美味しい料理と店主の素晴らしい姿勢 : 薫風飯店

【2019年12月15日再訪問】

約半年振りの訪問となりました。日曜夜７時半頃に到着すると、店内は満席状態…と、今迄気付かなかったんですが、奥の方に小上がりになっている6人掛けのテーブル席が２つあったんですね…。そこに通されました。

もうこちらへ来ると、注文するメニューはほぼ決まっているんですが…。今回も過去に注文したモノばかり。出て来たモノから順に…①春巻き、②マーボー豆腐と③ごはん、④オリジナル酢豚、⑤牛肉とピーマンの細切り炒め、⑥豚肉とキャベツの味噌辛味炒め、⑦カニ肉入りチャーハン、⑧カニ肉と豆腐とろみスープ、と盛り沢山。当然一人ではなく、これを３人でシェアしたのですが…。それと⑨アサヒスーパードライ(生)も。こちらのお店はマスター１人で丁寧に作っているお店。それでなくともこの日はほぼ満席状態。ビールは問題なく普通に出て来たのですが、そこからが長かった…。

①が出て来るまで、先ずは30分。パリッと表面に旨味の強い餡。ビールはとっくに無くなっていましたが、これだけでも十分に美味しい。ただ、この後は５〜10分間隔で残りのメニューが出て来ました。注文数が多かったので、全部出て来る迄にはかなりの時間を要しましたが…。

陳さん直伝の②の③との組み合わせはやっぱりさすが…最近辛さに対する味覚が鈍感になっているんで、辛めにして貰った方が良かったという反省はありますが。④は酢豚にパイナップルが入っている事が理解出来ない人にはうってつけのメニュー。トマトは殆どの人が合うと納得すると思います。⑤は肉の周りの餡掛け感が絶妙。辛過ぎない味付けも万人ウケしそう。⑥はこちらでの私の好物メニュー。他で出会えてないんだよな…この味。⑦はパラっとしつつも、しっとりと。カニの身が良いアクセントを作ってくれています。⑧でしつこくカニ攻め。餡掛けスープって言って良いんですかね、これ…？⑦と一緒にこのトロみの付いたスープを飲み干せば、急にお腹が膨れて来ます。因みにこの⑧、店主が提供が遅くなったお詫び方々、自ら持って来てくれました。本当に素晴らしい姿勢です。特にこんな、お詫び等の用事は何も無くても、挨拶にだけ来て下さる事もありますしね。

散々食べた挙句、今回はなんと、ツレにご馳走になってしまいました…。いや〜色んな意味で食べ過ぎた。

そして、色んな意味でご馳走様でした。

【2019年6月2日再訪問】

日曜の夕方６時半頃、いつもの３人で久し振りに訪問しました。先客はゼロで貸切状態。ただ、こんな地元の人しか来ない様なロケーションで、この日も食べログ点数は3.52を維持しているんだから、地元の名店である事には変わりないと思います。貸切状態なので、ゆっくりと…って、結局、注文したメニューはいつもとほぼ一緒になってしまいました。

やっぱりこちらで私が一番好きなのは、陳さん直伝の「麻婆豆腐」。地元の家族用にか、辛さはそんなに強くはありませんが、その旨味はさすがです。好きで「白飯」も頼んでいますが、それが無くて単品でも、十分に愉しめる程度の辛さです。ほぼ１人で完食してしまいました。

次に好きなのは「回鍋肉」。こちらは味付けだけではなく、素材も良い。町中華と一線を画す味だと思います。そしてトマトソースが大好きな「糖醋肉塊」。過去のレヴューを見ると、この３品、必ず食べていましたね…。

他、「春巻き」と「蟹肉炒飯」も。前者は、中身濃い味餡の表面パリッパリ。後者は結構固まりも入っている香りの良い蟹肉のパラッパラ。やっぱり、好きです、このお店。因みにこの日のビールのお通しは搾菜でした。

