AI94さんのマイ★ベストレストラン 2011

AI94のレストランガイド

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AI94 (女性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

西武池袋線沿線にあるお店をかなり訪れてみたところ、コスパの高い印象に残るお店が目白押しだったことが何と言っても今年の感想として先ず最初に記したいことです。

又、島根・鳥取旅行において食べログを利用して伺ったお店ははずれがなく、今年のマイベスト10に入る素晴らしいお店にいくつか出会うことができました。
(食べログに感謝!!)

お店、お料理との出会いも”一期一会”であることを思い知らされます。
この出会いを今後も大切にしていきたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

玄蕎麦 野中 (中村橋、練馬 / そば)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2014/10訪問 2014/11/03

弾力あるそばがきに、清々しいお蕎麦を新蕎麦でいただく幸せ

【再訪】

週末開店11時少し前に到着したら、既に4名入口前で待っていらっしゃいました。

今回も少し落ち着ける小上がりのテーブルに着席。
運ばれてきた黒豆茶の色が出てくるのを待ちながらお料理を待つひとときが楽しいです。

揚げなす(648円): 照り良くぽってりとしたなすの上に、たっぷりの大根おろし、おろし生姜、鰹節の糸削りがかかっていました。
脇には彩り良くししとうが添えられています。

熱々をいただくと、鰹出汁が効いた煮汁がじゅわっと溢れ出てきました。
なすの皮がやや硬かったのが少々残念でしたが、揚げ油でコクが出た煮汁が甘い大根おろしでさっぱりとし、なすの甘味がじんわり味わえました。

天ぷら盛合せ(1,728円): 相変わらずの盛りの良い天ぷら。
素材は同じですが、からりとした安定感ある揚げ上がりです。
衣が花が咲いていたとしても、海老がこれほど大きかったかと再認識してしまいました。

せいろ(648円): よく考えたら、こちらでシンプルなせいろをいただくのは初めてでした。
淡いグレーで、きりりとエッジが立ったお蕎麦。
しっかりとしたコシ、蕎麦の甘味に続いて香りが鼻から抜ける瞬間・・・至福の秋を感じます。

淡い緑の荒挽き蕎麦(1,080円): わずかに緑がかった蕎麦は表面に粒々、そしてホシも見られます。
ざらつきがあるのにどこか品があり、甘味と香りが秀逸、せいろよりややもちっとした食感がありました。

蕎麦湯は徳利のような変わった器で運ばれてきました。
口当たりの良い甘味と香りを楽しみつつ、さらりとしているので、汁が綺麗にのびますね。


秋の新蕎麦の甘味と香り、そしていつもながらの安定したお味に舌鼓を打ちました。
新蕎麦の時期はもちろんのこと、こちらのお店では通年良質なお蕎麦がいただけるのでありがたいです。

卓上に雪塩が置かれ、黒七味が無くなっていた(たまたま私達が座ったテーブルだけだったかもしれません)のが以前と変わった点かもしれません。

11時半から12時前までに満席になるほどでしたので、相変わらずの人気店のようです。
子供連れだと飲酒が絡まずさくっと出ていかれる方も多いので、待っていてもそれほど時間はかからないと思います。

定期的に訪れたいお店の一つです。

【追加画像8枚】

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‘12/12/03のレビュー

【再訪】

1日10食の限定蕎麦をいただきたくて毎度昼に伺っておりましたが、今回は平日限定のそばがきをいただきたく、マイレビュアー様と夜訪問しました。

昼には問題なく行きつけた場所なのに、夜ともなると曲がり角がどこだったか少々迷ってしまいました。(汗;)
(以前あったTokyu StoreはLIFEという名のスーパーに変わっていましたので、以前下記にご紹介した道順では、高瀬物産とLIFEの間の道を入ることになります。)

住宅街にほんのりと灯りがついた店先には紅い椿の暖簾がかかり、冬の風情が感じられます。
平日18時に予約して伺うと、じゅうたんが敷かれた小上がりのテーブル席に通され、同じお店でも新鮮な印象を感じます。
お一人後からいらっしゃるとのことで先にお料理とお酒を注文することにしました。

お通し: 黄金烏賊でしたが、烏賊自体が柔らかくすっきりとしたお味。

黒豆揚げ出し湯葉(735円): 一見牛肉でも上にのっているのかと思う色合いの湯葉の上に、たっぷりの大根おろしと鰹節がかかっていました。
ししとうの緑が綺麗に映えます。
揚げてあるのでよりしっかりした食感の湯葉は、噛むとじゅわっと煮汁がほとばしります。
思わず白いご飯が欲しくなるような濃いめの甘辛の味付けでした。

天日干し 小魚の網焼き(1,575円): 天日干しの小魚がざるにのり、炭火が入った小さなコンロと共に運ばれてきました。
小魚は(画像左から)さより、鱚、たたみ鰯、甘鯛、かわはぎ、中央に小鯵。
小鯵は炙ると小さいながらしっかりした味わい、たたみ鰯は香ばしくお酒の肴として最適。
他はすべて味醂干しだったので、甘い味付けでした。
自分で炙るのは楽しいけれど、焼き加減をこまめに見ていなければいけないので、少々忙しないと感じる方もいらっしゃるかもしれません(私は十分楽しかったですが)。

全員揃ったところで、お料理をさらに注文しました。

平日限定10食 淡い緑のそばがき(1,260円): 実は、新蕎麦の時期にこれをいただくことを一番の楽しみにしていました。

緑がかったまあるいそばがきは艶やかで優しげです。
箸を入れると、そのもっちりとした弾力にびっくり。
つゆがあらかじめ張られた小鉢に取り分け、薬味の葱、大根おろし、山葵と共にいただきます。

もちもちした食感のそばがきを口に含むと、蕎麦の甘みがふくよかに口に広がり、後から心地良い香りがほんのりやってきます。
そばがき本来のお味を楽しみたくて、やや濃いめの汁から早々に引き揚げて取り皿に移し、その見事な食感と甘みを味わいました。

だし巻き玉子(735円): 今回は今までと違った器で供され気分も変わります。
いついただいても安定した見事な優しいお味でした。

天ぷら盛合せ(1,680円): 魚介中心の魚介天盛り合わせもあったのですが、あえて野菜が入っているこちらを選択。
海老2尾、鱚、南瓜、エリンギ、ししとう。
胡麻油の香ばしさとコクを持たせた揚げ衣は、さくっと揚がっているので、非常に軽やかな揚げ上がりです。
大根おろしをたっぷり入れて、やや甘味のある天汁につけていただくと味に広がりが感じられました。

にしんの旨煮(945円): ほっくりと甘く煮含められたにしんは、箸を入れただけでほろっと崩れる柔らかさ。
皮の近くは脂が適度にのっていて、美味しかったです。
下には大葉、脇にははじかみが添えられていました。

かまぼこ(630円): しっかりと硬めなかまぼこに、甘味と辛味が際立った山葵をつけていただきます。
茎山葵と和えて甘味と少量の唐辛子を効かせたつぶ貝が添えられ、箸休めとして楽しい一品でした

〆のお蕎麦は各自めいめい別のお蕎麦を選びました。

黒豆納豆そば(1,050円): 以前から他のレビューで拝見していて気になっていたお蕎麦だったので、私はこちらを。
お蕎麦自体が緑がかっています!
中央に卵黄、葱と海苔、そして黒豆納豆がのっていました。

汁をかける前にひとすすりいただくと、角をしっかり感じる上にコシがあり、喉越しの良さも秀逸。
何より、蕎麦の甘みが非常に強いです!

大粒で柔らかい黒豆納豆は味にコクと深みがあって、清々しいお蕎麦とは好対照。
爽やかな葱と香ばしい海苔、そして卵黄を絡めながらいただくとトロリとコクが増します。
贅沢な味わいに、舌鼓を打ったことは間違いありません。

他のお蕎麦も一口味わってみました。
とろろそば(893円): ゆるめのとろろに玉子を溶き入れた汁に蕎麦をくぐらせると、喉越しは抜群。
お蕎麦の甘みがとろろの甘みの奥からじんわり感じられて美味。

おろしそば(735円): 上にのっているのは、葱、鰹節、海苔、生姜。
添えられた大根おろしをさらにのせて汁をかけるタイプのお蕎麦。
大根おろしの甘みと生姜の風味漂う、とても爽やかな味わいでした。

蕎麦湯はほんのわずかに濁りが見られる程度のさらりとした自然体。
蕎麦の甘みを静かに味わいました・・・。


ずっと念願だった平日限定のそばがきは、新蕎麦の時期も手伝ってか、期待以上の出来栄えで非常に満足しました。
こちらに伺う時は毎度限定蕎麦をいただいていたので、通常のお蕎麦をいただくのは初めてでしたが、清々しさを感じるとてもレベルの高いものでした。
こちらのお蕎麦に対して、また新鮮な印象を持つことができました。
お料理は若干味が濃いものも見受けられましたが、いつもと変わらず安定した出来栄えでした。

お蕎麦談議に花が咲き、気付いたときは閉店時間をかなり越えていました・・・。
全く急かされることなくゆったりと時間を過ごすことができたのは、お店の方からの心遣いに他ありません。

今回楽しい時間をご一緒いただいた皆様には大変感謝しております。

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‘11/08/02のレビュー

前回淡い緑の粗挽き蕎麦があまりに美味しかったので、今回は曜日違いの限定、蟻巣(アリス)の田舎蕎麦狙いで再訪しました。
土日は席の予約はできませんが、限定のお蕎麦なら予約ができるとのことだったので事前に予約して伺いました。
お店に着いたのは11時少し前でしたが、もう暖簾がかかっていて数名の方が続々と入店されていくところでした。
ひやぁ~、相変わらず人気店ですね。

だし巻き玉子(735円)とこだわり豆腐(1,050円)を頼んでシェアーすることにしました。
蟻巣の田舎蕎麦(1,050円)は予約済みなのでゆっくり品選びすることができました。

だし巻き玉子: 今回は緑色のお皿にのってきたので、玉子の黄色がとても映えます!
ふくふくの食感、優しい甘さと出汁が効いた定番のお味。
前回も頼んだのですが、こちらに来るとやっぱり頼みたくなる一品です。

こだわり豆腐: 丸い深めの容器に入った豆腐を蓮華で一すくいし、器へ。
えぐみのない大豆の甘さと香りが口の中に広がります。
とても肌理の細かい滑らかな絹ごし豆腐はまるで赤ちゃんの肌のよう~。
容器に入れて固めたお豆腐だけに、温かさが何とも絶妙。
醤油、刻みネギ、おろし生姜、削り節が付いてきますが、豆腐本来の旨さが際立っているのでほとんど必要ありませんでした。

蟻巣の田舎蕎麦: もう一つの限定蕎麦のお味はどうなのだろう・・・?と期待が現実になる瞬間です。
蕎麦らしい灰色の細めのお蕎麦で、黒い斑点が見えます。
若干ざらつきは感じますが、前回食べた淡い緑の粗挽き蕎麦ほどではなく。
変わらぬコシ、喉越し、そして蕎麦本来の風味と微かな甘味・・・。
今回もつゆはほとんどつけずにいただきました。
淡い緑の荒挽き蕎麦も美味しかったけれど、こちらも素晴らしい出来栄えです。

ほんのりとやや甘いかえしが効いたつゆも美味しいですね~。
さらりとした蕎麦湯はお代わりしていただきました。


今の時期でこれですから、蕎麦が一番美味しいと言われる秋が深まった頃にはどれほどになるのか・・・?と期待が膨らみます。

7月から火曜日が昼のみ(11時~14時半)の営業になった(火曜日が祝祭日の場合は営業)旨お知らせが貼ってありました。

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'11/04/30のレビュー

高評価なので以前から伺いたいと狙っていたお店ですが、ゴールデンウィークを利用して行ってきました。

西武池袋線中村橋駅から千川通り沿いに練馬方向へ歩き、高瀬物産とTokyu Storeの角を曲がって2ブロック程歩き左折するとすぐお店があります(隣は練馬中村二郵便局)。
中村橋駅からも練馬駅からも15分程度は歩きます(練馬駅からだと南蔵院からほど近い場所にあります)。

開店少し前に到着したら、一番乗りでした。(笑)

