5回
2022/06 訪問
サンマーメンを食べました。
大塚支店は、現存する県内最古のラーメン屋ではとも言われる銚子のレジェンドです。
最近、神奈川のご当地グルメであるサンマーメンに興味を持ちましたが、大塚支店のメニューにサンマーメンがあったのを思い出しました。
さらには、大塚支店が神奈川の屋台が由来という話を思い出し、もしかすると、正統派のサンマーメンが食べられるかもと思って久しぶりにおじゃましました。
久しぶりの大塚さん、思わず、チャーシューワンタンメンをお願いしそうになりながら、注文したのは初志貫徹のサンマーメンです。
ほどなくして到着したサンマーメンは、麺は、大塚さんならではの極細麺です。イメージとしては、そうめん。しなやかさ、コシ、潤い、やっぱり唯一無二の素晴らしい麺だと思います。
隣にいた出張組と思える背広の人達が、ぼそっと「そうめんみたいだなあ、できれば中華麺が良かったなあ」とささやいた時、近くにいた常連と思われる中年女性の目がギラっと光ったのも見逃せません。
スープは、おそらくは、他の麺類と共有です。今風のラーメンと比較するとかなりの薄味ですが、物足りなさは感じない絶品です。
味を濃くして旨くする事、味を薄くして旨くする事、素人ながらに考えますと大塚さんのスープは、やはり素晴らしいと思います。
具材は、ちょっぴり豚肉、白菜、ニンジン等が入った野菜中心のあんかけです。
チャーシューワンタンメンが、麺、スープ、具材が三位一体がっぷり四つの絶品だとすると、サンマーメンは、あんかけが麺とスープの素晴しさを際立たせる一味違ったこちらも絶品だと思います。
結論、サンマーメンを食べたのがほとんど初めてで、正統派なサンマーメンなのかは分かりませんでしたが、さすがは大塚さんと思ったしみじみ旨い一杯となりました。
2022/06/09 更新
2020/05 訪問
チャーシューワンタンメンを食べました。
緊急事態宣言が解除されたら、最初に食べるラーメンはどこにするか色々考えて楽しみにしていましたが、最終的には大塚支店のチャーシューワンタンメンに落ち着きました。
チャーシューワンタンメンは、チャーシュー2枚、ワンタン3個、メンマ、海苔が入ったラーメンです。
麺は、イメージとしては、幅2ミリ、厚さ1ミリくらいのそうめんのような麺です。縮れもほとんどありません。それだけだと豚骨ラーメンの麺に近いと思いそうですが、豚骨ラーメンの麺とはまったく違う味わいです。
他に例えようがない唯一無二の素晴らしい麺だと思います。
スープは、初めて食べた人の多くは、たぶん「薄い」と感じる気がします。自分の中では、食べ進んで行くうちにじわじわ染みて来るような感じがたまらない好みの味わいです。
チャーシューは、大ぶりで、分厚い豪華版です。
ワンタンは、大人の親指よりも一回り大きいくらいのボリュームたっぷりなワンタンです。本来、ワンタンは、タネが小ぶりな皮を楽しむようなタイプが好みですが、大塚支店に関しては例外です。
ワンタンメンではなくて、ワンタンだけを頼む人も多いくらいの絶品です。
メンマは、シナっとして甘めのメンマです。奥ゆかしいながらも、主張するところは主張するような魅力的なメンマです。
レトロなラーメンのイメージは、人それぞれだと思いますが、多くの人は、三丁目の夕日のようなラーメンをイメージするのではないかと思います。
大塚支店は、実際に戦前から続くそうですが、自分の中でもレトロよりもさらに一回り昔のラーメンを想像できる魅力的な一杯です。
2020/05/27 更新
2017/08 訪問
チャーシューワンタン麺とシューマイが好きです
スープが薄味なので好き嫌いがわかれることが多いです。濃い味に馴れた人には物足りなく感じるかもしれません。麺はそうめん位細い麺で特徴があります。ボリュームは多いです。シューマイは1個が子供のげんこつくらいの大きさです。中には甘めの具が入っています。
2019/07/17 更新
三方に太平洋と利根川を擁し独自の食文化を持つ銚子において、ことラーメンにおいても独自の文化が育まれています。
余談ですが、大塚支店にはシュウマイがあって、餃子がありません。というのも、日本では餃子よりも早くシュウマイが普及したそうで、大塚支店の歴史の深さを物語っている気がします。
チャーシューワンタンメンの麺は、そうめんを思わせる極細麺です。しなやかで瑞々しく、ここでしか食べられない唯一無二の麺、時折無性に恋しくなります。
スープは、麺と同じく初めて食べる人はびっくりするのではと思う薄味です。とはいえ、何かが突出するのではなく、じわじわ来ながら物足りなさがない感じ、引き算の美学を感じます。
チャーシューは、肉厚のロールチャーシューが2枚です。歴史を感じる一杯にあって、自分にとってはどことなく90年代っぽさを感じるチャーシューです。
ワンタンは、一口では食べきれないくらいの巨大なワンタンです。ワンタンとシュウマイ、大塚支店と言えばの名物です。
黒々としたメンマは、ほんのり甘口です。すっきり味のスープの中で欠かせないアクセントになっています。
全体的には、ラーメンの歴史に想いを馳せたくなるようなロマンと、今なお銚子市民に愛される現役感。やっぱり自分にとって特別な一杯だと思う大塚支店のチャーシューワンタンメンです。