最後の訪問が昨夏でしたから、９ヶ月程空いていたにも拘らず、マスターはきちんと覚えていて、また挨拶に来てくれました。この辺も人気の原因の１つなんでしょうね。

ご馳走様でした。

【2018年8月11日再訪問】

この日は常総花火大会の日。近く迄行って観ようと通り掛かりに訪問しました。という訳で店に到着したのは、土曜の夕方５時半という早めの時間。まだ先客ゼロの状態でした。

暑い日だったので、先ずは生ビールを注文。やはりこの辺のお店はアサヒのスーパードライがメインですね。ただ、面白いと思ったのがお通し。ピーナッツに花椒と唐辛子で味付けしたモノ。これがピリッとビリっと美味しい。生ビールに本当に合う。ピリッと搾菜も生ビールにはいい感じです。

やっぱり外せないのは、陳さん直伝の「麻婆豆腐」に白飯。少し辛めにして貰ったんで、麻婆丼状態にして食べるのがちょうど良い感じです。あと、訪問時には定番としている「回鍋肉」と「糖醋肉塊」。これ等３品は絶対に外せませんね。

今回の初メニューは「季節野菜とひき肉の辛味炒め」。今の時期の季節の野菜は茄子でした。こちらのお店らしく、然程辛くない、茄子も挽肉の味も、素材の旨さのよく分かる一品でした。

ツレが「カニ肉入りチャーハン」を頼んでいた為、少し貰いましたが、蟹を上手に使ったさすがのメニューです。

やっぱりこの辺ではNo. 1の本格中華。またまた、帰り際にには、マスターが挨拶に出て来てくれました。これは、また来なくちゃ…という感じです。

ご馳走様でした。

【2017年12月24日再訪問】

麻婆豆腐が食べたくなって、4ヶ月ぶりに訪問しました。日曜の夜７時頃の訪問になりましたが、先客は３組のみでした。

注文はだいぶワンパターン化していますが…①「カニ肉と豆腐とろみスープ」、②「豚肉とキャベツの味噌辛味炒め」、③「オリジナル酢豚」、④五目チャーハン」、⑤「春巻き」、⑥「マーボー豆腐」に⑦「ライス」を注文しました。

先ずの到着 は⑤。ラーメン屋程ではありませんが、比較的しっかり濃い味で表面がパリッとした春巻きでした。ラベルの剥がされたチューブ状のカラシを付けて食べましたが、そのままでも十分な味付けです。次の到着は①。今日も味は濃くないものの、蟹など具も沢山で、しっかりとしたコクのある美味しさ。対して次に到着した②は逆に濃い味。好きなんですよね、この味付け。そして待望の⑥と⑦がセットで到着。やっぱり好きですね、この味。醬が大好き。陳さん直伝ですもんね。続いて③が到着。これも定番メニューですが、やっぱりトマトでの味付けがオンリーワンで堪らない。最後に④が到着しました。ちょっとしっとり感もあるタイプのチャーハン。具沢山で最後迄飽きませんでした。

全体的に美味しいのですが、やっぱり、「マーボー豆腐」がこちらでは好きですね。次回の訪問時には、もう少し辛くして貰おうと思います。何しろ、これだけ食べたのに…本当に安いと思います。

ご馳走様でした。

【2017年8月11日再訪問】

先日、どうしても麻婆豆腐が食べたくなった結果、自分的には残念な結果に…美味しい麻婆豆腐が食べたくなれば、やっぱり陳さん直伝のこちらのお店。

水海道の花火大会だったこの日、お店に問い合わせると早仕舞いの可能性があると言われ、祭日の夜７時前に訪問。先客は２組のみでした。

先ずは「マーボー豆腐」と「ごはん」、あとは定番としている「豚肉とキャベツの味噌辛味炒め」と「オリジナル酢豚」、「カニ肉と豆腐とろみスープ」を注文しました。

先ずは「豚肉〜」が到着。相変わらずの美味しさ。濃い目の味付けが本当にたまらないんですよね。次に到着したのは「マーボー豆腐」。やっぱり、このお店の「マーボー豆腐」はレベルが高い。辛いので、「ごはん」にかけてマーボー丼の様にすれば、もう箸が止まらない。「オリジナル酢豚」も肉の表面がサクッとしてトマトで味付けしたソースの味が本当に良い。いや〜、今日もブレが無く美味しい。