ガラス越しに石臼が回っていて、その手前に今日の蕎麦について書かれたものが置いてあります(ちなみに長野県松本平 信濃1号でした)。
一軒家を蕎麦屋として改装したような造り。

ほどなく2名がやって来て、11時ぴったりに開店。
和風な入口を入ると、右側の他に左側には靴を脱いで上がる一段高くなった席もあります。

お店の方が席に案内してくださると思っていたら、勝手に好きなところに座って良いようです。
入って右側にある一番奥の席に座りました。

お品書きと共に黒豆茶とおしぼり、箸が置かれます(箸が置かれた皿はロイヤルコペンハーゲンでした!)。
注文するものはほぼ決まっていたのですが、念のため和紙のお品書き(全て税抜き表示)をパラパラとめくります。
結局初志貫徹で今日限定の淡い緑の荒挽き蕎麦(840円)とだし巻き玉子(735円)を注文。

窓際や店内に飾られた木々の緑、壁や障子の佇まいにはほっと落ち着く雰囲気があります。
茶碗の中で黒豆からしみ出る色模様を眺めつつ、静かに時の過ぎゆくのを待っていると、出汁巻き玉子が運ばれてきました。

だし巻き玉子: 出来立てで湯気が立っていました。
茄子型の皿に綺麗に盛り付けられています。
取り皿に取って一口いただくと、優しい甘味が口に広がり、品の良い出汁のお味がしました。
ふっくら柔らかく、どこか懐かしさを感じさせます。
添えられた大根おろしが醤油味がたっているので一緒にいただくとこれまた美味しい~。

淡い緑の荒挽き蕎麦: 名前通り、全体的に緑がかっています(画像では色があまり出ておらず残念・・・)が、良く見ると、緑の粒々が見えます。
硬めの茹で加減でコシが強く、爽やかな蕎麦の香りがとても良いです。
粗挽きなのでざらつきは感じますが、噛みしめるほどに甘味が出てきます。
せいろに一並べという有名店に比べ、盛りもそこそこあるほうだと思います。

つゆは生醤油がたったかつお出汁、多少の甘みが感じられ、こちらもとても美味しいです。
つゆに葱、山葵、大根おろしを入れていただきましたが、そばの味が美味しくてつゆはほとんど要らなかったほど。

蕎麦湯を入れてつゆの味を楽しみました。
飲みながら薬味が美味しかったのでそのまま味わうと、山葵は甘くて香り良く、大根おろしも甘さが感じられました。
確かに鼻にツンときますが、これほど甘みのある山葵は初めてかも~!
蕎麦湯もそのまま飲むとかすかに甘味が感じられました。


全国の蕎麦店を食べ歩いているほどではないので何ともいえませんが、今日食べたお蕎麦が今までのベストワンです。
コシ、香り、旨み・・・とにかく絶品でした!
食べ始めから終わりまでそれほどの違いを感じなかったくらいコシが強かったです。

香ばしい黒豆茶からはじまり、最後の蕎麦湯まで一貫して和の風情と思いきや、洋食器をうまく使っているところなど心憎い演出です。
私の好きな黒七味も置いてありポイント高いです。

そつなく黒豆茶を注ぎにきてくれたりと、サービスも申し分ありませんでした。

淡い緑の荒挽き蕎麦は11時半早々に完売していました。
週末であったからかもしれませんが、11時45分に既に満席になっていました。
駐車場もありますが、ほとんどは自転車か徒歩でいらっしゃっているようでした。

1日10色の限定蕎麦は火・木・土曜日が淡い緑の荒挽き蕎麦、水・金・日曜日が蟻巣(アリス)の田舎蕎麦だそうです。

住宅街の一角にあり、どう考えても立地条件は良くないのに、美味しいお店は人を呼ぶものですね。

蕎麦の香りと旨み、つゆの味の余韻が長く続き、心地良い一日でした。
再訪必至。近いうちに蟻巣の田舎蕎麦を食したいと思います。

  • 揚げなす
  • 揚げなす;アップ
  • 天ぷら盛合せ;いつもながら盛りが良い

もっと見る

2位

ピッツェリア ダ・アオキ タッポスト (豊島園、練馬春日町 / ピザ、イタリアン)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2020/03訪問 2020/04/07

トマト、モッツァレラ、バジル・・・至極の味わいのドック

【再訪】

リニューアルのため数年お休みだったところ、再開したとの情報を見つけて再訪しました。

以前伺ったときは喫茶店のような(?失礼)外観でしたが、看板がライトアップされていたことでよりお洒落な感じに見えました。
入って左側にカウンター席、その中と奥が厨房、右側にテーブル席、左奥にピッツァ窯があるところも以前と同じですが、より綺麗になった印象。

平日19時に予約して伺いましたが、ほぼ満席に近い状態でさすが人気店ですね!

メニュー(税抜)は以下の通り。

■前菜
ヒシコイワシのオイルマリネ
イタリア・パルマ産生ハムの角切りマリネ
イタリア産 数種オリーヴの盛り合わせ他 各560円
イタリア・パルマ産生ハム
イイダコ・オリーヴ・チェリートマトの赤ワイン煮込み
グリーンサラダ 各700円

■本日のパスタ(当日はベーコンと生のりのクリーム スパゲッティ) 1,500円

■ピッツァ
マリナーラ 1,400円
ナポレターナ 1,550円
シチリア―ナ 1,700円
マルゲリータ 1,680円
ロマーナ 1,800円
フォルテ 1,900円
チンクエ・フォルマッジ 2,300円
イゾラヴェルデ 2,000円
モンテビアンコ 2,200円
ビアンカ・ネーヴェ 2,500円
ドック 2,200円
カプリチョーザ 2,200円
フォカッチャ 650円
生ハム乗せフォカッチャ 1,200円


今回もカウンター席で、たまたま青木さんのピッツアを焼くところが目の前で見られる特等席でした。
メニューを見ながら、以前限定のピッツァが超絶美味しかったので、「限定のピッツァはないんですか?」と尋ねると、「今はやってないんです」とのこと。(残念!)
スタッフの方曰く、ビアンカ・ネーヴェかドックがお勧めとのことだったので、ドックに。
ドリンクは飲みやすいとのことだったのでフルーツソーダ(ブラッドオレンジ)(390円)にすることにしました。
(ブラッドオレンジジュース、それほど好きではないんですよね。)

程なくしてドリンクが到着。

フルーツソーダ(ブラッドオレンジ): アルミ缶のままストローが付いて運ばれて来たのですが、グラスに注いで飲みたかったのでグラスをいただきました。
甘さはありますが炭酸の効果ですっきりした飲み口。
ブラッドオレンジ特有の酸味はなく、炭酸も爽やかで強すぎないところが良かったです。

私が一息ついた頃合いを見計らい、「ピザを焼かせていただきます」と一言。

丸い生地を綺麗に円形に薄く伸ばし、トマトソースを広げ、薄いトマトのスライスを均等に置いていきます。
ミニトマトを均等に散らし、パルミジャーノチーズを一振り。
モッツァレラチーズをちぎりながら綺麗に置いていき、さらにパルミジャーノチーズをぱらり。
オリーブオイルを回しかけ、パーラの上にのせて生地を広げ、ピッツァ窯へ投入。

焼きあがったピッツァの中央に割ったモッツァレラをのせ、チェリートマトを真ん中にトッピング。
フレッシュバジルを放射線状に並べ皿にのせて完成!

「カッターお持ちしますね」と言われて嬉しくなってしまいました。
なぜなら、本場のピッツァは自分で切るのが普通だから。

ドック: 運ばれてきたピッツァは30cmはあろうかというフルサイズ。
均等に具材がのせられ、綺麗に周囲のコルニチョーネ(縁部分)が膨らんでいます。

カッターで切ろうとしたのですが、コルニチョーネはコシがありすぎて切れないためナイフを使いました。

生地中央部は非常に薄く持ち上げると垂れます。
サクッとした噛み応えに続き、モッチモチの食感が!
トマトの甘味、風味が口の中で広がり、トマトソースとモッツァレラ、オリーブオイルが一体となって溶け合い、乳化状態に。
かってこんなにも綺麗なピッツァの乳化は知らないかも・・・しれません!
そこへフレッシュバジルの香りがふわっとのって、それはもうこの上ない美味しさ。

生地はやや塩気強めですが、それによって粉の風味がしっかり感じられます(その辺がまたイタリアっぽいところ!)。

中央にのせられた生のモッツァレラチーズをいただくと、中からミルクがじゅわーっと迸り出てきてたまらない美味しさ!

一口ずつ噛み締めるように味わいながらピッツァを楽しませていただきました。


久し振りに青木さんが作るピッツァを目で見て、舌で感じて堪能した至福の時間でした。
以前いただいたような季節限定のピッツァで気に入ったものがない限り、来店前からほぼドックにしようと決めていましたが、期待に違わぬ、いや、予想を上回る美味しさでした。

以前ビアンカ・ネーヴェの印象が強すぎて(ルッコラ大盛り、生ハムの上からパルミジャーノチーズがパラパラとかけられている)、それに比べドックのビジュアルはあまり記憶に残っていなかったのですが、やはり芸術的とも言える美しさですね~。
ピッツァを作る際の流れるような動き、一つ一つ丁寧に愛情込めて焼いている姿は相変わらず、見ていて惚れ惚れします。

食べきれなかったピッツァを持ち帰り用に包むようお願いすると、ピッツァ生地のパンも付けてくださいました。
後で温めていただくと、ふかふかした食感で引きがあり、歯を押し返してくるようなコシがあってとても美味しかったです。

厨房は青木さんの他、ホールスタッフは2名(1名は厨房とホールと兼務)。
店内は以前伺った時よりややゆったりとした空気感があり、青木さんもどこか柔らかい表情になられたような気がします。
(皆さんが書かれているような緊張感に近い印象は以前から抱いたことありませんので、念のため書き添えておきます。)

メニューも以前より絞り込んであるような印象を受けました。
訊くと営業時間も不定期だそうなので、事前に電話確認して行かれることをお勧めします。

家族、友人同士、カップル・・・常連さんと思われるお客様もいらしていて、幅広い世代の方から愛されているお店だということがわかりました。

リニューアルオープンしたら是非とも伺いたいと思っていて念願が叶って良かったです。
私にとっては、幸せと笑顔をもたらしてくれるお店の一つです。
あのモチモチ生地が食べたくなり先日予約して再訪しました。

前回食べたピッツァと違うものを試したい気持ち半分、でもピッツァを食べるならやっぱりトマト+モッツァレラチーズが一番好きなのでドックかなぁ・・・なんて思いながらお店に向かいました。

19時少し過ぎと早めの時間でしたが席はほぼ埋まっていました。

カウンター席でメニューを見ていたら青木氏自らが、「こちらもございますので・・・」と季節限定の完熟トマトのマルゲリータ(1,900円、+300円で水牛のモッツァレラに変更可)をお薦めしてくださいました。
ドックとどう違うのかお伺いすると、季節限定のピッツァはフレッシュトマトをたくさん使うので、よりトマトの味が楽しめるとのことでした。
トマト好きなら絶対にこちらを頼むべきと思い、水牛のモッツァレラにしていただくことにしました。

前菜もお薦めいただいたのですが、こちらのピッツァのサイズを知っていたのでそれはパス。

今回はカウンター席だったので、青木氏の一挙手一投足がかぶりつきで観ることができます!

