母の一周忌で利用です : 福寿山魚捨

河内屋にございますぅ〜

母の一周忌ならびに納骨法要を勤めた後、清宴はこちらで。
父母が大好きだった魚捨さんです。
北河内ではトップクラスの料理屋さんだと思います。大東市民や四條畷市民で、ちょっと良い結婚式・披露宴をするのは魚捨さんと相場が決まっておりました。
かく言うわたしたち夫婦も35年前にこちらで披露宴を開きました。ただ姉や弟の披露宴は実家の御広間で行いました。

この日の清宴の設定は弟がしてくれました。平成22年からずっと付き合いがなかったのですが、母の死をきっかけに少し戻った感じです。

お料理は突出したものはないのですが、オーソドックスな会席コースです。その分だけ安心できます。安定感ですね。田舎っぽいといえばそうかもしれませんが、北河内エリアではやはりトップクラスだなと思います。

母方はあまりお酒を飲みません。今回うちら姉弟はちょっと特殊かもしれません。父方の筋です。
うちの母方の一族は
・本家昭和町（第４子・長男）
・分家我孫子（第１子・長女）
・次女系姫路
・三女系（母）
・四女系宝塚
・五女系神戸
となりますが、次女系姫路はご主人（お医者様）が呑助で、この家もそっち系です。あと四女系宝塚は甥っ子が呑んべいです。

本家の叔父さんが献杯の辞を発せられましたが、母の思い出を語りながらずっと泣いておられました。母は幸せな人だったと心底感じました。

ちょっとお酒が過ぎたようです。お料理の画像は全てではありません。
仲居さんの中に旧くからいらっしゃる方がずっとわたしに話をしに来られてました。今の社長さんはわたしは存じません。

美味しかったです。

母の思い出話をたくさん聞きました。
わたしの中で、この日、また新鮮な母の姿が刻まれました。

ひとは忘れられないかぎり、いつまでも生きております。母は生きております。死んでなどおりませぬ。

河内屋にございますぅ〜

父の13回忌でした。
実家で姉夫婦と弟夫婦で務めましたが、長男ですので私も出席です。ただし親族側の席ではなく、一般参列側。私がそちらに座ったのに違和感を覚えた方もいらっしゃったらしいけど、いいんです。アキさんは呼ばれてないし。

こちらのお店は野崎観音の参道・石段の登り口にあります。北河内ではそれなりのお店です。河内屋は平成元年1月29日にこちらで結婚披露宴を開きました。

父親とは仲違いをして最後は全く口もきかない状態でしたが、もう12年も経ったのかと感慨深いものがあります。

父はこのお店が大好きでした。

お料理は都会のそれとは違いますが、このエリアではやはりNo. １と言われるだけあると思います。
ちょっと量が多いのが田舎っぽいかな。

味付けは上品なんですが、量が多い。
炊きたて栗ご飯、季節を感じられて美味しかったです。

以前はこちらの懐石料理の「酢の物」はヒラメの薄造りでした。コースの最後の方に出てくるので「いま、この段階でこれ出すか」って思いましたが、今回はいたって普通な酢の物（と言っても結構豪華な酢の物）でした。

ひっさしぶりに姉夫婦や弟夫婦と会話しました。

河内屋にございますぅ～。

悲風多し、という状態です。一昨日の夜、大学時代からの友人から久しぶりに連絡がありました。
「お前、体調大丈夫か」という心配と云うか、虫の知らせだったのでしょうか。実は入院していたという話をしましたら、共通の友人が亡くなったとのこと。
去年の夏に会ったやないかと言ってもいまさらどうにもなりません。通夜のため三重まで走りました。

友のこと、大学時代のことを思い出してました。何かあればいつも仲の良い５人で屯してました。わたしの結婚披露宴にも出席してくれました。その後も毎年のように会ってたんですが・・・無念です。
披露宴の写真を眺めてました。
河内屋夫婦の結婚披露宴はこちらでさせていただきました。
亡き父が愛したお店です。
かなり父の我が儘を聞いてくれたお店でもあります。

結婚して丸27年が過ぎましたが、あの当時、このエリアでは「魚捨」さんで結婚・披露宴をするというのは地元では名士の証しみたいなものでした。
はっきり言ってお料理は野暮ったいです。懐石料理はやたらと量が多かったりして田舎懐石だなぁと思います。でも美味しいんです。この時季、冬場の鴨なべは独特の味わいがあります。
大阪市内の有名料理店の様な垢抜けた雰囲気は期待できません。でも、ここにしかない空間があります。かわらない空間・時間です。だから河内屋もこのお店が好きです。


今年、父の7回忌になります。
以前にも書いたかと思いますが、河内屋は晩年の父とは折り合いが悪く（親子なのに折り合いが悪いっていう表現は変ですかね）、絶縁・断交状態のままでした。喪主は勤めましたけどね。宗家は弟が継ぎました。いまも付き合いはありません。
でも、7回忌のは河内屋も独自に勤めさせてもらうつもりです。その折にはお導師のお寺さまと参列してもらった縁者さまには、父が愛したこのお店にと思っております。