【富山県】お勧めすし屋さん・30店。

出典:Hannibal Barcaさん

【富山県】お勧めすし屋さん・30店。

お手頃な回転寿司店から、星を獲ったお店、鱒の寿司まで、お勧めのお寿司屋さんを幅広く紹介します。 なお、序盤はブリ特集かな?くらいにブリ推しのお店が多いです。

更新日:2025/03/20 (2025/03/17作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる5328の口コミを参考にまとめました。

富山の寿司

富山湾は日本海に生息する魚介類800種類のうち500種類が獲れ「天然のいけす」と呼ばれています。
3,000m級の立山連峰の綺麗な雪解け水が注ぎ込むことで、魚に臭みがなく、魚の味をストレートに味わえるのが特徴で、太平洋側で魚嫌いだった人でも、富山で魚好きになった人は数知れず(私も)。
特に冬は、回転寿司でも太平洋側の料亭レベルのネタがスピーディーにばんばん出ますし、安いです。かつて「切って乗せただけ」と言われるほどネタ頼りなお店も多かったですが、それが旨いのが富山の寿司です。更に最近では技術的な向上も著しいです。

回転寿司・8店

氷見きときと寿し 氷見本店

氷見漁港の新鮮な地魚を食べられる、地元回転寿し。冬には寒ブリが大量に出るようになるため、グッと迫力が上がります。

寒鰤三種(946円):寒ぶり・寒ぶり中とろ・寒ぶり大とろの三種。どれもしっかりと脂が乗っていて旨く、更に中とろ・大とろとなっていくととろけます。これだけ脂が乗っているのに臭みはゼロで、すーっと融けていき後味もすっきりです。

がんどぶり(242円):実は下皿も美味しいため、安く美味しくお腹いっぱいになることもできます。

本日のお勧め・氷見産の真アジ(242円):旬の地魚は新鮮で安く提供されます。これが美味しい。

地物甘えび(418円):ぷりっと太くとろける甘海老は絶品。

廻鮮氷見前寿し

氷見漁港場外市場ひみ番屋街にある回転ずし店。

寒ブリが出る冬に行くのがお勧め。
ぶり(528円):てらっと脂の乗ったブリが旨く、後味もすっきりで、さすが氷見のブリです。

ぶりとろ(638円):更に脂の乗ったブリ。これを食べに来ました。富山のお寿司は、切って乗せただけと言われることもありますが、ネタが良いときは、それが一番美味しいです。

ぶり大とろ(968円):ぶりとろより更に脂が乗ってて、あっという間に売り切れます。

なお、魚の質はその日氷見漁港で揚がる魚により大きく暴れますが、時期によっては料亭でもなかなか見かけないレベルの魚が出ることも多いです。

番やのすし 小杉店

サイドメニューも豊富な回転ずし。

地物・ぶり刺身(1100円):細かくサシの入った、綺麗な色のお刺身。上品なとろける美味しさで、正にこれを食べに来ましたと言える1品です。

何だかブリ特集になってるような・・・

寒ぶりトロ(580円):綺麗にサシが入った寒ぶり。わさび醤油に圧勝する旨さでありつつ、すっと融けて後味もすっきり。

ぶり大根(580円):脂の乗った柔らかで厚みのあるブリの身も、大根もたっぷり。出汁は飲めるくらいの濃さでありつつ、肉厚のブリにも大根にもしっかりと味が染みています。また、処理が上手いのか血合いまで全く臭みなく美味しいのが流石です。大満足の味とボリュームで、580円は破格です。

ぶりかま:脂の乗った塩焼き。
サイドメニューだけでも大満足のお店です。

すしだるま

上皿や旬のものが美味しい回転ずし。

あじ(400円+税):地ものお勧めです。

国産鰻海苔巻き(800円+税)

甘海老御頭汁(300円+税)は1杯の味噌汁に甘海老の頭が5つ入っていて、海老出汁がかなりしっかりで美味しかったです。

すし食いねぇ! 高岡南店

上甘えび(460円):北陸の回転寿司で食べるべきは海老だと思います。とろけます。なお、普通の甘海老とは風味もネタの厚みもはっきりと差があるので、こちらがお勧め。

生とろさば。とろけて美味しいので、生半可なお寿司屋さんでは勝負になりません。

祭ばやし 滑川店

下皿が手抜きなく美味しい回転ずし。

甘海老(165円):安いけどちゃんととろけます。

まぐろ(440円)も美味しい。

廻る富山湾 すし玉 富山掛尾本店

150円の下皿から、上~中皿(白えび・のどぐろ炙り・焼きあなご・甘えび等)まで万遍無く美味しいです。こういうお店はなかなかありません。

はまち。安いけど美味しい。

ぼたんえび(この日は770円)。大迫力です。

なみだ(110円):安くて美味しい。

白えび。とろけます。

焼穴子(550円)。ふわっと美味しい。

なお、このお店は握るスピードも速めで、店員さんの感じも良いです。
安いお店・高いお店・回転寿司・回らないお店・地物を出すお店・珍しいものを出すお店、といった様々なお店の良い所を集めた様なお店です。