ピザ生地を取り出し軽く粉をかけ、成形。
フレッシュトマトをこれでもかーっ!というほどピッツァの上にのせているのを見ただけでテンションが上がります。
フレッシュバジルをちぎって、パルメジャーノチーズを下し、オリーブオイルをかけ、大きさを整え窯に投入~。
あっという間に焼き上がって目の前に運ばれてきました。

トマトの赤がより際立って見えます。
何度も書きますが、トマトの量がハンパではありません!
添えられてきたピザカッターでカットし、取り皿へ。

中央部が薄いので生地が柔らかく、丸めるようにしてまず一口。
フレッシュトマトの甘みと酸味が口の中ではじけます!
コクのある水牛のモッツァレラに爽やかなバジル、それにオリーブオイルの香り・・・。
モチモチした弾力ある生地と絶妙な塩加減・・・。

あぁ~、至福の瞬間。

あまりのトマトの美味しさに青木氏にお伺いすると、(どことは限定されませんでしたが)西の方の完熟トマトを使っているそうです。
ピッツァ1枚にトマト1個以上使っておられるとか。

皮やタネもそのまま入っているのでトマトをそのまま丸ごと味わった感覚。
無類のトマト好きには、こういう素朴な食材使いがたまりません。
トマトの味が濃くって荒々しささえ感じられるピッツァ。
具材がシンプルですっきりした味わいだったので、オリーブオイルの苦みさえも感じられるほどでした。

一緒にいただいたのはミネラルウォーターはイタリア産のSan Benedetto(500ml、260円)、円やかですっきりした味わいでした。


知らずに伺ったら最高の食材のピッツァに巡り会えました。
食も”一期一会”ですね。

スタッフの皆さん全員がとても気さくで、お水が少なくなるとさしてくれたり、席に着くときに椅子を引いてくれたりときめ細かなサービスでした。
でも一番お客様に気を配っていらしたのは青木氏だったように思います。

ピッツァ&トマト好きなら絶対に味わってみる価値のあるピッツァだと思います。
完熟トマトの入荷時期にもよるそうですが、9月中旬ぐらいまではあるそうです。

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'10/03/23のレビュー

こちらで評価が高いので、いつか行きたいとずっと思っていたお店です。
ピッツァ目当てなのでもちろん夜来店です。

西武池袋線豊島園駅から徒歩で約10分のところにあるピッツェリア。
豊島園(遊園地)を左に見ながら道なりに進むとトイザラスの看板が左手に見えてくるので、そこにある2差路の右側を道に沿って進んだ左側、住宅街の一角にあります。
夜道を地図を片手に途中道を訊きながらたどり着きました。(笑)

窓が大きくとってあるので、中の様子が暗くてもよくわかります。
店内は清潔感あふれこじんまりとしているのでとても入りやすいです。

まずブラッドオレンジジュースを頼んで何をオーダーするか考えます。
ピッツァは1,000円後半~2,300円ぐらいまでで10種類ほど、前菜は900円台~1,500円ぐらいだったと思います。
友人も私も大のピッツァ好きなのでピッツァ2枚食べることは決めていたため、少なめな前菜を頼むことにしました。

海のサラダ(ハーフ): 3~4人前のハーフサイズながら、運ばれてきてその量の多さにびっくり!
サニーレタスにパプリカ、エビ、ムール貝、アサリ、タコがのっていて山盛り状態です。
シーザース・サラダにかけるドレッシングに似た少し甘めのチーズ風味のドレッシングで和えてあり、さっぱりと美味しくいただけました。

ピッツァ・ドック: トマトソース、水牛のモッツァレラ、フレッシュトマト、パルミジャーノ、バジルのこだわりピッツァ。
こちらのお店に来たら何より一番最初に食するピッツァはこれと決めていました。

口コミでサイズが大きいとは読んでいましたが、実際に運ばれて来るとやはり迫力があります!
生地の白、トマトの赤、生バジルの緑が目にとても鮮やかです。
薄切りにしたトマトとくし型切りのミニトマト両方使ってありました。
1ピースを取り皿に取り、大きめなのでナイフで切ろうとしましたが、コシがあるため縁がなかなか切れません。
チーズとトマトが落ちないように中にくるむようにしてほおばると、生地がモチモチ、円やかなモッツァレラ、トマトの甘味、オリーブオイルとバジルの香りが渾然一体となって口に広がります。
あぁ~絶品!!

縁はふっくらモチモチで中央部は薄く柔らかい、まさに私好みのピッツァ。
時に縁が妙にこげているピッツァも目にしますが、オーナー青木氏が一枚一枚目を配っているせいでしょうか、こちらのお店でそんなことはありません。
縁までとっても美味しく食べられます(って、残したらバチが当たるほど美味しいんですよ、これが)。

ビアンカ・ネーヴェ: モッツァレラ、パルミジャーノ、生ハム、ルッコラのピッツァ。
ピッツァに山盛りのルッコラ、その上に生ハム、さらにパルミジャーノがかけられ、その盛り具合にこれまたびっくり(画像でお確かめください)。
青苦さの残った新鮮なルッコラの風味がモッツァレラ、パルミジャーノ、そして生ハムととても合います。
バリバリと豪快にルッコラをいただきましたが大ぶりなわりに柔らかく、生ハムも口あたりが柔らかいです。
そのうち生ハムの脂が熱で溶けてきて、う~ん、これまた超美味しい~~。

サイズがかなり大きいので完食はやはり無理でした。
スタッフの方が気を利かせて持ち帰れるよう包んでくださいました。
(余談ですが、翌日チンして食べましたが、モチモチ感はそのままで感激でした!)

トイレに行ってドアを開けたら、同時にトイレの蓋が開いて、出迎えられたようでクスッと笑ってしまいました。
猫の小物が置いてあって可愛く、清潔でした。


本場イタリアに行ったらほぼ毎日ピッツァを食べるかも・・・という自称ピッツァ好きです。
今までで一番美味しかったのはナポリの下町で食べたもの(味もコスパも最高!!)ですが、それにも劣らない生地と味わいでした。
こちらに口コミし始める前に行ったピッツェリアも数々あれど、おそらく3本指に入るピッツァかなぁ・・・と思います。

生憎ピザ窯を背にして座ってしまったので、青木氏の職人技をずっと注視し続けることはできませんでしたが、生地をこねて窯に入れて取り出すまで、一連の動きが彼独特の世界を醸し出していました。

サラダ、ピッツァごとに取り皿とおしぼりを交換してくれ、電話応対から最後お店を出るまで気持ちよいサービスが受けられました(お水を持ってきてくれるようお願いしたのに忘れていたことが残念ですが)。
ただ、狭いフロアーに5名のスタッフがいたのは少し多いかな?と思います(もう少し効率よくサービスできるのではないかという期待があります)。

途中近所の方なのか、数名テイクアウトの方もいたようなので、予約すれば時間で焼いていただけるようです。

来店したのは金曜日でしたが、夜7時に来店したとき既にほぼ満席、席が空くとすぐに埋まっていました。
場所柄家族ずれや子供と一緒のお母さんも見受けられました。
9時少し前、ピッツァは後2枚で終わりとスタッフが告げていました。
9時からも次の予約が入っているようだったので、予約は必須です(事前にピッツァを食べることがわかっていれば予約の際にその旨お願いもできます)。
人気店なので時間が許す限りゆっくりと・・・とはいきませんが、これだけ美味しいピッツァを堪能できて大満足です。

確かに不便な場所にはありますが、行って絶対に損はない絶品ピッツァに巡り会えるお店だと思います。
ピッツァ好きを公言される方には1度は行っていただきたいピッツェリアです。

  • ドック
  • ドック;アップ
  • ドック;生地が薄く中央が垂れます

もっと見る

3位

ジャスミンタイ 六本木店 (六本木一丁目、麻布十番、六本木 / タイ料理、カレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999

2011/06訪問 2011/07/02

香り高いスパイスとハーブからなるタイ料理

【追記】

昼評価 ☆4→4.5に変更。

土曜日の昼、所用を済ませて少し遅めの14時過ぎに再訪。
入り口には紫陽花が綺麗に咲いていました。

週末なのでア・ラ・カルトのみだろうと思い、以前食べた魚のレッドカレー(正式名称ではありません)でも食べようかな・・・と思っていたらランチメニューがありました。

A タイ焼きそばセット (1,200円)
B チキンバジル炒めセット (1,200円)
C 空心菜炒めセット (1,200円)
D トムヤムクンラーメンセット (1,200円)
E 蟹のカレー炒めセット (1,500円)
F 海老のココナツカレーセット (1,500円)
G グリーンカレーセット (1,200円)

Dにはサラダ、チャーハン、デザート、Gにはサラダ、デザート、その他にはサラダ、スープ、デザートが付きます。
ソフトドリンクは300円、生ビールは500円で付けられます。

EとFで迷ってスタッフの方に訊くと、Eは辛くなく、Fは少し辛いとのことだったのでF 海老のココナツカレーセットを選びました。

いつものことですが、待っている間お腹はタイ気分~♪
すべてがのった大きなお盆で運ばれてきました。
予想していたより豪華で嬉しい~~!

スープ: 豚肉、玉子、ダイコン、ニンジン、レタス、キクラゲが入り、上に生のセロリの葉がのっていました。
豚肉ベースですが、しつこさはなく優しいお味。
刻みの入れてあるダイコンとニンジンはとても柔らかくなるまで煮てあります。
セロリの葉がエスニック感を出していました(香りの強い野菜は大好きなので私の場合全然問題なしです)。

生春巻き: サラダと書いてあったので、生春巻きが付いてきてくるとは思っていず嬉しいサプライズ!
海老、玉子焼き(これだけ少し食べてみたら薄甘い味がついていました)、キャベツ、ニンジンの千切りがしっかりと巻かれています。
甘くて酸味のあるピリ辛のタレにつけていただきますが、野菜がサクサクと口の中で解けます!
具材をふんわり巻いたものも多い中、こちらのは野菜の食感抜群の春巻きですね。
砕いたピーナッツがかかっていて香ばしさを増していました。

海老のココナツカレー: 海老の上にはレッドカレーとココナッツミルクがかかり、ライスの上には目玉焼きがのっていて彩りがとても鮮やかです。
カレーは最初に甘味、後からキリッとした辛さが来て、海老の旨味とコクが出ていて濃厚(辛さはマイルドな方だと思います)。
ココナッツミルクベースにレモングラスの風味が感じられ、グリーンカレーに比べとろりとしています。
海老を食べようとしたら、なんと!頭も食べられるように揚げてあるではありませんか!
カリカリ、パリパリの食感に海老の旨味と香ばしさが同時に味わえ、カレーを絡めながら食べるともう絶品!!
身はもちろんプリプリです。
赤パプリカとバイマックル(こぶみかんの葉)の千切りも一緒に食べると、爽やかな口当たりでエスニック感が高まります。

目玉焼きを崩しながらライスとカレーを食べるとまたまた美味しい~。
甘味と香りが感じられるふっくらと炊かれたタイ米であることは言うまでもありません。
脇には茹でたダイコンとニンジン、揚げたブロッコリーも添えられていました。

デザート: タピオカココナッツミルクでした。
辛さの後は優しく甘いデザートがやはり嬉しいです。
 

こちらで海老のココナツカレーは初めていただきましたが、予想を裏切らない(いやいや、上回る)お味でした。
海老好きでなくとも、この料理を食べた後に「海老で一番美味しいところはどこ?」と訊かれたら「頭!」と答えるのではないでしょうか。
ボリュームもたっぷり、お店も空いていてゆっくりできたのでランチを満喫できました。

個人的にナイフ、フォークで全く構いませんが、他にお箸も用意してあるところが◎。
こういった心配りが嬉しいですよね(↑書こうと思っていつも忘れてました~)。

平日(月~金)の方がより格安でランチを楽しめますが、上記の内容で1,500円なら申し分ないかと思います。
こちらのお店はランチが15時まで(ラストオーダー14時半)と少し余裕が持てるのもいいですね。
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'10/09/05のレビュー

六本木に行く予定があったので、ソフトシェルクラブのカレー炒め(プーパットポンカリー、1,800円)をいただいてきました~。
こちらで評価の高いメニューとあってはこのお店のファンとしては一度は食べなくてはね。

メニューには”オススメ”の文字があり、それを見て一層食欲がそそられました。
唐辛子マークがないので少し辛めに作っていただくようオーダーしました。

ソフトシェルクラブなるものを食すのも実は初めてなのですが、スプーンで楽に切れるほど柔らかいです。
一緒に炒めてある玉子に絡めて口に運ぶと、ソフトシェルクラブの香ばしさと蟹のコクがスパイスと絡み、フワフワ玉子が優しい食感・・・もうめちゃうまです!!
ソフトシェルクラブは油で揚げてあるのでなかなかボリュームがあります。
名前の通り柔らかいのですべて食べられます。
緑と赤のピーマンが彩り良く、セロリ、玉ネギ、細ネギの香り野菜との相性もGood。

濃い味付けなのでご飯(タイの香り米、400円)もすすみますね。
ビールにもとっても合いそうです♪

辛さ加減は私の好みがわかっていらしたかのようにぴったりでした。
この料理は甘めな味付けなので、辛い物(スパイシー)好きな方は少し辛めにお願いすると良いかと思います。


