パクチー増量無料が嬉しい牛すね肉入りのフォー : ベトナム料理 アオババ 水戸店

＜料理＞
■茹で牛すね肉のフォー+パクチー増量…税込930円
茹でた牛すね肉入りのフォーをパクチー増量で注文。
注文してから3分程で配膳。
この提供スピードは相変わらず素晴らしい。
以前いただいた際、茹で置き麺がダマになっていて残念だったのですが、今回はそのようなこともなく。
牛すね肉はやわらかく煮込んだものを薄くスライスしたものが3枚だったか4枚だったか。
味も良いですがだしが出て美味しい。
そして増量無料のパクチーが幸せ。
セットのサラダは可もなく不可もなくですが、デザートの緑豆とココナッツミルクのチェーはまったり甘くて美味しい。
何だかんだで満足度の高いベトナム料理です。

＜料理＞
■カリーガー…税込900円
カリー（cari）はカレー、ガー（ga）は鶏肉のことで、チキンカレー。
パンかライスを選べ、パンを選択。
それにフレッシュグリーンサラダと緑豆とココナッツのチェーが付きます。
パンは短めのバゲットのようなパンで「バインミー」で使用しているものと同じものとのこと。
カリーガーは土鍋入りなのでなかなかのボリューム。
ココナッツベースの甘いカリーで、タイ料理のイエローカレーに近い味わい。
ほんのり酸味もありますし刻みパクチーものっていますが、万人受けする味。
パンはふっくらとしており、「バインミー」のパンとしてはどうなのだろうという気もしましたが、「カリーガー」のお供としてはベター。
あらかじめ4つにカットされているのでカリーに付けて食べやすい。
米麺料理も美味しいですが、カリーも悪くないと思います。

＜料理＞
■豆腐と豚ホルモンの発酵味噌ダレビーフン（ブンダウマムトム）+パクチー増量…税込980円
ベトナム北部の首都ハノイ等でメジャーな麺料理。
ブン（Bun）は型から押し出した細い米麺。
ダウ（Dau）は（揚げ）豆腐。
マムトム（Mam Tom）は海老を発酵させた魚醤。
ブンをマムトムに付けながらいただくつけ麺的な料理で、ブンのおかわり無料。
具材として豚ホルモンと揚げ豆腐、パクチー、ベトナム風なます、キュウリやタマネギ等の野菜がブンと同じザルに盛り付けられており、見た目に豪華。
増量分のパクチーは別皿での提供。
それにフレッシュグリーンサラダと緑豆とココナッツのチェーが付きます。
また、万が一マムトムの味を知らずに注文してしまった方が、独特の風味のマムトムダメだったとなっても食べられるよう、「ブンチャー」用の甘酸っぱい味のつけだれも付けてくれるのでご安心を。
マムトムはライムが付かないのでそのままだと塩味も強く玄人好みの味付けでしたが、「ブンチャー」用の甘酸っぱい味のつけだれで味を調整するとちょうど良い味わいに。
豚ホルモンは茹でた豚の子宮（コブクロ）が多めで胃（ガツ）や肋骨周辺の脂がのったバラ肉も混じっていました。
推定100g程とボリュームも十分で、コリコリとした独特の食感が幸せ。
マムトムと豚ホルモンの相性は抜群。
揚げ豆腐は市販の揚げ豆腐ではなく注文を受けてから店内で揚げているものなので、衣は薄く揚げたて熱々衣サクサク。
つけダレが実質2種類楽しめてしかもブンのおかわり無料なので、ブンのおかわりも卓上調味料で味変しつつ飽きずにいただけます。
大食いさんにもおすすめの高CPメニューです。

