京都の夜、善きお店でした : 得喰ん

京都太秦。基本下町です。
検索しましたが飲食店はちはほら。
市電をはさんで南側に商店街的な通りがあって、そこを目指します。
旅館から徒歩５分ほどですね。

商店街の前の道路添いにどどんと
天下一品さん！
相方が「なんならここでも•••」
というのを絶対阻止して向かうのは

「得喰ん」さん。
「とっくん」と読みます。

こちらもグーグルで検索済み。
しかし時間が読めないので予約無しで挑みました。

こじんまりとした店先。
麻ののれんがオシャレ感。

小さな窓があって、店内が見えます。

金曜日の夜、常連さんが多いと口コミで見てましたが、カウンターに空き席が見えたので突入〜

「すいません、予約してないんですけど」
にも、快くお迎えしてくださいました。

店内はこじんまり、
カウンターが10席、４人テーブル一卓。
いい雰囲気です。

大将さんは同世代だな〜
シュッとした佇まい。
モテそうだな(笑)
他にスタッフさんは大学生ぽい男子がお一人。

メニューを見ると、手書き。
うん、当たりだ(⁠•⁠ө⁠•⁠)⁠♡
海鮮と焼き鳥やタンステーキもある和食系。

この「手書きメニュー」であることは、私にとって、非常に好感度高い。
その日その季節の入荷で料理する証だから。
あと不思議なのは、こういう料理人さんはみんな字が味があっていいのだ〜
年中同じメニューを出すとこはワープロ印刷。

一番に書いてあるのは刺身盛り合わせ。
こうでなきゃ♪

さて注文しましょう。
「菊正宗」を冷やで。

「刺身ちょこっと盛り」
「焼き鳥、たれ」「せせり、塩」
「筍の天ぷら」をまず注文。

店内は、私らを含めて８人がお客。
その注文をほぼ大将お一人で裁かれてるので、提供は遅め。ゆったり待ちます。

菊正宗はスタッフ君が。
受け皿に置かれた冷やしたグラスに
なみなみと〜
と、と、と
受け座ひたひたまで注いでくれましたw

久しぶりに飲んだけど、美味いわ〜
冷といっても常温。
甘く感じます。
いかん、飛ばすと酔うのでちびちびと。

まずは突き出しが出されます。
もうこれで、こちらのお店が当たり確証である(⁠●⁠♡⁠∀⁠♡⁠)

とろみのある青菜がおちょこに
トコブシの煮たの
空豆
旨味の塊の煮凝り
これがひとくちずつ

いやマジでこんな突き出し嬉しすぎる！

めっちゃ、酒あう〜(⁠｡⁠・⁠/⁠/⁠ε⁠/⁠/⁠・⁠｡⁠)

最初に出されたちょこっと盛りに目を見張る。
一切れずつなのだが
いきなり、大トロが鎮座しとる
さらに雲丹イカ
天然鯛厚切り
かます焼き霜
カンパチの厚切り
サヨリは刻んだの
これらが一切れずつ。

とにかく美味いし、酒に合いすぎる。
うまい刺身を咀嚼して酒と合わせた時のあの幸福感。
かますの焼き霜、超絶うまかった！

雲丹の本物久しぶり( ；∀；)
広がりかたが違うのよ。
あと色が違う。

大トロ、生ですよ。怖っ( ；∀；)ｲﾂﾌﾞﾘ?

一皿1800円。
最初高いかなと思いましたが、全然納得。

他のお客さんたちは「五種盛り」が多かったかな。
あと、「本マグロ」はあの大トロのみの盛り５切れ。
マジか•••逆に安いぞ。

今回頼まなかったけど、鰻の白焼きが人気だそうで、注文多かったですね
後で知りました( ；∀；)
ふっくらパリパリで焼いてあるそうな。
次回是非！！

ちょこっと盛り、分けれるのは相方と分けましたが、大トロと鯛、焼き霜はもらいました(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
まあまた来て次は頼みなはれ(笑)

次に「筍の天ぷら」

出汁で煮て柔らかい筍を天ぷらにしてあります。
美味すぎ〜

焼き鳥もしつこくなく、上品。美味い。

そして目の前を通り過ぎていく、他のお客さんの注文品のどれもが美味そう過ぎる(笑)

ここらへんから、常連さんとの会話の中で釣りの話題が出て、相方がそれに乗り、私も参加(笑)
大将さん、お話も上手。
普通のかたですよ？関西だからお笑いに持ってくってわけでもなく。
さらに入れ替わりで入られた常連のお一人様が。なんと東映関係者さん！！
制作会社のスタッフさんでしたね。
そこでも時代劇の話がはずみます。
楽しい宴になりました♪

後半は
「生青のりちくわの磯辺揚げ」
「海老プリチーズ春巻き」
「おむすび（サケ、梅」

相方は菊正宗をお代わり。
（それと私のを半分）

揚げ物はとにかく揚げたて♪
揚げたての春巻きなんか美味すぎる！

おむすび２個完食するつもりで頼みましたが、案外大きくてまさかの1個でギバ( ；∀；)
残りはもちろん相方がペロリたいらげる。

ゆっくり頂いて、気づけば２時間たってました〜。
いやー、提供はゆっくりめだけど、飽きませんでした。

大将さんの包丁捌きを見てるだけでも楽しかった。
カウンターの向かいがキッチンで、まな板だけ高くしてあり、ちょうど見える高さ。
刺身を作るとこを公開してるのです。
他の調理や洗い場は見えない高さ。
カウンターキッチンは料理するとこが見えるほうが私は好きだ。
善きかな〜

さらに食べ終わったくらいで、どうやらディープな常連さんがご来店。
やっぱり常連さんだとネイティブ関西弁で会話面白い(笑)
京都人ならでは「落とし」が垣間見えるw
私らや東映スタッフさんは関西弁でないので、わりと標準語寄りで話してくれてたのがこの時わかりましたw


良いお店でした！
珍しく相方が「ここはまた来たい」と言うておりましたし。

合計は八千円強。
私が飲まないから安上がり(笑)

まさかの京都で行きつけの店見つけましたw

ごちそうさまでした♪