大満足の夕食でした。
今回も1人で伺ったのでこれしか食べられませんでしたが、こちらのお店に行くとどれにしよう・・・といつも迷ってしまいます。
数多くのメニューを楽しむために大人数で行かれることをお薦めします。

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'10/08/08のレビュー

東京メトロ日比谷線、大江戸線六本木駅から東京タワー方面に向かって徒歩約10分、AXISビルを越して左に曲がった道沿い左側の2階にあるタイレストラン。

実は以前に何回も行ったことがあるのですが、こちらのレビューアーになってからは初訪問です。
ガラス張りのビルの2階の入り口を入ると綺麗なタイのインテリアがまず目に飛び込んできます。
平日13時過ぎだったため広めの店内は空いていたのでゆっくりランチを楽しめそうです。
木製の重厚なテーブルにつくと久し振りのタイ料理にワクワク感が高まります。

選択肢はいろいろあったのですが、やっぱり迷わずグリーンカレー(1,000円)を注文。
(他にイエローカレー、チキンバジル炒め、チキンラーメン(以上1,000円)、蟹のカレー炒め、海老のカレー(以上1,200円)。)
メニューは日替わりで少しずつ変わるようです。

ほどなくグリーンカレーがタイ米のライス、サラダ、デザートと一緒のトレーに乗って運ばれてきました。

鶏肉と大きめにカットされたナスがゴロゴロ入っています。
細切りされたタケノコも入って具沢山。
上には細切りされた赤のパプリカとココナッツミルクがかかっていて彩り良く、盛り付けがとても綺麗です!
レンゲですくってライスにかけてまず一口。
クリーミィーなココナッツミルクにすっきりとした辛さがとても心地良く、バジルとバイマックルがいいアクセントになっていました。

いつ来ても思うのですが、程好い辛さにスパイスやハーブのフレッシュな香りが立ってほんとに美味!!
(こちらの料理はただ辛いだけでなく、香草の香りが美しいので食べていて五感を研ぎ澄まされるような気がします。)
今日は夏のせいか、いつもよりほんの少し辛めだったかもしれません。

サラダはレタス、薄くスライスしたキュウリ、千キャベツ、豚肉にピリッとスパイシーなソースが和えてあり、タイ料理好きにはたまらないお味(甘い、辛い、酸っぱいのあの味です)。

香り良いタイ米もお代わり自由のようでした(セルフサービス)。

デザートはタピオカココナッツミルク。
ココナッツミルクが滑らかで辛い料理の後にはホッとする優しい甘さでした。

終わりに運ばれて来たジャスミンティーで気分が落ち着きます。


やっぱり暑い夏にはタイ料理がぴったりですね~。
あぁ、至福の時・・・。

店内の内装は透かしの彫刻、木製のテーブルに椅子、調度品・・・すべてがタイの雰囲気たっぷりでとてもセンスが良いです。
スタッフ全員タイ人ですが、笑顔が素敵で、”微笑みの国タイ”そのまま。

タイ料理とは香り高いスパイスとハーブからなる料理なんだと思わせてくれたお店。
いつ伺っても安心していただけるタイ料理がそこにはあります。

夜だともっといろいろな料理が楽しめ、その真髄に迫れるのですが、今回はランチだけの評価にしておきます。

  • 海老のココナツカレー
  • 海老のココナツカレーセット
  • 海老のココナツカレー;頭がカリカリに揚がっていました

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4位

手打 神代そば (松江しんじ湖温泉 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/09訪問 2011/10/06

出雲そばの力量を見た!!

松江で高評価のこちらは観光スポットにも近いので、是非訪れてみたいと思っていました。

小泉八雲記念館を出て右に歩くと交差点があるので、そこを渡って道の同じ側にお店があります。

お店に着いたのは13時だったのでそれほど混んではいませんでした。
入るとすぐ右側に、そばを打っているところがガラス張りになっていて見られます。
奥が厨房、左側にテーブル席が並んでいます。

空いている席どこでも座って良いと言われたので、窓際に座ることにしました。
シンプルな造りですがこぎれいで、落ち着く雰囲気の店内。

以下はおしながきの一部ですが、そばは地元産と北海道産との二段構えになっています。

割子そば 地元産(900円)、北海道産(660円)
とろろ割子 地元産(1,230円)、北海道産(980円)
おろしそば 地元産(930円)、北海道産(770円)
せいろ 地元産(800円)、北海道産(700円)
*割子1枚 地元産(300円)、北海道産(220円)

温かいそばは、釜揚げそば、山かけそば、月見そば、かけそば、おやこそば等で地元産700~1,050円、北海道産540~890円。

季節限定
冷汁そば 地元産(700円)、北海道産(540円)
冷汁おやこそば 地元産(1,000円)、北海道産(850円)
冷汁温玉そば 地元産(800円)、北海道産(640円)
冷やしとろろ割子 地元産(1,230円)、北海道産(980円)

他に、そばみそおにぎり(180円)、とろろご飯(550円、蕎麦と一緒に注文だと330円)、玉子かけご飯(280円、蕎麦と一緒に注文だと460円)もありました。

「お薦めのおそばを食べたいのですが・・・」とお願いすると、「割子そば、とろろ割子、せいろ・・・季節限定で冷やしとろろ割子があります。冷やしとろろ割子はつゆをかけないのですっきりした味付けになります」とのこと。

(え、ど、どうしよう・・・?)

「あのう、そばの旨味がよくわかるものがいいんですが・・・」ともう1度お伺いすると、「それなら冷たいおそばがいいと思います。普通の割子そばはつゆをかけて食べるので、つゆをつける方がいいかも・・・冷やしとろろ割子とか・・・」

(う~ん・・・)

(つゆをかけて食べる割子そばでも私はそばをそのまま食べるから・・・昨日食べた割子そばと食べ比べてみようかなぁ・・・、それとも違うそばを頼んでみた方が良い・・・?)

しばし迷いましたが、”つゆがすっきりした味付け”という言葉が決め手になって冷やしとろろ割子 地元産(1,230円)にすることにしました。

冷えた麦茶を飲んでいると注文したおそばが運ばれてきました。
そばは三段に積まれていますが、つゆが大きめの丸い器にとろろと玉子と一緒になって入っていました。
薬味はねぎと山葵(昨日は普通の割子そばだったので辛味大根、鰹節、刻み海苔、ねぎ、もみじおろしでした)。

そばの色は薄いグレーで黒い斑点がところどころに見えます。
たまたま話がはずんだ隣席の方が冷やしとろろ割子 北海道産を注文されていたので比べてみることにしました。
見かけは地元産の方が心持ち薄緑色がかっていました。
食べてみると地元産の方にやや甘味を感じました。
(ですが、ただ言わずに出されていたら、素人ではその味の違いはほとんどわからないと思います。
いや、地元産でも北海道産でも甲乙つけがたく美味しかったです!)

ややざらつきがあり、硬めでしっかりとしたコシがあります。
爽やかな香りと共にそば本来の甘みが十二分に感じられます。
噛むごとに香りが鼻に抜け、旨いっ!! その一言に尽きます。
食感、コシ、そばの香りと味わい・・・まさに私の大好きなおそばのタイプ!
今の時期でさえこの美味しさですから、新蕎麦の時期の味はいかほどかと。
あまりに美味しすぎてつゆにつけるのを忘れてしまうほどでした。

ひとしきりそばを味わったところで、つゆ、とろろ、玉子をかき混ぜ、そばをつけてひとすすり。
つゆ、とろろ、玉子がそばに絡んで喉越し最高です。
かけるつゆのように濃くはないですが、かえしと出汁がうまく調和されあっさりとしたお味。
その上、とろろが非常に滑らかで、玉子が濃厚。
山葵とねぎを少々入れると爽やかさが加わって、つゆだけで一品料理のような味わいになりました。
(実際、こちらの山葵の清涼感と甘味は最高の風味でした。)

私の場合、美味しいおそばに出会うと、つゆはほとんど要りません。
でもこのつゆはそれだけで味が完成されていたので、(こんな食べ方おかしいと言われそうですが)そばとつゆほとんど別々に味わいました。

こんな美味しいおそばですからそば湯がどれだけ美味しかったかは言うまでもありません。
芳醇なそばの香りが十分に感じられる滑らかな舌触り。
もちろんおかわりをいただいて、そばの味の余韻に浸りました。


冷やしとろろ割子を頼んだお陰で、そばとつゆだけでなく、とろろと玉子も味わえ、とても得した気分になりました。
「冷やしとろろ割子」、この一品の中にこのお店の味が凝縮しているような気がしました。
一品しか食していませんが、出雲そばの力量をこのお店で見たように思います。

そばがメインのお店ですが、とろろご飯と玉子かけご飯は売り切れと告げていたので、かなりの人気メニューなのかもしれません。

13時過ぎだったので満席になることはありませんでしたが、次々にやって来る客を忙しそうにてきぱきとさばかれていらっしゃいました。

余談ですが、トイレもとても清潔感があり好感持てました。

帰り際、運良くそばを打っているところを見ることができました。
綺麗にとても正確に切られていくそば・・・隙の無い職人技に思わず見とれてしまいました。

そばが無くなり次第閉店だそうなので、早めの時間に訪れることをお薦めします。

  • 冷やしとろろ割子;三段重ねでやって来ます
  • 冷やしとろろ割子;アップ
  • 冷やしとろろ割子;つゆのアップ

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5位

nukumuku (中村橋、富士見台、豊島園 / パン、サンドイッチ、洋菓子)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/05訪問 2014/06/22

小麦粉の風味に溢れたパン クリームパンのクリームはカスタードプリンのよう~

【再訪】

先日伺ったときクリームパンがなかったので、平日15時過ぎに訪問しました。
入ってすぐの中央にある台の上にかなり並んでいたので、そちらを2個と、他に数点新しいパンも購入してみました。

クリームパン(216円): まん丸で上にはたっぷりの粉砂糖がかかり、中央にはアーモンドスライスと、以前と変わらないビジュアルで見ただけで嬉しくなってしまいました。

ふっくらとしたパン生地ですが、程好い引きがあります。
中にはぽってりと自家製カスタードクリームが。
プルンとして滑らかで、わずかにミルキィーで、どこかカスタードプリンのような風合いがあります。
(クリームが下に溜まっているので、パン生地との間に空洞があってそれを嫌いと仰る方もいるようですが、パンがそれだけ膨らんでいるのだから普通のこと。)
パン生地とカスタードクリームを合わせながらいただくもよし、別々にいただくのもよし。
今回もこの優しい甘味に癒されました。

ライ麦50%のパン(セーグル)(280円): 大きめでしっかりした形状で、封を開けるとすぐに良い香りが鼻を突きます。
生地は茶色く、気泡は細かめです。

引きもあり、もっちりした生地感。
ライ麦50%入っている割りに、酸味はほとんど感じられません。
それどころか、生地の甘味が強く、噛む度に生地の旨味が押し寄せてくるような力強さを感じます。
ハード系大好きな方に是非ともお薦めしたいパンです。

グリーンオリーブのライ麦パン(238円): 黒めで長細い形状にグリーンオリーブのスライスがのっています。

オリーブオイルのせいか?表面がややしっとりしています。
引きがあってなかなかちぎれません。
スライスすると大小の気泡が見て取れます。
オリーブの香りはありますが、パン生地から漂う香りに押され気味なほど。
最初オリーブの塩気のせいかと思いましたが、生地から甘味がじんわり感じられます。


又少し時期を置いて、訪れたいと思います。

(画像8枚追加)

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2014/05/02のレビュー

【再訪】

マイレビュアー様のレビューでこちらのお店が移転したことを知り、先日伺ってみました。

西武池袋線中村橋駅出口を出て左折中杉通りを目白通り方向に直進。
途中道を2本越して右側にアキダイというスーパーマーケットが見えてきたらその向かい側(道路左側)。
以前より駅から近くなったのは知っていましたが、予想より近かったです。

外観はよりポップ感を増して原色が際立ち、店内も以前よりさらにアメリカンアンティークテイストが強まった感じです(ややごちゃごちゃ感がなくもなく。。。)。
入って左手が焼き菓子、正面上段に食パン、下段に惣菜パン、右側にバゲットやバタール、入ってすぐの場所はそのときのお薦めパン(のような感じでしょうか?)が並んでいます。

平日16時過ぎに伺ったこともあり、先客が数名いらしたのみでパンをゆっくり見て回ることができました。
以前と違い、色とりどりのトレイとトングで欲しいパンを選べるセルフサービススタイルになりました。

こちらのパン生地の美味しさは以前感動物だったので、今回も生地感がよくわかるものをチョイスしました。

全粒粉食パン(金曜限定、378円): ‘全粒粉’と‘金曜限定’という文字に惹かれました。
山型のものと四角のものがあるのでお伺いすると、生地量は同じでも山型の方は蓋をしていないのでふっくらと、四角い方は蓋をして焼いてある分しっかりとした食感なのだそうで、好みの四角い方、6枚スライスを購入しました。

おなじ全粒粉でも粗挽きのようで小麦の粒々が見えます。
所々気泡がまばらで、手作り感いっぱいの断面。
耳部分をちぎろうとすると、かなりの引きを感じます。
中の生地はもちもち感が強く、噛む度に甘味と旨味が広がります。

さらに驚いたのは翌日以降。
オーブンで焼くと、耳部分はパリパリ、焼いた表面はサックサク、中はもっちり!
香ばしいのはもちろんですが、数日経ってももちもち感と噛み応えがそれほど落ちないのは素晴らしいです。

さすが丸1日熟成させた手間をかけたパンだけありますね!