ここで追加注文。もう一度「豚肉〜」と初となる「牛肉とピーマンの細切り炒め」、「カニ肉入りチャーハン」をチョイス。「牛肉〜」は刺激の無い優しい味。ピーマンとタケノコの食感も非常に良い。丁寧に作られているのが良く分かります。それがまた顕著に出ているのが「カニ肉〜」。カニ肉以外の部分も全体的にカニの風味が行き渡り、隙が無い。贅沢なチャーハンです。

全て食べ終わった頃、ようやくスープが到着。これぞ、中華料理って感じです。この手のスープは味が薄過ぎるお店もありますが、こちらのお店はしっかり味で美味です。

今日はデザートも。やっぱり食べたいのは「杏仁豆腐」。クリーミなのにサッパリ。口直しにピッタリでした。

今日も満足。帰ろうとすると、またマスターがわざわざ出てきて挨拶してくれました。相変わらず丁寧ですね。

ご馳走様でした。

【2017年4月9日再訪問】

久しぶりの訪問。夜７時半位の入店になりました。前に「お客さんが途切れたら、８時位には閉めてしまう事もあります」と聞いていたので、電話を入れると満席との事。実際到着するとちょうど席が空くところでした。やっぱり人気店なんですね。

今日はいつもの定番、「麻婆豆腐」、「回鍋肉」に加え、「季節野菜とひき肉の辛味炒め」と「カニ肉入りチャーハン」、「フカヒレと三種細切り入りスープ」を注文しました。

やはりいつもと同様、注文してから作るので、料理到着迄時間が掛かります。先ず到着したのは、「季節野菜とひき肉の辛味炒め」。野菜はナスでした。いや〜、絶品でした。ナスの旨味を活かした料理。ナスそのものは勿論、シメジと挽肉の炒めソースが非常に美味。

次に来たのは「麻婆豆腐」。白米の上に掛けて食べましたが、さすがは陳さん直伝。今日も最高に美味しい。次に来た回鍋肉も変わらぬ美味しさ。

「カニ肉入りチャーハン」はパラパラと言うよりはふんわり系。しっかり味で美味しい。ムラが全く無いのはさすがです。

最後に来たのは「フカヒレと三種細切り入りスープ」。醤油ベースのキノコが香るスープ。ハムと筍と椎茸がいい感じのアクセントとなって、フカヒレを楽しめます。飲み進めて行く内に味も深まる感じ。

今日もハイレベルな中華、満足です。

ご馳走様でした。

【2017年2月22日再訪問】

最近、茨城の守谷でお気に入りのお店。

平日の夜８時前に訪問。先客は１組。注文してから丁寧に作るお店なので、申し訳無いのですが、先客がいないという事は、それだけ料理の提供が早くなるので、テンション上がります。

過去の訪問で物凄いお気に入りとなった「麻婆豆腐」と「回鍋肉」、「カニ肉と豆腐とろみスープ」を先ず定番として注文です。これらの定番三品は今日もブレの無い美味しさ。特に「麻婆豆腐」は陳さん直伝ですからね。

それに加え、今日は「鶏肉の唐揚げ香味ソースかけ」、所謂、「油淋鶏肉」を注文してみました。表面がカリカリ、肉はシッカリでこれまた想像以上に美味しい。味付けもボリュームも抜群。一気にお腹が膨れて来ました。

