randamさんが投稿した一東菴(東京/東十条)の口コミ詳細

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一東菴東十条、王子神谷、十条/そば、日本酒バー

1

  • 夜の点数:-

      • 料理・味 -
      • |サービス -
      • |雰囲気 -
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.2

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1回目

2016/01 訪問

  • 夜の点数:-

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味-
    • | サービス-
    • | 雰囲気-
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-

玄蕎麦と生産地

どら焼きで人気の草月さんの目と鼻の先に店はある。
平日でも開店と同時に満席になるほど人気のそば屋。
”一東庵”
三尺ほどの入口に暖簾は出ているが、
開店時間は11時45分だ。

開店と同時に入店する。
店内は都心だけに広くはないが、
これくらいの広さの方が目が届く。

木目を生かした店内には、唐箕や手挽きの石臼などが置かれ、
蕎麦殻も枕が出来るほどの量が入って無料提供されてる。 ^^

軽く飲みたかったので、ビールを注文。
ビールの種類も豊富で人気のビールと、
そば前を注文。(画像1)

地ビールだが苦みが少なくすっきりと飲みやすい感じ。
そば前の二品はワサビと味噌だ。
ビール一本を飲むには適当なアテだと思う。
ビールを飲みながら、蕎麦の種類を考える。

八割に埼玉の三芳産がある。
三芳町は夏蕎麦で知られているが、
今の時期は何だろうか?
冷蔵保存された熟成だろうか?
あれこれ考えながら注文してみる。

(画像2)が三芳産の蕎麦だ。
間違えない様に笊に箸先をのせた。 ^^

濃い白茶色に観え細切りだ。
粉もやや粗挽きで蕎麦肌が少したっている。
蕎麦の香りも強く、水切りも申し分ない。

蕎麦だけを食べてみると、蕎麦の香りは
思っていた以上に香る。

つけ汁は少し辛汁に仕上げてある。
苦味などの雑味が無く、
透き通るような出汁の香りが良い。

蕎麦をつけても蕎麦が負ける感じない。
薬味のワサビは入れない方が、
蕎麦本来の味を堪能できる。

二枚目が、(画像3)益子産の常陸あき蕎麦です。
これは生粉打ちだと思いました。

三芳産の蕎麦と比較して、明らかに色の違いを感じます。
そして香りも、さらに強く感じます。

蕎麦の香りをこれほど強く感じた店は珍しいです。
常陸秋ソバのもつ風味を損なうことなく引き出した蕎麦です。
蕎麦一本一本に手抜きなしの愛情が込められてる気がする。

玄蕎麦を見抜く力が十分ある職人さんです。
産地に赴き、生産者と語らい、
自らも生産に携わる。
そんな経験が、随所に感じられる手打ち蕎麦です。

焼き畑の蕎麦も用意されてるみたいです。
蕎麦仲間との交流も盛んで、熱心に研究されてる若き職人です。

[好きこそ物の上手なれ]
まさに蕎麦に対する熱意が生み出した、
謙虚で自信に満ちた手打ち蕎麦です。


  • そば前

  • 三芳産八割

  • 常陸あきそば(益子産)

  • 入口の佇まい

2016/02/21 更新

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