バゲットミニサイズ(172円): 食パンを購入したので、今回はハーフサイズを。

クープ(切れ込み)は浅いですが、大小の気泡が点在しているのがわかります。
生地の色はやや薄茶。

ちぎると引きが強く、小麦粉の良い香りが弾けるように広がりました。
カリカリで香ばしいクラストともちもちのクラム。
小麦粉の旨味と自然な甘味に、しっかりとした噛み応え。

焼き直すと、深みある香りに、粉の旨味がじっくり感じられるように思います。
うん、うん、こんな感じだった・・・と懐かしさと共にその美味しさを噛み締めました。

大納言かのこ豆(259円): くるっと丸く曲がった形状。

ちぎろうとしたのですが、引きが強すぎてちぎれません。
ナイフでカットすると、中から小豆があふれてきました。
噛みごたえしっかりのパン生地と、ふっくらと甘く煮含められた大納言小豆のコラボ。

ハード系のパン、小豆がお好きな方に是非ともお薦めしたいパンです。
(ハード系は顎が疲れるから・・・と仰る方にはお薦めしません。(笑))

マフィン(プレーン)(259円): マフィンは全部で4種類あったのですが、チョコチップやナッツが入ったものだったので、こちらを。

上部がクッキー生地のようにサクサクしています。
中は適度にしっとり、ふっくらで、卵の風味が感じられます。
ほろほろと崩れるシンプルな生地感に、この甘さが良いですね。


やはりパン生地の美味しさは格別でした。
噛むごとに、長時間発酵させたパンの旨味が感じられます。

以前いらした笑顔の奥様の姿は見られませんでした(少しご年配だったのでお辞めになられたのかも・・・)が、相変わらず感じ良いスタッフがいらっしゃいました。

店内は狭いですが、イートインコーナーもあり、ドリンクのオーダーもできるようでした(ドリンクメニューを以下記載しておきます)。
コーヒー(ブレンド)、アイスコーヒー、ホットティー(ダージリン、ピーチ、カモミール、カチャマイ茶)、アイスティー 以上250円、カフェラテ、カプチーノ 290円

実は前回大好きになったクリームパンが当日は売り切れてしまった後だったので、是非とも又伺いたいと思います!

(追加画像13枚)

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2011/05/08のレビュー

西武池袋線中村橋駅を出て左に曲がり、中杉通りを北上し目白通りを越えて道なりに歩くとすぐ右側に見える小さなパン屋さん(中村橋駅から徒歩10分程)。
黄色い椅子が置いてあったり、ポスターが貼ってあったりとアメリカンな雰囲気のする外装で、外から見てもどこか可愛らしいです。

ドアを開けるとバターとパンの良い香りが~。

ショーケースの中に所狭しといろいろなパンが並び、どれにしようか目移りしてしまいます。
入って右側にはサンドイッチ各種、ドアに近い右側にはマドレーヌ等のお菓子も並んでいました。
セルフサービスではなく、パンの名前を告げるとショーケースの中のパンをとっていただくというスタイル。

初めてなので、まず食パンとバゲットははずせないでしょう。
毎日焼かれる食パンは焼けるまで後30分程かかるとのことだったので、土日限定の卵を使っていないモチモチ角食パン(300円)とバゲット(210円)、それにこちらでも人気のクリームパン(150円)、なごみ(230円)、そしてプチスイート(110円)を購入。

モチモチ角食パン(土日限定): 一見バターがかなりつかわれているような食パンに見えましたが、全然違いました。
耳は柔らかめですが、中は引きの強いモチモチの食感。
小麦の甘味、風味が感じられます。
卵を使わないでこれほど美味しい食パンができるとは・・・脱帽です!
6枚切りを買ってきましたが、コシを味わうのにはこれぐらいの厚さがちょうどいいかも。
食パンの耳が好きなので、両側に耳の部分があるのもとっても気に入りました。
2日目は焼いてみましたが、香ばしさと甘味がより引き立つように感じました。

バゲット: 残り2本の内の1本をゲットしました。
ほのかなバターの香りが~。
表面は硬く、カリカリで本当に香ばしいです。
中は思いのほかしっとりしていて(焼きたてだからというのもありますが)コシが強いです。
噛んでいくと粉の甘みが感じられて極旨!!
塩加減も絶妙なので、何もつけずにこれだけでイケますね。

クリームパン: パン生地がフワフワ~なので、二つに割ると中のクリームの重みで垂れ下がるほど。
ぽってりとしたカスタードクリームは卵の味がしっかり感じられる懐かしいお味。
上にかかった粉砂糖も嬉しい~。
ほっと笑顔がほころびますね。
人気商品(No.1だとか)だというのもうなずけます。

なごみ: ずっしりと重いです。
二つに割るのに苦労したほどモッチモチの食感です。
胡麻の香ばしい香りの後にパンの香り、続いて小豆の甘さにお餅が・・・。
金時豆、うずら豆、小豆の3種類の豆が優しい甘さで、薄い塩味のパンとお餅が見事に合います!
ミスマッチかと思えるものをとり合わせてパンにしてしまったこの発想。
オリジナリティーの点で拍手です!!

プチスイート: フワフワのパンにクッキー生地をかけてあります。
こういうシンプルなパン好きなんですよね。
生地もお味もどこまでも優しいです。


長時間発酵させたパンはどれもコシが強く、食感が最高でした。
粉の味が存分に味わえるパンだと思います。
気泡の大きさがふぞろいで手作り感に溢れたパン達です。
とにかくパン生地そのものが美味しいので、今回買ったものはどれも甲乙つけがたくお気に入りになりました。
ヴィロンのバゲットも好きだけど、こちらの方が少し好みかも・・・と思ったくらい。)

パン生地を味わいたかったので、今回できるだけシンプルなものを選んでみましたが正解でした。
ハードなパンが多かったのでとても噛みごたえがありました。(笑)
その分、柔らかめな食パンやバゲットがお好みの方には合わないかもしれません。

バゲットを入れてくれた紙袋にはn m の可愛いパゲットの絵が。
お店の袋一つとっても愛らしさに溢れていますね。

決して便利な場所にあるとは言えないのに、お客さんが入れ替わり立ち替わりいらっしゃっていました。
雨の日に伺ったのですが、バゲットは11時15分前に売り切れました。

優しい笑顔の奥さまと女性スタッフがテキパキと働いていらっしゃいます。

場所柄だとは思いますが、これだけのお味でこのお値段はとても良心的だと思います。

目白通りから近いので、周辺を通ることがある場合は立ち寄ってみる価値は十分あると思います。

次回はお惣菜パンをもう少し買ってみたいと思います。

  • クリームパン
  • クリームパン;断面
  • ライ麦50%のパン(セーグル)

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6位

魚一 (松江しんじ湖温泉 / 日本料理、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/09訪問 2011/10/07

地元の食材の旨味を引き出した絶品料理

松江しんじ湖温泉駅近隣で評価の高いこちらのお店に行こうと以前から決めていました。

一畑電車松江しんじ湖温泉駅から宍道湖沿いに湖を右手に見ながら歩き、宍道湖大橋のところで左に折れて直進、幸橋手前を(川を渡らず)左折するとすぐお店が見えてきます(松江しんじ湖温泉駅から徒歩で15分程)。
夜だと少し閑静な場所にお店があります。
青い看板が目印になり迷うことなく到着できました。

予約時間の19時半に伺うとカウンター席のほぼ真ん中に通されました。
入って左側に厨房、その前にカウンター席、右側はお座敷になっています。
清潔感あふれる店内は間仕切りがあるので、適度にプライベートも保たれる造りになっています。
お店の入りは6割ぐらい、平日だったので比較的空いていました。

メニューをざっと見ましたが、やはり地元の食材を使ったお料理を食べたかったのでお店の方と相談です。
(電話予約を入れたとき既にお伺いしていたのですが、コース料理は季節の食材、それに対して単品メニューは地元の食材を使ったお料理だそうです。)

お造り800~1,000円台、塩焼き・煮付け800~2,000円台(一番高い一品料理でものどぐろ塩焼き・煮付けで2,520円)。
しじみ料理は鍋(小~大、1,575~7,875円)、コロッケ、味噌汁、バター焼き、酒蒸し・・・で400~800円台、しじみ尽くしコース(予約のみ、4,800円)とあります。

お薦めいただいたものの中から気になったものを注文しました。

いわし造り(840円): 真いか造りもお薦めいただいたのですが、いわしのお造りはなかなか食べられないのでお願いしました。
綺麗な盛り付けにまず目が奪われました。
適度に歯ごたえがあり、その身の甘さにはびっくり!
新鮮だからこそお造りとして提供できるのでしょうが、青魚特有の生臭さは皆無でした。

しじみ味噌汁(525円): 宍道湖に来たらやはりしじみ料理、その中でも一番のお薦めのこちらをいただくことに。
しじみの味噌汁というと今までいただいたものはそのほとんどが赤だしの味噌汁でした。
こちらは白味噌仕立てで色合いもすっきり、刻みネギを散らしてあるのみです。
しじみの旨味がしっかり汁に出ていますが、これほど上品なしじみ汁は初めてかも!!
上質なすまし汁を飲んでいるかのようなすっきりとした味わいでした。

のどぐろ一夜干(1,260円): 時期的に脂も少しずつのってきていて、旨味をぎゅっと感じられるとのことだったのでこちらを選択しました。
スダチを絞って一口、上品な脂が口の中に広がります。
旨味を引き出すちょうど良い塩加減とはこのこと。
身はふっくらで、焼き加減が何とも絶妙です!
骨際も皮も美味しい・・・。
付け合せの栗と生姜からも丁寧なお仕事ぶりがうかがわれます。
小さめではありますが、”幻の高級魚”とは思えないお値段です。

鯛茶漬け(1,050円): お料理の締めとしてこちらを。
鯛の薄い切り身の上には胡麻味噌と山葵がのっています。
「出汁をかけて味噌を溶き、味が濃かったら出汁を入れて調節してください」とのこと。
出汁をかけると今まで透明だった鯛の身が白く変わってきました。
霜降り状態になった鯛はわずかに弾力を増して口の中でホロッと解けます。
汁は胡麻味とも味噌味とも主張しすぎず、見事な按配。
山葵と、鯛の下に散らしてあった刻み海苔とシソの千切りがとても爽やかな口当たりでした。

ダイコンはしっかり、キュウリは浅漬けでお新香も格別、手を抜いていませんね。

ウーロン茶(300円): 冷・温両方ともOKとのことだったので温かい方をお願いしました。
お味は普通ですが、量はたっぷりありました。


いただいたもの全てがどれも上品な味付け、その上絶品でした。
まず素材の良さに頼る部分が大きいとは思いますが、調理法、味の引き出し方、盛り付け・・・そのどれをとってもとても丁寧になされていることがわかるお料理ばかりでした。
素材の味を損なうことなく、その味を最大限に生かしているお料理の数々に舌鼓を打ちました。