あと、今日は搾菜も注文してみました。青さが無く、カリカリとした食感。こちらのお店の魅力は、他とはちょっと違う点なんですよね。

結局、「オリジナル酢豚」も追加。これも味付けにトマトを使うなど、ちょっと他所とは違うんですよね。

いや〜今日も満足。

ご馳走様でした。

【2017年1月29日再訪問】

中々チャンスに恵まれず、１カ月ぶりの再訪問となりました。「そう言えば、担々麺食べなかったな〜」との反省から、それを含めた好きなモノを食べようという意思の下での訪問となりました。

先ずは、この前自分的にヒットだった「オリジナル酢豚」。この前も書きましたが、パイナップルが入っているのが未だに理解出来ない私にとって、トマトで甘みのバランスをとっているのは、本当に素晴らしい。良い出来上がりです。

そして陳さんと言えば「マーボー豆腐」。この前、その美味しさに感動しましたが、今回はライスも頼んで、マーボー丼の様にして食べました。こうする事で辛さが中和され、本来の味がよく分かり、美味しさが増します。

他、前回と同様に「豚肉とキャベツの味噌辛味炒め(回鍋肉)」と「カニ肉と豆腐とろみスープ」も頼みました。どちらも安定した美味しさ。前者が濃い目の動とすれば後者は優しい静という感じ。

そして、いよいよ「ゴマ味噌入り辛味そば」、所謂担々麺。なんでこんなに長ったらしいタイトルを付けたか、食べれば分かります。とにかく凄い胡麻の風味。でもそればかりに拘らず、ベースも良い出来。銀座の人気店「はしご」のスープに大量の胡麻を入れたら、似てるんじゃないかというレベル。

今日も最後迄、ハイレベル。勢い余って「春巻き」迄注文しました。

嬉しかったのが帰り掛け。確かに前回、レジで大絶賛しましたが、１カ月前に初めて来た客を覚えていてくれた事。マスター、お忙しいのにわざわざ有難うございました。また、近い内に来ますね。

ご馳走様でした。

【2016年12月25日初訪問】

取手駅から常総市に向かって伸びる「常総ふれあい道路」沿いにあるお店。最寄駅は関東鉄道常総線の小絹駅になります。

陳建一さんと関係あるのか、入口に開店時に花を出して貰った時の立札が置いてあります。そしてレジの上には一緒に写っている写真も。

「マーボー豆腐」「豚肉とキャベツの味噌辛味炒め(回鍋肉)」「オリジナル酢豚」「カニ肉と豆腐とろみスープ」「五目チャーハン」を注文。注文してから作り始める為にかなり時間が掛かる事、辛さは調整出来る事を伝えられました。

初めの料理到着迄、20分程でした。

先ずは回鍋肉。キャベツとピーマンとネギは強火でサッと炒めた感じ。豚肉に味噌ダレが物凄く合う。白飯が欲しくなる…

次に来たのは酢豚。こちらも玉ねぎ等野菜は強火でサッと炒めた感じ。パイナップルの代わりにトマトを使用していますが、こっちの甘さの方が自然な感じでより美味しい。

そして麻婆豆腐。これは本当にヤバい。お店の人に聞いたら、陳建民さんからの直伝だそうです。甘さと辛さとしょっぱさが物凄いバランスでやって来る。少し辛めをお願いしたのですが、辛さより旨さが全面に出て、食べている間、言葉も出ませんでした。

スープは一瞬薄く感じるも、繊細な味。よく味わって食べないと、濃い味の別メニューに負けてしまうので、食べる順番も大事かもしれませんね。

チャーハンも文句無し。ただ、濃い味メニューが多かったので、今日は白飯の方が良かったかな？

それにしても、これだけ頼んで全部大当たりとは、そもそものレベルがかなり高いお店なんでしょう。結局、酢豚はもう一皿追加してしまいましたし。

「美味しい」を連発していたら、料理長が挨拶に来てくれました。雰囲気もいいですね。都内じゃ、こんな値段では食べられないだろうし。また来ますね！

ご馳走様でした。