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「巡る老舗蕎麦」代替わり~そして本格派へ
蕎麦屋巡りを楽しんでいると、時より「これは!」と思える店に巡り合う事がある。道内多くの名店を周った現在では、その回数も少なくなってはきたが、今回は、久しぶりにその感覚を得る事が出来た。これは!と思う感覚には、色々な要素・条件が含まれるが、今回の秀逸は「コストパフォーマンス」。但し、ただ安い、凄い・・等の、ミーハー的なものだったり、叩き売り的なものでは決して無く、しっかりとしたクォリティながらも、その価値を通り抜けた価格とのバランスがメイン。当然、蕎麦が一定以上に良い事も条件ではあるのだが。
この店の訪問は約8年ぶり4回目。知人より「代替わりして手打ち蕎麦になった」という情報を得ての事。外観・内観に大きな変化は無いが、「手打ち蕎麦」の幟や暖簾には「凛とした表情」が感じ取られ、整然とした清潔な店内、そして厨房には大きな期待が持てた。
■歴史
東胆振地区の稲作地帯、厚真町中心部にて、明治43年創業という正真正銘の老舗。店名は中島食堂だが、現在は蕎麦専門店である。
■店内
明るく清潔感のある店内には、良い空気が流れるよう。カウンター5席ほどに、テーブル席が二卓、広い座敷も備えるので、収容キャパは比較的大きい。
■メニュー構成
先代からは変化。要所を抑えた品数ながらも十分。「冷」では、蕎麦の量で3パターン持たせ、組み合わせる天ぷらが数種。「温」では、蕎麦の量が2種類の構成。何よりもメニュー構成やセット、そして分量なども解りやすく、見やすいメニュー表も選択性が良い。価格帯も、天ぷら系メニューの「特盛」だとしても1000円以下という、手打ち蕎麦店としては驚きの構成だ。
■「とり天板もりそば(並)」750円
冷たい蕎麦は基本的に「板そばスタイル」で提供。外皮もやや挽き込んだ、いわゆる田舎蕎麦で中細。しっかりと冷水で〆られての提供で、水切り具合はやや緩め。不揃いの乱切りで手打ちの雰囲気は十分、程よいコシ塩梅は、意外に多い「固ゆで」等とは異なり食感良好、歯切れ良く、喉越しも上々、蕎麦の甘味や風味も中々で、角も綺麗でルックス高く、基本的に出来栄えの良い蕎麦のように思えた。
汁(つゆ)は、比較的サラリとした甘口寄り。大衆系で万人受けするタイプながら、じっくりとられたであろうシャープな出汁感が心地よく、この店の蕎麦ともマッチしていた。薬味は平凡(蕎麦と比較するならば要努力)、蕎麦湯は釜湯で似合うスタイル。
とり天は素朴系。カラっと揚がってサクリとした食感であり、油も軽くあっさりと楽しめるタイプだが、個人的には肉自体の下味、又は、衣の味わいでメリハリがあると、より良いと感じた。
この内容で750円は、かなりのハイコストパフォーマンスであり、余計なお世話的だが、この価格で大丈夫なのだろうか?と心配になるような価格構成。
蕎麦の分量は、「並160g」はサラッと盛られた一食、「大240g」は割としっかりとした分量、「特320g」は、一般的大もりよりも更に少し多め(大もり自慢の店を除く)。付け合わせの天ぷらとの組み合わせを考慮して選択したいが、一般的な男性ならば、大でしっかりお腹も満足出来る感じだろう。
■感想
また通いたいと思わせられた店。キリッと職人風なご主人と朗らかな女性、そして年配女性での切り盛り。会計時に少し話をさせて頂く事が出来たが、聞くと、ご主人は20年以上前には、この店で手打ち蕎麦を打っていたとの事。その後、札幌で別の仕事に転職。それから店は叔母にバトンタッチ。長らく製麺所から仕入れた蕎麦で店を切り盛りしていたようだが、2年前に現在のご主人に代替わり、と言うよりも再登板といった感覚だろうか。矢沢のポスターが多かったので、きっとファンなのだろう。そして丼物など、無くなったメニューも多いが、隣のお客に提供された「かしわそば」は、10年前に頂いたものとルックスが似ていたので、培った歴史や伝統等は守りつつも、変えるべきものは、自分のカラーを出そうという考え方なのかも知れない。ただ、厚真町という、高齢者の多い地域性等も考慮して、ごはん以外にも、せめて天丼又はミニ天丼の設定があると、より利用やすい、利用頻度の高い店になると思う。蕎麦に関しても、きっとまだ伸びしろがありそう。これからの進化・安定にも期待したい。
■食べ歩きの魅力
キビキビと丁寧な受け答えのご主人の、心がこもった「ありがとうございました」、こちらも心からの「美味しかったです。ごちそうさまでした」とのシンクロ、そんなやりとりで店を背にする瞬間の、何とも言えない心地良さは、蕎麦屋巡り、レストラン巡りの醍醐味の一つであり、貴重な瞬間、そして体験だ。
開業明治43年の老舗
厚真町中心部の蕎麦屋「かね中食堂」。
歴史と伝統の本格蕎麦を食べさせる店か・・・と思いきや、蕎麦は製麺メーカーの既製品だ。それも特に悪くはないが、昨今のこだわりの手打ち蕎麦ブームの中では、かなり物足りなさを感じる。それでも温かいかしわは、北海道における老舗的ルックスで、味わいも中々美味しかった。
カツ丼も「古き良きカツ丼」って感じで、まあまあ美味しかったし、卵丼等を含め、比較的安めの価格設定であるので、私のような通りがかりのサラリーマンや、地元の人々の昼休み等には便利だ。
接客に関しても、田舎ならではのアットホーム感や、どこかホッとする温かみもあり、店内も広いので落ち着ける。
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☆流れ星
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店名 |
かねなか 中島食堂
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん |
予約・ お問い合わせ |
0145-29-7125 |
予約可否 |
夜は予約可 |
住所 | |
交通手段 |
あつまバス厚真停留所下車 |
営業時間 | |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
電子マネー不可 |
席数 |
29席 (カウンター 9席、小上り4x4席) |
---|---|
個室 |
有 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 店横共同駐車場 4~5台 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
公式アカウント | |
オープン日 |
1910年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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厚真町の呼称は今では「あつま」だが、その昔は「あづま」であり、今でも多くの住人は「あづま」と呼び、有名な成吉思汗も「あづま成吉思汗」と表記されている。両親の出身地である厚真町の老舗百年食堂がこちら中島食堂で、今は蕎麦専門店だ。
◆Aセット 蕎麦と海老天丼 1,050円
手打ち蕎麦は平打ちでおそらくは二八。キリリと冷えているが、この手の蕎麦に良くあるタイプ、締まりが強くて固い。乱切りの細い部分で丁度良い感じなので茹で不足だろう。そして風味は閉じこもりがちながら、噛んだ甘みは感じられる。
汁は節が香ばしく、サラリと返しが効いて、後味にみりんの甘さが主張する大衆的で田舎風。
天丼もまた大衆的。粘度のある甘濃いタレの分量は適正で、やや小粒で淡麗ながら粒が立った厚真米は丼向けで炊き上がりは良し。
料理全般大衆的。しかし価格もリーズナブルなので近郊の方々のデイリー利用には重宝しそうだ。それも地域における蕎麦屋の存在意義なのだから。