地元でいただくお料理はそれはそれは格別でした。
お値段の方も非常に格安なので言うことありません。
わかってはいましたが、その土地の食材を食すにはその土地へ行くのが一番だと実感した次第です。

カウンター席だったので、料理人の方と直接お話しながら料理を決められた点も良かったと思います。
お店の方全員とても心地良い接客で、松江での一夜を楽しく過ごさせていただきました。

品良く落ち着いた雰囲気なので、接待や会食まで幅広い用途に使えるお店だと思います。

  • いわし造り
  • いわし造り;アップ
  • しじみ味噌汁

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7位

イル ギオットーネ 丸の内店 (東京、二重橋前、有楽町 / イタリアン、パスタ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2015/01訪問 2015/02/15

和の素材を香り高く融合したイタリアン

【再訪】

平日13時頃、生憎の天候だったこともあり、予約なしで入れました。
というわけで今回も格安なPasta Completo(1,800円、税サ別)を。

■本日のパスタ
ズワイガニと春菊の軽いトマトソース
ブロッコリーとたっぷりのボッタルガ
ベーコンと百合根のカルボナーラ
イベリコ豚と聖護院かぶのリゾット パルミジャーノレッジャーノと七味

メニュー以外にも白子と九条葱のパスタも+500円で可能とのこと。
私はズワイガニと春菊の軽いトマトソースを、連れはブロッコリーとたっぷりのボッタルガをチョイス。

たっぷり野菜の気まぐれサラダ: インゲン豆のペースト、金時人参、モロッコいんげん?、金柑、蕪、ホウレン草とエノキ茸。
葉物はイルバチコ、水菜、トレビス等でバルサミコ酢で和えてあり上には柑橘系の泡。

金時人参が芋のような食感で甘いです!
イエロートマトかと思ったら爽やかな甘味が弾ける金柑だったりして、いただくのが楽しいです。
右側のタプナードソースをつけたり、上にのった柑橘系の泡を合わせたりしながらいただきました。

パン: 通常のフォカッチャとミニ角食パンのようなパンで、両方温めてあります。
フォカッチャはふっくらもっちり、オリーブオイルの香りも良く、上にのった粗塩の塩気でアクセントが付きます。
パンはちょうど耳の部分だったので(パンの耳大好きなので嬉しい!)香ばしさと噛み応えがあって美味しかったです。
クセが少なくいただきやすいオリーブオイルを少し付けていただきました。

ズワイガニと春菊の軽いトマトソース: 前回もそうでしたが、お皿の左側にあえて寄った盛り付けは、何かの意図が?
本店が京都にあるだけに、空間を利用した庭園のような描写・・・?と一瞬考えてしまいました。(笑)

一口目からズワイガニの甘味と旨味が口一杯に広がります。
後味に、山椒の香りがふんわりと。
カニの出汁とミソ?の旨味で濃厚ではありながら円やかな仕上がりのトマトソースが程好い硬さのバベッティーネにうまく調和します。
カニの濃厚さのため春菊の香りは強くはありませんが、歯応えはしっかりあって存在感を主張しています。

パスタの量もそこそこあり、ズワイガニのふっくらとした身がかなり入っていて、贅沢感いっぱいのパスタでした。

ブロッコリーとたっぷりのボッタルガ: 緑色のブロッコリーに黄色いカラスミが散りばめられ、まるで菜の花が咲いたようです。

こちらも少し味見させていただきましたが、ブロッコリーにボッタルガの旨味と塩気が効いていました。

ホットレモンティー: 透明カップでの提供で、ちょうど良い淹れ加減だったので、お食事の余韻を楽しむことができました。
ちなみに連れはコーヒーでした。


サラダは以前より心持ち量が少なくなったように感じましたが、それでも野菜は美味しいし、パスタもかなり贅沢な感じがして満足。
パスタの塩加減がやや強めに感じましたが、素材のお味がぐっと引き出せているし、イタリアンっぽくもあるような気もしました。

【追加画像8枚】

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2014/11/03のレビュー

【再訪】

平日12時半少し過ぎだったので電話を入れたら、「ちょうど数名出られたので、少しお待ちいただければお席をご用意できると思います」との快い返答をいただいたので、そのままお店に伺いました。
(事前に席を予約しておくと、一番安いコースは選択できません。)

★Pasta Completo 1,800円(税サ別)
たっぷり野菜の気まぐれサラダ
本日のパスタより一品
コーヒー・紅茶・エスプレッソ

■本日のパスタ
揚げナスとトマトのパスタ リコッタチーズとバジルを添えて
秋サンマと水菜のスパゲッティー二 ボッタルガ
コンビーフといろんなキノコのパスタ
和栗のカルボナーラ
白子と九条ねぎのスパゲッティー二 ボッタルガ(+500円)

本日のメイン +1,000円
本日のデザート +500円


私は秋サンマと水菜のスパゲッティー二 ボッタルガ、連れは揚げナスとトマトのパスタ リコッタチーズとバジルを添えてを選ぶことにしました。

たっぷり野菜の気まぐれサラダ: 右側に牛蒡、レンコン、ニンジン、里芋、サツマイモ、キノコにタプナードソース、左側のグリーンサラダの上にはグレープフルーツの香りの泡がのっていました。

食感を活かした根菜とキノコたちは、噛むとじんわり自然な甘味が出てきます。
薄味がついているのでそのままでも十分美味しいのですが、時折タプナードソースをつけるとお味にアクセントがつきました。

グリーンサラダは、サニーレタス、トレビス、ベビーリーフ、サラダホウレン草、水菜等。
ほんのり甘いビネガーで味付けしてあり、グレープフルーツの香りがふんわりのって爽やかなサラダ。

右側では秋の味覚をたっぷり味わえ、左右で印象を変えてあるので楽しくいただけました。

フォカッチャ: ざっくりと粗めでもちっと感もある生地の下には、オリーヴオイルが浸み込んでいました。
別皿にオリーヴオイルが添えられてきましたが、私は特に必要ありませんでした。

秋サンマと水菜のスパゲッティー二 ボッタルガ: 素朴な風合いのグレーの皿にこんもりと盛り付けられ、湯気と共に山椒の香りがふわっと立ち上がります。
水菜に黄金色に輝くボッタルガが映えますね。

スパゲッティーニをフォークに巻きつけながらいただくと、水菜にボッタルガ、小さめに身をカットしたサンマが絡み付いてきます。
サンマはほっこり柔らかく、清涼感ある水菜にボッタルガの旨味と塩気を味わっていると、山椒の香りが鼻腔から抜ける・・・こちらのお店お得意の和風パスタですね。

魚介好きなので問題ありませんでしたが、和風パスタをいただき慣れていないと、やや違和感があるかもしれません。

揚げナスとトマトのパスタ リコッタチーズとバジルを添えて: 赤いトマトソースにフレッシュバジルの緑、リコッタチーズの白がイタリアンカラーそのもの。
リコッタチーズをうねうねとソース状にしてかけてくるとは予想外でした。
とても美味しかったとは連れの弁。

レモンティー: レモンをしっかり潰して香りと酸味を出していただきました。


泡がのってくるサラダはもうこちらの定番のお品といった感じがします。
野菜本来のお味を引き出した和風イタリアンはやはり健在でした。
相変わらず、女性客が多い店内でしたが、ゆったりとランチを楽しむことができました。
毎度通っていると以前ほどの驚きはありませんが、やっぱり好きなお店であることには変わりありません。

【追加画像8枚】

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‘11/11/17のレビュー

【再訪】

3月から格安になっているパスタランチ(予約しては食べられません)、ずっと気になっていたのですが、先日行ってきました。
平日ではありましたが、混雑を避けて13時過ぎに伺ったら難なく入れました。

パスタランチメニュー(1,260円、税込・サービス料別)(合計1,386円)

たっぷり野菜の気まぐれサラダ
本日のパスタ
 サワラと水菜のパスタ、たっぷりのボッタルガ添え
 鶏のラグーと大根のクリームパスタ 黄柚子風味
 やわらかく煮込んだ豚肉とゴボウのパスタ 京七味の香り
 タコと九条ネギのパスタ軽いトマトソース

コーヒー(アイス or ホット)、紅茶(アイス or ホット)、エスプレッソ(以上全て315円)、焼き芋のもなかジェラート(250円)が付けられます。

「サワラと水菜のパスタ、たっぷりのボッタルガ添え」が気になったのですが、よく似たようなものを選んでしまいがちなので、「タコと九条ネギのパスタ軽いトマトソース」を注文してみました。

まずフォカッチャとグリッシーニが2種類のオリーブオイルと共に運ばれてきます。

フォカッチャ: もっちりした感触で軽い塩味なのでそのままでもかなり美味しいです。
上にのった塩の粒子も味を締めてくれていました。
軽く温めてあった点もいいですね。

グリッシーニ: ローズマリーを練りこんだものだそうで、軽い香草の香りがGood。
ものすごいサックサクで香ばしさ満点!

オリーブオイルは左側が南イタリア シチリア産でコクがあるタイプで、右側が北イタリア ヴェローナ産で軽くてフルーティーなもの。
口に入れた瞬間はヴェローナ産が香り良く、後味に多少苦味が残るシチリア産が好みかなぁと思いました。
先日伺ったときはオリーブオイルが1種類だったので、以前のように2種類になったのを見て嬉しくなりました。

たっぷり野菜の気まぐれサラダ: リーフ系の野菜だろうと想像していたので、いろいろ盛られたサラダを見ただけでテンションアップ!!
椎茸、カブ(見かけポテトフライかと思ったらこちらでした)、レンコンはフライにしてあったので、香ばしさが増し、味がギュッと凝縮した感じに。
大根(日の菜かも?)、カリフラワー、菜の花の一種(正式名称は不明)は食感を生かすべく軽く茹でてあり、とても甘味がありました。
上にのっていたのは生姜風味の泡。
とても軽かったので、個人的にもう少し香りが強くても良かったくらいです。
水菜、からし水菜、トレヴィス等の葉野菜はオリーブオイルとビネガーでさっと和えられ、甘めの味付けがとても新鮮に感じられました。
根菜、キノコ、葉野菜をとてもバランスよく取り入れた、野菜好きには大満足のサラダでした!

タコと九条ネギのパスタ軽いトマトソース: 運ばれてきた瞬間から魚介類のとても良い香りが漂ってきました。
パスタはやや幅の細いフェットチーネ。
タコはかなり細かくなっていましたが、歯ごたえよく、トマトソースに旨味がしみ出ていました。
九条ネギはシャキシャキと最高の食感。
魚介のコクと九条ネギの甘味がトマトソースに溶け込み、それをすくい上げるように程好いコシのフェットチーネが絡みます。
文句なく”美味しい”の一言です!


今回はパスタだけでしたが、食材の新鮮さとその持ち味を生かしたお料理に出会うことができました。
京野菜が多く使われていた点も個人的に嬉しかったです。

野菜好きでイタリアンがお好きなら、まず間違いなく気に入っていただけるお店だと思います。

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'11/04/26のレビュー

数年前に伺ったときとても気に入ったイタリアン・レストランだったこともあり、久し振りにランチにお邪魔しました。

東京駅丸の内口から有楽町方向に歩き、左手のはとバス乗り場を過ぎたあたりの右側に東京ビル TOKIAがあります。
ブラッスリー・ヴィロンを通り越した先にガラス張りのお店が見えてきます。
明るく天井が高く、白を基調としているので清潔感がありすっきりとした店内です。
他の方も書かれていらっしゃいますが、中央に大きな柱があるので残念ながら解放感には欠けてしまいます。
が、視界がさえぎられる分、ある意味間仕切り的感覚もあるかもしれません。

どこのイタリアンもそうだと思いますが、圧倒的に女性客が多いです。
6名で予約をしていたので個室に案内されました。
扉付きなので他からの会話も聞こえないのでとても落ち着きますね。

私は3,675円、同行の数名は5,250円のコース(すべて10%のサービス料が加算されます)を選びました。
他に7,875円(+10%サービス料)のコースもありました。

オリーブオイルに続いてパンが運ばれてきました。
中がもっちりとしたフォカッチャに、緑色が強めでフルーティーなオリーブオイルをつけていただくとパンの甘みが引き立ちます!
(前回来たときは産地の違う2種類のオリーブオイルが出されたと記憶していたので、ちょっと残念な感じがしましたが、今回のものも美味しかったので満足です。)
サラダの後にはバゲットとグリッシーニが出されました。
味も食感も違うパンを出してくれるところが良いですね!

