思案橋横丁の純中華料理店 : 天天有

◆利用目的　昼食

２泊３日の長崎旅行。そのうち、レストランを利用する機会は２日目夕食と３日目昼食の２回のみ。長崎に来たら、ちゃんぽんは絶対に食べたい！という夫。私も食べたいけど、お店へのこだわりはなかったので、店選びは夫におまかせ…。
で、特に予約するわけでもなく、この一帯で空いているお店に入れればいいかな～という中で、一番最初に伺ったのが夫の選んだ第一候補の天天有。

入店しての第一印象は「子連れに向かない昭和の香り漂う中華料理店」。

伺ったのは週末の１３時頃。空いていたのはテーブル席１卓のみで、この時間帯にしては混雑している印象を受けました。
１軒目で、１番入りたかったお店に入れてラッキーだね♪…と思ったのは親ばかりで…、
座敷があるのに、満席で座れなくて、子どもがグズる…(ーー;)テーブルが嫌ならカウンター席でも…と思ったのですが、カウンターは、店員用というかんじで、あまり機能していない様子。テーブルに座ったら座ったで、テレビの音が聞こえるのにテレビが見えないとかグチグチ。あ～～メンドクサイ…。
テーブル１卓に対し、椅子は３席。荷物を置く場所に四苦八苦したので、荷物の多い旅行者は注意されたし。私はリュックは床に置きました（私の椅子の背中には、子どものリュック）。

いただいたのは
◆チャンポン　７５０円
長崎といえば、ちゃんぽんと皿うどん。どちらも食べてみたいが、どちらもは食べられないので、どちらかといえば、より歴史のあるチャンポンを選択。

看板メニューなので、さほど待たずに配膳。見た目ボリュームはそこそこあるけど、私が本気を出せば、残さず食べられる量。

熱々のチャンポンを早速いただきたいところだけど、子ども用に頼んだヤキメシがこない。…なかなか来ない。…全然来ない。子どものものがまだ来ていないのに、両親だけが食べすすめるのもなぁ…（子どもはテレビに夢中で、自分の分が来ないことは全く気にしてない様子だけど）。熱々のチャンポンは手つかずのまま、どんどん時間だけが経っていく…。店員さんも、私がなぜ、チャンポンに全く口をつけないのが気が付いた様子で、厨房に「ヤキメシ先に出して！子どもが待っているから！」と注文をだしてくれる。おそらく、厨房はヤキメシを忘れていたわけではないと思う。ただ、効率を考えると、注文数の多いチャンポンや皿うどんを優先して作り続け、ヤキメシはどんどん後回しにされていたのだろう…。

私がチャンポンを口にしたときの第一の感想は「…やっぱり、すっかり冷めている…( ;∀;)」
麺などの歯ごたえも、おそらく変化していると思われます(^^;
残念な気持ちになりましたが、配膳後、すぐに食べ始めなかったのは私の判断ですから、店側にはなんの非もありません。

冷めかけのチャンポンですが、とはいえど、中心部分はまだまだ嬉しい熱さが残っています。

ところで、チャンポンは、人生で今まで５回は食べていないだろうなぁ…というのが私のチャンポン経験値。前回いただいたチャンポンは、某長崎ちゃんぽんのチェーン店で１０年前くらい。「麺＋野菜炒め」くらいの知識でいただく。

海鮮に豚肉にキャベツ、もやし、かまぼこなどの入った具は、香ばしくておいしい。なんだろう、このおいしさ。しっかり「炒めた」おいしさがある。野菜炒めだけでも、十分おいしいと感じる。

麺は、時間が経ち、ぬるっぷつっという食感。出来立てだったらコシがあったりするものなのだろうか。
長崎ちゃんぽんの麺は他県の麺とは違う、と聞いたことはあるが、そもそもチャンポンを食べないので違いがわからない私…。ラーメンの麺よりも素朴。

スープは白濁しており、スープそのものに麺のぬめりが加わり若干もったりしたとろみがつき、野菜炒めの風味が上手くしみだして、ちょうどよく絡み合っている。この、麺とスープと具の一体感が、チャンポンのおいしさなんだなぁ。

夫には、子どものヤキメシの到着を待たさずに食べてもらったので、すっかりスープまで完飲し、うらめしそうに私のチャンポンと子どものヤキメシを見ている。私のチャンポンを少し食べ残し、夫に食べてもらおうか…とも思ったのだけれど、子どもの食べ残しならともかく、大人の食べ残し（しかも麺）を夫にまわすのも気が引けたのと、何よりおいしいから、別にヘルプしてもらわなくても一人で食べきれるので、完食。ふぅぅぅ、おいしかった☆

夫曰く、某ちゃんぽんチェーン店とは全然違う、しょっぱくないと言っていた。

麺もスープもおいしかったけど、一番おいしいと思ったのは具かなぁ。焦げる寸前まで、香ばしく野菜が炒められている絶妙なおいしさがあった。さすが専門店の野菜炒めは、家庭ではマネできない！と強く思う。

夫が頼んだもの
◆お得セット　チャンポン＋餃子４個　１,０００円
夫婦ならば、どちらかがチャンポンを頼んで、どちらかが皿うどんを頼み、ふたつの味を味わう…という手もあるのだけれど、食べたいものを２種類頼んで分け合うより、一番食べたいものを相手に忖度せずたくさん食べたいので、夫婦でチャンポン発注。

子どもが頼んだもの
◆ヤキメシ　７５０円
子どもの残したヤキメシを虎視眈々と狙う、ヤキメシ好きな両親…。ヤキメシもしっかり香ばしくて、パラパラでおいしいです。子どももおいしいおいしいとガッツリ食べたので、あまりおこぼれを食べられなくて、内心がっかりな両親(^^;
おいしいですけれど、チャンポンと皿うどん以外の商品は配膳にかなり時間がかかると思われますので、時間があるときに一人で頼む分にはいいけど、数人で訪問して一人でヤキメシを頼むと、一人だけ待ち時間が長くなると思うのでご注意を。

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メニューの中に不思議なアナウンスが…。

ゴールド免許証を所有の方は、サービス！≪料理と飲み物・５％引き≫

え？ホントに？そんな割引今まで、見たことない…。おそるおそる、年配のレジ担当の方にゴールドの運転免許証を提示してみる…。

しかし、店員さんは５％引きの計算がうまく出来ない様子で、他の方を呼びに行く。その方も「５％計算するの面倒なんだよなぁ」と言いながら、電卓を叩いていて、微妙な気持ちで店を後にする…。

…冊子の切り抜きクーポンを出したわけでなし、お店独自の割引サービスだよね？ゴールド免許保持者なんて珍しくないと思うけど、みんな割引してもらってないのだろうか。そもそも、面倒で浸透させたくないサービスなら、止めてしまえば…。

昭和な雰囲気の中華食堂に慣れている方におススメ。