の味主体だが、旨味としてはそこそこくらい。

う〜ん、価格からするとトッピングの具材自体はまずまずの種類と量だけど、ラーメン全体として考えると、今一つかなぁ・・。
これに半焼き飯を足しても腹一杯にはなりそうにないが・・。

その半焼き飯はラーメンを食べている途中に到着。
ラーメン食べながら横目で見たら・・・。

・・・えっ！？

・・・でかっ！

量が予想の倍以上有る。(^^;
どう見ても半焼き飯には見えない。
レギュラーサイズとしても多いくらい。
これで半分なら通常の焼き飯はどのくらいの量になるのか？
これじゃまるで、ラーメンセットでは無く焼き飯セット。(^^
ま、量が多かったのは嬉しい誤算だけどね。(^^

その焼き飯は、パラパラでもしっとりでも無い、どちらかと言うとやや乾いた感じの舌触りで、油感も少なく、モサッとしている。
味付けもあっさりで、ちょっと物足りないかな。
う〜ん、量が多かったのは良かったけどなぁ・・。
なので、途中でラーメンスープに浸して食べた。(^^;
後で考えたら、スープに浸すよりは卓上のソースや胡椒を使った方が良かったかもしれない。

総合評価はセットの半焼き飯の量を考慮して。(^^

ラーメン定食の内容は聞かなかったので何とも言えないけど、他のレビューからするとご飯類の量が多い様なので、次回は早めに来てそれを頼んで見ようか。
それともチャンポンの方が良いかなぁ、そっちの方が旨そうに見えたけど。(^^
それか、通常の焼き飯を頼んで、果たして今回の半焼き飯の倍ぐらいの量で出てくるのかどうかを確認するのも良いかも。(^^


以下はおまけです。(^^;

「味八 田川店」を出て、最初の目的である福智山の山間部を走る山道へ行ってみる。
地図上では「方城スカイライン」と書かれていて、途中からの景色が良いらしいのだが、閉鎖されているとの話も有る・・。
ま、行ける所まで行って見ようか、とお気楽な気分で行ってみたら・・・やはり途中で通行止めとなっていた。(^^;
不法投棄多数の為全線通行止めとの事。
う〜ん、こんな人目につかない様な林道なので交通量自体は極端に少ないはずだから、通行止めになる程酷い状態と言う事は、明らかに捨てる為だけに来ていたのだろう。
それも、コンビニ袋程度の物では無く家電とか家具とかの大物が想像される。
それを取り除くコストと労力を考えれば、閉鎖も止む無しかなぁ。
残念だが、通れないのはしようがない。

で、その通行止めになっていた位置に公園が在ったので、ついでに寄ってみた。
地図上では「岩屋権現自然公園」となっている。
行ってみると、何やら史跡があるらしい。

福智町のHPによると
「方城岩屋磨崖梵字曼荼羅」
「方城岩屋磨崖梵字曼荼羅は岩屋権現境内の崖面に刻まれた梵字と曼荼羅、銘文からなる梵字曼荼羅です。中心となる曼荼羅は四印会曼荼羅と呼ばれる珍しいもので、銘文中の年号の解釈には諸説ありますが建武2（1335）年に良蜜という僧侶が願主となって完成したと伝えられています。記年銘のある梵字曼荼羅としては最古のもので、この地方の修験道を物語る貴重な資料で県指定の文化財です。
」
との事。
へぇ？思わぬ所に思わぬ物が在る物だなぁと思ってしまう。(^^
ただ、岩の前に立っても何処に書かれているのかは判らなかった。(^^;

ついでにもう一つ。
「岩屋権現の大杉」
「この大杉は人為的に植栽されたものではなく、実生により繁殖したと考えられ、今なお旺盛な成長を見せています。胸高周囲4.7メートル、枝下高9.3メートル、推定樹齢300から400年。県指定文化財（天然記念物）です。」
との事。
杉と言えば植林のイメージがあるけど、この大杉は天然の杉らしく、九州本島には存在しないと思われていた珍しい物らしい。
これも、思わぬ所に思わぬ物が有る物だなぁと思ってしまった。(^^


「方城スカイライン」のドライブは出来なかったのだけど、その代わりに思わぬ物を見る事ができて、
ま、良かったなぁ、の1日でした。(^^