＜料理＞
■メコンデルタの汁麺（フーティユナンヴァン）+パクチー増量…税込980円
フーティユ（Hu Tieu）はフォーよりも幅が細く角ばったコシのある米麺。
ナンヴァン（Nam Vang）はカンボジアの首都プノンペンのこと。
ホーチミン等のベトナム南部でメジャーな、ベトナム南部と地理的に近いカンボジアにルーツを持つ料理。
中国からベトナムに伝わった米麺がカンボジアに伝わり、それが後に再度ベトナムに逆輸入されてきたのがこの料理。
パクチー増量無料なのでパクチー増量でお願いしました。
注文してから6分程で配膳。
メインのメコンデルタの汁麺と別添えでレモンと増量分のパクチー。
それにフレッシュグリーンサラダと緑豆とココナッツのチェー。
メコンデルタの汁麺は生野菜がたっぷりのったボリュームがありそうな汁麺。
麺は混雑するランチタイムにスピーディに料理を提供するため茹で置きしたものを使用しているのか一塊になってしまっており、ほぐそうとしたらボロボロになり…ちょっと残念。
提供時間が短いのは嬉しかったのですが…。
うまくほぐれた麺は、フォーよりももちもちで美味しかったです。
また、海老メインの魚介だしが効いておりスープは美味しい。
パクチー増量無料なのも嬉しい。
セットのフレッシュグリーンサラダは千切りキャベツとレタス、ニンジンのサラダで可もなく不可もなく。
デザートの緑豆とココナッツのチェーはココナッツが甘くて美味しい。
麺がだまになっていなければ、より良かったと思います。

＜お店について＞
2019年9月8日オープンのベトナム料理店。
2016年9月1日広島県福山市にて創業の株式会社LeaPが展開するお店で、こちらは5店舗目。

・駐車場
なし（近隣にコインパーキングあり）

・席構成
テーブル席…2名がけ7卓、4名がけ4卓程


＜料理＞
■混ぜ混ぜ麺ランチセット　ブンティットヌン…税込900円
「ブンティットヌン」にミニサイズのデザートが付くランチセット。
ちなみに、深く考えずにランチメニューから注文してしまいましたが、「ブンティットヌン」は単品だと税込850円。
ランチセットだと、+50円かかるかわりにミニサイズのデザートと麺のおかわりが付きます。
よって、麺のおかわりをしない方やミニサイズのデザートに興味のない方は、単品で注文した方がお得です。
「ブンティットヌン」はホーチミンを中心としたベトナム南部でよく食べられる混ぜそばで、ベトナム語で「ブン」は米麺、「ティット」は肉、「ヌン」は焼くを指す言葉。
ブンの上に焼いた豚肉や生野菜がのっており、別添えのたれや卓上の調味料をかけて好みの味に調整していただきます。
ブンは、溶いた米粉を型に入れ、ところてんのように丸穴から押し出したものを茹でた麺で、日本ではベトナムの麺と言ったらフォーの方が知名度が高いですが、ベトナムではブンの方が一般的な麺。
お店によって太さも違いますが、こちらのブンはひやむぎくらいの太さ。
グルテンフリーの米粉で作っている麺ですからコシはあまりなく、のど越しがよいわけでもありません。
茹で上げ後に油を絡めたりしていないので、すぐにたれと混ぜ込まないと麺同士がくっついて団子になるので注意。
麺にコシやのど越し、アルデンテのような食感だったりを求める日本人の感覚で考えると残念な麺ですが、それがブン。
ブンの上にのっていたのは、豚肉とピーナッツ、パクチー、キュウリ、もやし、水菜、キャベツ、レタス、大根、ニンジン、葉ネギ等々。
フライドオニオンのような素揚げした何かものっていましたが、何だったか…。
豚肉は、ハーブが効いた下味をしっかりつけてからこんがりと焼いてあり、スターアニスの甘い香りと少し焦げて香ばしい端の方がとても美味しい。
ちなみに、パクチーと赤唐辛子は無料で追加することができます。
私は料理が配膳されてからそれを知りパクチーの追加をお願いしたので、パクチーが別皿で届きましたが、注文時に伝えていればあらかじめ増量された状態で出てきたものと思われます。
パクチーを含め、生野菜がたっぷり摂れるのも嬉しい。
大根とニンジンは、生ではなく、たれにも入っていた紅白なます。
たれは千切り大根とニンジンの紅白なますと赤唐辛子が入った甘酸っぱいヌクマムベース味付け。
せっかくなので、ブンのおかわりをお願いして、卓上調味料あれこれで味変も楽しみました。
ちなみに、おかわりのブンは、最初に提供されたものよりは気持ちコシがありました。
ランチセットに付くデザートは、メニュー表には緑豆とココナッツミルクのチェーと書いてありましたが、付いていたのは淡いピンク色をしたココナッツ風味のムースとゼリーの中間のような食感のもの。
COVID-19のせいでしばらくベトナムどころか海外はどこにも行けそうにないので、近場で気軽にベトナム料理がいただけるのはありがたいです。