廻る富山湾 すし玉 富山駅店

すし玉は富山駅にも支店があり、アクセスが良いです。

回らないお寿司屋さん・15店

寿司栄 華やぎ

静かな住宅街にある、落ち着いたお寿司屋さん。

カウンターと小上がりがありますが、カウンターがお勧め。

軍艦・蟹:蟹の身や味噌がたっぷりと乗った軍艦。これほど蟹の旨みが強く、カニカニしい蟹の軍艦は初めてです。それでいて、蟹臭さと言うか磯っぽさがないので、ストレートに蟹を味わえます。

トヤマエビ。大きく、透き通るような生の海老はとろける美味しさ。

白えび。繊細な甘味がとろけます。

ヅケがねっとり旨い。

ハタ。柑橘系で。

トロは岩塩とワサビ。ワサビたっぷりながら辛さはなく爽やかな風味。

鮨金

名店。

高岡駅前にあります。お店に入ると、清潔で雰囲気の良いL字カウンターがあり、お店の造りは高そうですが、御主人が感じ良く、敷居の高さは感じません。

価格も、地物ランチ(10貫+お味噌汁)で3300円と決して高級店ではありませんが、好物の白海老や甘えびを始めとして、淡白な白身も、私の苦手なバイガイも全て臭みもなく甘く旨いです。

白えびは絶品なので必ず食べましょう。

穴子・塩。ふわりと柔らかく、とろけて消えます。

あらゆるネタが美味しく、かつて私が苦手だったホタルイカ・バイガイ・ウニ・イクラといったネタは全て臭みなく、その美味しさを教えてくれたお店です。

鮨よし

氷見のお寿司屋さん。

氷見の地魚が揃ってます。魚は、キトキトのと熟成させたのの両方を準備していて、お客の好みに合わせて出し分けてるそうです。朝獲れだと身はコリコリ、爽やかな風味で、寝かせるとねっとりした食感が増し、味が濃くなる印象です。

あじ。朝獲れ。
爽やかな風味。

あじ。1日寝かせ。
爽やかさは落ちますが、旨味が増します。

氷見産のイクラ。

いわな

合掌造りで世界遺産の五箇山にあるお食事処。

いわなと赤かぶらのにぎり膳(1650円):いわな・赤かぶらの握り寿司(計7貫)、小鉢3つ(五箇山豆腐、山菜、天ぷらetc.)、お吸い物のセット。

白身でややピンクがかった いわなの握り寿しは臭みが全く無くぷりっと新鮮で美味しく、赤かぶらの握りも美味しくて、また食べたいです。

すし貫

仕事が丁寧なお寿司屋さん。

一人で握っているので、客が多いと進行はゆっくりになりますが、初見の一人客にも丁寧で、感じが良かったです。

お寿司はどれも間違いありません。

アオリイカ。とろけます。

寿司栄 総曲輪店

大振りな良いネタが食べ応えのある、お寿司屋さん。

軍艦ウニ・イクラ・カニ。3つとも味が濃厚です。

美乃鮨

派手さはないですが、どれも綺麗に盛り付けられてて、お魚臭さとかもなくてすっきりと美味しいです。

ニシン昆布巻:濃過ぎず、お魚と昆布がじっくりと美味しいです。今まで食べた昆布巻きでも1番かも。

小政寿司

お気軽寿司屋さん。

・・・本当に看板にそう書いてあります。
店内は居酒屋さんの様ですが、客層はかなり広く、老若男女バラバラです。これは店主の人徳か、それともお料理の魅力なのか?

お寿司・おまかせ(850円):握り9貫(イカ・甘海老・がんど?・漬け・サーモン・タコ・カニ・バッテラ等)。一番安いセットですが、ちゃんとおいしく量もあります。富山と言えど、この質でこの価格はかなりコスパが良いです。

ブリ大根(650円):味のしっかり染みた、大きな大根とぶり。ぶりは骨や皮から身がするっと取れるくらいにしっかりと煮込まれつつ、身も火が通りすぎずにおいしいです。大根もやたら分厚く切られてますが、芯までしっかり出汁色になるまで味が染みてておいしいです。