駿河湾産桜えびのフリットを浮かべた 温かいうすい豆のスープ: 
豆の緑、卵の白・黄が目に鮮やかで食欲をそそります。
スープはとろりと滑らかでムースのよう、半熟卵がコクを出しています。
桜えびのフリットは揚げたてでサクサクしています。
添えられたインゲン豆はカリカリして甘味があり、香ばしい桜えびのフリットと好対照でした。

炭火で軽く炙った旬の初鰹 ういきょうのインサラータ オレンジと柑橘の香るふわふわの泡
運ばれてすぐ興味津々で泡の味をチェックすると、ほんのりと甘みがついていました。
炙った鰹には薄い塩味がついていて、オレンジの甘酸っぱさと良く合います。
生魚にオレンジという意外な組み合わせなのに大成功!
水菜が爽やかで風味良く、トレビスの苦みとういきょうの香りがアクセントを与えていました。

サーモンとグリーンアスパラのスパゲッティーニ サルディーニャ産のボッタルガをちらして
サーモンのピンク、アスパラの緑、カラスミの黄色がパスタに映え、まさに春色の一皿といった感じです。
オリーブオイルが細めのパスタに香り良く絡み、塩加減が絶妙!
それほど脂ののったサーモンではなかったので、グリーンアスパラの風味を殺すことなく仕上がっていました。
カラスミというと生臭く感じてしまうこともあるのですが、こちらにはそれが全くなく、さすがですね~。

香ばしく炭火で焼いた地鶏のロートロ ココットで蒸し焼きにした新玉ねぎと丹波産のしめじ 新じゃがのクレマとカチャトーラソース
ネットで調べたら「阿蘇の白豚の炭火焼き 新玉葱と新じゃがいものココット焼き 菜の花を添えて」になっていたので、鶏肉の方が好きな私は実は嬉しかった一皿です。
鶏肉はふっくらと柔らかくちょうど良い火の通り加減、皮は実は苦手なのですが香ばしく焼かれていたのでOKでした。
手前にあるのはレバーペースト(割とマイルドな仕上がりでしたが、これは完食できませんでした)。
少しほろ苦いソースだったので新玉ねぎの甘さが際立ち、しめじもしっかりした食感でとても美味しかったです。
ドライトマトを添えたソースであることはわかったのですが、メニューどおりだったかは不明(会話が弾んで説明を聞き漏らしました・・・)。

小豆クリームのロールケーキとミルクシャーベット(メニューに書かれていなかったので正しい料理名ではありません):
ふっくらとしたスポンジケーキに小豆の生クリームがくるまれた和風テイストなデザート。
ミルクの味が爽やかなシャーベットの下にはこんがりと煎ったアーモンドスライスが。
(ナッツは苦手なのですが、とても香ばしく美味しかったので少しいただきました。)
優しい甘さで癒されますね~。

紅茶: 私の大好きなアールグレーだったので嬉しかったです。
ベルガモットの香り良く、レモンティーでいただきました。


5,250円のコースは以下の通り。

新玉葱のスープに浮かべた 帆立の貝柱とジャガイモのニョッキ
桜鱒とアスパラのサラダ仕立て たっぷりのいくらとザバイオーネソース
ホタルイカとうるいの自家製タリアテッレ
いろいろな豆とフォアグラのリゾット
仔牛ロースの香草パン粉焼き 含め煮にした筍とドライトマト 木の芽の香りを添えて
本日のドルチェより一品(コーヒー味のパンナコッタとバニラアイスクリーム)
コーヒー又は紅茶


素材の持ち味を生かし、季節感を盛り込んだ料理の数々。
一皿一皿手をかけた温か味も感じられます。
彩りを考えた盛り付けの美しさは特筆すべきものがありますね。
使われている野菜は、特に”京野菜”という感じはしませんでしたが、新鮮で味がしっかり感じられました。
野菜好きな方は絶対に気に入っていただけるお店だと思います。
個人的感想としては、コース全体の流れの中でデザートが少々和風すぎる感が否めなくもありませんが、それ自体はとても美味しくいただきました。

イタリアンですが、本格的イタリア料理を想像して行くと、全く違う感想をお持ちになると思います。
食材そのものからイタリアが感じられる本場の料理も大好きですが、日本の食材を使って見事に融合させたイタリア料理だと思います。
野菜が多く使われているので全体的にあっさりとした印象です。
量も明らかに日本サイズと言えますが、程好くお腹一杯にはなります。

電話予約したのは約2週間前でしたが、すんなり席がとれました。
昼間だったからかもしれませんが、最近は以前に比べて予約しやすくなったのかもしれません。

お料理が出されるタイミングも程好く、そのたびにお水を注ぎ足しに来てくれ、サービスもそつなくこなされていました。
ただ、以前は電話予約と来店時に、「アレルギーや食べられない物はございますか?」と訊いてくれたのがとても印象に残っていたのですが、今回は一切ありませんでした。
(こちらから申し出れば、今でもそれなりに変更していただけるとは思いますが。)

以前と比べて・・・という部分は多少有りますが、依然としてお気に入りのレストランであることには間違いありません。
今回はその点も加味した評価です。

敷居が高すぎず、駅からも程近いロケーションなので使いやすいお店だと思います。

  • たっぷり野菜の気まぐれサラダ
  • たっぷり野菜の気まぐれサラダ;アップ
  • フォカッチャとパン

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8位

レストラン セビアン (東長崎、落合南長崎 / フレンチ、イタリアン、洋食)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/05訪問 2011/05/31

驚異のコスパ 幸せフレンチランチ@東長崎

こちらのレビューを読んで気になっていたお店で、ランチに伺いました。

西武池袋線東長崎駅南口を出て、右にマクドナルドを見て次の角を右折し、長崎銀座を直進するとほどなく道にぶつかるのでそこを左に曲がると紅白の屋根に白壁にCafe et Restaurant C'EST BIENの文字が見えます。
(実は行き過ぎて戻ってくるほどだったので、駅からはほんの数分で到着します。)

外からもこじんまりした可愛い佇まいです。
お店に入るとやや縦長で、右側に厨房、その前にカウンター席、左側から奥にかけてテーブル席があります。

週末の12時半近くに着きましたが、雨が降っていたこともあってか6割程度の入りでした。

ランチメニューは以下の通りでサラダ、スープ、パン又はライスが付きます。

A. 鶏モモ肉のロースト 白隠元豆 カレーソース (950円)
B. 鮮魚のポワレ エストラゴン風味 クリームソース (950円)
C. 牛ロースのステーキ 和風アサツキソース 150g (1,300円)、200g (1,600円)

パスタ: (950円)
小エビと九条葱 トマトクリームのスパゲッティ
豚肩ロースとパプリカ、白いラグーソースのスパゲッティ

Bの鮮魚のポワレ エストラゴン風味 クリームソースを選びました。

パン: スープが出ることがわかっていたのでパンにしてやはり正解!
温められたものがバターと一緒に出てきます。
バゲットは表面に粉が付いたタイプで、表面がカリカリ、中がしっとりしていてかなりイケます。
もう一種類のパンは少し全粒粉が入り、素朴で粉の甘みが感じられとても美味しかったです。
ホイップされた柔らかいバターでしたが、苦手な私でも少しつけていただけました。

カブのポタージュ: オリーブオイルとパセリで化粧を施されたポタージュ。
滑らかで舌触りよく、カブが優しいお味でした。
最後はもちろんパンで拭っていただきましたよ~。(笑)

サラダはメインと一緒のお皿で供されました。

サラダ: サニーレタス、エンダイブ、トレビス、ラディッシュ、ミニトマト、スイートコーン等新鮮で色どり良い野菜。
オリーブオイルとヴィネガー、塩、胡椒のシンプルなドレッシングで和えられ、だからこそ野菜の香りと美味しさがより際立ちます。
(生野菜はこういう食べ方が個人的に一番好きでもあります。)
ヴィネガーの酸味でミニトマトとスイートコーン(何と焼いてあったので香ばしさも!)の甘さが強く感じられました。

鮮魚のポワレ エストラゴン風味 クリームソース: 本日のお魚は真鯛とのこと。
皮はパリッと、中はふっくら・・・火入れ加減がとにかく絶妙です!!
とろみのついたオニオンベースのソースが淡白な真鯛にとても合っていました。
やや苦みのあるエストラゴンが効いているのでクリームソースが爽やかな味わい。
実は苦手のクリームソースもしつこく感じず、とても美味しくいただけました。


隣席では食事が終わってデザートとコーヒーの最中でした。
パウンドケーキ(何か少しフルーツが入っていたかも)に粉砂糖がかかっていてとても美味しそうでしたが、量もしっかりあったので止めました。
というか、デザートや飲み物なしで十分心地良い満足感が得られるので、今いただいたお料理の味を堪能したかったからでもあります。


最初のパンからメインまで、きちんと手がかけられたお料理。
作り手の温か味が感じられました。
とりわけスープが本格的に一皿で出されたのには驚嘆しきりです。
個人的にスープが大好きなので、この点で非常にポイント高いです。

私は注文しませんでしたが、ランチメニューには、有機栽培コーヒー、紅茶(どちらも250円)、デザート+ドリンク(500円)、生ビール(500円)、グラスワイン赤・白(600円)、ボトルワイン赤・白(価格はお店で確認)が付けられます。

情報までに書き添えますが、隣席で目にした小エビと九条葱 トマトクリームのスパゲッティはかなりのボリュームでした。

パン、スープ、サラダ、メインと出てきてお値段は950円、1,000円でおつりが来る価格ですよー!
驚異のコスパの高さと言わざるを得ません。
正直なことを言うと、都心に5,000円以上のフランス料理を食べに行くことに疑問を感じてしまうような内容、価格だと思います。
きちんとした前菜、メインも魚と肉の両方、厳選素材を使った料理の数々、綺麗で独創的な盛り付けだけどポーションは少なめ、洗練されたサービスにお洒落な雰囲気・・・という設定も決して悪くはないですが、肩肘凝らない雰囲気でこちらに来た方が幸せをいただける回数が多いような気がします。
(あくまでも私のような庶民派には・・・という意味です。)

厨房には3名、ホールに1名の体制でしたが、皆きびきび働かれていらっしゃいました。
強いて言えば、食器の並べ方、お料理の運び方がやや大雑把(急いでいらっしゃるのが見え見えで何だかとても慌しい・・・)だったことぐらいです。

場所柄ご近所からいらしたと思われる家族連れ、カップル、友人同士が多かったようですが、1人でもとても入りやすい雰囲気だと思います。

気兼ねなくフランス料理を楽しめる雰囲気に溢れているお店です。
都心からは離れていますが、駅からも近いのでロケーション的にも悪くはないと思います。

メニューをいただいて帰ったのですが、内容を見るからにディナーよりランチの方がお得感がありそうです。
まだ初回なので評価は少し抑え気味の4.0にしておきます。

近いうちに再訪することになりそうです♪

  • 鮮魚のポワレ エストラゴン風味 クリームソースとサラダ
  • パン
  • カブのポタージュ

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9位

ア ミオ アージョ (大泉学園、和光市、朝霞 / イタリアン、ピザ、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/06訪問 2011/06/15

練馬産の野菜を多用した居心地良いイタリアンレストラン

以前からこちらで評価が高いのでずっと気になっていたお店でとうとう念願叶いました!

