ほっとする時間 : Kirifuda Machida

実に一年ちょっとぶりの訪問。
近いのに道中混んでる箇所が多いので少し遠い町田。でも、着いてカウンターに座って店内を見回すと妙に落ち着く。
いわゆる寿司屋さんの風情はかけらもなくシックでJazzyで粋。

コースはいつもお願いしている『晴-HARE-』コース。
少し値上げされてて¥11,000

・しじみの一番だし汁（鮨を食べる準備が整う）
・北海道産のヤナギダコの炙り（お造り）
・トロたく（巻物）
・愛媛県産のシマアジ（刺身）
・アオリイカ（握り）
・目光（焼きモノ）
・スジアラ（握り）
・鮑（握りと肝のディップ）
・徳島県産のマナガツオ（握り）
・帆立貝（握り）
・北海道産のホッキ貝（握り）
・しゃこ（握り）
・太刀魚（握り）
・ぎんだらのトマト煮（一皿）
・ニュージーランド産のインドマグロの中トロ（握り）
・茶碗蒸し
・いともずくのお椀

・いくら（握り）コース外

・若桃とワインのジュレ

全ての料理と鮨は全くブレて無く美味しかったが、この日はニュージーランド産のインドマグロの中トロが特に秀逸だった。
どれも旨い食材と、大将の技術がそれらを更に高みへと導いてくれる。

やはり安心の「切り札」さんでした。

少し間が空いてしまいましたがランチで訪問。日曜のみ予約制でランチをやられていて、一度は来てみたかったのが実現。
いつも通り丁寧な仕事を見ていると一気に期待が膨らむ。

・富山県産のホタルイカ酢味噌　ウド添え
・北海道産熟成サクラマス（熟成は鹿児島で）の炙りお造り
・メカジキの巻物（生のめかじきは珍しい）
・あおりいか熟成
・平貝
・目光の焼き物
・熟成のクエ
・ぼらの白子
・三重県産のあおさ茶碗蒸し
・ニューカレドニアの天使の海老
・島根県産アジ（どんちっち）
・奄美大島の本マグロの中トロ
・たまご
・3種のつまみ（新ザーサイの塩漬け/
ピーナッツ/いぶりがっことカマンベール
・愛川町の椎茸のおすまし
・デザート（丹波の黒豆バニラ風味）

（追加）
・鳥貝（写真忘れました）
・赤身まぐろ

一つひとつの説明は省かせてもらいますが、画像の通り、またはそれ以上にどれも美味しい。あ、青さの茶碗蒸しだけは青さが多すぎな印象。茶碗蒸しの滑らかさを青さのざらざらが少し上回っていた。が、全く問題ないです。　　　　

思った以上にコスパが良く、充実した日曜ランチでした。

既に10回ほど訪れている私の贔屓店だ。

小田急町田駅東口から300m弱、JR町田駅北口からだと650mほどの少し繁華街を抜けたところにあります。
お鮨屋さんの雰囲気ではなく、お洒落な和風ビストロのような佇まいなので、ちょっと敷居が高く感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、予約すれば問題ありません。
基本、４種類（5,500円、6,600円、8,800円、11,000円）のコースのみですので、予約は必須ですね。

店内はカウンター席が大きくL字型に配し９席。蜜を避けるために今は席を間引きしてありますが、奥に６名用の個室が。
ワイワイすることが難しい昨今ですのでカウンターで板さんの丁寧な調理を楽しみ、供される一品一品を楽しむのをお勧めします。

さて、５か月ぶりに伺った今回は晴-HARE-コース8,800円を予約しておいた。
内容は以下の通り（順不同、間違ってたらごめんなさい）

・シジミの一番だし汁（スイッチを入れてくれます）
・ホタルイカ（味噌＆ディジョンマスタードを和えたタレを付けて）
・サーモンと卵黄の手巻き
・あん肝の煮凝り
・アワビとヌタと寿司飯
・ほたての握り
・太刀魚の握り（これ絶品でした）
・海老入り生麩の茶わん蒸し
・丸干し
・熟成20日のブリの握り
・くえの頭の塩煮
・いぶりガッコとクリームチーズ、豆もやし、ザーサイで箸休め
・熊本産の小肌（酢の〆具合が抜群。小肌を魚としていただける）
・大阪湾の鯵
・北海道戸井町の延縄漁で捕らえた本マグロの赤身
・北海道戸井町の延縄漁で捕らえた本マグロの中トロ
・穴子
・馬ふんウニの変わり軍艦
・吸い物
・追加でお願いした北寄貝
・スフレのようなタマゴ握り
・デザートはバニラの香りがする和菓子

どのお料理もいちいち「美味しい」「旨い」と声が出てしまうものばかり。
後はどうぞ、ご想像ください。

一見お洒落な飲み屋さんと見間違う方も多いかと思いますが、お洒落な空間でラフにおいしいお鮨と和食を堪能できるお店です。