日乃出寿し

高岡の老舗お寿司屋さん。

分厚いアジが新鮮で旨く、他にもイカ、ボタン海老、〆鯖なども食べ応えがあって、お味噌汁やつまみ的に出た干瓢も好みでした。

すし屋の城光

氷見の地魚が豊富なお寿司屋さん。

バイ貝を塩と黒胡椒で。臭みを全く感じず、貝の甘みが際立ちます。

焼き魚も安くて旨い。

メニューボードを見ると、豊富なお魚が全て氷見産。天然の生け簀という意味が分かります。

太助鮨

地物のイクラ。臭みも無く美味しさが真っ直ぐに入って来ます。
以前、北海道が不漁だった時は、北海道でいくらが不足したため、富山から送っていたそうです。

味喜寿し

お寿司の方は富山らしく新鮮で美味しいだけでなく丁寧で、ネタに合わせて包丁が入ってました。

甘海老の味噌乗せ(甘海老だとちょこっとしか採れないので大変なのだそうです)や、湯引きした皮乗せだとか色々工夫していて楽しいです。

歩寿司 分家 多聞

歩寿司は県内にお店が幾つもあって、それぞれカラーが違います。

本家:かなりスピーディーに握ります。2貫ずつ頼んだところ、全て1貫ずつ味付けを変えて出て来る丁寧さ。赤いかが美味しかった。
分家 粋:気さくな店主。4軒の中では一番アバウトなお寿司。
分家 多聞:リーズナブル。しゃりは若干大きめで、お腹が減ってるときに良い感じ。
分家 純:シャリは一番小さくて硬め。飲みながら食べるのに良いバランス。鯵が美味しかった。

分家 歩寿司 純

シャリはやや硬めで、小さ目のタイプです。富山らしい美味しいネタで、富山らしからぬ丁寧なお寿司という印象です。

カワハギの肝のせ。

本家 歩寿司

シャリはちょっと大き目で、ネタは普通サイズ。お腹減ってるときに丁度良いバランスです。
追加で注文すると、被るネタはアレコレと少しずつ細工をして、同じものを極力出さないようにしています。白エビの軍艦は海苔と昆布でしたし、他のネタもすだち・塩・醤油・生姜etc.と味付けを変えてゆくので楽しいです。

星を獲ったお寿司屋さん・3店

鮨 大門

白木のカウンターの江戸前寿司屋さん。
品のある清潔なお店です。

しゃりは赤酢を使ってるそうですが、魚の邪魔はしません。

うに・塩。海苔が無い事で雲丹をストレートに味わえます。

コハダ。

穴子が美味しいのはいかにも江戸前です。

ノドグロの炙り。

マイベストガリ。

多くのお客さんが「なんせガリが美味しい」と言うそうです。両隣の客もガリがどんどん進んでました。

SOTO

寿司料理屋。

ニューヨークで7年間、赤い本の2つ星を維持していた寿司店の御主人が、里帰りして開いたお店だと聞いて、思わずアイアンマンの様な料理人を想像してしまいましたが、とても丁寧な親しみの持てる御主人でした。

料理と寿司、日本酒のペアリングコース(19800円):魚介類を主体にした前菜を14品と、それに合わせた日本酒11杯(各おちょこ1~2杯くらいの量、計約3合)、お寿司を11貫、お味噌汁と果物と盛り沢山のコースでした。

初めてのお酒がこのお店だったら、みんな日本酒が好きになるかも。

三島オコゼ炙り:ポン酢ジュレ、舞茸。
ペアリング:陸奥男山(青森)超辛純米。
最初から最後までこれと白御飯だけでも良い。

鮨 難波

隠れ家的な寿司・割烹のお店。

薄造り:肝を合わせると、濃厚で美味しいです。

富山えび:大量の卵が乗って出ました。繋がっているので1尾分です。これだけ大量の卵を食べたのは初めてかも。

ますのすし・3店

扇一 ます寿し本舗

分厚いレア系の鱒の寿し。

ますの寿し・一重(1700円):他店の鱒の厚みは1~3mmが多いですが、扇一さんのマスは厚いところで約1cmあり、見た目にもかなりのインパクトです。全体的に酢がしっかりと効いていますが、脂の乗った桜色の鱒はレアに近い食感で、鱒自体がしっかりと美味しいです。

なお、翌日は〆が進んでレア度が下がり、しっかり締まってなお分厚いマスは別の食べ応えが増してまた旨いです。

鱒の寿し まつ川

しっとりした厚みのある鱒の寿司屋さん。

このお店では、いつ頃食べるか尋ねてくれて、丁度良い〆加減になるのを出してくれます。

鱒の寿し・一重(2000円):丸い木製の桶を開けると、鮮やかな青々とした良い香りの笹に包まれて、オレンジ色が鮮やかな鱒の寿しが入ってます。ご飯は厚さ約1cmでしっかりと固められており、マスはレア寄りで厚さ5~10mmと分厚く脂が乗っていて旨く、見た目よりしっかりと〆られていて食べ易いです。味のバランスは、酸味・甘味・旨味が程良くて、ご飯との一体感も高く、老舗の高田屋さんに近いかも(鱒の厚みがかなり違うので、全体の印象はかなり違います)。

魚づ鱒寿し店

ますの寿し・一段(1400円):木製の桶の蓋を開けると、青々とした太い笹の香りが爽やかです。鱒は赤みが強いオレンジ色で、見るからに脂が乗っています。鱒の厚みは約5mm、ごはんはしっかりと固められていて5~10mm。押しが強く、楽に綺麗に切り分ける事ができます。

鱒はレアに近く柔らかいですが、しっかりと酢を感じ、塩も少し他店より強め。それでいて鱒の風味も素晴らしいです。

※本記事は、2025/03/20に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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