西武池袋線大泉学園駅北口からバスで「都民農園」で下車(駅からは20分程)。
(車でいらっしゃる方はバス通りにいくつかコインパーキングがあります。)
緑の屋根に”A MIO AGIO”と書かれているのでわかりますが、イタリアンレストランというより喫茶店のようなこぎれいな外観です。

週末ということもあり予約を入れて伺いましたが、案の定お店の前には「本日は満席です」との明記がありました。
お店に入ると奥に厨房、その手前にカウンター席があり、週末の19時にお伺いした時点で既にほとんどがお食事を始められていらっしゃるというなかなかの盛況ぶりです。

席に着くと、今日のメニューについて奥様が丁寧に説明してくださいます。
本日の鮮魚のカルパッチョは金目鯛、本日の鮮魚のアクアパッツァは真鯛(お魚料理は時価になるようでその日の価格をお知らせくださいます)、ほたるいかは入荷しなかったのでほたるいかとビーンリーフのスパゲッティは無しとのことでした。
お料理は多めで取り分けていただくスタイルとのことでしたので、どれにしようか・・・しばし迷います。
前菜、ピッツァ、パスタから一品ずつ選びシェアすることにしました。

生つぶ貝と練馬産じゃがいものオーブン焼き にんにくバター風味(1,490円): グツグツと音が聞こえるアツアツがやって来ました~。
ガーリックとバターのとても良い香りが鼻をつきます!
つぶ貝の食感と、旨味を吸い込んだホクホクのじゃがいもが好相性。
カリッと焼かれたパンにつけながら食べると絶品です!!
お味はエスカルゴ気分なのですが、他のレビュアーの方々が仰っているようにどこかエスニックな味付けを感じ、「あぁ、これがレモングラスね」と妙に納得。
ひとひねり効いたにんにくバター風味が新鮮でした。

マルゲリータPCR(1,720円): ルッコラ、生ハム、パルミジャーノのビアンカネ―ヴェとマルゲリータを一度に味わえる贅沢なピッツァ。
ルッコラと生ハムがのっているので高さはある程度予想できたのですが、運ばれてきてその大きさに驚嘆。
通常のナポリピッツァより一回り大きいかな?と思える大きさです。
6つにカットされて来るので、1ピースを取り皿に取りますが、それでも大きいわ・・・。
生地はほんの少々厚めなので耳もしっかりしています。
甘めのトマトソースにモッツァレラのコクとバジルの爽やかさ・・・、それにルッコラ、生ハム、パルミジャーノの味が一体となって・・・激旨!!
好きな素材がのったピッツァだから美味しく感じて当然なのですが、特筆すべきはルッコラのお味。
苦みさえ感じるルッコラの深い香りがガツンと飛び抜け、その美味しさに唸ってしまいました。
その点を奥様に伝えると、シェフ(ご主人)が選んだ種から地元練馬の農家が無農薬栽培されていらっしゃるとのこと。
(無農薬栽培ゆえ虫がつきやすく時期が短くしか採れないんだそうです。)

北海道産本マスと練馬産ホウレン草のトマトクリームソース スパゲッティ(1,580円): 量が多いと聞いてはいましたが、一見、メインの魚料理?と思ってしまうほどのボリュームでした。
マスの味がしっかりクリームソースに溶け込み、スパゲッティに絡んでコクがあります。
クリームソースは思ったよりあっさりめでしたが、さすがにこのボリュームで3皿目なので私はあまり食べられませんでした。
野菜好きなので、ホウレン草がもう少し多めで黒胡椒がもう少々効いていたら良かったかもと思いました。

ミネラルウォーター(550円): 銘柄は失念しましたが、飲み易く微炭酸なのでさっぱりいただけました。


ピッツァ大好きなのでそれ狙いで(笑)夜に伺いましたが、とにかく量が多めなので思う存分お料理をいただけます。
上に書いた以外にも、運ばれていくサラダの量を見て、ぴっくりするほどの盛り加減でした。
なので夜は3、4人ぐらいで訪れた方がいろいろ注文出来てベターだと思います。

カウンター席もあるので、1人で何品か料理を楽しめるぐらいの小皿料理があるとちょっと嬉しいかなと思いました。
でも、そうすると、ご夫婦だけでやっていらっしゃるので効率悪くなってしまうのかもしれませんね。

バターもクリームソースも実は苦手だったりするのですが、美味しくて食べていました。
(合わせる食材や調理法によって大分違ってきますよね。)
素材の新鮮さを損なわずに調理された料理の数々。
練馬産の野菜を多用しているあたり、地元に根付いたレストランといえると思います。

明るく和んだ雰囲気もあり、居心地が良いのでついつい長居してしまったのに、途中何回もお水を入れに来てくださいました。
笑顔とさりげない気配りが何よりのサービスであると改めて痛感した次第です。
帰りにはご夫婦でご挨拶してくださいました。

人気店のようですので予約は必須です。

都心からも駅から離れているというロケーションですが、一度来たらファンになってしまうというのが頷けるお店です。

  • 生つぶ貝と練馬産じゃがいものオーブン焼き にんにくバター風味
  • 生つぶ貝と練馬産じゃがいものオーブン焼き にんにくバター風味
  • マルゲリータPCR、この高さ!

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10位

センプリチェ (中村橋、富士見台、豊島園 / イタリアン、パスタ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/10訪問 2011/10/12

心和むサービスと丁寧な手仕事のイタリアン

イタリアン好きということもあり、以前から気になっていたお店です。

西武池袋線中村橋駅を出て中杉通りを千川通りまで直進、千川通りを左折して数100m歩くと左側にあるイタリアン・レストラン(駅から徒歩約2分)。
小さなイタリア国旗と”Semplice”と書かれた看板のお店が見えて来ます。

来店したのは19時、週末だったので8割ぐらいの入りでした。
入って一番奥が厨房、右側にカウンター席、左側にテーブル席が並んだオープンキッチンスタイル。
こじんまりした中に清潔感があり、木を多く使った内装でとても落ち着きます。

カウンター席を予約してありましたが、そこであれば空いている席どちらでも良いとのことなので厨房に近い端に座りました。

メニューは前菜2種類、パスタ、メイン、デザートにエスプレッソ又は紅茶が付くコース(3,800円)の他に、前菜10種類ほど(800~1,280円)、パスタ10種類ほど(980~1,580円)、メイン(魚、肉1,900~2,700円)。
デザートはクラシックティラミス、パンナコッタ 本日のスタイルで、栗のとろけるプリン(550~600円)。
チーズ2種(600円)、3種(800円)、4種(1,000円)。
ソフトドリンクはシチリア産 ブラッドオレンジジュース、ジンジャエール(甘口、辛口)、グレープフルーツジュース、アイスティー(アールグレイ)(全て420円)。
ミネラルウォーター(ガス入り、ガスなし、420~600円)。
アルコール類もビール、食前酒、ワイン、食後酒と揃っています。
(画像をアップしますが、光って見にくいところもあるため念のため列記しました。)

その日のコースメニューを参考までこちらに記しておきます。

前菜2種: 
カプレーゼ、センプリチェ風
本日の鮮魚のカルパッチョ(その日は鰹でした)

自家製手打ちパスタ:
キタッラ(少し太めのロングパスタ) ~スモークした秋刀魚とセロリ、自家製ドライトマトソースで~
または
フェットチーネ(平打ちのロングパスタ) ~サルシッチャ(イタリア風自家製ソーセージ)と茄子のトマトソース スカモルツァチーズ添え~

メインディッシュ: 
松坂豚の炭火焼き バルサミコソースで

本日のデザート
エスプレッソ又は紅茶(+350円でデザートワインに変更可)


いろいろ楽しめるコースを頼もうかとも思ったのですが、量がたっぷりめとのことだったのと、グランドメニューに惹かれるお料理があったのでア・ラ・カルトにしました。
(量が多ければ、少なめにもしていただけるそうです。)

シチリア産ブラッドオレンジジュース(420円): イタリア料理なのでこちらを。
酸味のある深みのあるオレンジジュースで食欲が湧きます。

2色アスパラガスの炭火焼き 温泉卵とパルマ産生ハム添え(1,280円):
運ばれてきて、あまりに綺麗な盛り付けに思わず声を上げそうになりました!
ホワイトとグリーンのアスパラガスの上にピンクの生ハムが重なるように並べられ、温泉卵は隠れていてほとんど見えません。
生ハムは柔らかくしっとりしていて私の好み。
ホワイトアスパラガスは甘味と苦味が鮮烈で、グリーンアスパラガスは香ばしく、両者共にシャキッとした歯ごたえがたまりません。
炭火焼きなので野菜の旨味がぎゅっと封じ込められています。
温泉卵はすくいやすいよう出してくださったスプーンでいただくと、とろっとろの食感。

生ハムの塩味がアスパラガスの甘味をさらに引き出し、クリーミィーな温泉卵、上に少量かかったパルメザンチーズのコクと相まって、至極の一品に仕上がっています。

お料理の名前は”生ハム添え”ですが、このお料理のメインになるかと思うほどの生ハムの量。
生ハム好きには堪えられません~~!

ただその分、塩味きつめ(お料理全体のバランスを考えると、という意味です)になっていましたが、生ハム大好きなのでOKでした。

パン: 「熱いのでお気をつけください~」と言われ運ばれてきましたが、本当にアツッアツ!
表面もパリパリです。
ちぎって一口いただくと、噛むごとに粉の味が感じられこちらも美味しいですね~。
自家製パンでこれなら及第点です。

オレキエッテ ~海老と野菜、カラスミのソースで(1,480円):
ブロッコリーの緑、トマトの赤、カラスミの黄色、海老のピンクにパスタの白・・・こちらも何と美しいこと!
色を散りばめたモザイクのようです。

オレキエッテは自家製手打ちパスタだけにモチモチで噛み応えがあり、喉越しはツルツルでとっても美味しいです!!
海老はプリプリで、カラスミが程好い塩味とコクをプラス。
野菜は食感の良いブロッコリーと甘味と酸味が感じられるチェリートマト。
上にたっぷりかけられたイタリアンパセリが魚介の旨味に清涼感を与えていました。

海老はオレキエッテと同量か?と思うほどの食べ応え。
カラスミもスライスがのっているので、濃厚さを堪能できました。
魚介類を惜しげもなく使っていて、このお値段で大丈夫かしら・・・?と心配になってしまったほどでした。

海老の甘味がじっくり出たソースはコクはありますが、しつこさがないので飽きがきません。

オレキエッテとは”小さな耳たぶ”という意味のパスタですが、こちらのものは本場プーリア州で食べたものよりコシが強かったです。
自家製手打ちパスタというと柔らかめなものを想像していましたが、全然違いました。
パスタの種類によって粉の配合が違うので食感が全て違うとのこと。 はぁ~、勉強になりました。
こちらでは自家製手打ちパスタを多く使っているので、是非ともお薦めしたいです。
(パスタの形状がわかりやすいよう、サンプルが置いてありました。)


素材を生かす火加減と調理法にこだわりが感じられるお料理。
一つ一つとても丁寧にお仕事されているのが伝わってきます。
まず目で楽しみ、香りを嗅ぎ、食材一つ一つの旨味を味わうために十分な食材と仕事。

オーナーシェフのご主人と、ホールを担当される奥様2人で切り盛りされていらっしゃるので、お料理にかかる時間はゆっくりめです。
コペルト(席料)が300円、ドリンクを必ず頼んでいただくシステム。
ですので、パスタだけささっと食べて・・・という方には向かないと思います。
でも、ここでは心和むサービスとゆったりとした時間を是非とも楽しんでいただきたいです。

お値段は場所柄少しお高く感じてしまうかもしれませんが、ボリュームもそこそこあり、ふんだんに食材が使われているのでお値段以上の価値が感じられます。

前菜もパスタも量があったので、残ったパンを家に持って帰りたい旨伝えると、奥様が快くきれいに包んでくださいました。
家に帰ってきて開けると、パンがもう一つ入っていて、ちょっとしたサービスに嬉しくなりました。
もちろん翌日温めて美味しくいただきましたよ♪

こちらのご主人と奥様は「ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト」で働いていたご経験があるそうです。
ちなみにここのご主人と「A MIO AGIO」のご主人は「ピッツェリア・ダ・アオキ・タッポスト」で同時期一緒に働いていらしたとか。
いずれも私の大好きなお店だったので、とてもご縁を感じました。

あまり大きくないお店なので、週末は予約した方が良いと思います。

良い意味で気取りのない、幸せな気分にさせてくれるお店。
時期を変えて又絶対に再訪したいと思わせてくれたお店です。

  • 2色アスパラガスの炭火焼き 温泉卵とパルマ産生ハム添え
  • 2色アスパラガスの炭火焼き 温泉卵とパルマ産生ハム添え;アップ
  • パン

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